kagemiya@ふたば - 泥新宿のコマンダー
「その野望を阻んで見せよう」


「進め、船よ!征服者を討ち倒せ!我らが英国に勝利を捧げよ!」



『英雄』『船』

基本情報

【CLASS】ライダー
【真名】泥新宿のコマンダー
【性別】女性
【身長・体重】163cm・48kg
【髪色】白金色 【瞳色】青
【スリーサイズ】72/57/76
【外見・容姿】厳かな海軍制服を身に付けた隻眼の中性的な女性
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:C- 魔力:E 幸運:B 宝具:B

◆完全フリー素材◆

この泥はどなたでも自由に加筆・修正・追記していただいて構いません。
性能を変えたり解説を正しくしたり因縁欄を更新したりなど、ご自由にどうぞ。
全体的にまるっと書き換えてしまっても全然大丈夫です!

【クラス別スキル】

対魔力:D

騎乗:C


【保有スキル】

嵐の航海者:B+

 「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。
 船員・船団を対象とする集団のリーダーも表すため、「軍略」、「カリスマ」も兼ね備える特殊スキル。
 彼は取り立てて「状況を俯瞰的に判断」し、「既存の戦略に囚われない新戦略」を以て船を指揮することを得意とする。

砲撃:B

 軍艦としての攻撃スキル。火器を用いた攻撃時に補正が掛かる。
 一般的な銃、弓と比べると火力、射程、攻撃範囲に秀でているが、代わりに発射音が大きく隠密行動や狙撃には向かない。
 本来であればAランクの砲撃威力を有するが、『一方』の英霊が近代主砲の扱いに慣れていないため、一回りほどランクが低下してしまっている。

戦闘続行:D

 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
 片目片腕を失ったとしても、心臓を貫かれたとしても、決して息絶えず督戦し戦い抜く心意気の証左。

■■■:EX

 詳細不明。ある『加護』に由来するスキルだというが…?

【宝具】

畏れられしは勝利の旗めきトラファルガー・ヴィクトリア

ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1-30 最大捕捉:レンジ内全域
 「■■■■恐怖症」とまで謳われたライダーへの畏怖。史実に於いて、彼女の異名は畏怖を以て語られた。
 ライダーは戦闘に勝利する度、相手陣営に「恐慌」のバッドステータスを付与し、次回以降の戦闘に於いて行動のマイナス補正…或いは自身へのプラス補正を得られる。
 相手の人数が多ければ多いほど、相手陣営の勢いが強ければ強いほどに効力を増し、同時に彼女はより「勢いのある者」を阻みやすくなる。
 アンチストリーク……勢い付いた者、戦意が高まっている相手に冷水をぶっかけ、指揮を大幅に削り取る。技術と言うよりは精神に影響を及ぼすパンデミックである。

抑止の錨ディタレント・ジ・アンカー

ランク:B 種別:対征宝具 レンジ:1-50 最大捕捉:100人
 征服を阻む鎖、野望へと落とされる抑止の錨。ヨーロッパを手に掛けた征服者をも打ち破った“彼”の武勲。
 及び、戦間期にて強大な“戦略兵器”として在ることで国の威厳を象徴し、各国間の緊張を維持し続けた“彼女”の在り方。
 “抑止力”という概念を具現化させたもので、錨の形状を持ちながら物理法則を無視し、対象となる野望を文字通りに“抑え止める”。
 謂わば「野望自体に錨を括り付ける」ようなモノであり、直接的なダメージは無いものの、この宝具を受けた者は抱く野望を「進める」事が不可能となる。
 精神や思想、野望そのものに掛けられる鎖な為、物理的な束縛も無い為、本人の精神力や精神干渉耐性如何では効果を軽減させる事も可能。
 しかし抑止とは即ち「抑止を逃れた果てに待つ末路」がある故に抑止たり得る。もしその抑止から強引に逃れたならば……その末路はただ一つであろう。

 また、これはあくまでも「抑止」に過ぎず、この宝具単体では対象となる「野望」を打ち砕くには至らない。
 この宝具を布石として、その末に“勝利”を繋げるからこそ、この抑止の錨は成り立つのである。
 ……つまり、この宝具は「勝てる可能性」がある戦いでなければ使用できない。
 

【Weapon】

約束された勝利の艦ヴィクトリー

 騎乗宝具。ある程度の広さを持った水場で召喚することが出来、また魔力に余裕があれば一時的な飛行すらも可能とする。
 戦列艦と呼ばれる種別の軍艦で、嘗ての大英帝国が誇った艦隊旗艦。かの有名なトラファルガーの海戦にて駆り出された一隻でもある。
 “勝利”を冠する名が示す通り、ヴィクトリーが奮戦したトラファルガーの海戦は、ナポレオン戦争の勝利へと繋がる布石を撃った。
 此度召喚されるヴィクトリーは大幅な近代化改修が施されているようで、主に兵装面での改装が目立つ。
 “泥新宿のライダー”として在る状態ではあくまでも「戦列艦」の域を出ないが……?

『40.6cm45口径MkI3連装砲』

 ヴィクトリーに搭載された主砲。戦間期に英国海軍が開発した主砲であり、米海軍・日本海軍の両海軍強国に並ぶべく作られた「ビッグ7」の代名詞。
 サイズの都合上1門の搭載に留まっていて、威力は十分あるものの、取り回しの面や反動の面で考えるとあまり有用な兵装とは言えない。
 基本的には沿岸からの砲撃が主な用途となり、普段はヴィクトリーも含めてお台場付近に停留されている。

【解説】

豊洲エリアを拠点とし、隅田川や荒川の制河権を握る船乗りのライダー。
クラス自体はライダーだが、その出自や戦闘スタイルから、ライダーではなく「コマンダー」のクラスを名乗っている。
“抑止力”によって召喚された存在であり、自分の意志ではなく半ば強制的に幻霊合体を果たしたサーヴァントである様子。
何処かの陣営に加わることはないものの、一方で「同盟」や「共闘」を行う事は多く、他の“抑止力”達と並んで特異点の解決に動いている。
積極的に行動するタイプで、河川以外にも出没することが多く、中立〜味方寄りのサーヴァントであれば出会うことは容易いだろう。

主に“災害”の討伐を目的として動いていて、同時に特異点を生み出した『首謀者』の手がかりも探っている。
“敵性”のサーヴァントとも戦闘を行うことはあるものの、彼らとはあまり積極的に戦いたがらず、戦闘を避けられぬような状況でない限りは離脱を優先。
但し一般人や他中立・味方サーヴァントに危害を及ぼすと判断した場合は自発的に戦闘へと加わる。

また、奇妙な出で立ちの男性喪服姿の妊婦袴姿の少女赤い思想の女性セーラー服の黒猫に興味を示しており
もし彼が「陣営」を作る場合、まずは彼らの勧誘を目的とすることだろう。
尤も、その“正体”を明かしたライダーに組する者は、少なくとも彼らの中にはいないだろうが……。
(というか真名を知ったらコマンダー側も大激怒する者も混じっているし。)

【人物・性格】

穏やかで落ち着いた、しかし確固たる“英雄”としての矜持を抱く女性。
中性的な雰囲気を漂わせ、同時に“指揮官”の名に恥じぬ威厳さを持つ。その風貌は一見すると麗しい男性とも見まごうほど。
利他主義者でもあるようで、自身の危険を顧みずに他者を救うことも多く、また普段から仲間の健康に気を配る献身的な性格。
また近代の軍人であることを思わせる発言や行動も多く、戦闘に際しては普段の穏やかさとは一転して大胆不敵な突撃を行う気質の持ち主。
礼節を重んじる英国淑女であるようだが……一方で相手の地位に気が付かず、しばらく対等に振る舞った後相手の地位に気が付き、態度を改めて接するなど少々天然な部分も。

基本的にどのような者にも平等に接し、目上には礼儀を持って接するが、生前に縁のあった強敵や悪辣、災害を齎す者には尖った態度を見せることも。
どことなく柑橘系(ライム)の香りが漂い、その血潮にはどことなく酒気が漂っているが……?


イメージカラー:群青
特技:艦隊指揮、戦意鼓舞
好きなもの:ラム酒、ライム、真正面からの殴り合い
嫌いなもの:ビール、征服者、フランス
天敵:ナポレオン・ボナパルト
願い:「こうして抑止の使者として在り、人理を守る者としていられるのなら、僕はそれで十分だよ」

【一人称】僕、“私” 【二人称】キミ、貴方、貴殿 【三人称】彼、彼女、あの方、奴
普段は「僕」を用いるが、もう一方の人格が主流となっている間は「“私”」が一人称となる。

真名看破前セリフ


【正体】



真名看破後セリフ


【因縁キャラ:ホレーショ・ネルソン】

ナポレオン・ボナパルト:宿敵。尤も、史実で直接相まみえた事はない。
 彼が齎したナポレオン戦争に於ける英雄こそがネルソンであり、彼との凌ぎ合いこそがネルソンという英霊の全て、と言っても過言ではない。
 大陸征服―――否、世界征服という野望を打ち砕き、戦争に置ける勝利への布石を齎した。トラファルガー海戦ではフランス軍兵士に恐怖症を及ばせたほど。
 その為英霊として彼と出会う際は警戒とある程度の自慢を以て接するつもりだったが―――そこにいたのは、自分のイメージとはかけ離れた小太りの中年男性であった。
 実際に出会ったことが無かったネルソンは、ナポレオンを「一般的なイメージ」で捕らえていて、そのイメージの解離によって数分ほどフリーズを引き起こす。
 そして正気を取り戻した後、一言二言会話を残し、信じられないと言った顔で帰っていく。そして自室で頭を抱える。

 「えっ……キミがナポレオン?ナポレオン・ボナパルト!?冗談だろう!?あの征服者が、こんな―――――っ」
 「ああ、いや……仮にも嘗て凌ぎあった間柄だ、容姿での侮蔑をするつもりはないが……一つだけ言わせてくれ……あの肖像画は一体何なんだ!?」


戦列艦マラート:ヴィクトリーと同じ「戦列艦」の枠組みである軍艦。
 帝政ロシアとは共に対仏大同盟を組んだ間柄であり、英霊としては珍しい「戦列艦」に興味を示す。
 一方で『もう一人』がロシア……否、ソビエト連邦に苦手意識を抱いているためか、接する時は専ら『ホレーショ・ネルソン』の思想を以て相見える。
 幾度と無く死の淵へ追いやられながらも生き延び続けた様は英国のウォースパイトを彷彿とさせ、同等の尊敬と賞賛を抱いている。
 しかしそんな軍艦がたった一人の爆撃により沈んだという事実もまた、ネルソンに衝撃を与えるものであった。
 
 「ふむ。戦艦ばかりと思っていたけれど、キミのような戦列艦まで召されているのか!やはり面白いな、この英霊の座というものは!」
 「彼への復讐……純粋なる闘志、か。僕にとってはあまり理解できないものだけれど……“私”にはよく分かる。いや、“私”の妹、といったほうが正しいか……」

【因縁キャラ:戦艦ネルソン】

戦艦ロドニー:英国の仲間にして唯一の妹(弟)。
 完全に「妹」と認識していたためか、まさか英国面と紅茶を引っさげて“紳士”として現れるとは予想外だったようだ。
 とはいえ妹であることに変わりはないので、仲は良好。その三枚舌なジョンブル的性格も軽くあしらえるなど、やはり雰囲気や見た目に違いはあれど「姉妹」である。
 勝つためには手段を選ばない、という点ではわりと一致しているものの、その“隠し玉”を聞けば「えっ……それを宝具にしたの……?」と若干引く。
 また、“ネルソン提督”は「ビスマルクを沈めたその功績は素晴らしい!だが、その性格は……うん、若干アーサーのやつを思い出すな!あいつはもっと軍人気質だったけど!」と評している

 「ははっ、君も人のことは言えないだろロドニー!私は「英国軍人」を取り込んだが、君は「英国紳士」を取り込んだ、と!ああ、やはり似通っているな私達は!」
 「今日のお茶会は……そうだな、ティー・ロワイヤルはどうだろう?ブランデーは無いが、ラム酒ならいくらでも用意できるぞ?」


戦艦ウォースパイト:英国海軍の仲間にして偉大な先輩。
 輝かしき戦績の数々はまさに「英国の誇り」であり、二度の戦争を駆け抜けた生き様に最高位の賞賛を抱く。
 英霊となって尚その仲は変わらず、二人揃っていると宛ら女王とその付き人を彷彿とさせる、気品に溢れた“王国”の雰囲気を醸し出す事だろう。
 また共に史上最大の作戦ノルマンディーで戦った仲でもある為、コンビネーションは抜群。ついでに戦艦ネバダとの相性も良い。
 ちなみに彼女に限った事ではないが、「軍艦」であるサーヴァントと接する際は基本「戦艦ネルソン」としての人格が表に出るため、一人称も“私”となる。
 
 「レディ・ウォースパイト!再び戦線を共に出来る事を光栄に思います!此度もまた、我々に勝利を!」


戦艦ドレッドノート:英国海軍の仲間にして偉大な先輩。
 戦艦を戦略兵器という“抑止力”にした第一人者でもあり、その革新的な偉業からウォースパイトに並んで尊敬を置く。
 やはり大英帝国の斬新な設計は素晴らしいな!ドレッドノート、オライオン、フューリアス、そしてこの私達……我らイギリス海軍に陰りなし!
 ……実は初対面の時、戦艦だと気が付かず駆逐艦か軽巡洋艦の子だと勘違いしていて、直後「エンタープライズはいいけど後輩に間違われるとかさいっあくよ!」と泣き出してしまった。
 この件に関し、ウォースパイトからは「アンタは軍師としては優秀だけど人を見る目はないね」と叱責されてしまったとか。
 
 「ああっ、またやってしまった!…………ほんと、人を推し量るのが苦手だなあ、僕は……」


戦艦オライオン:英国海軍の仲間にして偉大な先輩。
 世界初の超弩級戦艦であり、ドレッドノートに次ぐ技術躍進であるとして尊敬している。
 が……思っている以上に豪快な性格だったので驚いた。まあ、イギリスらしいといえばらしいんだけれどネ!
 度々超弩級の先輩としての教示を承ったり、演習と称したステゴロを行ったり大忙しである。
 …………しかし何故素手で?

 「ええ、無論ですよサー・オライオン!超弩級戦艦として、そして何よりビッグセブンとして!私は誰よりも栄えある戦艦として在りましょう!」



戦艦長門:ビッグセブン仲間にして同期の戦艦。
 WW2では敵国同士であったが、それ以前に英国海軍と日本海軍は友好的な間柄であった為、ネルソンはそちらの関係を重んじている様子。
 戦艦……即ち「戦う艦」でありながら、大震災の際には被災地へと赴き、また燃料を失って尚「国の守護者」として在った彼女を「誇り高き国の防人シールダー」として尊敬する。
 また、防御力の面で少々問題の在ったネルソンとは異なり、二度に渡る原子爆弾を受けて不沈であった防御力を羨ましく思っていたり。
 普段から行動を共にする事が多く、“彼”の思想を以て戦術を説いたり、逆に日本式の海軍戦法を学んだりしている様子。
 加えて互いに「抑止力」として在った者である故か、七ツ星のもとに引かれ合う事が多いようだ。戦艦ネルソン単体では現界までは行かないが。

 ちなみに余談だが、彼女の同型艦である『陸奥』は、ネルソンにとってある意味「救世主」とも呼べる存在である。
 理由は明快。彼女の建造をゴリ押しした影響で軍縮条約は改稿され、伴って英海軍に「ネルソン級戦艦」二隻の建造許可が下りた為だ。
 ある者は「陸奥一隻のために随分と米英の戦力を増してくれたものだ」とボヤいたそうだが……ネルソンはまさに文字通り、陸奥に対して感謝の念を抱いている。

 「やぁ長門、久し振りだね!こうして肩を並べて戦える日が来るだなんて思っても見なかった……ああ、本当に…“僕”には感謝しないと」
 「その“大和魂”に背中を預けよう――――さあ行こうか、今こそ“ビッグセブン”の本懐を見せる時だ!!」


戦艦長門(オルタ):ビッグセブン仲間……?
 少々認識に困るが、戦艦同士の仲であることに変わりはない。シールダーの長門と同様に友好的な態度を示す。
 武人然とした長門とは異なりお淑やかで育ちの良い振る舞いのためか、ネルソンもまた一定の礼節と礼儀を以てお嬢様へと接する。
 余談だが、初めて出会った時はてっきり「ビッグセブン」の一人、『陸奥』であると勘違いし、上述のエピソードに依ってか感謝の念を告げた。
 が、見に覚えのない感謝に困惑する長門オルタの表情を見て自分の間違いを悟ったのか、その後は何事もなかったかのように態度を改めた事があった。

 「しかしキミの事は何と呼べば良いんだろうか?長門オルタ……ナガオル……ああそうだ!ナガト、と呼ぶことにしよう!」


戦艦大和?:大日本帝国が誇った鋼鉄の城。
 帝国が生み出した“大艦巨砲主義”の体現者であり、ネルソンという戦艦の、或いは“ネルソン”が見出した戦略を体現する存在でもある。
 その威信に賞賛を抱く反面、ビッグセブンとまで謳われた自身の主砲をも上回る“46cm三連装砲”に畏怖を抱かずにはいられない。
 彼女の思想もあってかあまり積極的には接さず、戦闘に於いて共闘する機会があるに留まる。

 「大和型……彼女達の存在こそ、真に“抑止力”足り得たモノだったのかもしれない……米海軍がアイオワ型を、我々英国海軍がドレッドノートを築いたように……」


戦艦ネバダ:同盟国の戦友にして先輩。
 「火力と防御力の両立」を目指したネルソンとは異なり、彼は徹底して「防御力」に重点を置いた集中防御の体現者である。
 ノルマンディー上陸作戦にて肩を並べて戦った盟友。共に同盟国の勝利を導いた仲として、“復讐者”として在る彼にも対等に接する。
 一方で、米軍式と英国海軍式では食い違う作法も多いため、そういった面では相容れないちぐはぐな仲。

 「ネバダ!キミが何と言おうと――――ティータイムには絶対に紅茶だ!コーヒーブレイクなんて認めないぞっ!」


戦艦ミズーリ:同盟国の戦友にして後輩。
 大和型や長門型に対抗すべく生み出された戦艦の集大成であり、英国海軍戦艦ヴァンガードと志を同じくする“対大和型”。
 近代……というよりもはや現代兵装を積み込んだその在り方に目を丸くし、ネルソンよりも“ネルソン”がその兵装や戦術に興味を示す。
 お互い落ち着いた性格故に相性は良く、共に戦術を練ったり参謀役として手を貸すことも多い。アイス好きな事には気づいていない。

 「しかし、それ程の兵装が必要になる戦争とは一体どんなモノなんだ?私たちには想像も付かないな……」


エンタープライズ:同盟国の戦友にして後輩。
 アメリカ海軍が誇る武勲艦であり、その武勇は英国にも伝わっていた。同盟国に勝利を齎した者として賞賛を抱く。
 また彼女の戦友である空母サラトガが英国海軍の東洋艦隊に加わっていた事もあり、空母という艦種でありながら接する機会は多く友好的。
 が、アイスは貰わない。勧められても曖昧な言葉でやんわり断る。その理由はただ一つ…………アイスを食べると、猛烈に頭が痛くなる体質である為だ。

 「彼女が居るのなら心強いな!米国の武勲艦……ジョン提督が知ったらさぞ喜ぶことだろう! え、アイス?あ、ああ、えっと……ごめん、私は遠慮するよ!」

【因縁キャラ:泥新宿】

泥新宿のランサー(2):同僚。行動を共にしたり情報を共有することが多い。
 というか、他の抑止力達があまり乗り気でない以上、必然的に彼女と共闘する事が多くなってしまう。
 コマンダーの宝具は攻撃力に欠け、どちらかと言えば味方を大幅に強化しつつ敵を足止めする事が主であるため、火力面でも頼っていたり。
 彼女の要請であれば基本的には応じるが、あまりに私怨(竜や蛇系統)の強い戦闘の場合は様子見に留める場合も。
 仕事面以外でも交友があり、余裕のある時には度々御苑に赴いてラム酒やライムを振る舞ったりする。

泥新宿のバーサーカー(2):同僚。度々彼女の元を訪れ、同じ“船”としての矜持を得ていたりする。
 その正体や真名に比較的共通点がある他、竜狩りと並んで話の通じる相手であるため交流は多い。但し鎮圧時に限る。
 バーサーカーとしての側面を露わにしている状態では、生前“権力”を持つ者であった(兵士として、だが)コマンダーにとっては耳が痛いのであまり近寄らない。
 ちなみに彼女と会話している際に一人称が「僕」から「私」に変わるが、これは彼女を構成する“幻霊”が表に出ている為である。
 「革命か……いや、まあ、認めないというわけではないけれど……昔、そう言って欧州を征服仕掛けたヤツを押し返したことがあってね……」

泥新宿のセイバー(2):同僚……?抑止力に連なる存在だが、その「役割」が異なるため関わる機会は少ない。
 地下鉄に赴くことも少ないため、彼に関しての情報はあまり有しておらず、竜狩りのランサーから断片的に伝えられた程度の知識しか持たない。
 但し直接出会う機会があったならば、彼の正体を―――幼少期より憧れ続けた、イギリスに伝わる“騎士王”の一辺であることを直感的に看破する事だろう。
 しかしその在り方は、コマンダーが抱く“騎士王”の姿とはかけ離れている故、看破しても彼が騎士王その人だとは認識しない可能性もある。
 
泥新宿のランサー(3):同僚。彷徨っている彼を度々目撃することがある。
 初めは同僚だと気が付かず、はぐれサーヴァントだと勘違いして下水道への誘導を行っていた。
 終末を見届ける者、という性質を理解すれば、あまり深く干渉しようとはしないだろう。見かければ声を掛ける程度はするが。

タイタス・クロウ(怪文書の姿):同……僚……?
 初見では面食らったが、その人となりを知ると割と慣れた。
 が、巻き込まれたくはないのであまり近寄らない。あれもまた抑止力とは……随分と守備範囲が広いものだ……。



泥新宿のガンナー:天敵にして仇敵。
 その姿もあり、初めは正体に気が付かないだろうが、お互い話を進めていくうちにその真名に察しが付き
 「貴様!貴様は我々大英帝国の仇だ、ファシズムの犬が!いや、猫か?
  そんなことはどうでもいい!今一度、■■■■級の名に於いて貴様を討つ!彼女の仇だ、鉄血の戦艦!」
 と、珍しく感情を露わにして怒号を飛ばす。彼女が“私情で”戦いを行う、唯一の存在でもある。


泥新宿のアーチャー
泥新宿のアーチャー(4)
泥新宿のアヴェンジャー(3)
 極東の空母たち。まあ、一人は聞いていた話と違って戦艦となっているが。
 さほど敵対心があるわけではないため、女装姿の男性や喪服の淑女であれば交渉・共闘は容易だろう。
 しかし袴姿の少女の場合、あちらが強い敵対心を向けているため、共闘は困難。先に喪服の淑女を味方としていれば可能性はある。
 「にしても…………世界初の空母はフューリアスだと私は思うんだけど、どうだろう?」

【因縁キャラ:生前】

アーサー・ウェルズリー:ナポレオン戦争に於ける陸軍元帥。大英帝国が誇る大英雄。
 同い年であるナポレオンと直接鎬を削りあった人物で、海を守り抜いたのがネルソンならば、陸を守り抜いたのがこのウェルズリーであるだろう。
 同じ英国の軍人でありながら相見える機会は少なく、初めて会った際、ネルソンは彼がウェルズリーであることに気が付かず同期の仲間と接するかのように話をしていた。
 が、やがて相手が自分よりも位の高い者であると気がつくと、咳払いの後に即座に態度を改め、対ナポレオン戦略の自説を説き始めたという。
 この態度の移り変わりはウェルズリーを驚かせ、英霊となるにあたっての「公私の切り替えの激しさ」はこのエピソードに由来するものと思われる。

東郷平八郎:世界三大提督として知られる者の一人。東洋のネルソンとまで謳われた人物。
 自身の戦術を有効的に活用し、日本海軍にイギリス海軍の教えを取り入れる等の功績を評価している。
 加えて彼の死は英国においても大々的に取り上げられていたためか、ネルソンは彼を弟や息子かと思えるほどに接している。

ジョン・ポール・ジョーンズ:世界三大提督として知られる者の一人。アメリカに於ける“最初の英雄”とも。
 同時期に活躍した者同士、東郷とは異なり「ライバル」としての認識が強い。それでも彼がアメリカに齎したモノは偉大であった、とも称える。
 また、彼はアメリカ大陸海軍の他にロシア帝国海軍にも協力していた時期があり、エカチェリーナ2世より賜った名で様々な活躍を残している。

【コメント】

提督いいよね…