スマブラのエロパロスレまとめ

「姫……っ!俺はもう……限界っ!」
「あ……いいわ!きてっ!一緒にいきましょう!リンクっ!!!」
なんとも爽快な目覚めではないか。
サムスはベッドから起き上がり、サムスは薄すぎる部屋の壁を睨み付けた。今日は乱闘が無いからと朝寝坊
をしたのが仇となったらしい。間もなく二回戦を始めるだろう隣人達の声を聞かないよう努めながら身支度
を整え、足音を忍ばせて外に出た。
足早に部屋を離れ、テラスの前に来る。この時間ならきっと、ピーチがお茶会を開いていることだろう。美
味しい紅茶をご馳走になり、女同士楽しい話をして、そして今日という休暇を味わおうではないか。

だが――
いつもサムスが座る椅子に、その日は先客がいた。赤い帽子に見事な口髭……マリオが、ピーチと二人でお
茶を飲んでいた
「……こうやって貴方と二人でお茶を飲むなんて、久しぶりね」
「ああ、本当に……最近は乱闘続きで、ゆっくり話す時間もなかったから」
「もうなにも言わないで……今のこの時間を、味わっていたいの」
「……ピーチ……」

「…………」
サムスは黙って踵を返した。傍から見ても、見つめ合う二人はすごく幸せそうで、とても邪魔する気にはな
れない。……もっとも、割り込んでみたところで、今の二人にはなにも聞こえないだろうが。
外へ出ると、ポポとナナが仲良くじゃれあっているのが目に入った。いつもならほほえましい光景として映
る彼らの姿も、今日に限ってはこの妙な疎外感を助長させるものでしかない。
(「……はぁ」)
思わず目を逸らし、心の中で溜め息をつく。性交渉の経験はあるが、特定の恋人を持ったことはないし、必
要ないと思っていた。しかし、このように見せつけられてしまうと、そんなにいいものなのかとも思う。欲
しいと思ってすぐ出来るものでもないだろうが――

コツン

「…………?」
不意に、歩いていた足に何かが当たった。不審に思って下を見ると、そこには……

「スネーク!?ちょっと貴方どうしたの!?」

そう、全身傷だらけになったスネークが、俯せに倒れ伏していた。素早く脈をとると、どうやら生きてはい
るらしい。だが、サムスが声をかけてもぴくりとも動かない。スネークは完全に気を失っていた。
「とにかく、医務室に連れていかないと……」
サムスはよろよろとスネークの腕を担ぎ、引きずるようにして医務室に向かったのだった。


やっとの思いで医務室の前までたどり着いたとき、サムスは、はたと気が付いた。
(「医務室って……今は誰もいないんじゃ……」)
そう、この部屋の主――ドクターマリオは、ついさっきピーチとお茶を飲んでいたではないか。しかも、外
界との接触を一切断った、完璧な二人の世界で。
「もう……!なんでこんなときに!」
思わず頭を抱えたが、無論のこと助けはこない。もう、一人で出来ることをやるしかないと、サムスは腹を
決めた。
「よい……しょ!」
スネークをベッドに寝かせ、スニーキングスーツを脱がせる。パンツ一丁となった彼の身体のあちこちにあ
る傷を消毒し、ガーゼを当て、包帯を巻いていった。



「っう……」
最後の包帯をきつく締めると、スネークが眉をしかめて呻いた。
「スネーク、気が付いたのね!?……よかった」
「サムス……?俺は……」
「傷だらけで倒れてたのよ。一体どうしたっていうの?」
「ああ……まあ、何と言うかその……マスターハンドとクレイジーハンドにやられた」
「えぇ!?」
サムスは素っ頓狂な声を上げた。今日は乱闘は全て休みでボスバトルも無い筈なのに、何故マスター・クレ
イジー両名と戦わなければならないというのだ?

「……世話をかけたな」
全く合点がいかぬサムスをよそに、スネークは立ち上がろうとした。
「!ダメよ、もう少し休んだほうが……」
「いや、大丈夫……うおっ!?」「きゃあっ!」
案の定、まだ回復しきっていないスネークはバランスを崩してよろめいた。当然、前方にいたサムスも巻き
込まれて仰向けに倒れ込んんでしまい、スネークの裸の胸板にサムスの乳房が押し付けられる形になった。

「……スネーク?」
倒れてから数秒経っても、スネークは一向に動こうとしなかった。彼が再び気絶したのでない事は、荒くな
っていくその呼吸で分かった。否応なく高まる自身の鼓動を抑えて、サムスは冷静に呼びかけた。
「……どいてくれない?」
「無理だ」
スネークの声には明らかに熱がこもっていた。自身の腰骨に硬いものが当たるのを感じて、サムスの心にも
欲望の炎が揺らいだ。
「……もう」
そう言って、サムスはスネークの背に腕を廻した。

「サムス」
「……スネーク」
少し身体を離して、深いキスを交わす。その間に、スネークの手はサムスのゼロスーツを脱がしてゆく。彼
女の見事な乳房が現わになると、スネークはその膨らみに口づけた。
「んっ……」
スネークの口の中で突起を転がされ、否応なく身体が反応してしまう。もう片方の乳房も、抜目なくスネー
クが手を延ばし、円を描くように優しく撫でる。
「っふ……あっ……」
すうっと、スネークの顔は自然に下に降りてゆく。彼の口は脇腹をなぞり、臍に触れ、そして遂に秘められ
た茂みにたどり着く。スネークの舌は陰核をそっと撫で、指はゆっくりと秘裂に出し入れされる。溢れてく
る蜜の量が増えるたびに舌と指の動きも激しさを増してゆく。
「はあっ……んんっ!」
1番敏感な場所への丹念な愛撫で、サムスは早くも絶頂を迎えようとしたが、スネークはそれと分かって刺
激を止めた。
「貴…方って……案外、意地が…悪いのね」
「なんだ、知らなかったのか?」
艶っぽい表情で睨むサムスに、スネークは笑いを返した。そして、もう十分に蜜が溢れているそこに、猛る
自身をあてがう。
「だが……今度は、寸止めは無しだ。」
ゆっくりと体重をかけると、ずぶりとそれはそこに沈んだ。



「よし……つっ!?」
不意に、スネークの顔が苦痛に染まった。
「スネーク!?どうしたの!」
「ああ……少し、傷にこたえたな。……だから」
「え……ちょっと、何するの!?」
スネークは、サムスと繋がったままくるりと体勢を入れかえた。つまり、騎乗位の体勢である。
「うん、これなら大丈夫だ」
「ちょ……こんなの恥ずかしいじゃない!」
ニヤニヤと笑うスネークの胸板を叩いて抗議するサムスの顔は、珍しく朱に染まっていた。そして、彼女が
動くたびに、その見事な胸も揺れ動くのが見える。
「やっぱり、こういう滅多に見られないものが見えるから、騎乗位はいいな」
「っ……!」
怪我をしているとは言え、身勝手な目の前の男を、サムスは睨み付けた。そして、仕返しとばかりに下腹部
に力を込める。
「ほうぁっ!?」
サムスの強力な締め付けを受け、情けなくもスネークはあっさりと果てた。
「あら?格好悪いわね」
意地悪な笑みを、スネークに向ける。
「くっ……まだまだ!」
「え……きゃっ!?ああっ……!」
スネークの言葉通り、サムスの中ではスネーク自身が早くも硬さを取り戻し、自己主張を始めた。すかさず
スネークは手を延ばし、サムスの乳房を揉みしだく。
「ああ……ん……はあっ」
今度は、彼女が散々喘がされる番だった。

*********

「…………」
奇跡的に誰も帰って来ていない医務室で、サムスは目を覚ました。いつのまにか寝てしまったらしい。隣で
まだ眠りこけているスネークを見つめて、サムスはぼんやりと考えた。
(「恋人同士って……あんな感じなのかしら」)
スネークとのセックスは、今まで自分が経験してきた、欲望を満たすためだけのものとは違って、どこかあ
たたかだった気がする。いや、だからといってスネークの恋人になりたいとか、そういうことでは断じてな
いのだが。
そんな事を考えているうちに、スネークが身体を起こした。
「……サムス?俺、寝てたのか」
「私もよ。……ところでスネーク」
先程の妙な感慨は置いておいて、一番聞きたい事を聞く。
「なんでわざわざマスターやクレイジーと戦ったの?」
「ああ……スマブラに出てる女は皆彼氏持ちだろう?振り向かせるためには、それなりに目立たなきゃな、
と思ったんだ……次は絶対倒して、ピーチかゼルダを落としてやる。この際ナナでも……いやそれは流石に
……」
「…………」



さも当然のようにスネークは語ったが、対するサムスは絶句していた。動機の馬鹿らしさもかなりのものだ
が、それよりも、この男は、目の前にいて肌まで許した女の存在を忘れてはいないか?いや、だからといっ
て、別にスネークに恋愛対象として見てもらいたい訳ではなく、女としてのプライドが傷つけられただけだ

「ねえ……一人忘れてない?」
我慢できずに、サムスは口を開いた。
「……?何の事だ?」
「だから、もう一人いるでしょ?恋人がいなくて、多分今貴方の一番近くにいる女が!」
言ってしまった。もうどうにでもなれ、と半ば投げやりな気持ちで、スネークの反応を見守る。
「………………!!!!」
スネークは目を見開いてサムスを見つめ、そして勢いよく彼女の手を取った。
「……そうだ……!ずっと昔から俺の傍にいて……いつでも俺を支えてくれていた!有難う、君のお陰で気
がついた!ずっと…愛していたんだ……!」
「へっ……ええっ!?」
いきなり情熱的な告白をされて、流石のサムスも戸惑ってしまう。どう答えていいか分からず混乱する彼女
を尻目に、スネークは恍惚として言葉を繋げた。

「ああ俺の、俺だけの……ダンボール!」

「……は……?」
サムスは耳を疑った。まさか、という思いが胸を過ぎる。聞き違いだろう、いや、そう信じたい……しかし
、スネークはサムスの手を離すと、迷わずダンボールを被った。
「もう離さない……」
「…………」
黙って茶色い箱を見下ろすサムスの胸に、何とも言えない思いが沸き上がる。サムスは素早くゼロスーツを
身につけると、にっこりと、多分今までで一番いい笑顔で笑った。まあ、ダンボールに入ったスネークは、
その笑顔を見ることが出来なかったが。

「そんなに好きなら、もう一つになっちゃえばいいんじゃない?」


その後、恐ろしい断末魔を聞き付けて医務室に駆け付けた者達が見たのは、サムスにダンボールの上から力
いっぱい踏み付けられる全裸のスネークの姿だったという。

《完》
稚拙ながらスネーク×サムス投下してみます。


「姫……っ!俺はもう……限界っ!」
「あ……いいわ!きてっ!一緒にいきましょう!リンクっ!!!」
なんとも爽快な目覚めではないか。
サムスはベッドから起き上がり、サムスは薄すぎる部屋の壁を睨み付けた。今日は乱闘が無いからと朝寝坊
をしたのが仇となったらしい。間もなく二回戦を始めるだろう隣人達の声を聞かないよう努めながら身支度
を整え、足音を忍ばせて外に出た。
足早に部屋を離れ、テラスの前に来る。この時間ならきっと、ピーチがお茶会を開いていることだろう。美
味しい紅茶をご馳走になり、女同士楽しい話をして、そして今日という休暇を味わおうではないか。

だが――
いつもサムスが座る椅子に、その日は先客がいた。赤い帽子に見事な口髭……マリオが、ピーチと二人でお
茶を飲んでいた
「……こうやって貴方と二人でお茶を飲むなんて、久しぶりね」
「ああ、本当に……最近は乱闘続きで、ゆっくり話す時間もなかったから」
「もうなにも言わないで……今のこの時間を、味わっていたいの」
「……ピーチ……」

「…………」
サムスは黙って踵を返した。傍から見ても、見つめ合う二人はすごく幸せそうで、とても邪魔する気にはな
れない。……もっとも、割り込んでみたところで、今の二人にはなにも聞こえないだろうが。
外へ出ると、ポポとナナが仲良くじゃれあっているのが目に入った。いつもならほほえましい光景として映
る彼らの姿も、今日に限ってはこの妙な疎外感を助長させるものでしかない。
(「……はぁ」)
思わず目を逸らし、心の中で溜め息をつく。性交渉の経験はあるが、特定の恋人を持ったことはないし、必
要ないと思っていた。しかし、このように見せつけられてしまうと、そんなにいいものなのかとも思う。欲
しいと思ってすぐ出来るものでもないだろうが――

コツン

「…………?」
不意に、歩いていた足に何かが当たった。不審に思って下を見ると、そこには……

「スネーク!?ちょっと貴方どうしたの!?」

そう、全身傷だらけになったスネークが、俯せに倒れ伏していた。素早く脈をとると、どうやら生きてはい
るらしい。だが、サムスが声をかけてもぴくりとも動かない。スネークは完全に気を失っていた。
「とにかく、医務室に連れていかないと……」
サムスはよろよろとスネークの腕を担ぎ、引きずるようにして医務室に向かったのだった。


やっとの思いで医務室の前までたどり着いたとき、サムスは、はたと気が付いた。
(「医務室って……今は誰もいないんじゃ……」)
そう、この部屋の主――ドクターマリオは、ついさっきピーチとお茶を飲んでいたではないか。しかも、外
界との接触を一切断った、完璧な二人の世界で。
「もう……!なんでこんなときに!」
思わず頭を抱えたが、無論のこと助けはこない。もう、一人で出来ることをやるしかないと、サムスは腹を
決めた。
「よい……しょ!」
スネークをベッドに寝かせ、スニーキングスーツを脱がせる。パンツ一丁となった彼の身体のあちこちにあ
る傷を消毒し、ガーゼを当て、包帯を巻いていった。


517 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2008/04/04(金) 13:07:24 ID:LK7Rp8rj
「っう……」
最後の包帯をきつく締めると、スネークが眉をしかめて呻いた。
「スネーク、気が付いたのね!?……よかった」
「サムス……?俺は……」
「傷だらけで倒れてたのよ。一体どうしたっていうの?」
「ああ……まあ、何と言うかその……マスターハンドとクレイジーハンドにやられた」
「えぇ!?」
サムスは素っ頓狂な声を上げた。今日は乱闘は全て休みでボスバトルも無い筈なのに、何故マスター・クレ
イジー両名と戦わなければならないというのだ?

「……世話をかけたな」
全く合点がいかぬサムスをよそに、スネークは立ち上がろうとした。
「!ダメよ、もう少し休んだほうが……」
「いや、大丈夫……うおっ!?」「きゃあっ!」
案の定、まだ回復しきっていないスネークはバランスを崩してよろめいた。当然、前方にいたサムスも巻き
込まれて仰向けに倒れ込んんでしまい、スネークの裸の胸板にサムスの乳房が押し付けられる形になった。

「……スネーク?」
倒れてから数秒経っても、スネークは一向に動こうとしなかった。彼が再び気絶したのでない事は、荒くな
っていくその呼吸で分かった。否応なく高まる自身の鼓動を抑えて、サムスは冷静に呼びかけた。
「……どいてくれない?」
「無理だ」
スネークの声には明らかに熱がこもっていた。自身の腰骨に硬いものが当たるのを感じて、サムスの心にも
欲望の炎が揺らいだ。
「……もう」
そう言って、サムスはスネークの背に腕を廻した。

「サムス」
「……スネーク」
少し身体を離して、深いキスを交わす。その間に、スネークの手はサムスのゼロスーツを脱がしてゆく。彼
女の見事な乳房が現わになると、スネークはその膨らみに口づけた。
「んっ……」
スネークの口の中で突起を転がされ、否応なく身体が反応してしまう。もう片方の乳房も、抜目なくスネー
クが手を延ばし、円を描くように優しく撫でる。
「っふ……あっ……」
すうっと、スネークの顔は自然に下に降りてゆく。彼の口は脇腹をなぞり、臍に触れ、そして遂に秘められ
た茂みにたどり着く。スネークの舌は陰核をそっと撫で、指はゆっくりと秘裂に出し入れされる。溢れてく
る蜜の量が増えるたびに舌と指の動きも激しさを増してゆく。
「はあっ……んんっ!」
1番敏感な場所への丹念な愛撫で、サムスは早くも絶頂を迎えようとしたが、スネークはそれと分かって刺
激を止めた。
「貴…方って……案外、意地が…悪いのね」
「なんだ、知らなかったのか?」
艶っぽい表情で睨むサムスに、スネークは笑いを返した。そして、もう十分に蜜が溢れているそこに、猛る
自身をあてがう。
「だが……今度は、寸止めは無しだ。」
ゆっくりと体重をかけると、ずぶりとそれはそこに沈んだ。


518 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2008/04/04(金) 13:09:37 ID:LK7Rp8rj
「よし……つっ!?」
不意に、スネークの顔が苦痛に染まった。
「スネーク!?どうしたの!」
「ああ……少し、傷にこたえたな。……だから」
「え……ちょっと、何するの!?」
スネークは、サムスと繋がったままくるりと体勢を入れかえた。つまり、騎乗位の体勢である。
「うん、これなら大丈夫だ」
「ちょ……こんなの恥ずかしいじゃない!」
ニヤニヤと笑うスネークの胸板を叩いて抗議するサムスの顔は、珍しく朱に染まっていた。そして、彼女が
動くたびに、その見事な胸も揺れ動くのが見える。
「やっぱり、こういう滅多に見られないものが見えるから、騎乗位はいいな」
「っ……!」
怪我をしているとは言え、身勝手な目の前の男を、サムスは睨み付けた。そして、仕返しとばかりに下腹部
に力を込める。
「ほうぁっ!?」
サムスの強力な締め付けを受け、情けなくもスネークはあっさりと果てた。
「あら?格好悪いわね」
意地悪な笑みを、スネークに向ける。
「くっ……まだまだ!」
「え……きゃっ!?ああっ……!」
スネークの言葉通り、サムスの中ではスネーク自身が早くも硬さを取り戻し、自己主張を始めた。すかさず
スネークは手を延ばし、サムスの乳房を揉みしだく。
「ああ……ん……はあっ」
今度は、彼女が散々喘がされる番だった。

****

「…………」
奇跡的に誰も帰って来ていない医務室で、サムスは目を覚ました。いつのまにか寝てしまったらしい。隣で
まだ眠りこけているスネークを見つめて、サムスはぼんやりと考えた。
(「恋人同士って……あんな感じなのかしら」)
スネークとのセックスは、今まで自分が経験してきた、欲望を満たすためだけのものとは違って、どこかあ
たたかだった気がする。いや、だからといってスネークの恋人になりたいとか、そういうことでは断じてな
いのだが。
そんな事を考えているうちに、スネークが身体を起こした。
「……サムス?俺、寝てたのか」
「私もよ。……ところでスネーク」
先程の妙な感慨は置いておいて、一番聞きたい事を聞く。
「なんでわざわざマスターやクレイジーと戦ったの?」
「ああ……スマブラに出てる女は皆彼氏持ちだろう?振り向かせるためには、それなりに目立たなきゃな、
と思ったんだ……次は絶対倒して、ピーチかゼルダを落としてやる。この際ナナでも……いやそれは流石に
……」
「…………」



519 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2008/04/04(金) 13:10:35 ID:LK7Rp8rj
さも当然のようにスネークは語ったが、対するサムスは絶句していた。動機の馬鹿らしさもかなりのものだ
が、それよりも、この男は、目の前にいて肌まで許した女の存在を忘れてはいないか?いや、だからといっ
て、別にスネークに恋愛対象として見てもらいたい訳ではなく、女としてのプライドが傷つけられただけだ

「ねえ……一人忘れてない?」
我慢できずに、サムスは口を開いた。
「……?何の事だ?」
「だから、もう一人いるでしょ?恋人がいなくて、多分今貴方の一番近くにいる女が!」
言ってしまった。もうどうにでもなれ、と半ば投げやりな気持ちで、スネークの反応を見守る。
「………………!!!!」
スネークは目を見開いてサムスを見つめ、そして勢いよく彼女の手を取った。
「……そうだ……!ずっと昔から俺の傍にいて……いつでも俺を支えてくれていた!有難う、君のお陰で気
がついた!ずっと…愛していたんだ……!」
「へっ……ええっ!?」
いきなり情熱的な告白をされて、流石のサムスも戸惑ってしまう。どう答えていいか分からず混乱する彼女
を尻目に、スネークは恍惚として言葉を繋げた。

「ああ俺の、俺だけの……ダンボール!」

「……は……?」
サムスは耳を疑った。まさか、という思いが胸を過ぎる。聞き違いだろう、いや、そう信じたい……しかし
、スネークはサムスの手を離すと、迷わずダンボールを被った。
「もう離さない……」
「…………」
黙って茶色い箱を見下ろすサムスの胸に、何とも言えない思いが沸き上がる。サムスは素早くゼロスーツを
身につけると、にっこりと、多分今までで一番いい笑顔で笑った。まあ、ダンボールに入ったスネークは、
その笑顔を見ることが出来なかったが。

「そんなに好きなら、もう一つになっちゃえばいいんじゃない?」


その後、恐ろしい断末魔を聞き付けて医務室に駆け付けた者達が見たのは、サムスにダンボールの上から力
いっぱい踏み付けられる全裸のスネークの姿だったという。

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