世界征服大作戦

実行組織名

ショッカー

作戦種別

新技術強奪

作戦名

不明

作戦内容

大隅研究所で火星ロケットの燃料として開発した新型液体燃料を強奪し、札幌を破壊すること。さらにこの燃料をショッカーの今後の破壊作戦に使用すること。

実行結果

作戦初期に滝に目撃され、新型液体燃料の強奪に失敗、その後も奪取を試みるがことごとく失敗したあげく有珠山にて怪人と共に燃料は爆破してしまい失敗。

ジャンプ力100ｍ、飛行力200ｍの性能を持つ。ということは垂直に飛び上がったのちに滑空しているということであろう。
高速で飛ぶことでスリップストリーム現象により真空を作り出し、一瞬で人間を殺す能力を持つ。モフモフで意外と可愛い。

ムササビードル

※「仮面ライダー」第23話より

大隅研究所で火星ロケットの燃料として開発した新型液体燃料は、わずか100ccで小型のロケットを飛ばすことに成功した。
ショッカー秘密基地にて改造を終えたムササビードルは大隅研究所の貯蔵庫に眠る700ccで約1kt（TNT換算）の爆発力の液体燃料を奪い、札幌を破壊するよう命じられる。

滝はFBIの指令で五郎、ユリと札幌に向かう。思いっきり札幌観光を満喫しながらも、札幌タワーの双眼鏡で飛行するショッカー怪人を見つけた滝は大隅研究所に向かう。
大隅研究所に飛び込む滝は、そこに侵入してきたムササビードルと斗うが返り討ちに会う。そこに滝を追って現れた一文字、変身して怪人を追う。
ライダーと斗うショッカー戦斗員バイク部隊と怪人。ムササビードルはライダーに対して液体燃料を振りかざし「試して欲しいのか！国会議事堂を一発で破壊する1ktの威力を！」と脅迫するが、その言葉で作戦内容を把握したライダーは、要求を呑む振りをしつつアクセルターンで土を跳ね飛ばし怪人をひるませて、まんまと液体燃料を取り返す。

ショッカーに狙われていることを知った大隅博士たちは、放射性物質の235で液体燃料を爆発性のないように分解することに決めた。
羽田発105便で北海道に向かう藤兵衛。そして同じく放射性物質を持って東京からやってきた日本放射線センターの職員はショッカーに襲われ、戦斗員と入れ換わってしまう。
職員に化けて大隅研究所に侵入し、液体燃料を強奪するショッカー戦斗員。それを追う仮面ライダーは、怪人とは反対方向に誘導されてしまう。ケースを持って飛び去って行くムササビードルを偶然見つけ、自転車で追いかける藤兵衛だが逆に昭和新山で待ち受けられ襲われてしまう。そこにケースに仕掛けた発信機の信号を追って現れた仮面ライダー。怪人から再度ケースを奪うも、有珠山の山頂に捕まったマリ、ユリ、五郎を人質にライダーを脅迫する。再びケースを取り戻した怪人は約束通り、3人を解放する。
だが、五郎が解き放たれた途端に投げた石に気をとられた隙を突き仮面ライダーは反撃にでる。有珠岳の急斜面で斗う２人。そしてついにライダーキックで倒れた怪人は新型燃料と共に大爆発に消えた。

今回のショッカーの目的は新型の液体燃料を奪取するという非常にシンプルなものであり、ムササビードルもショッカー怪人にしては珍しく目的を見失うこと無く最後までその任務を遂行しようとするなど、非常に真面目であった。その一方で素直で真面目すぎる性格が災いしてか、仮面ライダーには迂闊にも作戦内容をべらべらとしゃべってしまうわ、だまし討ちにあってケースを奪われるわ、人質を約束どおり解放したのが裏目にでて反撃を受けるわ、と細かいミスが目立ち、最終的な敗北に繋がった。

• TNT火薬換算で1kt(1000t)というのがどの位の爆発力かといえば、広島型原爆で約1500tと言われている。なお2015年の中国天津爆発事故で24t程度というから、たしかに札幌の中心部程度なら粉々にすることはできるだろう。むしろ有珠山で爆発したときにあの程度の被害で済んだことが奇跡である。
• 国会議事堂の2つや3つ、って一文字が言っていたが、当然国会議事堂は一つしかない。高度なギャグのつもりだったかもしれないが誰も気が付いていないのは可哀想である。
• 怪人が倒れたときに、突然現れて喜ぶ謎の子供3人。有珠山付近にたまたま観光に来ていてライダー達の斗いを目撃したのであろうか。

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