ヴァンパイアセイヴァーの攻略wikiです。アーケードを前提としています。家庭用機限定のネタは判別できるように書いてください。

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セイヴァーのコマンド入力仕様全般

入力仕様の良い悪いは個人により異なりますので、参考程度にとらえてください。

セイヴァーの入力仕様は「コマンド通りに入力すれば良い」というのが基本となっており、癖が少なくシンプルであると言えます。
そのかわり、短縮入力や先行入力などが少なく、ボタン同時押しやリバーサル判定もシビアに設計されています。コマンドを正確に入力することが求められるので、プレイヤーの精度差が出やすいと言えます。下記は主な特徴ですが各要素が相互に作用してそつなくまとまっていると思います。
  • 暴発/複合を防ぐように必殺技コマンドが割り振られている
  • 複合入力は各技の優先度で出る技が決まる(キャラにより優先されるコマンドが異なる)
  • ES技のボタン同時押しに失敗すると通常版が出る
  • EX技は通常版が無いため基本的に暴発する必殺技が無い
  • オリコンやスーパーキャンセルのように短時間に連続して必殺技を出すことが無い
  • 入力猶予が規定値+乱数パターンで決まる

必殺技コマンド受付時間



受付時間 tの発生確率
受付時間確率
10/60[s]16/32
11/60[s]4/32
12/60[s]4/32
13/60[s]3/32
14/60[s]3/32
15/60[s]2/32
上記はノーマルの数値です。

10/60[s]の時の例
01234567891011
●がボタン/レバーの操作。各操作の間に10F空けても成立するという意味です。

AA数値

受付時間 tの発生確率
受付時間確率
14/60[s]16/32
15/60[s]4/32
16/60[s]4/32
17/60[s]3/32
18/60[s]3/32
19/60[s]2/32
上記はノーマルの数値です。AAにはこの数値で書かれていますがおそらく間違いです。
実測では16〜19Fでは出せない。

省略可能コマンドと受付時間

上記の[t秒]以内というのは、必殺技を出すにあたり必須となるコマンドに対して適応される。
必殺技コマンドには省略可能な部分があり、省略可能な操作前後は[t秒]以内という制約が無視される。


例えば、ビクトルのメガスパイク(レバー1回転+P)は斜め方向は省略可能でありコマンドと見なされるのは上下左右の4方向のみである。
斜め(黒矢印)を行っても[t秒]カウントは増えない。よって省略可能部分が無いコマンドに比べて速く入力しなければならない。

コマンド入力の方向

http://saviorkoma.blogspot.jp/2014/07/blog-post.ht...
https://twitter.com/XXin73XX/status/15602889923353...

コマンド入力の失敗

コマンド完成時に必殺技が出せる状態にない場合、入力したコマンドは無効となります。
この特性のよくある例はリバーサル入力です。リバーサルは必殺技の最後のコマンドがリバーサル成立のタイミングと完全一致した場合のみ認められます。1F速い/遅い場合はリバーサルが成立しません。

例えば、リバーサルでカオスフレア(P)を入力し、ボタンを速めに押してしまった場合、236Pの入力はカオスフレアのコマンドとして無効とされます。
236小P→中P→大Pのように異なるボタンを3回押して「236小P or 236中P or 236大P」の3回カオスフレアを入力したと見なされず、
「236小P or 中P or 大P」と小P以降は236部分が破棄され単にボタンを押しただけと判定されます。

必殺技が出せる状態にない場合とは、「空中にいる時に地上必殺技の入力をした」「投げ間合い外で投げ技の入力をした」「行動不能中に入力が完成した」「ガードしてないのにGC入力した」などです。

コマンド未対応ボタン入力(パンチとキック)

236Pのパンチ技に236Kのキックボタン入力をした場合、236Pの失敗とはみなされません。236K→Pの順にボタンを押せば236Pを成立させることができます。

コマンド未対応ボタン入力(小中大)

コマンド投げは63214中Por大Pというものが多く、63214小P押した場合コマンド投げ失敗とみなされます。
モリガン ベクタードレイン 63214中Por大Pの入力例
・63214→小K+小P :失敗。小K+小Pは同時押し優先で小Pを押したと判定される。
・63214→小K+中P :成功。小K+中Pは同時押し優先で中Pを押したと判定される。
・63214→小P+中P+小K :失敗。小P+中P+小Kは同時押し優先で小Pを押したと判定される。
ES版有無での同時押し
・モリガン ベクタードレイン 63214→小P+中P :成功。小P+中Pはパンチ同時押しと判定されES版ベクタードレインが出る。
・レイレイ 放天撃 63214→小P+中P :失敗。小P+中Pは同時押しで小Pを押したと判定される。

必殺技優先順位

2つ以上の必殺技のコマンドを同時に入力した場合優先順位が上位の技が出る。キャラごとに優先コマンドは異なる。
http://darkstalkers.web.fc2.com/savior/system-s/le...

ザベルのデスフレーズ(GC)

デスフレーズはGC専用技であるが優先順位がつけられている。このためヘルズゲートとGCの複合入力が少し特殊になる。

打撃にはデスフレーズ(GC)それ以外にはヘルズゲートになり、ESGCにすることもできる強い防御手段。
ヘルズゲートの半回転コマンドの後に、下、右下を入力しデスフレーズのコマンドとする。
いたって普通の考え方だが、実はこの時ボタンを放さないとヘルズゲートが成立しない。

GCはガード時にのみ出る技だが、ザベルがニュートラル状態でもGCコマンドの判定が行われています。加えて、ヘルズゲートよりデスフレーズの優先度が高いので、キックを押した時にデスフレーズコマンドが成立します。当然ガード中以外はデスフレーズが出せないのでキックが漏れることになります。キックボタンを放すことで、放し入力によりヘルズゲートコマンドが成立するので、デスフレーズ(不成立)により漏れたキック通常技を空キャンセルしてヘルズゲートを出すことができます。

の暴発

フェリシアESローリング(PP)とダンシングフラッシュ(PP)
レイレイES暗器砲(PP)と中華弾(PP)

」と「」は暴発しやすい組み合わせで有名です。上記はよく起こる暴発例です。フェリシアはダンシングフラッシュ、レイレイは中華弾が暴発します。使用頻度的にレイレイは少ないですが、フェリシアはそれなりに起こり、ダンシングフラッシュが漏れて反撃されるなど試合に影響することも多々あります。レイレイもフェリシアもEX技であるPPが優先されるので、立ちガード(4方向)から入力を始める場合などPPの入力時にの部分が意図せず含まやすい。の入力から十分に時間を置くことで暴発を防ぐことができますが、コマンド有効フレームの関係で大丈夫だと思っても暴発してしまうことがあり困りものです。

ザベルもデスハリケーンとデスボルテージで同じようなことが起こるが、デスボルテージを出すことを目的としていることがほとんどなので、特に困ることはないでしょう。

省略可能コマンド

半回転や1回転コマンドのレバー方向には省略可能な部分がある。省略可能な部分は技によって違う。
http://darkstalkers.web.fc2.com/savior/system-s/le...

センチメンタルタイフーン、放天撃

バレッタ、レイレイのコマンド投げは後半分がシャイネス&ストライク、返響器と被っているが、省略可能なレバー入力を行わないことで暴発させないことができる(非常に難しい)。
右向き時「 」となるレバー操作を「 」 に省略することが可能で、これによりシャイネス&ストライク(返響器)が成立しなくなる。

ボタンを押すタイミング(基本仕様)

1レバー入力とボタンは同時入力でもよい
2レバー入力の後にボタンを押してもよい。ボタンを押すまでt秒間入力を受付ている。
3複数ボタンの同時押しは1F以内に行わなければならない(1Fズレたら成立しない)

大体の必殺技コマンドは最後の入力が「ボタン」に割り当てられています。
特に難解な仕様は無くコマンド表記通りに正確に入力すればよいです。
ES/EX技のボタン同時押しは1Fズレたら失敗するので、上級者であっても同時押しを安定させるのは難しいです。

順押しコマンド

ダークネスイリュージョンなどの順押しコマンドは、ルールが異なりますので こちら を参照してください。

ボタンを押すタイミング(捕足仕様)

4ボタン「押し」だけでなく「放し」でもよい
5ボタンを押すまでにレバーが別の方向に入っても問題無い
6ボタン押しっぱなしなどによる入力補完テクニックは無い

応用というのも何ですが補足的な仕様を説明します。

ボタン放し(保険入力)

ボタンは押しだけでなく放しでもコマンドとして認識されます。ただし一部の技では放しは使えません。レバー入力の"途中"でボタンを押してしまい、ボタンを放すまでにレバー入力が完成すると必殺技が出ます。いわば「早めにボタンを押してしまった場合の救済措置」です。



図は「P」コマンドの例です(実処理ではなくイメージ図です)。
まず、唐突にリバーサルが絡んでいますが、レバーとボタンの入力が無い状態からコマンド入力した場合、基本的に「押し」になります。「放し」が絡むのはリバーサルなどの硬直中の入力の場合がほとんどです。図の黄色の部分でコマンドが成立します。黄色のタイミングで必殺技が出る/出ないかが決まります。もし出ないと判定された場合にこれまでのコマンド入力は破棄されます。黄色以降に押した(放した)ボタンはそれまでのレバー入力無しにボタン押した(放した)状態として扱われるということです。
コマンド失敗時の通常技漏れを防ぐためにボタン放しを使うことがありますが、保険入力とは別用途なのでここでは割愛。
ゲーム内プログラムではレバーボタンの入力検知後、即座に画面内行動に反映されるわけではありません。この内部的な数値は不明ですが少なくとも1F以上は存在します。しかしながら図説明では直感的に分かるよう、リバーサル境界の直前/直後で入力操作が反映されるように表記しています。

ボタン放し(暴発/弊害)

セイヴァーではあまり話題になりませんが、ボタン放しの存在で意図しない技が暴発することがあります。
  • 例 ザベル【小K×2→デスボルテージ】が【小K×2→小デスハリケーン】になる。

ザベルで小K連打キャンセルからデスボルテージを出そうとする場合、ボタン放しによって小デスハリケーンになりやすいです。(個人差はありますが)2回目の小Kからのレバー入力が早く連打キャンセルの小Kを放した時点でコマンドが完成するからです。2回目の小Kを押しっぱなしにして中K大Kの同時押しをすると防げますがやや押しにくいです。小K×2→デスボルテージはノーキャンセルでも繋がるので、若干遅めにレバーコマンドを入れるのがよいかもしれません。

レバー入力完成後のレバー方向

ボタンを押すまでのレバー方向はどこに入っていてもかまいません。万が一のことを考えてガード方向に戻したりしても大丈夫です。ジャンプ方向に入ってしまった場合は、ジャンプ予備動作中にボタンを押しが間に合っていれば必殺技が出ます。いわゆるコマンド被りは、キャラによって必殺技の優先度が決まっていますので、レバーの最後がどこであるかには依存しません。





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