〜悪の組織が企てた世界征服のための作戦を分類・研究。その傾向と対策、失敗原因、組織の問題点などを探ります。

≪第9話「恐怖コブラ男」トップページ第11話「吸血怪人ゲバコンドル」≫

目次
  1. 作戦の概要
    1. 実行組織名
    2. 作戦種別
    3. 作戦名
    4. 作戦内容
    5. 実行結果
  2. 登場怪人など
  3. ストーリー
  4. 作戦レビュー
  5. その他考察

作戦の概要

実行組織名
ショッカー
作戦種別
拉致、強制勧誘、資金調達、強盗
作戦名
不明
作戦内容
犬猫を集め、その血液でコブラ男を甦らせ、怪人の能力で金を強奪すること。さらに犬猫を連れてきた人をそのまま攫って戦斗員に改造すること。
実行結果
金を奪うところまでは成功するも仮面ライダーに取り戻され、誘拐によって警察の介入もあり失敗。

登場怪人など

綾小路律子

コブラ男を甦らす能力からショッカーが抱える改造人間制作者のうちの一人、それもコブラ男の制作者と思われる。マントをつけるなどから見て死神博士の弟子だろう。改造を受けている様子はないところから、身体能力が足りず大幹部への道が閉ざされたのだと思われる。激高しやすい性格で、コブラ男に当たり散らしている際にあっさりと首領から死を宣告されコブラ男によって処刑された。首領にとっても扱いにくい性格だったのだろう。

改造コブラ男

いわゆる再生怪人だが、再生前に比べて弱体化せず、頭にエラが付いて広がったり口から高熱の炎を吐く様になるなど、むしろ従来よりも戦闘用にパワーアップしているのが特徴。ただし炎は射程が1m程度でしかも狙いが外れやすい、頭のエラは自分を大きく見せるための威嚇にはなるが仮面ライダーには役に立たない(犬対策と推察される)など、いろいろと残念な出来。
綾小路律子改造コブラ男
※「仮面ライダー」第10話より

ストーリー

「犬猫高く買います。綾小路生物研究所」の貼り紙をする怪しげな女性。だが犬猫を連れ込んだ人は次々と気絶させられ、犬猫は奪われコブラ男の復元手術のための材料になる。人々も戦斗員候補として次々と拉致される。
自分の犬がいなくなった古賀透少年は綾小路生物研究所に探しに来る。しかし父親の古賀刑事は息子を引き留め、連続失踪事件を探して自分が研究所に入るも同様に気絶させられてしまう。犬猫の血で蘇るコブラ男。
首領から日本金保管所に数十億円の金が運び込まれるとの情報。
父を待つ透は、綾小路生物研究所の裏手から出てくる怪人と戦斗員を見かけ喫茶Amigoに逃げ込む。研究所に向かう本郷。研究所の裏の林の中でコブラ男の能力の実験として戦斗員不適合者を口から吐く炎で跡形もなく消してしまう。
次は古賀刑事の番だが、左足と左手の服を溶かしてしまうも意外と当たらない。そこに現れたライダーと斗い焼き殺そうとするコブラ男だが,ひょいひょいよけられてしまう。挙句に間違って綾小路律子の顔を焼いてしまう。お前のおかげでこんな顔に、と怒る綾小路を首領はコブラ男に命じ殺させてしまう。
大蔵省金保管所に向かう古賀刑事に金の輸送を止めさせようと説明する本郷。だがいきなりショッカーの説明をしても信じてもらえない。横浜港でプレジデント号に乗り込んだところ、船の金庫を開けると中の金庫が破られていた。しかも船まで沈められる。
強奪した金を秘密の洞穴に金を運び込むショッカー一味、そこに現れるライダー。「ライダー返し」によって呆気なく死ぬコブラ男。爆発する船から無事に金の延棒を持ち出したとして警視総監賞をもらうも、実際になにが起こったのか疑問に思う古賀刑事だった。

作戦レビュー

劇中初の再生怪人であったが、通常の再生怪人とは異なり従来よりもパワーアップしたのが特徴である。おそらくは綾小路が最初のコブラ男の開発者であったからこそ可能だったと考える。
本作戦の一番の問題点は、コブラ男を再生するための犬猫集めと、戦斗員のための人員確保の作戦を一緒に実施したことである。そのおかげで不自然に人が多数行方不明になり、本郷だけでなく警察からも綾小路研究所が疑われることとなってしまった。
前回の反省からか、または入れ歯(牙)を失ってしまったためか、2液混合タイプの溶解液の実装はあきらめ、炎の高熱によって金庫を破ることにしたようである。が、そのような用途のためか戦闘においては狙いが定まらず、止まっている目標ならともかく動き回る仮面ライダーには役に立たなかった。

その他考察

  • 古賀刑事は警視総監賞をもらうお手柄。でもまあ,船が沈んで人が死んでいるんですけどね。

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