スマブラのエロパロスレまとめ

一発ネタ。〜もしもドクターマリオが二重人格だったら〜


「はいおしまいっと。これからはあんまり無茶しないようにね。」
「ありがとうございました!」
医務室を元気よく走りさっていくトゥーンリンクを見送る白衣の男性。
彼の名はドクターマリオ。マリオという名前だが“スーパーマリオ”の愛称で有名なマリオとは別人。

―と、いうわけでもない。確かに別人ではあるのだが、彼の正体は平行世界におけるマリオ本人。
つまり、配工員ではなく医者になったマリオなのであるが、このSSでは特に関係ない話なので割愛する。

「さて、と。また薬の調合でもしておきますか。」
彼の作る薬はとても効果が高く重宝されている。
こちらのマリオも温厚で優しい性格をしており、みんなから慕われている。

ただ、一つだけ違うのは―
「クロさーん、今日はどんな薬を作りましょうか?」
(そうですねぇ…)
―クロさん。誰か他にいるわけでもなくドクターがそう言うと、彼の着ていた白衣がみるみるうちに黒く染まる。
「実は今、面白いことを考えましてねぇ…。んっふっふっふ。」
(それはそれは楽しそうですね。でもあんまり騒ぎにならないように。)
「ええ、わかってますとも。」
―服の色が変わった以外に何の変化もないように見えるが、実は違う。
こちらの黒衣のドクターは通称ブラックドクター。そのまんまだが気にしない。
一見独り言を言っているように見えるが先ほどの本来のドクターマリオ“白ドクター”と会話をしている。
こちらもそのまま(ry 

そう、お医者様は二重人格だったのです!

簡単に言えば某1000年のパズルに封じられた古代の王様よろしく人格交代、会話ができる。
人格変化時はわかりやすく、服の色が白から黒に変わるようになっている。
ちなみに別に秘密にしている訳ではなく、普通にみんな知っている。なにせ自己紹介の際に、
『あ、私二重人格持ちなのでよろしく〜。』と挨拶したぐらいだ。…大丈夫かこの医者。

(なにかいい薬でもできましたか?)
「ええ、とりあえずショタロリのニーズにお答えして幼児化薬なんてものを作ってみました。」
(おお!それは面白そうです!)
「早速誰かに試してみましょうか…。フフフフ…。」

見ての通り―、黒ドクターの方は怪しげな薬を作ったり実験したりが趣味のちょっと危ない人である。
医務室に行くときは注意しなくてはいけない。入るまでどっちのドクターがいるかわからないからだ。



「すいませーん。ちょっと胃薬もらいたいんですが…」
ドアを開けて入ってきたのは我らが緑の人気者ル…なんとかージ!!こういった役にはまさにうってつけである!!
「ウェ〜〜〜ルカ〜〜〜〜ム〜〜〜〜〜!!!!!」
「!!!!!!!」
猛ダッシュでドアへと引き返す!!!!
「ド、ドアが開かない!!!????なんでっ!?」
必死になってノブを回すがガチャガチャと音が鳴るだけで全く開かない。
「いやぁ〜〜、私の時だとあまりにも獲物…もとい患者さんが逃げてしまうのでちょっぴり細工をしてみました。」
「ひいいいいいいいい〜〜〜〜〜〜〜。」
「まあまあ、そう怖がらないで。シロさーん、何か面白い話でも。」
その合図と共に再びドクターの服が白へと戻る。
「あ、どうもどうもルイージ君。実は私にも君に良く似た弟がいましてね。」
「え?そうなの?」
「ええ。私が医者をやっているせいか向こうでは弟の方が活躍してまして。まあ地味ではありますけど。」
「はぁ〜。向こうでもやっぱり僕は地味ですか。」
「でも君ほどではないですよ。ふらっと冒険に出ては帰ってきて本にしたり…冒険家というよりは物書きでしょうか。
それでも『ミスタールイージ』という愛称で親しまれています。」
「そ、そうなのか…!」
「はい麻酔♪」
「は、図ったな…」
ブスリ、という感触とともに意識が遠のいていく―
「いいえ。私の言っていることは事実です。が、この話はエロパロ向きでは無くチラ裏なので割愛させていただきました。」
(シロさんも何気に腹黒いですよねぇ)
「いえいえ、クロさんにはかないませんよ。さて交代しましょうか。」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

「ふんふんふふふ〜ん♪ランラン♪ランララン♪」
ヨッシーが鼻歌を歌いながら気持ちよさそうに散歩をしていると、何やら布にくるまれた物を見つけた
「おや?なんでしょう?」
見ると中には緑色の帽子を被った赤ん坊が…
「あぶー、あう。」
「あれぇ?なんでこんなところに赤ちゃんがいるんでしょう?」
「ふええええええん!!!」
「おー、よちよちよち〜♪でもどこかで見たことあるような気がするなぁ…。特に帽子とか。」
ヨッシーは背中に赤ん坊を乗せてしばし考える
「あ!わかったぞ!!!」
何かひらめいたのかヨッシーは駆け出す。赤ん坊が振り落とされそうになっているが特に気にしない。



「マーリーオーさーーーーん!!」
「ん?ヨッシーじゃないか。そんなに急いでどうしたんだい?」
「はい、これ。」
マリオの元にやってきたヨッシーは赤ん坊を手渡す。
「赤ちゃんじゃないか。この子は一体どうしたんだい?」
「ちょっと外で拾ってきました。」
「拾ってきたといっても…一体どこの子なんだい?」
「たぶんマリオさんのかと!」
「………え?」
その時、ドサリという音が響いた。見るとバスケットを床に落としたピーチ姫が…
「…貴方をピクニックに誘おうと思ってサンドイッチ作ってきたのに…。」
「ええっ!?ちょ、ちょっと待った!ピーチ!これは誤解だ!!!」
「マリオのバカーーーーーーーーー!!!!」
「ま、待ってくれーーーーーーーーー!!!!!」
「たぶんこの赤ちゃん、ルイージさんだと思うんですよね。きっとまたドクターさんが変な薬を試したんですよ。
と、言うわけでマリオさんの所へ連れてきたんですけど…あれ?マリオさんどうしました?」
「………」

マリオは真っ白に燃え尽きていた…。
ヨッシーはこう見えても賢い。赤ん坊の正体もすぐに見抜いていた。
ただ空気の読み方が悪いのが、彼の最大の欠点なのであった。
「あーうー?」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

(クロさん、赤ちゃんじゃ若返りすぎですね。)
「うーん…。もう少し改良が必要ですねぇ…。」
(ところでピーチさん、壮大な誤解をしていきましたね…。)
「放っておいても問題ないでしょう。薬の効果もそのうち切れますから。」
(そうですね。特に気にすることはないでしょう)
「まあ、万が一こじれたら私が『大人の仲直り薬』でも作りますよ。んっふっふっふ…」
(つまりは媚薬ですね。)
「さて次は何を作りましょうか…。『擬人化薬』なんて面白そうじゃありませんか?」


END

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