スマブラのエロパロスレまとめ

アイク×女マルス投下します。
キャラ崩壊かつ初体験エロありなので、耐性のない方はスルーして下さい。


「捻挫だな」
メタナイトにそう言われ、マルスはきっちり巻かれた包帯の上から、
腫れてしまって少しふくらんでいる足首を労わるように撫でた。

事の起こりは数十分前の大乱闘でのことだった。
メタナイト・リンク・アイク・マルスの剣士組で対戦していたところ、
アイクの最後の切り札をまともに食らってしまい、足を捻ったのだった。
真っ先にやってきて手当てを施したのも、当のアイク本人だったが。
とりあえずふらつきながらも立ち上がったはいいが、辛そうに
眉を顰めているマルスを見ながら、真面目くさった顔で言う。
「おぶって部屋に連れ帰った方が早いな」
「いえ、あの……普通に肩を貸してもらえると……」
「まあ、何にせよ同室なんだから。あとは頼むぞ」
先を行く二人の後についてステージを離れるとき、マルスは小さな声で一言
「ごめんなさい」と呟いた。

『大乱闘』の開催中は、出場選手用に宿舎が用意されている。
特別に個室を使っている者も中にはいるようだが、基本的には出自が同じか
どうかで部屋割りが決められている。
アイクとマルスも時代こそ違えど出自を同じくしているため、相部屋にされていた。
ようやく部屋に着くと、いつもマルスが使っているベッドにゆっくり座らせる。
「あ、ありがとう……ございます」
「俺が怪我させたんだ。そんなに畏まるなよ」
気まずい沈黙が通り過ぎていく。
もっともこの二人は同じ剣士であるからして、技術的なことでならいくらでも
語り合えるのだが、いざ普通の会話となるとてんで話が続かないのだった。
いつも通り、自分から何か会話の糸口を差し出さなければと、マルスが
口を開きかけたその時……。
「俺、風呂行くけど。お前どうする?」
「え?」
「汗、流したいだろ?その足じゃ大変だろうし」
なんと、アイクの方から話しかけてきたのだ。
もう随分寝起きを共にしたが、彼から話しかけてくることは片手に余るほどしかない。
「え、えと……」
ありがたい申し出だが、おいそれと承諾することはできない。
―――マルスには、他人に絶対知られてはならない秘密があるのだ。
だが、そんなことを知る由もなく、アイクはマルスを抱えて立ち上がらせた。
「ほら、行くぞ」
「え、あ、ちょっと」




とにかく広い大浴場には、一人の影もない。
脱衣場でまごまごしているマルスを見かねて、さっさと脱いでいたアイクは
無理矢理身包みを剥がそうとする。
「や、やめて下さい!一人でできますからっ!」
「お前がもたもたしてるのが悪い。男同士で恥ずかしいことなんか何も……」
鎧を脱がせ、上着の前を開いた途端にアイクの動きがぴたりと止まった。
上着の中には、真っ白な晒布でぎちぎちに巻かれた胸が垣間見えている。
「アイクさん、待って……!」
必死に拒否するマルスにも構わず、アイクは無言で布をするすると解いていった。
間もなく布の下から現れたのは、白く豊かな二つのふくらみだった。
アイクの大きな掌に収まるかどうかというそのふくらみのてっぺんには、
薄桃色の小さな突起がつんと上向いている。
「……お前、女だったのか?」
マルスは目にうっすら涙を浮かべ、真っ赤になったまま答えようともしない。
答えないならとズボンに手をかけて下着ごと引きずり下ろそうとすると、
慌てて止められ、か細い声で訥々と事情を語った。
身の上話を聞いてもアイクはまるで動じず、後頭部をガリガリ引っかいてから
ようやく服を全部脱いだマルスの体をひょいと横様に抱き上げた。
「お、重いから、下ろして……」
「おとなしくしてないと落ちるぞ」
下は浴布で覆っていても、互いに一糸まとわぬ裸身であることに変わりはない。
マルスはアイクの上半身を見ないよう、ぎゅっと目を閉じてそっぽを向いた。




アイクはある意味で大変純情というか、朴念仁な男だ。
傭兵団の団員らに、酒が入った勢いで猥談を聞かされることは何度もあったが
女を性的な目で見たことは一度もないし、恋愛というのもよく分からない。
例え性別を異にしても、武器を持って戦場に立てば皆同列の戦士だと思っているからだ。
だが、ここにきてカルチャーショックのようなものを感じていた。
戦っているときのマルスはまさしく『剣士』であるが、今目の前にいるマルスは
色の白いまろやかな曲線を描く体を持ち、守られる側のか弱い『女』そのものである。
正直どうやって扱えばいいか分からない。だが、もっと深く知りたい。
そんな相反するもやもやを抱きながら、背中を洗う手を石鹸の泡とぬめりに任せて
するりと前へ滑らせ、片方の乳房を下からすくい上げるように軽く持ち上げた。
びくりと体が震えたが、マルス本人は特に何も言わない。
「さっきはあんなに嫌がってたのに、今度は何も言わないんだな」
「……僕は今までずっと男のふりをしてきたけど、実際はよく分かってないんです。
アイクさんも、多分女ってものがよく分からないんじゃないですか?」
心の内をきれいに言い当てられて押し黙ると、マルスは考え考え言葉を紡いでいく。
「多分、僕たちってお互いを理解できてないから『職業』でしか話せないんじゃないか。
僕は女でアイクさんは男。それを理解できたら、もっと仲良くなれるかなって。
さっきは嫌がっちゃったけど、自分で自分の性を否定しちゃいけないなと思って」
「お前、この短い間によくそこまで考えられるな。
俺は頭を使うのが好きじゃないから、単に興味でお前の胸に触った」
「それでいいと思います。どうせ、違いなんて触れ合わなきゃ分からないんですから」
患部にお湯がつくのも構わず、マルスはアイクの方へ向き直ると体をそっと寄せた。
逞しい胸板に柔らかな両の乳房を押し付けてから、アイクの手を取って宛がう。
左胸からはとくとくと鼓動が伝わってくる。見た目は違うのに、全く同じ鼓動だ。
「入れ物が違うだけなのかもな、男と女って」
そう呟いて、今度はアイクがマルスの体を抱き寄せた。細い腰は意外と肉付きがいい。
自分の無骨な体とは違う、繊細な造りをしていることがありありと分かる。
互いの体を探り合うように触れているうち、自然と唇も重なった。
初めての感触に、角度を変えて貪るように何度も口づける。




「あ……」
「どうした?」
「あの、それ……」
口づけのあとに顔が離れた途端、マルスは頬を赤らめながら下半身をちらちら見た。
先程の触れ合いのおかげか、アイクの雄物はしっかり自己主張をしている。
なんだか気恥ずかしくて俯いてしまうと、マルスは恐々とした手つきでそれに触れた。
ぎこちなく擦ってやるともっと硬度を増して、腹につきそうなほど反り返る。
「これ、どうしましょう?」
「どうするって……」
さすがに何も知らない子供ではない。ざっと辺りを見回して人影がないのを改めて
確認してからマルスを床に寝かせ、両足の間に体を割り込ませた。
うろ覚えの知識を総動員して、いきりたった分身を収めるべき場所を探り当てる。
入口に先端を押し当ててから、アイクは念を押すように問うた。
「……いいのか?」
こくんと頷くと、アイクの頬を優しく撫でる。
「本当は憧れてたんです、普通の女として男の人とこうするの。やっと叶いました」
頬に軽いキスをすると、マルスの体を押さえ込むように抱きしめ、ぐっと腰を進めた。
今まで誰の侵入も許したことのない中はとても狭くてきつく、薄い膜を突き破る
感触を得たときには、すでに二人の全身に玉の汗が吹き出ていた。
あらかた入ったところで恐る恐る腰を動かすと、破瓜の血が雄物を伝ってお湯に混じり
どこかへ流れていく。
やり方なんか知るわけない。無我夢中で腰を動かし、マルスの細い腰をつかんで出し入れする。
浴場の床が平らでよかった。大理石のようなこの床なら、あの背中が傷つくこともないだろう。
中が解れてきた頃には声を出すまいと噛みしめていた唇が開き、切ない声が漏れてくる。
戦っているときは全く違う甘い声。一体喉のどこから出ているのだろう。
―――どれほど時間がたったのだろう。
そろそろ絶頂が近いことを悟ったアイクは、とどめとばかりに一際激しく腰を打ちつけた。
「うく……」
「あ……!!」
マルスの背が弓なりにしなり、初めて経験する快楽と絶頂で腰が跳ねた。
どくどくと生暖かいものが中にぶちまけられ、吐き出し終わったアイクの分身が
ずるりと抜かれて、ようやく長い安堵の息を吐いた。



「どうです?理解できそうですか?」
新しく巻き直した包帯を撫でながら、マルスは幾分すっきりした顔で話しかけてきた。
長い間抱え込んでいた秘密を明かして重荷が取れたせいか、晴れ晴れとした様子だ。
一方アイクの方は分からないことが逆に増えたようで、難しい顔をしている。
「アイクさん?」
「やっぱり、女ってのはよく分からん」
さっきまでは体を見られるのすら嫌がってたのに、結局あんなことになってしまった。
期せずして筆降ろしを済ませたが、明らかに雰囲気の変わったマルスに比べて
自分の方は特に変わったところはない。むしろ余計に謎が増えた感じだ。
「まだ分かりません?」
「ああ」
「じゃ、もっとじっくり時間をかけて深めていきましょうよ。相互理解を、ね」
そう言って笑うと、ちゅっと音を立ててマルスの唇がアイクの唇に押し付けられた。


終わり

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