スマブラのエロパロスレまとめ

目を覚ました。リンクは見知らぬ部屋で、ごろりと横たわっていた自身を訝しく思った。
 何でこんな所に?俺は確か…。
 気付いて、そっと耳に触れる。さっきまであった毛の感触はなかった。
 外は夜になっているらしく、満月が煌々と部屋を照らす。
 何だか凄く変な夢を見た気がする。狼になった自分が、女性を蹂躙する夢を…。
「リンク…」
 驚いた。誰もいない部屋だと思っていたが、人がいたのだ。
 リンクは呼ばれた方向に目を向けた。そしてそのまま、動けなくなった。
 見るも無残に衣裳を引き裂かれたゼルダが、胸元を隠すようにして上半身を起こすところだったのである。
 瞬間、全てを察し、全ての「夢」を思い出した。
「夢」の中で、自分はとんでもない愚行を働いた。この目の前の女性の姿がその結果だ。
凍り付いていた足が弾かれたように動き出し、勢いよく走りよってゼルダを抱きしめる。
「…何でも命じて下さい。俺はあなたに取り返しのつかない罪を犯した…」
 搾り出すように、それだけを伝える。抱きしめた手が震えていた。
 悪夢は悪夢でなかった。狼の体で自制心を失くしていたとはいえ、こともあろうに他の
誰でもない、彼女を危険に晒したのである。
死を命じられても甘んじて受けよう、それくらいの覚悟ができた。
 しかし返ってきたのは予想に反し、冷たくも優しいゼルダの手だった。
 伏せた顔にかかるリンクの金髪を掻き分け、頬にそっと添える。
 その存在に気付いて目を開けた時、リンクは美しい笑顔を見、そして柔らかな感触を唇に得た。
 驚いたままの呆けたリンクに対し、ゼルダは口付けの攻撃をやめようとしない。角度を変える口付けの合間合間に、か細く呟くのが聞こえるばかりだ。
「謝らないで…あなただから…私は平気だったわ…」
 何とも切ない気持ちに襲われ、リンクは再び、ゼルダの体を力の限りに抱きしめる。
「王姫であるあなたを汚して…俺はとんでもない咎人です」
「…何故そう思うのです?」
「姫は俺を憎く思いませんか!優しい言葉を掛けられるくらいならいっそ…」
「では命じます。あなたは私をどう思っているのですか?応えてください」
唐突にぶつけられた質問に、リンクは目を丸くした。ゼルダは真直ぐな視線でリンクを射抜いている。仄かに赤く染まった頬が、潤んだ瞳が、今のリンクには世界の全てに思えた。
「あなたはさっきから、王姫である私に対してのことしか言っていません。それは卑怯です。ゼルダという一人の女をどう思っていますか?」
そこまで言って、ゼルダは力尽きたというようにリンクの首に形のよい腕を絡ませて顔を隠した。
「できるなら…私を抱いてくれるこの手こそが、あなたの真実であると信じたいのです…」
耳元で囁かれた精一杯の告白。弾かれたように、リンクはゼルダの頭をとって噛み付くように唇を奪った。
「今までどうしても言えなかった…。許して下さい。俺はあなたが好きだ…!」
 感情の奔流のままに迸る言葉。飾り立てた言葉ではないが、この言葉に、リンクのゼルダに対する想いの全てが集約されていた。
凛とした眼差しも、頼りない姿も、強がりな性格も、全てが愛しい。
「…ならば…あなたには何の罪もありません」
そして、ゼルダもそれを大きな感激と共に受け取った。自分を掻き抱く大きな手。未来を見つめた強い眼差しも、無邪気さも、勇気に溢れた心も、全てが愛しい。
想いを確かめ合った男女ならば、次には自然と、そこに意識が向く。
抱擁を解き、目を見交わし、リンクが先に呟いた。
「本当に…いいんですか…」
「この世界では、私は王女ではないわ。ただの人形…フィギュアなのよ」
 悪戯っぽく笑って呟くが、次の瞬間、ゼルダの顔が苦渋に歪んだ。
「お願い…この世界の中でだけでも…私をあなたのものにして…」
 それが、最後の合図だった。




今度はリンクからゼルダに口付けた。
 下唇、上唇をそれぞれ挟み込むように、そして本能の命じるままに舌を差し出す。
 舌と舌が絡み、互いの口から官能的な響きが漏れ、熱い吐息と、時たま見交わす半開きの瞳が二人を容赦なく欲求の渦に突き落とす。
リンクの激しい求めに、ゼルダの上体が傾いだ。
 それを右手で支え、利き手を破れたスカートに潜り込ませる。
「あ…」
 ゼルダの体が可愛く反応する。手につけていたグローブを器用に外し、手の平全体をしなやかな右足に這わせた。
 吸い付くような肌触りに、リンクはすぐに夢中になった。
 女性の肌はこんなにも心地いいものなのか。いや、それともゼルダだからこそ、こんなにも気持ちがいいのか…。
 先にゼルダがしてくれたように、角度を何度も変えて深く彼女の口を貪る。その行為を止めることなく、ゼルダの足を爪先から根元まで撫で回す。
「ん…ふ…」
 くぐもった声を漏らすゼルダ。微かに眉根を寄せた扇情的な表情は、否が負うにもリンクを昂ぶらせる。
 そして、足への愛撫で気が付いた。ゼルダは下着を着けていなかったのである。
 試しに親指をゼルダの中心に伸ばす。さわさわとした感触の次に、熱くぬるっとした感触があった。同時に、
「ああんッ!」
 キスを放り出し、ゼルダは体を仰け反らせる。リンクは驚いてゼルダの顔を窺ったが、そこには恍惚とした表情が浮かんでいた。
 嫌じゃないんだね?
 リンクに悪戯心が沸き起こる。今までにない反応をするゼルダをもっと見たくて、そこへの攻撃を開始した。
 図らずとも女の中心、クリトリスを指で挟みこまれて、ゼルダは甲高い悲鳴を挙げる。
「あッ!…あッ…ぃやッ!だ、だめ…リン…クっ そこは…はあんッ」
リンクはそれでも満足が行かず、人差し指と親指で挟んだまま、上下に優しくスライドさせる。ただでさえ敏感な部分を刺激され、ゼルダは首をいやいやと振りながら喘いだ。 
色っぽく甘やかな声が絶え間なく漏れ、リンクの中心を聴覚を通して刺激する。
「…ああああッ」
 容赦なく行為を続けて、突然ゼルダの全身が強く硬直し、次いで弛緩した。
 官能的なゼルダの表情や仕草。リンクの興奮はピークに達していた。もう我慢できない。
剥き出しのゼルダの足と肩を抱き上げ、有無を言わさぬ調子で荒々しく寝台に押し倒す。
 絶頂の余韻に浸りながら、呆然としたゼルダの目の前でリンクが着衣を解く。
 厚い胸板。程よく筋肉のついた肩や腕。焦燥の入り混じる色っぽい顔。そして――思わず目を逸らしてしまったが――猛々しくそそり立つリンクの男。
再び覆いかぶさってきたリンクを見るにつけ、今からこの人に抱かれる私は、間違いなく女なのだと認識させられる。
たったそれだけのことに、ゼルダの体は通常では有り得ない程の興奮を覚えた。



リンクの手が伸びてくる。ゼルダの顔を上向かせ、再度口付けた。鼻頭をくっつけたまま、小声で呟く。
「…俺、初めてだから上手くできるか分からないけど…」
「…私も…初めてだから…。大丈夫よ。あなたの好きにして下さい」
 人間に抱かれるのは、これが確かに初めてなのだ。ゼルダは気遣うように言い、リンクもその気遣いを有難く受け取った。
恥ずかしそうに微笑み合い、ゼルダが目を閉じたのを確認して軽く口付けし、リンクはゼルダを愛し始める。
 中途半端に身に纏った衣裳。それを掻き分けるようにして、リンクはもう一つの乳房を外気に晒した。
 たわわに実った二つの果実。ずっと触ってみたかった柔らかそうな胸に、リンクはそっと手を這わせた。
「ん…」
 ゼルダが軽く呻く。反応を確認しながら、できる限り優しく揉みしだいて、乳頭を口に含んだ。
 下から持ち上げるように、或いは押しつぶすように、大きく口を開けて胸全体を含もうとする。キスの時と同じように角度を変え、舌先を堅くして乳首に擦りつけた。
開いたリンクの口から唾液が零れる。伝っていくその液にさえ、ゼルダは敏感に反応した。
「…はあッ…リンク…!あんっ」
 必死に声を抑えようとするゼルダ。しかし、初めてと思えぬ巧みな舌先の愛撫に、堪らず甘い声を漏らす。
 リンクは胸元を口で愉しみ、空いた右手を下腹部に伸ばしていく。
引き締まったウエスト、程よく肉付いた尻を撫で、辿り着いたゼルダの左足を己の右肩に引っ掛ける。
思う存分ゼルダの滑らかな太腿と尻を撫で擦った後、そのまま右手を彼女の女に侵入させた。
 体の中に入ってきた異物の存在に気付き、ゼルダが恥ずかしそうに顔を背ける。
 一度絶頂したゼルダのそこは、容易にリンクの指を飲み込んだ。
 ここで間違いないよな、と確認したいが為に、胸から顔を上げてゼルダの表情を見ながらクリクリと指先を曲げてみる。
 声での反応を抑えているが、ゼルダの体がぴくんと跳ね上がり、リンクの骨ばった指を締め付けてくることから確信を得る。
 そろそろ自身も我慢の限界が近付いていた。今や、リンクの男根は痛みを感じるほど大きく天を穿ち、脈打っている。
 リンクは余裕を失った表情でゼルダの耳に唇を寄せ、最後の許可を求めた。
「好きだ…ゼルダ、君が欲しい」
 吐息交じりの色っぽい声色に、ゼルダはそれだけで頂点を迎えてしまいそうだった。
 名を呼んでくれた。それがどれだけ幸せかを伝えたくて、華奢な手を下に伸ばし、拙い手付きながらも精一杯の愛情表現をリンクの男に施す。 
細い指でリンクを包み込み、全体を撫で、先端を恐々した手付きで擦る。亀頭や裏筋を撫でられたリンクはその予期しなかった愛撫に艶っぽく呻く。
目を閉じてその愛撫に身を任せたかったが、絶大な射精感に支配されそうになった。
焦ったようにゼルダの手を外し、自身を女の入口に宛がう。
「挿れるよ…体の力を抜いて」
「はい…」
余裕を失ったのか、リンクは余計なことは言わずに膣口に意識を集中している。
腰をゆっくり突き出すと、迎え入れるように開いたゼルダの充血した花弁が、リンクの亀頭を徐々に飲み込んでいった。
「…ッ!!」
ゼルダは痛みに顔を歪めた。一回挿入された経験があるとはいえ、狼と人間では一物の大きさに差がありすぎる。
リンクもそれに気付いていたが、あくまで意識を保ち、暴走せぬよう自制心を働かせながら、ようやく根元まで埋めることに成功した。



やはり狭く、きつく締め上げてくるゼルダの中は暖かくて、すぐにでも動き出したい衝動に駆られる。
二人とも息を荒くしていたが、先にリンクが声を出した。
「大丈夫?」
 その問いに対し、ゼルダは手を伸ばしてリンクの頬に添える。痛みを堪えた儚く美しい微笑が、面差し一杯に広がる。
「…平気よ…リンクに気持ちよくしてもらいましたから…だから、今度はあなたが気持ちよくなって…」
 健気に呟いたその言葉に、リンクの理性は弾けとんだ。
 ゼルダの腰を掴み、ゆっくりと腰を引く。亀頭が見え始めた、と同時に、再びゼルダの中に戻す。その単調な動きを何度も繰り返す。
最初こそゆったりとした動きだったが、リンクは徐々に往復のスピードを上げていった。
「ゼルダ…ゼルダ!」
絶大な快感が燎原の火のように広がり、リンクの体を駆け巡る。
己の組み敷いた女が、決して結ばれないと思っていた憧れの女性、恋焦がれたゼルダであることもまた、彼の興奮を助長していた。
君への欲望を、見て見ぬふりをした。
 君に恋することを許された立場ではなかったし、万が一告白したところで、拒絶されるのが怖かった。
 でも今こうして、君は俺を受け入れてくれている。
たまらなかった。
今ある全ての幸福を最大限に感じたくて、リンクは目を開いてゼルダを見下ろす。
くちゅっ ぐちゅッ ぐちゅッ
自分の動きに合わせて上下する華奢な体。激しく揺さぶられる二つの乳房。紅潮した頬。震える長い睫。半開きの口から絶え間なく漏れる啼き声と、結合部からの妖艶な水音。
何度も体を交わらせるうちに、ゼルダの痛みは快感にとって変わったようだ。
充実した前戯に、王女の体は早くも高みを目指してスパートを掛け始めている。
一緒に行ってしまいたい。
リンクは上体を倒し、ゼルダの体を抱き締めて密着した。上から下まで一つになる。
「ああ…!リンク…ッ!あん!…ああンッ!来…て…ッ!はあんッ!」
胸板に擦られて乳首が刺激される。息も絶え絶えのゼルダに、リンクは応える代わりに容赦なく肉棒を打ち込んだ。
可能な限りの速さを以ってゼルダの子宮口にぶつける。
やがてゼルダの内部が強く収縮し、リンクは己の想いの全てを吐き出した。

魔力を制御する筈の聖剣マスターソードは、今在るものはあくまで模しただけの偽物である。
リンクの変身の能力を制御したのも聖剣であった為、リンクの意識が埋没してしまったのは必然と言えるのだが、そんなことは彼等は知らない。
抑圧された欲望が狼として具現化したことが、彼等の新たな一歩になったのは間違いないが…。
リンクが上体を持ち上げる。息が荒いが、それでも彼の分身は満足していないようだった。
「…まだ堅い…」
「…感じるわ」
 呟いたリンクの言葉に、ゼルダが優しく微笑んで応える。
 今はただ、この快楽の嵐に身を任せたい。
 互いの許しを乞うた二人は、今までの思いの丈を全てぶつけ合うが如く、再び寝台に飲み込まれていった。

「おいいいい!何だこれ何だ!性欲を持て余すどころじゃねえ!ぶちまけてるぜリンクの奴!!」
「つかあいつ恥ずかしがってたのウソかよ!随分楽ませてるみたいじゃねえ?!」
「おいフォックス!色町行くぞ!俺ダメだ、性欲持て余してんのはやっぱり万年俺だ!」
「くそー、発情期繰り上げてくんねえかな…!!」
 聴診器代わりの紙コップ片手に廊下で言い合う二人組。
 下世話な会話の中にも、弟分が本懐を遂げたことに対する喜びが見え隠れする。
 夜の帳が降りてまだ間もない。
 二人はにやりと笑うと、興奮の色冷めやらぬまま、祝杯を上げに立ち去った。


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