スマブラのエロパロスレまとめ

・ガノン→ミュウツー。ただしミュウツー不在の世界です。
・エロ無し。
・さらにガノン善玉、ポエマーにつき注意。それよかあんまりガノツーっぽくない気もする。
・本編は『ピカ様の〜』ですが単品でも楽しめるかと思います。



以上です。苦手な方はスルー推奨お願いいたします。
このSSの姉妹品を本スレに投下していますが興味のある方はどうぞ。


ヨルノソラ (ガノン編)

その瞳は 例えるならば夜の空
どこまで暗く、暗く、全てを拒絶するような―

その瞳は 例えるならば夜の星
光すら飲み込む闇の中、尚も輝きを失わない光のように


随分と強い瞳をしている、それが最初の印象だった。
果てしない闇の中で、それでも信念を持った輝き。

――ただひたすらに「欲しい」と思った――

何かを「欲しい」と思ったのは初めてだ。
望めば全てを手にする自信と力はあった。

なのに―、

手に入れたかった。欲した。その強く美しい輝きを、自分だけのモノにしたかった。
ひたすらに。がむしゃらに。まるで、届きもしない天上の星に手を伸ばそうとする子供のように。

手に入れるためならどんな手段も使った。
力。圧倒的な力。力。力。それしか知らないし、それが全てだ。
身体を支配し、心を支配し、何もかもを支配し―
やがて、望んでいたモノを手に入れた。

その手で掴んだ時、すでに星は輝きを失っていた。

途端に興味を失った。あれほど渇望した筈のモノだったのに。

光を持たぬ星に意味は無い。星を失った空は暗黒に包まれる。
輝きを無くした星は光を求めて、求めて、求めて―、やがて消え去った。

地に墜ちた星が天上(そら)に戻れはしない。そんな事にも気付かずに。


その瞳は 例えるならば闇の淵
どこまで深く、暗く、遠く、光すら届かない

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

窓辺には一人の男が居た。炎のような赤い髪。明かりの無い部屋の中は闇そのもの。
「いや…光すら飲み込む暗黒は、俺の方だったか。」
らしくないな、と自嘲気味に吐き捨て男は闇に溶け混んだ…。

END

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