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19年10月23日 総会 議事録5

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○野依座長 どうもありがとうございました。

○福田内閣総理大臣 どうぞ、よろしくお願いします。途中で失礼します。
(福田内閣総理大臣退席)

○野依座長 では、張委員どうぞ。

○張委員 自立と共生というキーワードに私も大賛成でございます。ただ、この中身を少し議論したいな、こんなふうに思います。さっき品川委員もおっしゃっていましたけれど、多分、人によってみんな違ってくるのではないか。

 1つ、私は事例というか、気になっていることを申し上げたいと思います。少なくともこの自立に関連して、自分のことは自分で守るということをきちっと身につけるということが自立の1つの条件ではないか。そうやってみると世の中にはあまりにも自分をきちっと守れないような事例が多いように思います。運動でもこのごろ走り幅跳びをやると顔から落ちるとか、転び方も知らないとかいうことがある。それは運動だけでなくて気持ちの面でも同様にみられます。大人の世界ではみんな人のせいにするものですから、自分自身で気をつけなくなっている。何かに挟まれたというと、設備が悪いとか、コンベアが悪いという話になる。何が危ないかということや、危ないところからサッと逃げるぐらいのことは若いうちから教えておかなければいけないと思います。私はこの自立の中にぜひ自分を守るということを含めて考えていただきたいと思います。

 これは誤解があるかもしれませんけれども、今盛んに問題になっている食品についても、昔はこれが傷んでいるか、傷んでいないかを自分で判断して、自分でにおいをかいで決めたんです。人に決めてもらう話ではないと思うんだけれども、あんなふうになっているから、子供に悪い影響を及ぼすのだと思います。

○野依座長 どうもありがとうございました。では、門川委員。

○門川委員 ありがとうございます。自立と共生、自分で生きていくということはとても大事です。ちょっと話が脱線するかもしれないですが、ネット社会の問題。携帯電話は世界の悪とつながってしまう。大変です。今、学校裏サイトが大問題になっています。自立はもちろん大事ですけれど、やはり小学生、中学生は保護しなければならないというような面があります。多くの小学生、中学生が携帯電話を持っている。多くはフィルタリングをかけていない。そのため大変な問題につながっていくということが現にある。

 学校の先生がどんなに一生懸命取り組んでも、見えない世界でいろいろな問題が起こっている。昔は見える世界でしたが。いくら道徳教育を一生懸命にやっていても、大人の見えない世界で帳消しになってしまうような現象が現に起こっています。

 これからは法的な規制もアピールしていかなければならないのではないか。世界中で日本ほど小中学生が携帯を持って、あるいは自宅で個人の部屋にインターネットを引いて世界の悪とつながってしまう恐れのある国はないと思います。

 養老孟司先生がこんなことをおっしゃいました。子供は親の背を見て育つ、生きざまを見て育つということだけれども、今はインターネットによって親の見えないものを見て育っているという意味もあるのではないか。親がなんぼ見ても見えないというのがネットの世界で、これはやはり教育再生会議でメッセージを出して、法的規制を提言していかなければならない。お願いしたい。

○野依座長 大変大事なポイントをありがとうございました。では、いただいた時間がなくなってきましたので、最後に小谷委員どうぞ。

○小谷委員 ありがとうございます。浅利委員からも徳育の強化ということを言っていただきましたけれど、第一次、第二次の中で私からは授業数を増やすとか、いろいろな委員会を改革していくなどに合わせて、やはりソフトの部分、子供本人の心が健やかでないと、いくら授業時間を長くしても何も入っていかないし、つながっていかないということで、心と体の健康、すなわち体力、健康増進、すなわちスポーツ活動の導入を実現させていただき、第三次報告に向けては提言の中に入れるというよりは、どんどん具体的なアクションを起こしていくべきだということを最後の会議で発言させていただいたと思います。

 先日もオリンピアンとして地元のスポーツのイベントに参加しました。その時に、スポーツをやろうとしているあなたたちはすでにそこで心が健康なんだから、ぜひ学校などのいじめはしない、させない、許さないということでリーダーシップをとってほしいという話をしました。

 たまたまその日はソフトボールの宇津木監督が実技の講師でいらしていたんですが、彼女は子供のときにいじめを受けていたということで、実体験を踏まえてイベントの後に一言添えてくださったら、イベントに参加した子どもたちは涙、涙で、本当に背筋をピュッと伸ばして、目をキラキラさせて帰っていったそうなんです。

 改めてスポーツの現場から発信できることって大きいなということを最近実感しているわけです。時期的にちょうどこれから、12月には文科省のご協力も得ましてナショナルトレーニングセンターが始まりまして、そこのいろいろなカリキュラムの中には教育的目的を持ったものがたくんあります。そして、2009年に向けては東京がオリンピック招致ということに乗り出しておりまして、それをきっかけに東京から小学校全部を芝生にするとか、そこを使って地域に貢献していくなど、いろいろなカリキュラムを組んでいます。

 今、スポーツを教育目的に取り込むタイミングとしては非常にいいタイミングだと思いますので、もちろん私も具体的に実行隊長としてイベントなりに出向いて種をまいていくことはできるんですけれども、ぜひ隅のほうの文言だけではなく、もう少し大々的にスポーツ活動の重要性を入れていただきたく、またこれから分科会などで具体的な現状についてご説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


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2008年01月14日(月) 07:38:14 Modified by ID:Uyi2J+CFeQ




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