世界征服大作戦

実行組織名

ショッカー

作戦種別

大規模災害、敵抹殺

作戦名

不明

作戦内容

怪人アルマジロングの必殺技「弾丸スクリューボール」を使って東京・大阪のガスタンクを破壊、爆破炎上させる･･･はずだったがその高い能力を買われ仮面ライダー抹殺作戦にすり替わる。

実行結果

人質を取り仮面ライダー関係者を処刑寸前まで追い詰めたが、駆け付けた仮面ライダーに弱点を見破られ敗退。

ブラジルから派遣された。体を丸めて転がりぶつかった相手を破壊する「弾丸スクリューボール」が必殺技。初期登場の様子を見るに、長距離の移動は大砲を用いた弾道飛行で行っている可能性もある。全身が固いウロコに覆われておりライダーキックも弾き返すが、柔らかい腹が弱点。意外と目がカワイイ。

アルマジロング

※「仮面ライダー」第33話より

若駒山中で4人の村人が山仕事の休憩中に、突然怪物体が落下。物体は東京大阪のガスタンクを爆破するためにブラジルから派遣されて来た怪人アルマジロングだった。怪人は必殺技の弾丸スクリューボールで小屋に逃げ込んだ4人を押しつぶす。その破壊力を買われ仮面ライダー抹殺指令をショッカー首領から直接指示されるアルマジロング。
若駒山の事件の新聞記事を見て現地へ向かう一文字の目の前で、唯一人助かった村人も怪しげな男に殺されてしまう。男を追おうとする一文字の前に現れた謎の女は、男は自分が追っている、と邪魔に入る。彼女はブラジルで両親と弟を殺され復讐のために日本にやってきたコニー山田だった。コニーは怪人に立ち向かうがとてもかなう相手ではない。そこに現れた一文字もまた、アルマジロングの弾丸スクリューボールによって岩の下敷きになってしまう。去る怪人の車を追うコニー。
ところ変わってユリは子供たちに空手を教えていた。そこに現れたショッカー戦斗員はユリと子供の一人の進を連れ去る。異変に気付き追う滝。ユリが車の窓から落としたペンダントを追う滝は現れたショッカーと、ショッカーを追うコニーと出会う。だが怪人に追い詰められる2人の前に現れた仮面ライダー。しかしアルマジロングにはライダーキックも跳ね返され川に落とされるライダー、そして滝とコニー。
辛くも助かった滝とコニーの2人はショッカーアジトへ潜入するが2人とも捕まってしまう。
TRCの立花宛に北峰山の麓で人質の処刑を行うショッカーからハガキが届く。それを見て助けに向かった立花もまた怪人に捕らえれれてしまう。命からがら帰り着いた一文字は、残されたハガキを見て自分も後を追う。処刑寸前の立花、滝、ユリ、ススム、そしてコニー。そこに現れた仮面ライダー。ライダーは斗いの中でアルマジロングの弱点が腹だと見破り、必殺の弾丸スクリューボールもいなして腹にライダーキックを叩き込み、ショッカーの野望を打ち砕いたのであった。

もともとは首都圏のガスタンク爆破を狙う作戦のためにわざわざ怪人を呼び寄せたはずだが、怪人の戦闘能力が高すぎたため首領自ら口を出して仮面ライダーの抹殺にあたらせた結果、ガスタンク爆破作戦は一体どこに行ったのやら実行にすら移されなかった。トップが自分の影響力を考えずにマイクロマネージメントに精を出すとたいていの場合ろくでもない結果に陥るという好例である。また急遽仮面ライダーの抹殺作戦を立案したためか関係者を人質に取るといった非常に雑な作戦に出てしまい初期からの滝の介入を招いたのも失敗の原因であろう。それでも立花も含め処刑寸前まで持っていくことができ、一文字と変身後のライダーが2度にわたってピンチになったのはひとえに怪人の基本能力が高かったからではなかろうか。
さらに言えば昔の事とはいえ立花を呼びつけるためにハガキを用いたため、処刑場所の情報をTRC内に残すこととなり、せっかく一文字と分断し各個撃破のチャンスを失ってしまったことも悔やまれる。

• 立花レーシングクラブの所在地は〒291-05東京都三多摩市細山1005。
• コニー山田は日系ブラジル人。単に一文字の邪魔をしただけで何の役にも立たなかった。まあ普通の人間がショッカーを相手にするのは辛い。彼女の例のように世界各地で実験で人を殺すから、そのうち被害者の世界的な組織が発生するのである。

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