基本情報


略歴

ガルシーダ国王。
建国者の名を代々引き継ぐ為、この国では国王となると、ガルの名を継ぐ。
決して暴君ではなかったが、ヴァーグリア国に対しては異常なまでの対抗心を持っていた。
これは、ガルシーダ国が歴史上常にヴァーグリア国の助けを受けていたため、他国において「属国」と見られていたことも多く、天然の要害をもって自治独立をうたい文句としていた彼にとっては耐え難い屈辱であった為である。
ヴァーグリア国が、シーバズルを中心とする周辺魔族を相手に、建国以来はじめての「苦戦」に陥っていると知った彼は、重臣達にもほとんど相談することなく突発的にヴァーグリア国への進軍を決意する。
この唐突な発案には、国内にも混乱をもたらしたが、開戦当初の奇襲による勝利もあって反対の声は沈静化していった。
しかし、シーバズルと和睦したヴァーグリア国の本格的な反抗が始まると情勢は一変、1736年のガルシーダの戦いで王都は陥落、彼は玉座に火を放って、妻と共に自害した。

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