あらゆる架空国家が併存するモザイク世界

国名ファンタジール王国
国歌讃えよ偉大なる勇者を
国花ヒノキ
首都クルブール
指導者シャルル22世
人口8000万人
面積自国の面積を
GDP自国のGDPを
通貨リッチ

概要

魔法が持ちいられ竜が住まう、西洋ファンタジーを思わせる国家。かつての戦いで滅ぼされたはずの魔王やダンジョンから出現するモンスター、盗賊や悪魔、魔法使い、そしてドラゴンなどの様々な脅威が存在し、それを退治する職業である冒険者が花形とされている。
約1000年前に魔王を倒した勇者が興したとされる王国だが、現在はその魔王の後継者を名乗る謎の人物とその配下「魔王軍」により王国北西部が占領されている。魔王軍は、無限の魔力を持つというデーモンズクリスタルを保有しているためその力は強大であり、また転移後の東の隣国ヴァニディアン帝国と結んで王国を脅かしている。

歴史

建国は約1000年前であり、当時猛威を奮っていた「魔王」を倒した勇者が、魔王の支配していた土地をそのまま封土として与えられ成立した国とされている。
伝説によれば勇者は魔王の配下だった女性と結婚し、初期のファンタジール王国は魔王一党の残党と反魔王陣営の者たちが共存する国であった。建国時に封じられた王国諸侯の内訳は人間25、オーク19、フェアリー15、ドワーフ6、ゴブリン2である。
しかし勇者直系の王朝が途絶えると人間の諸侯であるハリェット家とオークの貴族であるバラス家が継承を巡り争い、勝利してハリェット朝の治世となった王国は旧魔王一党の諸侯を全員追放したばかりか、それら種族を人間の敵と位置づけて虐殺を行った。以来、彼らはモンスターと呼ばれ現在に至る。
その後、ハリェット朝も途絶え新たにサロマ朝が成立する。サロマ朝は人間の諸侯からも様々な権利や領土を取り上げ専制君主制の確立に努め、その過程で人間の諸侯のうち闇魔法を扱う家をモンスターに指定し追放した。そして「三十年の聖戦」と呼ばれるモンスターに対する大規模掃討作戦を展開し、オークや闇魔法使いなど多くのモンスターを抹殺した。
これにより、人間とその味方種族のみによる国家が完成したはずだったが、近年「魔王軍」が出没し国家の存亡を脅かすことになった。

政治

封建制国家ではあるものの、荘園内部まで貨幣経済が浸透したことや三十年の聖戦に端を発する多くの戦争への戦費で諸侯は弱体化しており、国王の権力が強大である。首都クルブールは政治経済、文化芸術の一大中心地であり、王国の繁栄を象徴する。

外交

白日夢連合?の加盟国であり、その中心をなす国家である。ヴァニディアン帝国と、同国を中心とする晩餐会同盟?とは対立している。

経済

農業を主軸とするを荘園経済が基本ではあるが、織物や石炭などの生産も盛んな他、クルブール郊外では年に数回巨大マーケットが開かれ商業の活発化が促されている。マーケットは1〜3ヶ月に渡って休みなく行われる壮大なものであり、国内外のあらゆる業界の商人が集う。
さらに、プリュの町では水系統魔法の応用である錬金術が研究され人を集め、ブラルパーニュの町には冒険者ギルド総本部が置かれて賑わっている。

軍事

ファンタジール王国軍は精強にして勇敢と評判だが、ドラゴンなどのモンスターに対抗できるほどの力はない。そこで王国政府は冒険者ギルドを設置し、市井の実力者に報酬を与え様々なクエストと称して活動を依頼することがよくある。冒険者は実績に応じたランクに分けられており、最上ランクは「勇者」だが未だかつてそれに叙せられた者はいない。王国軍の長は王国兵士総長であり、勇者はこれと同様の権限が与えられる。

階級

王国軍王国兵士総長王国兵士長隊長分隊長班長上級兵士兵士見習い兵士
冒険者勇者龍伐士紅玉冒険者蒼玉冒険者翠玉冒険者ベテラン冒険者いっぱし冒険者かけだし冒険者
「かけだし」「いっぱし」「ベテラン」までの冒険者は、こなしたクエストの数を基準にランク付けされている。誰でも数をこなせば上へ行けることまなり、形式上ランク分けされているとはいえ、どのランクでも待遇に差はない。
「翠玉」、「蒼玉」、「紅玉」は数に加えてそれぞれゴブリンロード、コボルトキング、エンペラーオークを討伐したという実績が必要で、ランクに応じてギルドから柄にエメラルド、サファイア、ルビーが埋め込まれた魔法剣が送られる。
「龍伐士」になるには大量のクエストをこなす他ドラゴンを討伐する必要があり、そのランクに達した者は少ない。ギルドからはダイヤモンドを埋め込んだ剣が送られる他、王国軍の部隊を借り受け指揮する権限が与えられる。
最上位の「勇者」は王国政府が龍伐士の中にその称号を得るに相応しいと判断した者がいた時に叙せられるが、今のところ送られた事はない。王国兵士総長と同等、つまり王国軍の統帥権が与えられることとなっている。

交通

街道はあるものの、そこまで高度な舗装が施されているわけではなく、移動には時間がかかる。荘園間の移動は禁じられてはいないものの良い顔をする領主はおらず、一般庶民の行動範囲は広くない。
徒歩か馬車が主な移動手段だが、風系統の魔法による飛翔、光系統の魔法による空間転移などの方法を扱える者もいる。

文化

文化活動は専ら貴族層(王族、諸侯、都市代表など)の手の中にある。絵画では歴史画や神話画などは好まれず雅宴画が主流であり、また音楽においても装飾音符が多様されるなど、全体的に軽快かつ優美、繊細であるという特徴がある。
城塞はほとんど作られず、貴族たちは装飾過多な宮殿に住まうのが普通である。

テクノロジー

中世ヨーロッパレベルの技術力であり、移動は徒歩か馬、武器は剣や斧や飛び道具などが主に使われている。大きな特徴は魔法の存在であり、火水風土光闇の6系統が存在し物理法則を無視した様々な現象を引き起こせる。封建制国家であり国は領主の荘園が多くを占めているが、純粋荘園であり農民(農奴)の暮らしは決して悪いものではない。銃はごく初歩的なものなら無いわけではないが、飛び道具と言えば弓矢が基本である。

国民

人間の他にドワーフ、エルフ、フェアリーが王国臣民とされている。ゴブリンやオーク、コボルトなど他にも知性を有する生物はいるが、それらはモンスターと呼ばれ王国臣民とは認められず冒険者によって狩られる対象である。

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