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神代仁(かみしろじん)

解説

72話

白姫学園3年の男子生徒で、図書委員。製本が趣味という筋金入りの本好きである。性格は若干キザで、発言がちょっとだけ中二病っぽい時もある。
「正義の執行官」を自称する組織「メサイヤ」のリーダーという裏の顔を持っていた。

屈折した「正義」観とその挫折

この世に「災厄が迫り来る」と考え、それに立ち向かうための勧善懲悪的なヒーローに異様なほど執着する。その「ヒーロー」を生み出すために彼がとった行動が、魔性のアイテム「夢幻の心臓?」をばらまくことである。
実際には「正義」(もちろんメサイヤにとっての正義)よりもはるかに多くの「悪」を作りだしてしまう矛盾を抱えているのだが、これを「悪が増えれば悪を憎む気持ちが正義を生む」という独善的な言い訳で正当化した。
結果としてこの行いが霧島ルイのようなダークサイドを生み出し、それは彼自身の身にも災難として振りかかることになる。重傷を負った彼は病院に担ぎ込まれ、しばらく車椅子生活を余儀なくされる。

しかしそれでもヒロイズムを捨てることが出来なかった彼は、助手(?)の桐原真白?から入院中に病院で会った後輩・九重アリスの正体についての情報を入手すると、アリスを主敵と定めて拉致。彼女を人質にその友人である姫川真希奈に対し宣戦布告し、100名のメサイヤ戦闘員を率いて白姫学園第一グラウンドで待ち構えた。皮肉にもこの行動が真希奈を魔法少女として復活させる事になり、メサイヤは一網打尽となって崩壊する。

以降の彼は夢幻の心臓?をばらまいた責任を感じているのか、UNKNOWN化が解け病院に担ぎ込まれた人々の世話をする傍ら、真希奈らによる夢幻の心臓?の出処の調査に協力するようになる。

どうやら過去に何者かによって自分の街が焼き払われるという壮絶な体験をしたらしく、彼が極端な思想を持ったのもおそらくそれが原因と思われる。

なお、自分自身で夢幻の心臓?を使うことはなかった。その理由は不明だが、真希奈とは別にある人物の依頼で夢幻の心臓?の調査をしていた山田タイ子は、彼は自分が正義でないことに気づいていたのだろうと推察している。自分が正義でないからこそ、正義を他に求めたのであろう。

ノート

CANDY POP NIGHTMARE

第21話

今日も一人の少年の弱みに付け込み、UNKNOWNを生み出す。

第28話

いきなり霧島ルイに攻撃される。

第39話

入院先の病院にて、助手?よりルイ大暴れの一報を受ける。

第40話

前回の件で同じ病院に入院していた真希奈と見舞いのアリス・アスカらにメサイヤの理念を熱弁、取り込みを図るが…

第44話

ルイを倒したという九重アリスの正体を知り、彼女の拉致を決意。

第45話

車椅子に乗ったまま真希奈総攻撃の指揮を執るも、想定外の相手登場により完敗。

第46話

病院でUNKNOWN化の被害者の世話をしていることが判明する。

第72話

メサイヤ崩壊後久しぶりの登場。以前から注目していたらしい宗教団体?に真希奈とともに乗り込む。

重箱の隅

関連

• メサイヤ
• 桐原真白?