スマブラのエロパロスレまとめ

夕日の差し込む窓辺。
休憩所は少し冷え、嫌ロイ厨は身を縮こまらせた。
「寒い…」
嫌ロイ厨は以前から想いを寄せていたリンクの身辺整理係…いわゆるマネージャーだった。
先ほどポケモンスタジアムでの乱闘を終えたリンクを待っている所である。

背後でドアの開く音がした。
「リンク!!」
嫌ロイ厨の気の強そうな目が喜びに細められ先ほど入ってきた人物に向けられる。
しかし目に移ったのは見慣れた金色の髪ではなく、夕日のような髪だった。
「…あれ、嫌ロイ厨?」

「っ!!名前呼ばないで!!話し掛けないで!!」
嫌ロイ厨は一気にまくしたて、部屋を出ようとした。
「あっ、おい!!待てよ嫌ロイ厨!!」
ロイは嫌ロイ厨の肩を掴んだ。
「やめて!!離して!!」
「なんでそんなに俺を嫌うんだ?」
ロイは後ろ手でドアを閉めると困ったように嫌ロイ厨を見た。
「嫌いだからよ!!それ以外無いわ。話をするのもイヤ…出てって」
嫌ロイ厨は心底嫌そうに溜め息をつくとドアノブに手を掛けた。
その一瞬

「!」

嫌ロイ厨はロイに後ろから抱きすくめられた。
「俺はこんなにも好きなのに…」
「!やめて!!離して!!離せ!!助けてリンクーッ!!」
「リンクは来ないよ。次の試合にそのまま行ったからね。俺はそれを伝えに来たんだ」
ロイの嫌ロイ厨を抱き締める力が強まる。

顎を引き寄せ唇を重ねられ、ぬるりと舌が滑り込んでくる。
口内をねっとりと舐め回され次第に意識が薄れていく。
力が抜け立っていれなくなり、背中が壁を伝って滑り落ちた。
頬を真っ赤に染めて荒い呼吸を繰り返す嫌ロイ厨をロイは優しく抱え上げ自室へと運んだ。

ベッドに押し付けられた嫌ロイ厨はポロポロと涙を溢した。
「そんなに嫌?」
「あ…あたりまえじゃない!!」
「俺も悲しいよ。こんな形でしか君を愛せなかったからね」
ロイの固い胸板に嫌ロイ厨は自分の熱を感じ始める。
瞼の裏側には金髪の愛しい彼はもう居なかった。
新参者ながらもひけを取らない戦いを見せたロイ、リンクの後ろで無愛想にしていた自分に笑いかけたロイ、頑張ってるからと寒い冬に差し入れに暖かいコーヒーをくれたロイ。
少年と青年の間の彼は嫌ロイ厨の心に不安定な淡い恋を色付かせていた。
嫌ロイ厨は自分の涙にもう一度触れて、一瞬にして悟った。

―――ロイ…

「…嫌ロイ厨?」
優しく呼ばれたような気がして下を見ると、抵抗を止めて潤んだ瞳で自分を見上げる嫌ロイ厨が居た。
「いっ…今なら素直になれる気が…するわ。ロイ、わたし―――…」
タグ

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます