スマブラのエロパロスレまとめ

 +注意+

・大乱闘生中継、最終回です。
・キャラ崩壊は当たり前です。
・えっちじゃないです。
・文を縮めよう縮めようとしたらやたらカオスになってしまいました。

 暴走/カオス/ギャグが苦手な人は優しくスルーしてあげてください

・起承転結?何それおいしいの?
・ゲムヲが作者の勝手な設定により中途半端な方言使いです


 +粗筋+
ある日突然マスターハンドの思いつきで始まった『試合生中継』。
しかしカメラ担当のルイージが巻き込まれたり実況のアイスクライマーがテンション高すぎてウザかったり
ルカリオがやる気なかったり背景(ハルバード)操縦担当メタナイトが途中便意に負けて操縦を放棄し
ハルバードが足場に衝突して選手全員場外アウトしたりと散々な物であった。
そして最終的にはスマッシュボールを誤って選手ではないルイージが手に入れてしまい、もう試合が成り立たない。
そこでマスターハンドが試合会場へと向かうのだが……


【スマブラ生中継 最終回:誰かタブー呼んでこい】

ああ、なんつーかやっちまったなあ…マジで。
酒の席でうっかりあんな事口にすんじゃなかった。あん時の俺はどーかしてたよ…
マスターハンドは廊下を浮遊しながら進みつつ、後悔の海へと沈んでいた。
「いくら気分が良かったからってよォ…何で元々マトモな企画だった試合生中継をアイクラに任せたんだ俺は!!
 確かに奴らの一発芸は最高だったよ!だけど彼奴らに任せるとロクな事になんねーって事に普通は気付くだろーっ?!」

まあつまりアレだ。皆で酒を飲んでいた時に、勢いでこっそりやるつもりだった試合生中継の事をうっかりバラしてしまい、
『じゃあ僕等が実況やりますよ実況!』
『おお、お前等に任した!中継を紅白並に盛り上げてくれ、この宴会芸人コンビめっ』
『次の試合っていうと…あら、私たちの試合じゃない♪』
『思いっきり派手な登場していいぜ!何ならどこ〇もドアでも出そうか?!』
↑の様なノリになってしまい、先ほどの試合に至る、という訳で。
ちなみにアイクラの一発芸は『幽体離脱〜♪』のアレである。
酔った勢いというのは恐ろしい。全く面白くない一発芸でも腹筋ブレイカーになってしまうのだから。
「とりあえず…うん…これから酒は少人数で飲もう……ぐぼへっ!!」
その時、廊下の角で彼は誰かと衝突してもんどりうった。
相手もしりもちをつく。
「痛ってぇー…おいおい気をつけろよ角は!頭打ったらもう色々と危ないんだから…ん、お前は…」
「すんまへン、ちょっくラ急いでたモんでのォ…あ、マスターかいナ。おおきニ」
「あ、貴方は2年C組のゲムヲ先輩っ?!す、すいませんうっかり私ったら…」
「ちょット待ちィ。何デ少女漫画風になるんヤねん」
「ああすまん、今ちょっと脳内が大乱闘状態だからな…ん、お前今ヒマ?」
「ヒマな訳あらヘんワ、今テニスボールが室内に入っテもうテ…」
「暇だな!よし来いMr.平面!!」
マスターはすぐさまゲムヲのか細い(平面)体を人さし指と親指でつまんで連れ去る。
「え、ちょ、ま……アッーーーー!」
ゲムヲの叫び声が廊下に空しく児玉した。
それを聞いたのは自動販売機にコインを入れようと必死になっていたカービィだけであった。
(身長が低くて届かないんだぜ)



所変わってハルバードの甲板。
スマッシュボールを手に入れてしまったルイーゼことルイージの体が気持ち悪いほど光っている。黄金虫の如く…
選手たちはどうしていいのやら分からず、ただオロオロするばかr…………

「……ア、サッキノ チョウチョ…」
「やべ、今週のジャンプ買ってねええ!ルカリオ狙ってる場合じゃなかった…」
「うふふふふ…♪足首は大丈夫なのガノンドロフさんっ!(下強攻撃連打)」
「冗談じゃねェーッ!!いつからドSになったんだお前は一体?!(必死で避けている)」

オロオロのオの字もねェェーッ!!
おいちょっとお前等少しは目の前のヒゲが光っていることに興味を持て。
コイツ等にルイージは見えていないのか、そうなのか。ステルス男なのか!…と、ツッコみたくてもツッコめない。
何故ならここにはまともな人間がいないわけで。誰かアレだ、タブー呼んでこいタブー。

その時、ハルバード上空の空間が歪んでマスターハンドが現れた。
好き勝手やっていた選手達、ルイージ、そして騒ぎまくっていた実況&解説トリオが振り向く。
「おーっとここで主催者ことマスターハンドさんが豪快な登場だーッ!!」
「この緊急事態を収拾する為に来たんでしょうね、一体どうするつもりでしょうルカリオさん?!」
「ルイーゼさんを摘み出して試合再開に8ペソ!」
「じゃあ僕は試合を中止してじゃんけん大会開始に100ユーロ!!」
「あ、あたしは…えーっと…んと…試合放棄で野球拳開始に70元!!!」
「野球拳て、マスターハンドさん脱ぐの手袋しかないじゃないですか!!ロボ選手とリザード選手はすっぱだかだし!!」
「いや…彼等はちゃんと着ているよ。『偽りの自分』という名の悲しきヴェールを…そしてそれは目に見えないのさ。
 そのヴェールは北風なんかじゃ脱がせない。僕等が太陽の様な心を持って彼等に接すれば…彼等は裸の自分を僕等に見せてくれるさ」
「何かかっこいい事言ってるように見えますけどわけわかりませんよルカリオさぁぁぁーんッ!!!」
「クサァァァーッ!!!」

※ルカリオはテンションが上がり過ぎて思考回路が故障したようです。
 暫くすれば我に返って自己嫌悪に陥りますので、『酒でも飲んで忘れようや』と慰めるためのテキーラを準備してあげてください。





マスターハンドは考えていた。
どうすりゃこの『解説者の過剰テンションによる番組の崩壊』及び『部外者のスマッシュボール獲得による試合の崩壊』を
完璧に修正する事ができるんだか…っていうか修正するのは不可能な気がするぞオイ…。
ルイージを何とか舞台から取っ払えればいいんだが、それだとgdgdだしなあ…
幼稚園のお遊戯会の劇で舞台の上で喧嘩を始めた子供たちを舞台の袖に引っ張っていく先生ぐらいgdgdだしなあ…
とりあえず今できる範囲で最善かつ良い方向に持っていける方法を取るしかないな…
今ゲムヲが俺の拳の中で丸めたティッシュ状態になっているんだがこいつは最終手段だ。
…よし、L作戦(俺・今命名)で行くか!

「おい、ルイージ」
硬直状態(2連主砲も空気を読んで稼働していない)の甲板にマスターハンドの声が響いた。
騒がしかった3人も流石に黙りこくる。
「は、はひっ何でしょうっ」
「やれ」
「はい…?」
「だから、やれ」
「何をですか…」
ルイージ は こんらん してい る ! ▽
「やれっつってんだろ」
「だから何をy」

その時、ゲムヲを握りしめたままのマスターの拳が一閃した。


「さいごのきりふだ発動しろっつってんだろーがァァァァァァーッ!!!!」


ルイージが華麗にふっ飛び、2連主砲に叩き付けられる。
思わず後ずさりする選手達。そしてなんとか起き上がったルイージは発動した。

「速攻魔法発動ッ!! ネガティブゾーーンッ!!!」

テーーッテレテーテレテー♪という某摩訶不思議カードアニメのBGMが全員の脳内で流れてルイージの回りに緑色の空間が現れた。
選手達が全力で逃げる。ゼルダはフロルの風で、トレーナーは『大乱闘のお約束』で逃げ切れたものの、
ロボット・リザードン・ガノンドロフが巻き込まれる。



「いてテテ…何する気なんヤ、マスターはン」
指の隙間からゲムヲが顔を出した。しわが、しわができてるッ!
「えーっとな、とりあえず場を納めるために…あと観客の期待に答えてルイージのきりふだ発動させるだろ?」
「あァ、そうスリャ勝敗がわからなくなりますなァ…眠ったり花咲いたりするさかい…視聴者は楽しめるかモ」
「今回はそうじゃないぞ、創造主たる俺の力『マスター☆マジック』で彼奴の力を強化させた、さっき」
「何やねんその『マスター☆マジック』っテー!!もット良いネーミングセンスはないんかいナ?!」
「まあ見てな。今に分かるから」

その時、巻き込まれた選手ーーーリザードンに変化が現れた。
ハルバードから自ら飛び下りたのだ。『俺は新世界の神になる男だーッ!!』と人語で叫びながら。
「ちょー、リザードォォォォン!!!!君が海にDIVEしたらしっぽの火がああああああッ!!!」
トレーナーが急いでリザードンをボールに戻す。そしてすぐさま出したゼニガメは………
「ゼニゼn……がぱぺっ!!」
2連主砲の華麗なるレーザーに吹っ飛ばされた。

「…何やねンあの効果?!マスター何しはったン?!」
「だから『マスター☆マジック』だって。今回のネガティブゾーンの効果は『脳内が一時的に発狂する』だから」
「発狂ってレベルじゃあらへんヨあれ!!あの領域は既にカオスやないですカ!!」
「まあまあこれで試合は盛り上がる…と思う…」
「自信あらへんのかイ!!」
「あ、ほらあれ見てみ」

マスターハンドが指差した先には…ガノンドロフとロボット。
何やら向かい合って(ガノンは正座して)何か言っている。
「いい国作ろう鎌倉幕府」
「鳴クヨウグイス平安京」
「群れなすカモメ妹子行く」
「吐クヨゲロゲロ遣唐使」
「イチゴパンツの織田信長」
「意欲ニ燃えテコロンブス新大陸発見」

「何か語呂合わせで歴史の勉強しとルーッ!!」
「いい感じで壊れただろ?」
「壊れとルけど試合にならヘんやろ、結局!」
「まあ暫くすれば効果終わるし…さて、次の作戦に移るとすっかな」
マスターはずっと握っていた手を開いた。ゲムヲが解放されて、掌の上に乗る。
一体これからどうする気なんや、という問いにマスターハンドはこう答えたそうな。
* まずルイージの絶対領域で視聴者の関心を逸らす * その間に番組崩壊の一番の原因であるアイクラを排除 * ルカリオを正気に戻す * これでまともな中継に戻る筈だと思う




「と、いう訳でちょっくらアイクラ攫ってくる」
「…結局自分、何すりゃええんですカイ?」
「お前は作戦が失敗して番組崩壊した時の保険だ保険。暫くそこに待機しといて」
マスターが指を鳴らす。と同時にウォッチの足下にマリオのあの『?ブロック』が現れた。
「じゃあ行ってくるから大人しくしとけよーッ!!」
高速ですっ飛んでいくマスターハンドをウォッチはため息をついて見送るしかなかった。

「ななななーんとぉぉー!!ルイージさんがマスターの指示で絶☆対☆領☆域を発動したぁーッ!!」
「今リザードンさんが落ちかけましたね…これは増々結果がわからなくなって参りました!!」
そんな策略を知らない実況2人組は未だに叫びまくっていた。
お前等ノド疲れないのか。掠れの一つもありゃしねえや…
ルカリオも興奮した面持ちでカメラの画面を見つめている…画面に映っているのは歴史勉強中の2人なのだが。
もしかしてイチゴパンツという単語に発情したんだろうか、というような考えを持ってはいけない。信長だもの。
あ、でもしっぽ振ってやがる。…まあいいや。そんな細かいことは。それよりマスターだマスター。
マスターハンドはアイクラに言葉どおり掴み掛かろうとしている。2人は全く気付いていない。
そして指がポポの頭に触れそうになった、その瞬間であった。

どこからともなく(フロルの風で)現れたゼルダの蹴りがマスターハンドに入ったのは。

「あべしっ!!」
マスターハンドは安田丸の上に亜空編の如く叩き付けられた。
ポポとナナがやっと彼の存在に気付く。(ルカリオは画面に張り付いていて気付いていない)
「いってえええ……ってゼルダおい!何やってんだお前っ主催者に…」
「あはははははっ♪何言ってるんですかマスター…今からここに居る全ての戦士で再試合するんでしょっ?」
「………What?」
「もちろんマスターも例外じゃないですよね……変☆身!」
ゼルダが突然うざったいくらいまばゆい光を発する。
暫く呆然としていたマスターだが、素早く状況を理解しようと脳(どこにあるんだ)をフル回転させる。
今のゼルダは正気じゃない。寧ろ現在のガノンの如く狂っている。
再試合するなんて一言も言ってねーし…幻聴でも聞こえたのか?
……そして気付いた。
(……もしかしてコイツも…ネガティブゾーンから逃れるのに失敗してたのか?!
 いやこいつはフロルの風で回避した…もしかして『マスター☆マジック』で彼奴の力を強化させたせいで
 空間の外に居たとしても効果が及んでしまった…と…か…………
 っていうかもう空間が消えてもおかしくないくらい時間経った筈…もしかして持続時間も長くなって………)



「ちょっと待てええええええええええ!!!!」
叫んだ瞬間にはゼルダはそこにはおらず、変身後のシークがいらっしゃったそうな。
そして何故か『ファルコンパーンチ!!』と別人の技名を叫びながらマスターに飛びかかる。
「何やら僕らも参戦していいみたいですねーっ!じゃあ行きましょうかナナさんっ!!」
「いざ、星の海へ!!さあ、もう一度星の海へ!!!」
ポポとナナがブリザードを発しながら可哀想な手へと駆け出す。
ルカリオも何故かニヤニヤ笑いを浮かべながら駆け出していた。

「ぎゃあああ落ち着け落ち着け落ち着けええええええッ!!」
急いで空中に逃げる。しかししつこく追ってくるアホ4名。
ポケモントレーナーが既にポケモンの腑甲斐無さのおかげでorz状態になっているのと、
ロボとガノンが未だに語呂合わせを続けているのが小さな救いなのだが。
しかもこれらの暴走は全て生放送されている訳で。何のプレイだ。

「……どないせエばええんヤ、コレ…」
上空・ブロック上にてゲーム&ウォッチは呆然としていた。
この状態放っとけないというか…放っといたら大惨事になりそうだ…既になっているが。
まあ全ての原因は酔った勢いだから、という事を知っている彼は、
今下で起きていることは6割方手の自業自得なんだと知っているのだが、やはり放っておけない。
ふと足下の?ブロックに目がいった。
「…マスターはんが置いてったんやから、何か意味があるんやろカ…」
ぽん、と軽く叩いてみる。
出てきたのはスマッシュボールだった。



「…………」
「…………」
病室に流れる沈黙。
受難姉さんサムスとマイホームパパことオリマーは暫く前から固まったままだった。…テレビに映った映像のせいで。
ピクミン達も同じく固まっている。彼等の脳内に浮かぶ言葉は但一つ。

『 な ん ぞ こ れ 』

大の権力者マスターハンドがアホ4人に追いかけられている。
元気少年ポケモントレーナーがorzになっている。
最強の魔王ことガノンドロフと、鋼の戦士ことロボットが語呂合わせで歴史の勉強をしている。
そして一向に元に戻らないネガティブゾーンにルイージがおろおろしている。
もうこれは唖然というか、呆然というか…よくわからない感情が込み上げてくるのだ。

その時画面内に変化が現れた。
突如ゲーム&ウォッチが変身したオクトパスが現れ、暴走する4人を触手で引っ掴んでいく。
1本の触手に1人ずつ。ガノンとトレーナー、ロボットも掴んで。……ルイージはスルーされている。
最後に残った触手でカメラの電源をプツリと切った。

しばらく画面に現れる砂嵐。
映像が切り替わり、違う画面が現れた。

++++++++++++++++++++++

 おそれいりますが     A   A
 しばらくこのままで  (●・ω・●)
 おまちください


         スマブラX実行委員会
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何故かBGMはプリンの歌(生)。
暫くしてぷつり、と画面が切れた。
ピクミンがリモコンで消したのだ。

「………なあ、オリマー」
「………何でしょうか」
「この気持ちが『萎え』か……?」
「多分そうだと思います…」
「………」
「………」
「グダグダだったな…」
「もう二度とやらないでしょうね…あ、お粥冷めましたけど…食べます…?」
「ああ、そうだな……」

その後、ピクミンはやたら『切ない気持ちに似た気分』になった2人を慰める為に
必死でついこの間覚えた組体操を披露したそうな。

[The End]


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