スマブラのエロパロスレまとめ

以降の作中では、ふたなりや女体化などのアブノーマルな表現を多数含みます。これらが苦手な方は、読まれる事をお控えください。
また、「煉獄の煌めき」「てのひらの命」「砂の器」に登場するゼルダやサムス、リンクとは全く関係性はありません。

【鳳凰の見る夢】


「ところで、相談の内容とは何だ?」
 大乱闘に出場する、選手達専用の食堂。その中央に近い席で、スネークはカレー蕎麦をすすりながら、二人の男を前にしていた。一人は目の覚めるような青髪を生やし、
額にはスネークと同じようにバンダナを捲いた青年アイク。そしてもう一人は群青の髪を降ろした髪に、中性的な顔をもった少年マルス。それぞれ剛剣・柔の剣と呼ばれ、
大乱闘に参加するメンバー達の中でも一際恐れられている存在だ。その二人が、スネークを前にテーブルを挟んで座っている。のんきに蕎麦を口の中に運ぶスネークとは
違い、二人とも真剣な顔つきだ。そんなスネークに対し、先にマルスが切り出した。
「スネークさんは、リンクをご存知ですよね?」
「リンク…?」
 蕎麦を口に入れたまま、スネークはリンクという名前の男の顔を頭に思い出す。確か彼とは前回の大会の時、1対1で戦りあった覚えがあった。ブロンドの髪に
青い瞳。そして、緑の帽子と衣を着た剣士だ。剣の腕前もピカ一だったが、ブーメランや弓、爆弾などのサブウエポンも器用に扱う、戦い慣れした戦士であった事は
記憶している。しかし試合後に食事に誘った際は、彼が酷い無口のためにあまり会話がはずまなかったのだが…。
「あぁ、あの単純軟弱石頭か。奴がどうかしたのか?」
「実は…彼が3週間前から行方不明なんです。」
「……。」
 スネークはどんぶりの中の蕎麦を全て食べ尽くすと、カレーとつゆが素晴らしい割合で混ざり合った極上のスープを一気に飲み干す。彼の口の周りにはカレーのために
黄色い化粧が施されていたが、それをティッシュでふき取ると、彼はゴミ箱へと投げ捨てた。
「行方不明…か。それにしてもこいつは美味いな。もっと食わせろ!」
「あ、あぁ。おばちゃん!カレー蕎麦もう一杯!」
「次はうどんにしてくれ。」
「ごめん、やっぱりうどんな!」
 スネークに頼まれ、アイクは大きな声で厨房へカレーうどんを注文する。食べ終わったカレー蕎麦の器を目の前からどかし、スネークは頬杖を突いてマルスに向き直った。
「それで、俺にどうしろと?」
「あなたに、リンクの居所を探ってほしいんです。」
「勘弁してくれ。俺は探偵じゃない。」
 スネークはマルスの依頼に取りつこうとはしない。大乱闘大会に出場するためとはいえ、普段は滅多に無い休暇なのだ。この休暇中に、潜入捜査染みた事など
やりたくはない。それがスネークの本音だった。彼はポケットから愛用のタバコを取り出すと、安物のライターで火を付ける。その臭いをかいで、剣士の二人は
顔をしかめる。マルス、そしてアイクもこのタバコという代物の臭いは好きになれなかった。スネークはそれを口から離すと、今度は彼の方から話を切り出す。
「まぁ、食事を奢ってもらった礼だ。話だけは聞いてやる。」
「ありがとうございます。そうですね…彼の姿が見えなくなったのは、あの時からでした…。」
 その日、アイクとマルス、そしてリンクとメタナイトの4人は大乱闘を終え、帰路についていた途中だった。その時、雑踏の中から現れた一人の女性。ハイラルの
姫君であるゼルダに、リンクは呼び止められた。彼女の姿は普段の姿とは違い、黒いドレスに白く染まった髪が印象的であり、不気味でもあった。そしてそれと同時に、
彼女からは禍々しい気が発せられていたことに4人は気がついた。もちろんリンクも彼女の様子がおかしい事に感づいていたが、彼女の誘導するままに彼は郊外の森の
中へと入っていった。彼の姿を見たのは、これが最後だったという。
「成程。しかし、奴とゼルダは恋中という噂もあったんだろう?彼女がリンクを連れて、国に帰ったという事は無いのか?」
「それは無いかと。彼は、その二日後と一週間後に控えた試合を楽しみにしていました。それに、大会側は急な用事で試合を休む際には連絡を義務付けてあるのですが、
それも無かったのです。」
「…。つまりそのゼルダと共に、もしくはそのゼルダによって何らかの事件に巻き込まれた可能性が高いと…?」
「あくまでも仮定に過ぎませんが、僕はそう考えています。」
「俺もその考えに同調している。あの馬鹿正直なリンクが、一切の連絡も無しに消える事なんてありえないからな。」
「ふむ…。」
 スネークの前に、今出来たばかりのカレーうどんが置かれる。彼は割りばしを横にして二つに割ると、勢いよくうどんをすすり始めた。その勢い故、カレーの飛沫が
飛び散っては彼のスニーキングスーツとテーブルを汚す。カレーが絡まったうどんの絶妙な風味を堪能したスネークは、箸を置いて水をガブ飲みした後、真剣な眼で
二人に向き合った。
「俺は奴の事はあまり分からんが…どうやらこれは調べてみる必要がありそうだ。気が変わった。2日後までには、何かしら手がかりを探し出そう。
だが、この食事代程度の捜査だ。あまり期待はしないでいてくれ。」
「あ、ありがとうございます、スネークさん!」
「本当に助かるぜ。あんたしか頼みの綱が無かったんだ。」
「それじゃ、俺は早速捜査に入る。食事代は払っておいてくれ。あ、それとここはセルフサービスだったな。片付けも頼む。」
 二人を残し、スネークは試合の行われる建物を後にした。外に出た瞬間、眩しいばかりの日光が彼を襲う。快晴。雲一つない青空。やはり今日は遊んで
おくべきだったかと少々後悔したが、彼は人目につかぬ裏路地に入ると、腰のポケットに入れてあった携帯電話を手に取った。
「…もしもし、こちらスネーク。」
「HAHAHA!誰かと思えばスネークじゃねぇか!久しぶりだなッ!俺に用事ってのは、どういう風の吹きまわしだ!?」
 電話の相手はワリオだった。彼の耳をつんざく大声は、会話音量を最小にしているというのに、携帯を耳から30cm離してもけたたましく聞こえてくる。これだから、
スネークは人のいるところで電話をしたくなかったのだ。しかし、ワリオに電話をした事にはしっかりとした理由があった。
「お前の会社が持つ、情報網の力を借りたい。とある人物を探してほしいんだが…。」
「ほぉほぉ、なるほどなぁ。で、その探したいってのはどちらさんだ?」
 ワリオの会社というのは、自称世界一面白いゲーム『メイド イン ワリオ』の開発会社、ワリオカンパニーの事だ。資本金23円で打ち立てたというこのとんでもない
会社は、社員全員がタダ働きというこれまたとんでもない会社である。創立当初はワリオが代表取締役という事もあり、半年もしないで倒産することは目に見えていた。
しかし、ところがどっこい最近では主力商品メイドインワリオが評判になり、なんと大乱闘にステージ提供をするスポンサーにまで成りあがった。そして得た金で、
彼は全国各地に支社を展開しているのである。まぁ、ほとんどが掘っ立て小屋みたいな感じらしいのだが。それでも金、食べ物、そして情報にがめついワリオなら、
きっと役に立つだろうとスネークは踏んだのだ。
「そいつの名はゼルダ。お前も、大乱闘の試合で見たことあるだろう?あのハイラルから来たとか言う姫様だ。」
「おぉ、あのスタイル抜群のべっぴん姉ちゃんか!もしかして、おめぇアイツを狙ってるのか?相変わらず性欲を持て余してるなァ…。」
「黙れ。そういうわけではない。」
「確かにあいつは可愛いもんなぁ…。中々声掛けられねぇからって、毎晩のオカズなんかにするんじゃねぇぞ!」
「それ以上無駄口叩くと、携帯越しにRPGぶちかますぞ。とにかく、お前の情報力だけは頼りにしている。早いところ、頼めるか?」
「おうよ、任せておけって!で、依頼料はいくらだ?」
「うっ……。」
 そう、彼は肝心な事を忘れていた…。ワリオはこの世界の誰よりも金にがめつく、どケチと有名な存在。そんな彼が、赤の他人であるスネークの依頼を金無しに
引き受けるわけはない。どうしたものか…。
「そ、そうだな…。金はアイクとマルスにつけておいてくれ。それなりの額なら奴らは払えるだろう。」
 スネークは咄嗟に依頼者である二人の名前を出してしまっていた。まぁ、一人は王国の王子で、もう一人は傭兵団の団長だ。お互い、それなりの金は持っていることだろう。
「何で奴らに…?まぁ、いい。すぐに取りかかるぜ、あばよ!」
「あぁ、たの…」
ガシャッ プープープー
 スネークが話し終わる前に、ワリオは既に電話を切ってしまっていた。それも、受話器を本体に叩きつけた大音量を残して。スネークは耳を押さえながら、彼からの
連絡が来るまで、とりあえず今日は街をブラブラすることにした。
 翌日。その日の午前中に、スネークの携帯電話が鳴り響いた。着信相手はワリオだ。彼は着信相手の名前を確認すると、迷うことなく通話ボタンを押した。
「こちらスネーク。」
「ガハハ!俺だよ、ワリオだよ!喜べ!とうとうやっこさんの居場所が掴めたぜ。」
「何、それは本当か!?」
「そうじゃなきゃ、おめーなんかに電話しねーっつーの。ゼルダは大乱闘が開催される街にいるはずだ。昨日の夜と今日の早朝、俺様の部下が確認している。間違いねぇ。」
「何だと!?この街に…?……電話して損したな。」
「何か言ったか?」
「いや、何でも無い。情報提供感謝する。では、また次の大会で。」
「で、金の振込先はキノコ銀行普通口座012…」
ブツッ
 スネークはワリオが話し終わらないうちに電話を切ると、雑踏の中へと飛び出した。まさか、探していた人物が自分と同じ町にいるとは何という偶然。いや、
出来すぎている。とにかく、リンクを最も良く知る彼女であれば、彼の行方について何か知っているかもしれない。とりあえず、この街を探し回るしかなかった。
 ワリオとの電話から3時間が経過した頃、ろくに食事も摂らずに歩き続けていた彼の眼に、一人の女の姿が飛び込んできた。彼女はカフェで椅子に座りながら、
小さな書物を手に取っている。スネークは建物に隠れ懐から双眼鏡を取り出すと、彼女の姿を観察した。確かに姿はゼルダに違いないが、黒のドレスに白く染まった髪。
マルスやアイクの証言と一致する。そして手には何か古ぼけた本を持っているが、彼は特にそれには興味を示さなかった。
(コーヒー一杯…。ただの休憩なのか、それとも人を待っているのか…。む?)
 全く動きを見せない彼女を観察していたスネークだが、しばらくすると彼女の元に二人の女が集まってきた。一人はジーンズにブーツ、そしてTシャツを着たブロンドの
ポニーテールが印象的な女。そしてもう一人はブロンドの髪を肩まで伸ばし、胸の開けたセクシーな服を身にまとっている。そしてゼルダ以上に、ピンと張った長い耳が
特徴的だった。
(一人はサムス・アランか。彼女と友人なのか?そしてもう一人…。奴は誰だ?彼女の故郷の友人なのか?あの耳はハイラル人特有のものだと言っていたしな…。
しかし、誰かに似ている気が…。んん!?)
 スネークは、耳の長い女の横顔が気になった。似ている。そう、リンクにだ。顔の輪郭は少々違うが、どこか…どこか彼の面影がある。もしやリンクの双子の
姉妹かとも思ったが、彼に双子がいるなんてことはリンクからも、周りの連中からさえも聞いたことが無い。スネークは、彼女の存在に疑問を感じてならなかった。
(ただの他人の空似なのか?しかし…気になる。つけてみるか…。)
 彼女達が席を立つと、彼も30mほどの間隔をあけて後を追う。当初は探偵じみた事はやりたくないと思っていた彼だが、今の状況を振り返り、自分の嵯峨に
呆れるほかなかった。
 10分ほど歩いたのだろうか。それまで楽しそうに喋りながら歩いていた3人は、とある建物の前で足を止めた。耳の長い女がその建物を指差すと、他の二人も
迷うことなくその建物内に入っていく。スネークは、彼女達が入っていった建物の看板を見て唖然とした。
(ラ、ラブホテルだとぉ!?)
 スネークはただ、開いた口が塞がらなかった。別に自分が彼女達を狙っていたわけではないが、ゼルダとサムスと言えば大乱闘に出場する女性選手の中でも、
飛びぬけて美人という事で有名だ。それゆえ、ゼルダとサムスの二人には多くの男性ファンもいたのだが、まさか彼女達がレズビアンであったとは…。彼は驚きと共に、
肩の力ががっくりと抜けたような気がした。
(何かと思えば、これから中でお楽しみか。馬鹿馬鹿しい…。しかし…。)
 彼はどうにか、外から気付かれずに建物内部へ潜入するための場所を探し始めていた。何も、彼女達の情事を覗き見したいからというわけでは無い。彼女達の中の一人、
あの耳の長い女が気になってしょうがなかったのだ。もちろん、気になると言うのは異性として意識しているからというわけでは無い。彼女が、あまりにもリンクに
似すぎているから…。   
彼は建物の裏へと回ると、1本の通風口を見つける。この穴が建物のどこに繋がっているのかは分からないが、このままぼーっとしていても仕方がない。彼はそこに
かかっていた網を器用に外すと、誰にも悟られないように静かに潜入を開始した。
 
 ゼルダは建物内の廊下を進んでいる。二人を先に部屋に行かせ、自動販売機にて酒を買っていたのだ。それにしても、あの機械は便利なものだ。早朝はおろか、
真夜中でさえも喉を潤したり、冷たい体を温める事が出来る。この地に初めて来た時はハイラルとの文化の違いに驚かされたが、今では彼女も問題無く利用していた。
両手に酒缶を抱え、彼女は指定した部屋へと足を踏み入れる。
「ごめんごめん。ちょっと遅れて…って…。」
「あっ!あぁぁぁぁぁん!!リンク!リンクぅぅぅぅ!!締まるっ!今日はいつも以上に締まるぅ!!」
「そ、そう言うサムスだって、腰遣い激しすぎぃ…。ふああああああっ!」
 ゼルダが部屋に入ったその時、既に二人は対面座位での性交に耽っていた。ゼルダが彼女らに遅れることたった2分の間に…。お互いの唇を貪りながら、サムスは
下から突き上げ、リンクは彼女の膝の上で腰を上下させる。リンクの言葉から、サムスは先ほどまで女性をレイプしていたようだが、やはり彼女の性欲を満たす事は
出来なかったのだろう。この部屋に入ってすぐに、サムスはリンクの身体を求め、リンクもそれに応えていた。ゼルダの黒魔法によってふたなりとなったサムスと、
女性となったリンク。彼女達の肉欲は、既に底知れぬ位置にまで達していた。
「もう、あなた達ったら昼間っから盛りすぎ。もう…少しは節度ってものをわきまえなさいよ。」
「別にいいじゃない…。リンクがやりたいって言ってるんだから…。それに、こんなに私達をエッチな身体にしたのは、どこの誰かさんだったっけ?」
「そうよ。そんな事言って、ゼルダも混ざりたいんじゃないの…?来て…一緒にしようよぉ…。また、私のお尻をシークのペニスで犯してぇ!」
「お誘いのところ悪いけれど、私はまだいいわ。後でたっぷりしてあげる。」
 ゼルダはベットが二つあるこの部屋で、片方のベッドに寝転がって酒缶を開ける。そして、彼女は微笑みを浮かべながら二人の情事を見守った。リンクが性転換の
秘術で、女性化してから3週間。彼女はもう、セックス無しでは生きられない身体に変わってしまっていた。そして、それはサムスも同じこと。様々な街を巡り、
その度に彼女達の身体にはセックスの楽しみというものが刻み込まれていった。そして、ゼルダは前々から考えていたある計画を実行するためにこの街へと戻ってきた。
リンクの友人であるあの二人を、女性に変えて共に肉欲を貪るために…。
 一方、通気口から建物内部へと侵入していたスネークは、運のいい事にラブホテルの廊下へと出る事が出来た。そしてこれまた運の良い事に、ある部屋に入っていく
ゼルダの姿を見つけたのだ。彼は音も立てずに静かに部屋の前に近寄ると、装備品の中から指向性マイクを取り出す。中の状況を確認するためだ。他の客に怪しまれたりも
したが、彼らにはタバコ型麻酔薬で夢の世界へと旅立ってもらっていた。
(出歯亀をするようで気分が悪いが、仕方ない。ん……聞こえない…?)
 安そうな外観のラブホテルだったが、ドア周りの防音対策は万全なようだ。スネークは指向性マイクの音量を更に上げる。すると、まだ小さいが矯正の入り混じった声が、
マイクを通して聞こえてきた。
「あはっ!気持ちぃぃ!やっぱりサムスのオチ○チンが一番いいっ!!もっと!もっと突いてよぉぉ!!」
(はぁ!?)
 スネークは耳を疑った。この声は…聞いた事は無いが、この声の主はとんでもない事を口にしている。サムスの…ペニス?どういう事なのだ、これは。確か…いや、
確実にサムスは女だ。男のシンボルであるその器官が付いているわけはない。ペニスパンツか、ディルドーの類でも使用しているというのか。しかし、次に指向性マイクが
拾った嬌声も、スネークの心中を揺るがすものだった。
「私も、私も気持ちいいわ!私も、リンクのオマ○コが大好きっ!他の女の子達なんかじゃ、満足出来ないの!リンクやゼルダの
オマ○コに突っ込んでいる時が一番幸せっ!!」
(なんだってぇ!?)
 今度は聞いたことのあるサムスの声だ。しかし、一体何を言っているのだろうか彼女達は。今度はリンクという名前が聞こえたが、リンクに…女性器?ますますわけが分からなくなってきた。やはりあの耳の長い女がリンクだったのか?性転換手術でもしたのだろうか?しかし、いくら何でも性感を得るための女性器の形成は
難しいのではないか?こういう知識に関しては疎い彼だったが、様々な考えが浮かんでは消える。いくら潜入任務を得意とする彼でも、この会話の内容には心底驚いていた。
かのビッグシェル全体が、新型メタルギアであったという事実よりも。そしてなお、マイクは彼女達の情事の声を拾い続ける…。
「はぁ…はぁ…はぁっ!あぁん、興奮するぅ…。リンクのその感じてる顔、とっても可愛いわ!んっ…。はぁ…なんて甘いの…。それに柔らかくって…。もっと、
もっとキスさせてぇ…。」
「サムスってば、本当にキス魔よね。んむっ…。ぷはぁ…。今の言葉、お返しするよ。サムスの唇もとっても甘くて、柔らかい…。」
(……。)
 指向性マイクを構えながら、スネークは今自分の逸物が膨らんでいる事に気がついた。サムスは前回の大会の時から知り会ってはいたが、普段は男など寄せ付けぬほどの
殺気を放っていた。そんな彼女が、セックスとなるとなんて甘い声を放つのだろう。彼女がどんな痴態を晒しているのか、それを想像しただけで彼の股間は堅くなって
しまっていた。その間にも、マイクから流れてくる喘ぎ声の数々。スネークは今、本当に自分が何をしているか分からなくなってきた。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!んんんんっ!もう、もう私そろそろ…イキそう…。くはああん!サムス、サムスっ!もっと、もっと強く抱きしめて!私を逃がさないでっ!」
「逃がすわけないじゃない…。あなたの子宮に、一滴残らず精液ぶちまけてあげる…。あまりにも気持ち良すぎて失神しないようにね…。ああんっ!締まるぅ…。
はぁ、あなたの子宮が精液欲しがっているのね…?はぁ…私も…出るっ!!」
 彼女達の声と共に、肉と肉がぶつかり合うパンパンという音が聞こえる。恐らく、彼女達の交わりもラストスパートをかけているのだろう。そして、彼女達の嬌声も
一層大きくなる。
「ああっ!来る!来ちゃうっ!私、サムスのぶっといオチ○チンでイカされるぅ!!やっぱり、やっぱりいい!サムスが一番いいっ!もう、イク!
私、イクううううううっ!!」
「ああああっ!リンクのオマ○コがぎゅうって締め付けてくる!そんなに、そんなに精液欲しがらないでよぉぉ!!私の、私のチ○ポ千切れちゃううっ!!
もう…もう…うあああああああっ!!」
 絶叫をあげて、サムスとリンクの二人は絶頂へと上り詰めた。リンクの子宮にありったけの精液を注ぎ込み、彼女の身体を抱えたままサムスは仰向けに倒れ込む。
そして、性器同士を繋ぎ合わせたまま、彼女達は互いの唇を奪い合った。リンクは女になった当初こそサムスのペニスを恐れていたが、今ではその大きさと堅さ、
そして精液の虜になってしまっていた。喜びの笑顔を浮かべて、イったばかりで全身が敏感になっているサムスの胸を執拗に責める。
「あぁ…ありがとうサムス…。とっても気持ち良かったよ…。」
「私も…ああんっ!胸はやめてよ、もう…。そんなにすると、今度はアナルに突っ込むよ…。いいの?」
「もちろん。そこまで言うのなら、私のお尻に入れてヒィヒィ言わせてみてよ。まだ萎えてないんでしょ?」
「まったく、この子ったら…。」
 サムスはリンクの顔を覗き込んで、自分の舌でペロっと唇を舐める。そして彼女の要求に応えようと上体を起こしたその時、それまで傍観していただけのゼルダが
声を発した。
「お楽しみのところ悪いんだけれど…。さっきから、誰かにこの部屋覗かれているわよ。」
「えっ!?」
「ウソ!?」
(!! くそっ、感づかれたかっ!)
 ゼルダは数分前から、ドアの外に何者かがいることを気づいてはいたが、彼女達がセックスに夢中になっている手前ずっと黙っていたのだ。彼女達の情事が
ひと段落した今、ゼルダはベットから立ち上がるとドアへと歩みを進める。スネークも彼女の接近を察知し、指向性マイクを素早くしまうと、装備品の中から愛用の
偽装道具を取り出した。
ガチャリ
 ゼルダは鍵を開けて、部屋の外へと出る。通路の右側に開くドアなので、まず左の廊下を見渡してみるものの、誰もいない。そして、ドアの右側に回り込んでみると…。
そこには、不自然に人一人が入れそうなダンボール箱が一つ。しかも、この部屋に入った時には無かったもの。彼女は呆れた表情で、その箱を見下ろす。これで
隠れたつもりなのだろうか…。
「ホント…あなたは全然進歩しない人ね。隠れてないで出て来なさい。別に怒らないわ。それより…私達といいことしない?」
 彼女はそのダンボールの中に隠れているであろう主に甘い声をかけるが、全く反応が無い。既に30を越える身空だというのに、怖気づいているのだろうか。
「もう、あなたがこの中にいるのは分かっているの。さっさと出てきて。これ以上、往生際が悪いと怒るわよ。」
 今度は少々怒気のこもった声で言うが、相変わらず反応は無い。彼女は嫌気が指してそのダンボール箱を持ち上げた。そしてその中には…。
 誰もいない。てっきり中にはあのスネークが潜んでいると思っていたのに、彼女は無人のダンボール箱に話しかけていただけだったようだ。そして、下の階からは
窓ガラスを割る音と、女性の悲鳴が聞こえてきた。スネークは彼女達の様子のおかしさに危険を感じ、愛用のダンボール箱をおとりにして逃げ去ったのだ。前回の
大会の時には、共にあの厳しい戦闘を戦い抜いた相棒との別れに、スネークはぐっと涙をこらえ雑踏の中を疾走する。ゼルダは早足で部屋へど戻ると、窓から外を見渡すが彼の姿を
確認する事は出来なかった。
(…。残念。実際に、彼のものを楽しんでみたかったんだけど。)
「誰かいたの、ゼルダ?」
「…いえ。私の勘違いだったみたい。ごめんなさいね、雰囲気乱しちゃって。お詫びに、私も入らせてもらうわ。」
 すると、彼女はドレスを脱ぎ捨て、その豊満な身体をあらわにする。リンクとサムスも淫猥な笑顔を浮かべて彼女を受け入れた。まだ、彼女達の楽しみは始まったばかり。
これからの行為に期待し、ゼルダはまずリンクの乳房を背後から握りしめた。

 翌日。つまりスネークがマルスとアイクの二人に、何かしらの情報を渡すと言った当日、彼らはあの食堂内にいた。アイクはスネークのためにと、きつねうどんを
注文したのだがスネークはそれに全く手を付けようとはしない。どこか思いつめたと言うか、気が迷っていると言うか、そんな印象を受ける。
「それで、分かったことはありますか…?」
「…あぁ。俺は前世でアメリカシロヒトリだったんだ。あの頃は楽しかった…。君の前世は何だ?」
「おい、スネーク!しっかりしろ!スネーク!スネェェェェク!!」
「はっ!す、すまん…。あまりにも衝撃的な体験だったものでな…。」
「衝撃的?」
「あぁ、今思い出しても鳥肌が立つ…。」
 スネークは我に返ると、落ち着きを取り戻すためにタバコに火を付ける。2分ほどタバコの味と香りを楽しんだあと、彼は話を始めた。
「何から話せばいいのか…。簡単に言う。物凄く簡単に、だ。ゼルダはサムス、そしてリンクとおぼしき者を連れ添ってラブホテルに入り、その一室でサムスと
リンクはセックスを楽しんでいた。」
「……。」
「……。」
「どう思う?」
「どうって…。あんた、ラブホに入って何してたんだ…。」
「見損ないましたよ、スネークさん!まさかあなた、僕達の依頼というのを口実に覗きなんて…。」
「お前ら着眼点が違うだろう!い、いくら俺でも、そんな事はしないさ…。」
 スネークは手に持っていたグラスをドンとテーブルに叩きつけると、再びタバコを口にする。しかし、その手はかすかに震えていた。どうしても、あの場面が
頭に焼き付いて離れないのだ。どうにかしてあの声を忘れようと躍起になるが、彼女達の嬌声が彼の脳内でリピートされる。
「で、リンクはゼルダやサムスを相手に…ヤってたって事なのか?」
「リンクさん、あれで結構モテるんですね…。」
「……。」
「スネーク?」
「…それだけだったら可愛いもんだ。だが奴らが部屋の中で行っていた事は、お前らが考えているものとは全く別のものだ。」
「……?」
 スネークは、先ほど乱暴に扱ったグラスの中に残っている水を一気に飲み干す。目の前に置いてあるきつねうどんなど眼中にないのか、手を付ける事は無い。
手打ちで有名な食堂自慢の麺は、すっかり伸びてしまっていた。
「まさかハードSM!?」
「アイク、馬鹿かお前は!そういう意味じゃない!まったく……。まぁ、これは俺が直接見たわけじゃない。会話の内容によると…サムスには男性器があり、
それをリンクの女性器の中に突っ込んでいた。それにリンクは喜びを感じ、サムスは彼の中に射精をしていた。意味が分かるか?」
「…。はぁ?」
 マルスとアイクの頭の上に、いくつものクエスチョンマークが浮かぶ。スネークの言っている意味が、真意が、全く分からない。
「何言ってるんですか、スネークさん。風邪でもひいたんですか?」
「今日のあんた、本当に変だぜ。この話はあとでいいからさっさと病院に…。」
「お前ら、人に頼んでおいてその態度はなんだ!しっかり俺の話を聞け!はぁ〜…はぁ〜…。つまりだな…。今のリンクは、女になっている…。」
「はい?」
「なんだって?」
「俺はラブホに彼女達が入っていく前に、一人の女が目についた。長いブロンドに青い髪。そして、長い耳をピンと立てたリンクに良く似た女だ。非常にな。俺も当初は他人の
空似だと思ったが、部屋の中での会話で確信した。彼女達はあの女をリンクと呼んでいる。だとしたら…考えられるのは一つだろう?」
「……。」
「……。」
 スネークはタバコを咥えたまま、イスに背を持たれて天井を見上げる。マルスは口を掌で覆って何か考え事をしているようで、アイクもこめかみのあたりを
ポリポリと掻きながら、自分の考えを必死にまとめていた。
「まぁ、奴が本当に女になったのかどうかは本人に聞かなければ分からん。俺は奴と一緒にいた女、ゼルダが怪しいと思う。実際、前に会った時の彼女とは
雰囲気が全く変わっていた。彼女がリンクの失踪と何らかの関わりを持っているのかもしれない。しかし、俺の調査で分かったのはこのくらいだ。」
「……。」
「……。」
 すると、スネークはおもむろに席を立った。そして伸びたままのきつねうどんをそのままに、背を翻す。そんな彼の背中に、アイクは声をかけた。
「お、おいスネーク!どこに行くんだ?」
「俺はしばらくこの街から離れる。ゼルダに気付かれた。何だか嫌な予感がするんでな…。」
 左右に開くタイプの自動ドアを抜け、スネークの姿は見えなくなった。残された二人は顔を見合せて、彼の報告について語り合う。
「リンクが女に…か。マルス、あいつの言う事信じるか?」
「…スネークさんは嘘を言うような人じゃないですよ。もしリンクが女になってしまったとしたら、その負い目かなにかで僕達の前に姿を現さない…という理由も
考えられますから。」
「う〜む…。」
「……。」
「今日は…寝るか。」
「えぇ。何だか、全てにおいてやる気が無くなりました…。」
 アイクはきつねうどんの乗ったトレーを片手で持つと、食堂の網棚へと乗せる。そしてマルスと共に1階へと降りた。まだ、空にはさんさんと太陽が輝いている。
 しかし、彼はマルス同様何もやる気が起きなくなってしまった。マルスに別れを告げると、彼は自分の宿に向かって歩き出す。今日一日寝れば、また明日は
頑張ろうと言う気になるだろう。しかし、次にリンクに出会った時はなんて声をかければいいのだろうか…。そんな事を考えながら、彼はとぼとぼと宿に向かって
足を進めていた。


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