スマブラのエロパロスレまとめ

ここではない世界。ここではない惑星。
鬱蒼とした森林を越えた先、個性豊かな都市郡の片隅に一軒の豪華な建物がある。
そこではスマッシュブラザーズという企画のために
様々なゲームから集められたキャラクターたちが共同生活を行っていた。
この建物を人はスマッシュブラザーズ寮、略してスマ寮と呼んでいる――



そしてここは、スマ寮の裏手の資材置き場。
ところどころ雑草が茂っている更地には、
おそらく試合用に用意されていたと思われる資材が置かれている。
オーソドックスな土管やブロックに、使い古された砲台。
Wの字が彫られたバケツに光線銃。時が経ち黄色く変色したプラスチックのロボ。
さらには用途の分からないタコや鳥人族の像などが乱雑に積み上げられ視界を遮る様は、
資材置き場というより、一種の迷路のようにも見える。

その一角、金属製のこけし像の詰まれた影にルイージはいた。
目の前に置かれているのは、子供の頭ほどの大きさの鈍く光る機械だ。
脇に置かれた年季の入った工具箱からペンチやらドライバーやらを取り出して
悪戦苦闘しているところを見ると、修理でもしているのだろう。
部品の幾つかを馴れた手つきで交換し、プラスチックのカバーをネジで留めていく。
そして片目を閉じて、機械をぐるぐる回しながら注意深く確認するとスイッチを入れた。
しかし、機械は動かない。
どうやら失敗したようだった。

「おかしいな……これで直ると思ったんだけどなぁ」
予想外の結果に、ルイージは手にしたペンチをぽいと投げ捨てる。
そして、大きなため息を一つつくと
後ろに横積みにされていた、こけし像の山に寄りかかって、空を見上げた。
青い空。
白い雲。
その中を、轟音を上げながら飛んでいくグレートフォックス号。
「いまごろ、兄さん方は楽しく試合をしてるんだろうなぁ……」
そういえば試合なんてここ数週間出ていない。
やはり、地味な弟では観客が集まらないのだろうか。
そんな考えが頭をよぎって、ルイージはちょっと悲しくなる。
「ボクもたまには試合に出たいな……」
とかぼやきながら足元の石ころを蹴り飛ばしたりなどしたところに――

「なにやってるの、ルイージさん?」
いきなり真上から誰かの声が降ってきた。
「うわぁ!」
あわてて見上げると、赤い野球帽をかぶった少年が立っている。
「なんだ、ネス君か。
 変なところから声が聞こえてきたからオバケなんじゃないかと思ったよ……」
「真っ昼間なのにね」と2人は、あはは、と笑いあう。


きゅっきゅっという音とともに謎の機械から取り外されたネジが、
工具箱の中に入れられた小さなケースに山を作っていた。
ネスは、ドライバーを器用に扱うルイージの手元を見ながら
こけし像の上に座り、足をぷらぷらと揺らしている。
「へ〜、ルイージさんって機械弄りの趣味があったんだ」
「意外かい?」
問いかけるルイージにネスは少し考えて、
「うーん。マリオさんだったら意外だけど、ルイージさんだったら『なるほど』って感じかなぁ……」
と返す。
「そ、そうかい……」
ルイージはがっかりした表情を浮かべる。
やっぱりボクのイメージはそういうイメージなんだな、と呟くがその声はネスには聞こえない。
きゅっきゅっという音とともに最後のネジが取り外される。
機械の心臓部を覆うプラスチックのカバーが音もなく外れ、
中から小さな四角い毛虫のような集積回路や色とりどりのケーブルが姿を現した。
「なんだか、なつかしいなぁ」
ネスが空を見上げ、呟く。
「ぼくの友達が、よく夜なべしてガラクタを修理してたんだ。
 そういえば、しばらく会ってないけど元気かなぁ」
「久々に会ってきたらどうだい?」
「そうだね。試合休みが続いたら、マスターハンドに頼んで会わせてもらおうかな。
 ……っと直りそう?」
「うん。ここの配線が繋がってないのが原因だと思うんだ」
ネスは腰掛けていたこけし像から飛び降りて、ルイージの手元の機械を覗き込んだ。
しかしどこが繋がっていないのか、さっぱりわからない。
ネスは、へぇと生返事を返し、ペンチでケーブルの被膜を剥いては
小さな金属端子へ器用に絡ませるルイージの手元をぼんやりと覗き込んだ。
「直りそう?」
「うん。多分これで動く……と思うよ」
かちり。
ルイージはスイッチをオンにする。

スイッチのすぐ横に取り付けられた発光ダイオードが緑色に光った。
ぶうんという起動音とともに、中に取り付けられたモーターがうなりを上げて動き出す。
「やった! 成功だ!」
腕の中で小刻みに振動する機械を小脇に抱え、
ルイージは今にも飛び上がらんばかりに喜んだ。
「おめでとう! ルイージさん。
 ところで……これって何の機械なの?」
「さあ?」
何の機械かなんて考えもしなかったよという表情を浮かべ、ルイージは首を傾げる。
モーター音が大きくなる。
機械がガタガタという嫌な音を立てる。
段々と大きくなる振動にルイージは手を滑らせた。
落下した機械のプラスチックのカバーの隙間から煙が一筋立ち上がる。
そして、目の前が見えなくなるほどの強い白い光を発したかと思うと、
機械はもうもうと黒煙をあげ、爆発した。


――さて、舞台は謎の機械の爆発より少し時を遡る。



スマ寮東部、選手たちの私室が並ぶ一画。
エントランスの大きな噴水を望む窓々の中に、
昼間だというのに一つだけ、カーテンの締め切られている部屋があった。
隙間から微かに覗いているのは絢爛な天井画。
そこから伸びる白い壁は黄金の複雑精妙な曲線で装飾されている。
象牙色の砂岩を模した煉瓦で作られた飾り暖炉の前には、
桃色のベルベットの貼られた1人がけの椅子が置かれ、
背もたれには、椅子より若干鮮やかな色合いの上質のドレスが畳まれて掛けられていた。

そんな白と金と桃色で埋め尽くされた豪奢な部屋の中でも、
一際優雅なデザインの天蓋付きの寝台の中に、この部屋の主――ピーチは横たわっていた。
白い裸体につやつやと輝く絹の上掛け一枚纏って、癖のある金色の髪を振り乱し
蕩ける様な表情を浮かべている。
カーテンに遮られた柔らかな陽光に溶ける、切ない吐息に重なって
部屋の中に、くぐもったモーター音が響いていた。
それは大きく広げられた足の間、淫裂に深々と差し込まれたプラスチックの筒のような物から聞こえてきていた。
「あっ……ん、いいわっ……」
色っぽいあえぎ声を上げながらピーチは筒を己の中に出し入れする。
モーター音に淫靡な水音が混ざり、愛液が淫肉の隙間から零れ落ちた。

――賢明な読者諸君なら、ピーチが何をしているかもうお気づきだろう。
ピーチは電動こけし――バイブレーターと言ったほうが今は馴染み深いだろうか――を使っての自慰行為に浸っていた。
もしこの場に口うるさいキノピオがいたら
「一国の姫とあろうものが白昼堂々何をやっているんですか!」と怒り出すところなのだろうが、
今日のところは「何があっても絶対に部屋に入ってこないように」と念を押してある。
もちろん、急な来客の無いように部屋の扉には鍵がかけられているし、
薄桃色ののカーテンもしっかりとピーチの姿を隠している。
堅牢な作りのスマ寮の壁も隣室に音を漏らすことはない。

だからピーチは安心して――本当に安心しきって自慰行為に耽っていた。
電動こけしの絶妙な動きが膣壁を抉り、子宮口を叩く感覚に身を任せ、
筒から枝分かれした細い突起をクリトリスに押し当てて震わせながら
ピーチは段々と昇りつめていく。
そしてついに限界が近づき、あられもない声を上げ、今にも達しようとした時――
目の前が見えなくなるほどの強く白い光がピーチの視界を覆った。


白い光はしばしの間ピーチの部屋を包み込み、消えた。
部屋は元通りの平穏に包まれ、何も変わらないように見えた。
その中で、ピーチだけが、きょとんとした表情を浮かべていた。
「何か、すっきりしないわね……」
白い光が見えたのはイったからなのだとばかり思っていたのに――
ピーチは、達した後に感じるはずの心地よい疲労感がないことに違和感を感じていた。
そして、先ほどまで電動こけしで満たされていた膣に感じるのは、奇妙な物足りなさ。

ピーチはそこに咥えこまれているはずの電動こけしへと手を伸ばした。
しかし、目的の物は無くなっていた。
落としたのか、とも考えたが
掛け布団の下を見てもベッドの周りを探しても一向に見つかる気配はない。
そもそも、細々したことはキノピオにまかせっきりなピーチの事。
探し物は不慣れなのだ。

「……ま、無くなったものはしょうがないわよね」
しばらく辺りをひっくり返していたがピーチの口から
あきらめとも開き直りともつかない独り言が漏れる。
なぜかは分からないが、見つからないものはどうしようもない。
後で失くし物がキノピオに見つかって口うるさくいわれる様がピーチの頭の中に浮かんだが
その時はその時とばかりにその光景を振り払った。
それよりも、今のピーチにとって問題なのは昂ぶったままの身体であった。
子宮が、まだうずうずと刺激を求めている。
火照った体の熱は未だ収まらず、
太ももの付け根へと手を伸ばせば、そこはまだ秘所から湧き出た愛液に濡れていた。

だれかに相手してもらわないと駄目ね。
そう考えたピーチの頭の中に浮かんだのは
ある一件がきっかけで、何度か”そういうこと”の相手をしてもらった事のある
隣の部屋の住人の、凛とした涼しげな横顔だった。


ふと部屋を覆った白い光に、ゼルダは読みかけの本を伏せた。
窓の向こうの噴水も、その奥の緑の稜線に浮かぶ銀色の電波塔も
全て白く霞んでしまい見えなくなった。
それは一瞬の出来事だった。
光はすぐに消え、モノトーンで構成された部屋は元通りの穏やかな陽光を取り戻した。
吹き込む春風が、目の細かい、白いレースのカーテンをゆらゆらと揺らしている。
ゼルダは辺りに異常がない事を確かめると白い革張りのソファーに腰掛けなおした。
樫の木のテーブルの上の、緋色のティーカップに残る冷めた紅茶を一口に飲み干す。
そして伏せられた本に手を伸ばすと、再び読書に耽るのであった。

コンコン、と部屋の扉を叩く音が響いたのは、まだ数ページも進まない頃であった。
黒曜石の床に靴音を響かせて立ち上がり、ゼルダは入り口の扉を開く。
扉の先には、ピーチが立っていた。
「お邪魔していいかしら?」
「ピーチ姫……」
熱でもあるかのように紅潮した頬。
潤んだ瞳。
そして、もじもじと落ち着かない様子のピーチを、ゼルダは無言で招き入れた。

会話の一つもなく、ピーチに背中を向けたまま、ゼルダはつかつかと歩いていく。
それを追うピーチの足取りはふらふらと心もとない。
カーテンを一際大きく波打たせた強風が、2人の髪を撫でる。
部屋の中ほどで足を止め、ゼルダは振り返らずに問いかけた。
「ピーチ姫、今日はどのような用件ですか?」
「ん……ちょっと、ね」
はっきりとしない返事の代わりに返ってきたのは首筋へのキスだった。
背中にピーチの柔らかな身体がしなだれかかる。
ゼルダは振り返った。
視界の端にいたずらな笑みを浮かべたピーチが映った。
「また、ですか」
「うん……ごめんね」
首筋に押し当てられた唇が、少々強引にゼルダの唇を塞ぐ。
ゼルダは半分あきらめたような表情を浮かべ、目を閉じた。
長い静寂。
遠い空を掠めるジェットの音。
かすかに鳥の声。
唇と唇が離れ、2人をつなぐ唾液の筋が、まるで雨上がりの蜘蛛の糸のように輝いた。
「鍵を閉めてきます」
ゼルダはピーチに向かい、そう一言いい残すと踵を返した。


鍵をかけて戻ってくるゼルダを、ピーチはベッドの端に腰掛けて待った。
スプリングの効いたマットレスは一人で寝るにはとても大きなサイズで
二人寝をしてもまだ余裕があるようにピーチには思われた。
洗い立てのシーツの色のさらりとした触感。
一切の乱れがない枕や掛け布団からは、ゼルダの几帳面な性格が窺えた。

「お待たせしました」
戻ってきたゼルダは、ピーチから少し離れた場所に腰を下ろす。
手を伸ばして、ようやく触れるくらいの微妙な距離。
その距離がピーチにはもどかしい。
「そんなに離れて座らなくたっていいじゃない」
と、ピーチはゼルダににじり寄ると、腕をとり、紳士が淑女にするように手の甲に口付けた。
唇から伝わるすべすべとした肌の感触。
細く形の整った指に舌を這わせ、先端まで行き着くと
ゼルダの指先を、軽くはさむ様に口に咥えた。
手入れの行き届いた爪の、ツルツルとした硬質な舌触り。
まるで男性のモノを弄ぶかのように、ゆっくりとその指を唇でしごくと
ピーチは、ちゅ、と音を立てて唇を離す。
すらりと伸びた細い指が目に入る。
ピーチは手の甲にもう一度だけ口付けると、ゼルダの白い手を軽く握り直し、
じいっと嘗めるように見た。
「いつ見ても素敵な手よねー」
「ピーチ姫も、綺麗な手ではないですか」
ゼルダは手の甲を並べて、見比べるような仕草をする。
爪は短く切りそろえられてはいるものの、女性的な曲線をもつ伸びやかなピーチの手は、
ゼルダのものとはまた違う魅力があるように見える。
ピーチは目の前に自分の手をかざして見つめた。
「んー。私のも確かに悪くはないんだけど、ね。
 でもゼルダみたいに華奢じゃないから、憧れちゃうわぁ」
そう言ってピーチはゼルダの手に指を絡める。
そして、甘い声を上げると、ゼルダの頬に頬擦りした。

頬擦りするたびに伝わるお互いの体温に、ゼルダは穏やかに微笑むと
目を閉じて、唇に合わさるピーチの唇の感触に酔った。
ピーチの腕がゼルダの腰を抱き寄せ、柔らかな金の髪を梳いた。
舌の絡み合う音が続いている。
ゼルダの胸へと伸ばされる手。
手のひらにちょうど収まるほどの、柔らかな膨らみをすり潰すように揉みほぐすと、
鼻にかかった声がゼルダの喉から微かに漏れた。
ピーチは胸から手を離し、軽く開いた足を隠すゼルダのスカートをたくし上げる。
撫で回した太ももはしっとりと汗ばみ、ピーチの手に吸い付くようだった。
時折漏れる小さな吐息。
口づけはより一層激しくなる。


その最中、不意に、あっと声を上げてゼルダは唇を離した。
乱れた裾を直し、足も閉じ、後ずさる。
「ゼルダ? どうしたの?」
「あ、あの……」
言葉を詰まらせるゼルダ。
もしかして嫌になってきちゃったのかしら。とピーチの心に不安がよぎる。
しかし、それは杞憂にしか過ぎなかった。
ゼルダはピーチをまっすぐに見据え、喉から声を絞り出した。
「……あの……そろそろシークになりましょうか……?」
ピーチの顔が満面の笑みに変わる。
「ううん。今日はゼルダがいいわ!」
ピーチはゼルダの首に飛びつくと、力いっぱい抱きしめた。

抱擁したまま、ピーチはドレスを脱がそうとゼルダの背中へと手を回す。
留め金に手をかけると、
「待ってください! その……自分で脱ぎますから」
と、ゼルダの制止の声が飛んだ。
ゼルダはピーチに背を向けた状態でベッドの端に腰掛け、ゆるゆるとドレスを脱いでいく。
衣擦れの音とともに、華奢な肩が、滑らかな背中があらわれる。
窓辺から差し込む光が柔らかな産毛を照らし、仄かに金色の光を放っているように見えた。

「綺麗ね」
ピーチの口から、小さなため息が漏れる。
「そうでしょうか……?」
「ええ、とっても綺麗よ」
ピーチはベッドの端に腰掛けたままのゼルダの細い腰に腕をまわすと
つう、と指で首筋をなぞっる。
「ここも」
そして指は形の整った胸を通り、
「ここも」
形の良い臍を掠め、
「ここもね」
薄く毛の生えそろった恥丘のさらに下に到達する。
「あ……そこは……」
「あら? 少し濡れてるかしら?」
ピーチの指摘にゼルダの顔が朱に染まる。
「かわいいわぁ、ゼルダったら」
ピーチは濃厚なキスをしながら、ゼルダの身体を押し倒した。

2人の長い髪がシーツの上に、黄金の扇のように広がった。
ゼルダの舌をねぶっていたピーチの唇が顎から首筋へと降りていく。
若々しい弾力のある乳房に顔をうずめると、
ちゅっと音を立てながら、いくつも小さなキスマークをつけていく。
白い胸に残る紅色の斑点。
扇情的なその光景にピーチの呼吸は段々と荒くなる。
ピーチは、キスだけでは物足りないとばかりに乳首を甘噛みすると
空いた手でもう一方のの乳首を指で弾きながら、腹へ、そして恥丘へと
ついばむようなキスの雨を降らせた。


そして、唇はついに肉芽へと到達する。
乳房にキスマークをつけるのと要領で膨れ上がったそこを吸い上げると
ゼルダは淫裂をひくつかせ、鼻にかかった喘ぎ声を漏らした。
「やだ、もう、ぐしょぐしょじゃない」
淫裂からあふれる愛液は、尻の谷間までも濡らしている。
ピーチは舌を押し付けて、その液体を舐め取った。
それは、かすかに汗のような塩辛い味がした。
「あ、あのっ、もうそろそろ交代しませんか?
 後は、私の方から……っ!」
ゼルダの訴えは、短い嬌声で途切れた。
ピーチが中指をゼルダの中に進入させたのだ。
「嫌よ。ゼルダがイクところが見たいの、私は」
濡れそぼった蜜壷に、ピーチの指は抵抗無く易々と飲み込まれていく。
膣壁を探るように指を動かすと、くちゅくちゅという水音が粘膜の隙間から漏れた。
「気持ちいい?」
「んっ……あ……はい……」
返事に偽りはなかった。
その証拠にぷっくりと膨らんだ肉壁はピーチの指をきゅうきゅうと締め付けている。
親指で肉芽を押さえつけながら、ピーチは中指でゼルダの中を刺激する。
「あ、はぁ……」
その内、ピーチは、ある一点を擦るたびに切ない声を上げるゼルダに気づいた。
嬉しそうな表情を浮かべ、ピーチの指はそのポイントを的確に責めていく。
「ふぁ、あ、やあっ……! ピーチ、姫っ……意地悪です……」
敏感な部分に触れるたびにゼルダはあえぎ声を上げる。
ピーチは更に他の3本の指も挿入すると、指で絡みつく肉襞を押し分けるように開いた。
ねじるように手を動かして、膣壁をえぐっていく。

「んっく……あ……ああっ……」
気がつけば、淫裂だけではなく、アナルまでもがひくひくと蠢いている。
身をよじって、敏感なところを責め立てる指から逃れようとするゼルダの腰を
空いた手でしっかりと抱きしめて、ピーチは愛撫を激しくしていった。
ゼルダは苦しそうに顔をゆがめたまま、虚ろな目で息を荒げる。
身体が、時折ぴくりと跳ねた。
「そろそろイきそうなんじゃないの、ゼルダ?」
「あふ……そ、んな、んっ……ことっ、ありませんっ……」
裏返ったゼルダの声に余裕はない。
「……嘘ばっかり」
止めとばかりにピーチは充血したクリトリスに歯を立てた。
「ひっ……! や……やぁ、ああああぁっ!!!」
ゼルダは背中が弓なりにそらせ、一際大きな声を上げた。
勢いよく噴出した愛液が、白いシーツをしとどに濡らし、ゼルダはベッドの上に崩れ落ちた。

力なく四肢を投げ出すその姿に、ピーチは再び身体を重ねた。
ゼルダの髪をゆっくりと撫でながら、ピーチは耳元で
「じゃあ、今度は私の番ね」と囁いた。
手早く服を脱ぎ、全裸で四つんばいになると、ゼルダに尻を向け自らの淫裂を開いて見せる。
「見て、ゼルダのおかげでこんなに濡れてるんだから……」
見せつけたそこは、すでにひくひくと蠢いている。
鮮やかな桃色をした内部から滴る液体が筋を作り、ピーチの太ももをてらてらと輝かせていた。


――そして舞台は再び、資材置き場。

もうもうとわきあがる黒煙と土煙の中から、けほけほと咳き込む音が聞こえてくる。
その中にいるのはルイージとネスだった。
幸いなことに、爆発に巻き込まれた二人に怪我は無い。
しかし、巻き上げられた土砂でその顔は真っ黒に汚れていた。
「やっぱり、よく分からない機械を弄るのは止めといたほうがよかったのかな」
ポケットから取り出したハンカチで顔をぬぐいながら、ルイージはネスに話しかけた。
「……そうだね、ルイージさん」
げんなりとした顔で、ネスは服についた土ぼこりをパンパンと払う。
そして頭に手をやると、愛用の赤い帽子が無いことに気づいた。
辺りを見回すと、帽子はそう遠くないところに落ちていた。
ネスは駆け寄って拾い上げる。
赤い帽子は土にまみれ、赤茶色の帽子になっていた。

「あーあ、また洗濯しなくっちゃ」
帽子を振って、土を落としながら、ネスはふっと顔を上げる。
そして、おかしなことに気づいた。
先ほどまでルイージが寄りかかっていたこけし像の山がない。
ふと、ネスの脳裏に懐かしい光景が浮かぶ。
「あの、ルイージさん……これ、もしかしてこけしけしマシンじゃないかな」
「なんだい、それ?」
「知り合いが作った機械なんだ。……まさかこっちの世界に持ってきてると思わなかったけど。
 効果は――名前どおりこけしを消すんだ。
 ほらっ!あれ見てよ!あそこにいっぱいあったこけし像が消えてる!」
「本当だ」
ネスの指差す先を見て、ルイージもまたこけし像が消えていることに気づく。
「そうか、あれはこけしけしけしマシンっていう機械だったのか」

納得したようにうんうんと頷くルイージ。
それを見ながら、ネスは心の中で首を捻った。
でも、おかしいなぁ。
こけしけしマシンってこんなに離れた距離に効果あったっけ?
ネスは必死にその当時の事を思い出す。
けれど、記憶はどうにも曖昧で、靄がかかったようにしか思い出せない。
ネスは思い出すことを諦めた。

「でもなんで、そんな変てこな機械がこんなところに置いてあるんだろう」
ルイージが機械の残骸を拾い集めながらポツリと漏らした。
「こけしなんて出ようが消えようが別に何の意味もないじゃ――」
愚痴っぽく言いかけたルイージの言葉は、
背後から迫る、ドスドスという足音にかき消された。
土煙を上げながら、緑の巨体が瓦礫の影から現れる。
クッパだった。
「ワガハイの!ワガハイの集めたこけしがぁぁぁあぁ……」
頭に手をやり、クッパは野太い咆哮を上げる。


「これって……」
「クッパさんのものだったんだね……」
二人は顔を見合わせ、そして、クッパをちらりと見る。
ギロリ。目が合った。
クッパの怒りに燃えた目が、ネスとルイージとを睨みつける。
「あっ、じゃ、じゃあ僕、友達に会いに行ってくるねっ! PKテレポートα!!」
「えっ、ネス君! 一人で逃げるなんてヒドイじゃないか!」
ルイージ一人を置き去りにして、ネスは勢いよく走り出す。
走るスピードはみるみるうちに早くなり、爆発音とともにその姿がふっと掻き消えた。

「ルイージ! よくもワガハイのこけしをぉぉぉぉぉぉ!」
クッパは怒号を上げながら、取り残されたルイージに走り寄ってくる。
その目は鋭くつりあがり、こめかみには血管が浮いている。
「あ、あわわわわ……」
泡を食って、ルイージはその場から逃げ出した。

クッパは逃げるルイージめがけて空高く跳躍する。
緑の甲羅が風を切り、巨体が空に舞った。
頭上から近づいてくる黒い影。
ルイージの頭に、今日の出来事が走馬灯のようによぎった。
あんな機械、何で直しちゃったんだろう。
後悔するルイージの背中に、クッパの尻がぐんぐんと近づいてゆく。
そして――クッパの身体に押しつぶされて、ルイージの目の前は真っ暗になった。

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