ぱにぽに77話
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友達に嘘をついたまま、黙って学校を去ることの罪悪感に揺れるベッキーの心の葛藤と、友との約束を果たすために走り続ける「走れメロス」のストーリーとの対比が素晴らしく、堪え切れず「ごめん、さよならだ」と洩らすシーンと「ありがとう」と望が述べるシーンは、基本的にシュールでのんびりした日常を綴るぱにぽにには珍しく、涙を誘う一幕である。
人気投票で好きなシーンの1位の話になるのも頷ける、感動的な話。
劇の内容に関する詳細は、学芸会および走れメロスを参照のこと。
ぱにぽに桃月学園絶対合格マニュアルの読者の選ぶ好きなシーン人気投票結果では、今回の
の2頁が、同票で1位となっている。
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ぱにぽに77話
(ぱにぽに6巻収録:初出Gファンタジー2004年9月号)タイトル
松の実生えの臼になるまで
(「実生え」とは、接ぎ木・さし木などによらず種子から発芽した植物のことを指す。実生えの松がやがて臼となるまで、松の長い寿命の時間と共に。遠い後々まで、いつまでもということ。類語として、日本国歌の歌詞の一節である「さざれ石の巌となるまで」がある。)- 校舎裏のジタバタ
- 嘘をつくなら最後まで
- 開幕準備オーケー!!
- 行ってきます
- 「走れメロス」開幕
- 夕暮れ エピローグ
内容・あらすじ
校長の失脚により、中止となっていた学芸会が帰ってきた。みんなを騙し続けている自分を苛むベッキーは、演じるメロスと自分を重ね合わせ、やがて…。登場人物
レベッカ宮本・橘玲・麻生真尋・斉藤豊・犬神雅・一条望・銀丸くん・鈴原未来・高浜さん・鳥谷くん・近藤くんオチ
ベッキーをメロスになぞらえた、感動のオチ解説
「小学生編」の最終回。無事再開された学芸会の話。友達に嘘をついたまま、黙って学校を去ることの罪悪感に揺れるベッキーの心の葛藤と、友との約束を果たすために走り続ける「走れメロス」のストーリーとの対比が素晴らしく、堪え切れず「ごめん、さよならだ」と洩らすシーンと「ありがとう」と望が述べるシーンは、基本的にシュールでのんびりした日常を綴るぱにぽにには珍しく、涙を誘う一幕である。
人気投票で好きなシーンの1位の話になるのも頷ける、感動的な話。
劇の内容に関する詳細は、学芸会および走れメロスを参照のこと。
補足
「嘘をつくなら最後まで」とは、68話でベッキーが取り出した虎の巻に記されていた玲のアドバイス。ぱにぽに桃月学園絶対合格マニュアルの読者の選ぶ好きなシーン人気投票結果では、今回の
の2頁が、同票で1位となっている。
重箱のスミ
- 望が使った「メイビー(maybe)」とは、2004年1月に、フジテレビ系列で放送された月9ドラマ「プライド」の中で、主人公役の木村拓哉が使った俗語。「多分、おそらく」という意味。
用例: キムタク「メイビー、君は俺を好きになる」
時事ネタ故に、既にちょっと古め。 - 単行本ではこの後ぱにぽに外伝Vol.1に続く。
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2016年02月20日(土) 01:33:49 Modified by mevy_wiki