創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CB601.4:
In one of Bernard Kettlewell's peppered moth studies, his moth recapture rate increased greatly beginning on July 1. July 1 was also the date on which E. B. Ford sent Kettlewell a letter commiserating with him for the low recapture rates. This suggests that Kettlewell cheated to increase his recapture rates.

Bernard Kettlewellのオオシモフリエダシャクの研究の一つで、彼のオオシモフリエダシャク再捕獲率が7月1日に、大きく増大し始めていた。7月1日は、E.B.FordがKettlewellに、彼の低い再捕獲率に同情する手紙を送った日である。これは、Kettlewellが再捕獲率を誤魔化したことを示唆している。
Source:
Hooper, Judith, 2002. Of Moths and Men: An Evolutionary Tale. New York: W.W. Norton.
Response:
  1. Kettlewellは、既に始まっていた彼の再捕獲率の増大が起きる前には、Fordの手紙を受け取っていなかっただろう。7月1日の採集は午前早くに終わっていた。したがって、Fordの手紙は、それ以降に到着している。その手紙が要因とはなりえない。
  2. Kettlewellが7月1日以降に多くのオオシモフリエダシャクの再捕獲したのは、彼がより多くのオオシモフリエダシャクを放ったからである。その前の2日間にオオシモフリエダシャクを放った数に基づいて予期できる採集数と、彼が実際に採集した数は有意には違っていない[Young 2004]。おそらく、彼が飼育したオオシモフリエダシャクが成虫になったので、より多くを放ったのだろう。
  3. 再捕獲率の変化の残り分の大半は、月光により説明できるだろう。再捕獲率が小さかったのは満月の時だった。多くの蛾の種では、満月により、光による捕獲数が減少する。
  4. Kettlewellの結論は、再捕獲実験とともに、他の3つの調査に基づいている。オオシモフリエダシャク及び他の種について、他の研究者も同じ結論に到達している[Grant 1999]。
Links:
Young, Matt, 2004. Moonshine: Why the peppered moth remains an icon of evolution. TalkReason or TalkDesign

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