最終更新: daichi0083 2009年09月25日(金) 00:35:46履歴
いつもそうだ。高みに上り詰めた後は留まるか降りていくしかない。
今は奴のベッドで意識を手放すことに抵抗があった。
利用出来るものはどんなものでも絞りつくす男の前で無防備な身体を晒すのだから。
この男にとってハイラルを恐怖に陥れた魔王は肩書の一つに過ぎない。
元魔盗賊の立場を利用すれば何処かの研究施設に私を売り飛ばすこともあり得る。
そうでなければ、この身体を好きにねぶり、それから私の力を絞りつくして…
「そう気構えずともお前はとっくに我の手中だ。
ここに導くまで相当手間を掛けさせたお前を誰が手放すか…、なあ?」
「…んっ、ひぁん、んっ…」
頑なにシーツを握りしめる掌を振りほどき、支えるように握りしめてやる。
片方の腕は先ほどから頼りなくぐらぐらと揺れる頭を支え、震える唇に近づいていく。
「お前の力を絞りつくす?二度とお前の媚態が楽しめぬではないか。意味のないことを憂う…」
「んっ、ぐ…」
高みに留まり続けるのに疲れたのなら、この身を我に預ければいい。
唇を吸いながら舌を絡めてやる。奥に引っ込んでいた舌は逃げることを止めていた。
「ん…」
意識を手放した身体が余韻を残しながらこの腕に沈み込んでいく。
愛しい妾よ、今は眠れ。
今は奴のベッドで意識を手放すことに抵抗があった。
利用出来るものはどんなものでも絞りつくす男の前で無防備な身体を晒すのだから。
この男にとってハイラルを恐怖に陥れた魔王は肩書の一つに過ぎない。
元魔盗賊の立場を利用すれば何処かの研究施設に私を売り飛ばすこともあり得る。
そうでなければ、この身体を好きにねぶり、それから私の力を絞りつくして…
「そう気構えずともお前はとっくに我の手中だ。
ここに導くまで相当手間を掛けさせたお前を誰が手放すか…、なあ?」
「…んっ、ひぁん、んっ…」
頑なにシーツを握りしめる掌を振りほどき、支えるように握りしめてやる。
片方の腕は先ほどから頼りなくぐらぐらと揺れる頭を支え、震える唇に近づいていく。
「お前の力を絞りつくす?二度とお前の媚態が楽しめぬではないか。意味のないことを憂う…」
「んっ、ぐ…」
高みに留まり続けるのに疲れたのなら、この身を我に預ければいい。
唇を吸いながら舌を絡めてやる。奥に引っ込んでいた舌は逃げることを止めていた。
「ん…」
意識を手放した身体が余韻を残しながらこの腕に沈み込んでいく。
愛しい妾よ、今は眠れ。
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