最終更新:ID:Xk36gEnqpQ 2017年01月20日(金) 19:48:06履歴
「ラストチャンス」という言葉がある。
成功するための、最後の機会だ。
それをつかめなければ、もう二度と這い上がることはできない。
だがつかんだとして、「めでたしめでたし」になるとは限らない。
手にした栄光がその先も続くことなど、誰も保証してはくれないのだから。
◆ ◆ ◆
今、僕の目の前には血まみれの少年が倒れている。
彼を傷つけたのは、僕だ。
「まだ……死ねない……。僕は、彼女を……」
もうしゃべるのも辛いだろうに、彼が呟く。
彼には、もう一度会いたい人がいるのだろう。
その思いに、感じるものがないわけではない。
だがそれでも、僕は彼を殺さなければならない。
「サンダー、とどめを」
僕に支給された怪鳥に、指示を出す。
それを受けたサンダーは、体から電撃を放ち少年を攻撃する。
電撃は少年の体を焼き尽くし、見るも無残に炭化させた。
「うっ……」
視覚と嗅覚をいやな意味で刺激され、吐き気がこみ上げる。
だが、人を殺したという罪悪感は湧いてこなかった。
僕の心はもう、壊れてしまったのだろうか。
苦しみながら人を殺し続けるよりは、その方が幸せかもしれないけれど。
「僕は生き残る……。そして、願いを叶えるんだ……。
もうチャンスはない……。これが最後なんだ……」
自分に言い聞かせるように、僕は呟く。
その眼前で、墨と化した少年の死体は風に吹かれて消えていった。
【君を前前前世から探している僕@前前前世(RADWIMPS) 死亡】
【5-九/馬/一日目/7時】
【僕@ラストチャンス(samething else)】
【容姿】まったく特徴の無い青年
【出典媒体】歌詞
【状態】健康
【装備】サンダー@ポケモンいえるかな?(イマクニ?)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:優勝し、最後のチャンスをつかむ
【備考】
※サンダーの技は「でんきショック」「ドリルくちばし」「かみなり」「こうそくいどう」です
最新コメント