最終更新: daichi0083 2009年01月02日(金) 21:14:28履歴
Sadistic Desire
――っっ。
いつの間に・・・寝てたんだ・・・俺・・・・・・
「おはようございます。リンクさん。」
「・・・?
ロイか・・・おはよう・・・・・・?
!?」
俺は今気付いた。
全裸にされて両手両足を後ろに縛られている事を。
「ロイ、これは何の真似だ!?」
「何の真似・・・って、
決まってるじゃないですか。
貴方を犯す為ですよ。」
「っっ・・・!
ふざけるなっ!!」
この手の情報は人並みに持っている(と思っている)とは言え、この様なシチュエーションは見聞きした事が無い。
一つ分かった事は、ロイは実はサドだったという事か。
日頃は無邪気で可愛い後輩だなとは思っていたのだが・・・
・・・分かった所で全然嬉しくない。
「五月蝿いですね。貴方は。
大人しくしていれば宜しかったのに。
そんな貴方はこれを付けて貰いますね〜。」
そうしてロイはふざけながら俺の口に布をねじ込んだ。
「ん〜!」
かなり奥までねじ込まれており、俺は呻き声しか出せなくなった。
「では、早速始めさせていただきますね〜。」
そしてロイは俺をうつ伏せにし、尻を上に突き上げさせると、俺の穴に何かぬるぬるしたモノをたっぷりと塗りつけてきた。
「流石にこうしないと入れられないんですよ〜。」
気楽な口調で解説するロイ。
「んんっ!」
ロイが突然中のほうに指を入れてきた為に、どうしても声が出てしまう俺。
指一本でゆっくりと、しかし力強く、そして長く侵入してくる感触。
今まで経験したことの無い逆流の感覚は、激しい不快感をもたらした。
「ん〜っっ!!」
「やっぱり初めてなんですね。
でも、すぐに良くしてあげますよ。」
そう言ってくいっ、とナカで指を曲げられた。
「―――っっっ!!」
びくびくびくっ!!
な・・・に・・・・・・
いまの・・・かんかく・・・はっ・・・・・・
「くすくす。感じてる。
変態の素質十分ですね。」
声にもならない悲鳴を上げて、身体を痙攣させる程の破壊力を以って、俺は壊された。
そんな俺の顔を覗き込むなり、
「今の表情は僕をさっきまでの睨み付けていた顔とは随分とかけ離れていますね。
もし見たければ後で写真を撮るから見せてあげますね〜。」
等と言い放った。きっとそれをネタにまた弄ぶのだろう。
「もっとココで感じさせてあげますよ。」
宣言するなりツボをくりくりと刺激してきた。
「む〜っ!ん〜っ!
ぷはっ!くっ、あぁあっ!!」
幾度となく声を出していたせいか、口の中にねじ込まれていた布が吐き出され、自分が発しているとは到底思えないような喘ぎ声が聞こえた。
息が楽になったとは言え、これは非常に恥ずかしい。
「いい鳴き声ですね。
ココなんかパンパンに張っちゃって、よっぽど気持ち良いんでしょうね。」
・・・反論出来ないのは残念だ。事実なのだから。
「ウォーミングアップはこれで十分でしょう。」
そうしてちゅぷっ、と引き抜かれた。
「ぴくぴくしててスゴく美味しそう。」
頭の中がぼやけてて、視界が霞みがかった様に見える。
溶かされてしまったという表現が正しいか。
「では、いただきますね。」
そんな言葉を聞いた。その直後、
ぐちゅりっ!
「ぐあぁぁぁっっ!!」
――衝撃が、俺を、貫いた。
「さらに気持ち良くなれるって思ってました?」
正直、思っていた。かも知れないが、
患部の酷い痛みにより何も声が出せない。せいぜい手を握り締めて堪えるのが精一杯な俺に、そんな無意味な問いかけをしてもらっては困る。
「僕は非常に満足してますよ。
初めてでキツキツなナカの感触を、ね。」
「・・・は、あっ・・・・・・
・・・そう、か・・・なら、
はやく、して・・・くれ・・・・・・」
「へぇ、まだ喋られますか。
いいですよ、希望通りにしてあげますよ。」
ロイは動き始めた。
力強く、自己中心的に。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ・・・!
「あっ、がっ、ぐっ、うぅっ・・・」
リズム良く刻まれるストローク。内側での非常に不愉快な快感が、局部の悲鳴をかき消し始めた。
「・・・おや?
何時の間にか弛緩してきてますね。
あなたがとんでもなく変態な方だったなんて、ガッカリですよっ!」
そう言い放ってこれまでの大きく全体を舐めまわす動きから細かく必要な部分を責める動きに変わっていった。
くちゃっくちゃっくちゃっくちゃっ・・・
「あっあっあっあっ・・・!
も・・・だ・・・めっ・・・・・・!!」
「アハハ、イクんですね!
もうそろそろフィナーレとしましょうか!!」
薄れる意識のなか、その嘲笑が部屋の中を響き渡る。
そして、
どくどくどくどくっっ!!
びくびくっっっ!!
――同時に終焉を迎え、目の前は闇に落ちた――
〜 〜 〜
――全身が軋む。酔った意識。暖かな感覚。目を開く。
目の前の人物。赤髪の少年。
認識は虚実感。記憶は明白。
――現実はかくも非情である。
「起きましたか。
如何です?今のお気持ちは。」
「・・・最悪だな。」
「そうですか。」
当然だろう。
「意識が戻ったみたいなので、これで失礼します。
・・・報復は考えないほうが良いですよ。コレがありますから。」
俺の目の前で小型なカメラをちらつかせる。
・・・つくづく嫌な奴だ。
バタンとドアが閉まる。無味乾燥な時間が流れる。
反射的に起きる。視界を広げる。
身に纏う服。折りたたまれたシーツ。片付いた部屋。
「・・・何なんだ・・・・・・?」
不思議が繰り返される。
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