スマブラのエロパロスレまとめ

マリオ×ピーチ前提のピーチ←スネークという、意味の分からないものが
出来たので投下します。

・亜空の使者のデュオン戦後の話
・前半はピーチ陵辱
・エロは激しく不完全燃焼

よろしければどうぞ。



「……ん……」

体の節々に走る鈍痛が、ピーチに意識を取り戻させた。体を起こして辺りを見回
すと、此処が戦艦ハルバートの通路だと分かった。
同時に記憶も戻ってくる。つい先程まで、ピーチは仲間と共にデュオンに挑んで
いた。彼を倒せばハルバードが取り戻せるとメタナイトは言い、そうなれば君が
あの人に再会する日も近いだろうと笑いもした。
その言葉を励みにして、ピーチは善戦した。しかし、いくら気持ちが強いといっ
ても相手はガレオムであり、ダメージが溜まった上に強力な一撃をうけ、ピーチ
は場外へ吹き飛ばさ
れてしまったのだ。そして、どういう訳か甲板から通路内へと移動したらしい。

「早く、皆と合流しなくちゃ……!」

しかしながら、戦闘のダメージが全く回復していないピーチの手足は別人のもの
のように重かった。立ち上がることもままならぬ自分に焦りを覚えていたその時、
背後に何者かの気配を感じた。

「だれっ!?」

座り込んだまま振り向いたピーチの眼に飛び込んできたのは、パッチの大群だった。
慌てて逃げようとしたが、思うように動かぬ身体ではすぐに追いつかれてしまう。

「くっ……離しなさ…!」

触手に拘束され身動きのとれなくなったピーチは必死に叫んだが、パッチ達はそ
れを嘲笑うかのように、彼女の胸の膨らみに触手を伸ばした。


「やっ!?なんで……っ!」

パッチ達はピーチに群がり、無数の触手で彼女の二つの膨らみを服の上から、さ
わり、さわりと撫でた。吐き気を催すほどの嫌悪感と共に、じんわりと体の奥が
熱くなっていくような感覚を覚える。

「っふ……やぁっ……!」

両の房をなぞるように撫で続けたと思ったら、今度は形が変わってしまうくらい
にこね回す。
それから、既にドレスを押し上げている突起を擦り、押し、弄った。

「ひゃんっ……!!」

ピーチの身体が震え、大きめの喘ぎが洩れた。それを合図に、パッチの愛撫は次
の段階へと進んだ。彼女のドレスの袖口とスカートから触手を侵入させ、直に肌
に触れたのだ。

「!!……はあぁっ!あぁん……やめ……っ!!」

無数の触手がピーチの腰と太腿、そして乳房に巻き付き群がり細かく律動し、耐
え得ぬ快楽を伝えてくる。ぞわぞわと蠢く触手に翻弄され、いつしか彼女の足に
は蜜がつたっていた。


「っう……やぁ…も…」

もはや何本の触手に嬲られているのかわからない。ドレスと肌の間の狭い空間を
触手が蠢く度に、鳥肌が立つような快楽がピーチを襲う。
しかし、それは彼女を絶頂に押しやるには到らない、中途半端な刺激であった。

「はあっ……はあっ……」

物足りない。心の何処かでそう思ってしまったピーチに呼応するように、一体の
パッチがその触手をピーチの秘裂に沿わせた。そのまま、充血した花芯に触手を
擦り付けるように上下させる。

「あぁぁっ!!…や……ふあぁ!!」

痺れるような甘い官能がピーチの一番敏感な場所を襲った。触手はピーチの秘裂
に当てられたままうねうねと蠢き、彼女を休ませようとしない。

「やああぁっ!だめぇ……!!」

その言葉とは反対に、ピーチの頬は紅に染まり、腰はがくがくと震えていた。弄
ばれ続けた身体の感度は極限まで高まり、触手が蠢くたびに彼女の身体も戦慄く。
強烈な快楽と絶望に蝕まれ、ピーチの身体は頂点まで昇りつめていった。

「んあっ!……はあああああぁん!!!」

一際大きく叫んで、ピーチは達した。屈辱に涙があふれた。しかし、彼女はこの
陵辱がこれで終わりでないことを知っていた。逃げなければ、本当に全てを奪わ
れてしまう。だが、彼女の気力も体力も、もはや残ってはいなかった。
急速に薄れゆく意識の中、ピーチは視界の隅で人影が動くのを見た。

「ぁ………マ…オ…」

ピーチは祈るように呟き、目を閉じた。

*********

気を失ったピーチを抱え、スネークは考えあぐねていた。
今までの戦いと、敵の大将らしいデュオンを倒した事でハルバードは完璧に制圧
できたと思い込んでいた。ピーチがいないと分かったときも、まさかあんなに大
量のパッチに襲われているとは思わず、武器の補充もせずに探しに向かってしま
った。
早い話が、スネークはピーチの救出に手持ちの武器をを使い切ってしまったのだ。

「ちっ…………」

自分の甘さに舌打ちする。
今の状態で、敵がいるかもしれない通路を抜けるのは危険過ぎる。とりあえず、
どこか敵の目の届かぬ所に潜み仲間に救出されるのを待つしかないだろう。
そう判断したスネークは、近くにある船室に忍び込んだのだった。

「……ふぅ」
一息ついて、スネークは床に寝かせたピーチに視線を落とした。彼女のドレスは
薄汚れて所々が破け、白磁の肌も未だ薄紅に染まっていた。

――お姫様、だっけな

その美しさから幾度となく誘拐されたらしい、とメイ・リンが言っていた。そし
て確かに今、ピーチを眼前にしてみて、それが誇張ではないと理解できる。汗に
濡れたピーチの額には髪が張り付き、上品な顔立ちと相俟って何処と無く煽情的
だった。
いつの間にかピーチに見惚れている自分に気がついて、スネークは頭を振った。

――住む世界が違う

分かりきっていることだ。ピーチは陰謀とも、戦争とも無縁な人間だ。表の世界
に生きる人間に裏の世界の人間が特別な感情を抱くなど、あってはならない事だった。


妙な感情を振り払い、スネークがピーチに視線を戻すと、彼女はうっすらと眼を
開けた。

「……あ……」

ピーチは身体を起こし、目の前のスネークをまじまじと見つめた。

「気が付いたか、もう大丈……」

スネークがそう言いかけたとき、ふわりとピーチの身体が動き、視界から消えた。
彼女に抱きつかれているのだと気付くのに数秒かかった。

「な……!?」

「会いたかった……!私、信じてたわ!貴方がきっと助けてくれるって……今まで
だって、ずっとそうだったもの……!」

「!……」



――錯乱している!


スネークは悟った。極度の疲労と凌辱の恐怖と衝撃で、ピーチの脳は一時的な混乱
状態にあるのだ。
彼女の目には、遠い恋人が写っているに違いなかった。

「待て、俺は……」

制止するスネークの口をピーチの唇か塞いだ。
呆然と彼女を見つめる男の手を、ピーチは自らの胸へといざなった。


「私を……抱いて」


「何を……!」

指から伝わる柔らかな感触が、今の状況が夢ではないと教える。だがスネークに
とって、これほど夢であって欲しいと思うことはなかった。
しかし、今まさに夢最中のピーチは一向に醒める様子もなく、思い詰めたような
表情でスネークに詰め寄った。

「わ、私……今日は貴方が助けてくれたから、無事、だったけど……またこんな
事があるかもしれないでしょう……?」

ピーチは肩を震わせた。

「だからっ……!そんな事になる前に、貴方に……」
掠れた声でそう言ったピーチの瞳には涙が光っていた。


「!…………」

瞬間、訳の分からない感動がスネークを支配した。
自分を一心に見つめるピーチの瞳には何の嘘もなく、ただ目の前にいる男への想い
だけを伝えていた。
そう、愛されている。ここまで純粋に。久しく忘れていた実感だった。

スネークは心に熱いものが流れ込むのを感じた。そして、ピーチを強く抱きしめた。




「ふぁ……」
柔らかな房を軽く撫でると、それだけでピーチは甘い喘ぎを漏らした。凌辱の名残
で、彼女の身体は敏感になっているらしい。

「はあっ……ね、忘れ…させて?……さっきのことなんか……」
「ああ……もうずっと、思い出せないようにしてやる」

深い、深い口づけを交わす。互いの口膣をねぶり、舌を絡ませる。ピーチの背に
廻した手がドレスのファスナーを捜し当てて下ろし、スネークはあらわになった
彼女の白い首筋にむしゃぶりついた。

「ふぁ……ああっ」

首筋から鎖骨へと舌を走らせ、ピーチの柔肌を楽しむ。スネークの手は彼女の乳房
を包むように撫で、それから頂に咲く蕾を摘み、指で転がした。

「はあっ……!ああん!」

甘く喘ぎながらも、ピーチの身体は微かに震えていた。まだ凌辱の恐怖が残って
いるのだろう。彼女はスネークの存在を確かめるようにその手を握り、自分に言い
聞かせるように呟いた。

「大丈夫、貴方を愛しているもの……マリオ」

次の瞬間、スネークの拳がピーチの鳩尾に食い込んだ。ピーチは音も無くスネーク
の腕の中で崩れ落ちた。




「……………」



スネークは黙ってピーチの上半身だけはだけたドレスを着せ直した。先程までの
興奮は驚くほどあっさりと冷めていた。代わりにスネークの心を支配したのは、
後悔と自己嫌悪、それから鈍い痛みだった。

スネークは気づいていた。
ピーチが求めていたのは自分ではない。そして自分もまた、彼女という存在を恋
したのではないのだ。
あの時、涙を流してこちらを見つめるピーチは、あまりにも美しかった。それは
本当に自分とは別世界に住む者の美しさだった。その瞳に、熱情だけでなく人を
思いやる暖かな光が篭っているのを悟ったとき、触れたこともないそれが無性に
欲しくなってしまった。
そう、自分勝手な無い物ねだりだ。自分には持ち得ない綺麗なものに対する、子供
じみた憧憬だったのだ。それこそ、玩具を持たずに育った幼児のような。
ある意味で愛より深いその渇望は、だからこそたやすく自分を惑わし得たのだろう。


「済まなかった」


聞こえてはいないと知りつつ詫びて、スネークは腕の中のピーチを再び床に寝かせた。
その頬を這う涙の跡を指でそっと拭ってやると、柔らかな肌の感触に、胸を刺す痛み
が強くなる。だが、スネークはそれを甘んじて受けることにした。それが罰だと思っ
ていた。
スネークはピーチの横に腰を下ろした。深呼吸を一つし、壁に身体をもたせかける。
暫くの間そのままピーチを眺た後、スネークはゆっくりと眼を閉じた。

それが不敵な午睡でなければ、戦うためだけに生み出された男が、初めて他人の幸福を
祈った瞬間だったかもしれない。


《完》

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます