スマブラのエロパロスレまとめ

風邪を引いて寝込んでいたはずのマルスの悲鳴が家中に響き渡ったのは夜も遅くになってからだった。

それを聞きつけたロイが勢い良くマルスの部屋のドアを開ける。
そして驚愕した。
「―――ッ先輩!!どうしたんですか………………………ッ………!!??」


真っ暗な部屋の中、そこに居たのはマルスでは無く、17〜8歳くらいの小柄な少女だった。月光に照らされて白い肌がより一層白く見えている。
少女は物音に気付くと驚いたような顔でロイを見た。
「……ロイ……」
か細い声だったが、彼女の口調で、この少女が誰なのかがはっきりと分かった。
「…先輩?」


彼女(マルス)が頷く。

「っええええええ――――――!!?一体どうしてこんな姿に!!」
「僕も何故こんな姿になってしまったのか…本当はよく分かってないんだ。ただ、リンクが持ってきた風邪薬を飲んだら、突然こんな姿になってしまって…」
マルスのその台詞にロイは言葉を失う。その風邪薬は、ロイが外出中のドクターマリオの代わりとしてリンクに調合を頼んだものだ。
やはり安易に「私に任せて下さい♪」などと言う輩に薬の調合など任せるものではない。素直に任せた自分も自分なのだが。


「すいません先輩!!俺が素人に薬作らせたせいで…」
慌てて土下座するロイをマルスが制止する。
「いや、こうなってしまったら仕方ないよ。気にするな」
「先輩…」
ロイが顔を上げると、マルスはふっと優しい笑みを浮かべた。
その笑みは、元の姿と何ら変わりはない。

(…それにしても、)
とロイは目の前にあるマルスの身体に視線を移す。元の姿よりも小柄なせいで着ているパジャマは大きめである。



上のボタンがひとつ外してあるために、鎖骨と胸の谷間がはっきりと見えている。そして窓の外から入ってくる月の光がそれを照らし出していて微妙な艶めかしさを醸し出している(ようにロイには見えた)。
マルスは気付いていないだろうけれど。

「……ロイ?どうかしたのか?」

先程からずっとマルスの身体を凝視していたロイはふっと我に帰った。
尊敬する先輩に対してのいやらしい想像を必死でかき消す。


(………あああ…先輩やめてくださいよそんな瞳で俺を洗脳(?)しないでください!!)
「なんでもないですっ!なんでもないですから!……って…先輩…大丈夫ですか!?」
「………っ……」
突然、マルスがロイにもたれかかるように倒れた。
高熱のせいで顔は紅潮し、息が荒い。風邪とはいえ軽い症状とは言えないようだ。
ロイはマルスをベッドに寝かせると、持ってきた冷たいタオルを彼女の額に当てた。

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