〜悪の組織が企てた世界征服のための作戦を分類・研究。その傾向と対策、失敗原因、組織の問題点などを探ります。

≪第11話「吸血怪人ゲバコンドル」トップページ第13話「トカゲロンと怪人大軍団」≫

目次
  1. 作戦の概要
    1. 実行組織名
    2. 作戦種別
    3. 作戦名
    4. 作戦内容
    5. 実行結果
  2. 登場怪人など
  3. ストーリー
  4. 作戦レビュー
  5. その他考察

作戦の概要

実行組織名
ショッカー
作戦種別
拉致、兵器製造、インフラ・通商破壊
作戦名
不明
作戦内容
白川光学研究所で発明された「デンジャーライト」を手に入れ兵器化し、飛行機を破壊して世界中の制空権をショッカーが握ること。
実行結果
白川先生を取り戻され、デンジャーライトの試作品も回収されてしまい、失敗。

登場怪人など

ヤモゲラス

壁や天井に貼りつき、自由に歩き回ることができる。口から吐く液で人を固めてしまうことができる。
身体能力は低い。
ヤモゲラス
※「仮面ライダー」第12話より

ストーリー

白川光学研究所で行われる実験。ウサギに赤色光を当てるとたちまち骨になる。発明した光線の恐ろしさに発表を取りやめる白川先生。研究成果の発表はやめることにした。
だが助手の柴田はショッカーの情報提供者だった。柴田をヤモゲラスに改造するショッカー。怪人は自分の能力を確かめるために練習するボクシング選手を襲うが返り討ちにあい、口から吐く液で固めてしまう。
本郷と走るルリ子はショッカーに襲撃される車に遭遇。そこに現れた仮面ライダーに蹴散らされ逃げ出すショッカー一味。
妹のマチ子にペンダントを渡す白川先生。しかしそのペンダントロケットにマイクロフィルムを隠しているのがバレバレだった。
白川研究所に侵入して天井を這うヤモゲラス、一度はマチ子に見つかって逃げ出すも、またも夜中に現れマチ子をさらって行く。
ショッカーは白川先生の発明を光線銃に作り替えて人を襲う。次の作戦は光線砲を作って飛行機を落とし制空権を握る事だが装置の大型化には白川先生が必要になる。
ルリ子が怪人にまんまとおびき出されている間に白川先生は電話でショッカーから妹を殺すと脅迫され呼び出される。追いかけるルリ子を襲うヤモゲラスの前に現れた仮面ライダーと斗う。ヤモゲラスの能力で固められた仮面ライダーは完成したばかりの大型デンジャーライトで狙われるが、咄嗟にルリ子が仮面ライダーを助け出す。白川先生の狙ったデンジャーライトで呆気なく胡散霧散するヤモゲラス。

作戦レビュー

本作戦は、ショッカー協力者である柴田の情報を元に、新発明のデンジャーライトをショッカーで兵器化することが目的であった。が、発明者の白川先生が自分の助手に対しても機密保持をしっかりと行っていたために、柴田を改造して情報を盗み出させようとしたものである。これまでもショッカー幹部である改造人間に選抜されるためには頭脳、身体能力共に高くなければならないと作中で描写されているが、この柴田については頭脳はともかく身体能力は人並み程度であったのか、ボクシング選手にも遅れをとる有様であった。
また、白川を無理やり拉致しようとした場所で本郷に出会ってしまったために、介入される事態となってしまった。
ヤモゲラスはその能力から、家屋に侵入して盗み出したり拉致したりする能力に特化された怪人と思われ、事実後半ではそのような作戦に切り替えていたが、前半では自分の特性を生かさないまま、強硬手段で走っている車を襲おうとしたところが、一番の敗因ではないだろうか。
また、素体となった柴田の身体能力の低さがそのまま怪人の能力に反映されており、白川研究所内部構造に詳しいという以外では柴田が怪人であることの必然性が薄く、単に人選ミス(または極端な人材不足)だったと考えられる。

その他考察

  • デンジャーライトは、あっという間に骨にしてしまうところを見ると、高熱線装置または有機分分解装置と思われる。大型化すると飛行機を破壊できるのは謎。


≪第11話「吸血怪人ゲバコンドル」トップページ第13話「トカゲロンと怪人大軍団」≫

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます