No | 046 | Title | HEAD ROOM | LOAD | ○ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Item | |||||||||||||
VA | VB | HL | M | C | SL | S | P | B | SH | ||||
● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
Respawn | |||||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||||||||
× | × | × | × | × | |||||||||
Difficulty | ★★☆☆☆ | Notes | |||||||||||
Select100 中でもぶっちぎりの最先端を往くであろう, 人によっては恐怖すら感じさせる程のある種の狂気に満ち溢れた作品. 倫理的な観点への苦し紛れの妥協と思われる必要最低限の衣類のみを身に付けた, 一切の頭髪を持たない人間 (の主に顔) が最初から最後まで大量に襲いかかる. 言うなれば「人類には早すぎるゲーム」という奴だろう. 精神に余裕がある状態でプレイする事を推奨. データロードは可能だが絶対に中身を見たくない作品 No.1 である事は想像に難くない. 「社会性から離脱した人体の羅列から生まれる不毛*1なヴィジョンを楽しもう」というコンセプトの元に製作されたゲームであるとされている. 殆どピアノのみの無機質な前衛音楽に乗って進む世界観は常人には到底理解不能であるが, 前述のような非常に明確な意図を持って製作された精巧な作品である事がコメントで語られている. プレイ後には必読. メチャクチャ綺麗な文体でメチャクチャなコンセプトをメチャクチャ真剣に語る, 超一流のセンスに溢れた姿勢には圧倒されてしまう. 恐らくこのゲームをプレイした人々は, ・狂気を酷評する者 ・バカな事とは違うが, こういう常人にはまず到達できない事をここまで真面目にやる, という面白さに惹かれた者 ・作者の述べる「不毛なヴィジョンを楽しむ」というコンセプトを理解し共感できた新人類 の 3 種類に大別されるのであろう. 筆者は残念ながら, この先進的すぎるコンセプトを理解するには至れない只の凡人に過ぎませんでした. 真にこのゲームを楽しめていない身としてこのような事を述べるのはおこがましい話ですが, 言うなれば究極の変化球なのでグランプリとかは望まないにしても, せめてもっと評価されて欲しいなあというのが本音. 製作者は間違いなく大物. 尚, ゲームとしての難易度は極めて標準的であり, 特筆すべき点は存在しない. ゲームとしての難易度という側面も, 作品のコンセプトにとっては邪魔なものだったのだという製作者の意図を感じ取る事ができよう. | |||||||||||||
No | 050 | Title | LAST PHOENIX | LOAD | ○ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Item | |||||||||||||
VA | VB | HL | M | C | SL | S | P | B | SH | ||||
● | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
Respawn | |||||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||||||||
× | × | × | × | × | |||||||||
Difficulty | ★★★★☆ | Notes | 冗長, 初見殺し | ||||||||||
何かと硬派な高品位 STG. 武器はバルカン A のみでシールドは出現せず, アイテムの出現数もかなりストイック. スピードアップが一番最後に出現するため, 大きく立ち回れるほど速度を上げるのは絶望的. より精密な操作が鍵を握る事になるが, 随所でかなりの弾幕を張られるためボム頼みとなる場面が多くなりがち. 通しで進むにはかなりのやり込みが必要となる. 4 面は恐ろしく長い上に低速状態では見てから対応はほぼ不可能の初見殺しと強烈な弾幕地獄が待ち受けるため, それこそ撃たれる前に撃つ出待ち対応がほぼ必須. ボスも闇雲にショットボタン押しっ放しでは同時発射数制限の隙を突かれる可能性が高くかなり難しい. 一般的にやり込み性が高いためか評価の高い本作だが, その気は無くともある程度腰を据えねばクリアできないハイレベルなバランスに収まっており, 非常に敷居の高い作品と言えよう. 結局武器が 1 種類な上に難易度が高く出戻りが痛いため, その辺を退屈に感じる人にとってはこれ以上の苦痛は無いのかもしれない. | |||||||||||||
No | 054 | Title | META BIOMASS | LOAD | ○ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Item | |||||||||||||
VA | VB | HL | M | C | SL | S | P | B | SH | ||||
○ | ● | ○ | ○ | ○ | |||||||||
Respawn | |||||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||||||||
× | × | × | × | × | |||||||||
Difficulty | ★★★☆☆ | Notes | 冗長, 初見殺し, イライラ棒 | ||||||||||
ステージの大半を破壊不能の障害物による通路構成で埋め尽くしたキングオブイライラ棒ゲー. 全面その場復活に対してスクロールが遅く, 至る所で障害物に苦しめられる. 画面上部まで追いつめられる場面も少なくないが, ギリギリ詰まないように作られている辺りに完成度の高さを感じる事ができるだろう. 非常に配点が低くエクステンドが期待できないため, 大量に出現するシールドを上手く使って 1 機を大事に進む必要がある. ボムとシールドが大量に出現する代わりに, 速度が上がらずパワーアップも出現しないため "GREEN SEED" 同様にまともな強化は期待できない. しかし常時精密な操作を要求される他, 大半のショットが障害物に吸われる面構成に対しては非常にマッチしており, この辺はよく考えて作られている. 出現する敵も皆とても柔らかいため, 0 段階のままで進む前提でも問題無いだろう. と言うよりアイテムの出現量自体がかなり少ないため, 1 段階でも強化できる方が稀である. 無強化ミサイルではホーミングはわずか 2 発だが, この 2 発が本当によく仕事をしてくれる. バルカンの場合でもより広範囲を殲滅できる円ボムが心強い助けとなるだろう. 弾を吐く敵が多い割に画面上部で戦う場面が多いので, 自機狙い弾封じを意識した間合いを取る事ができれば生存率は大きく上がるはずだ. 最終面はエンディングを兼ねており, ボスは出現しない. その代わりアイテムが出現せず前半の弾幕はなかなかの脅威となっている. | |||||||||||||
No | 058 | Title | OVER RUN | LOAD | × | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Item | |||||||||||||
VA | VB | HL | M | C | SL | S | P | B | SH | ||||
● | ○ | ○ | ○(6) | ○ | ○ | ○ | |||||||
Respawn | |||||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||||||||
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||
Difficulty | ★★★★★ | Notes | インフレ, 冗長, 初見殺し, イライラ棒, ハマり | ||||||||||
Select100 中で最もクリアの難しいゲームは何かと問われたら, 間違いなく 100 人中 100 人がこのゲームと答えるだろう. それ程他作品とは強烈な難易度の開きがある, Select100 制覇の最大の関門, コンシューマーゲームという枠組を超越した最凶最悪の悪魔. 便宜上☆ 5 としているが, 他作品から逸脱しすぎている難易度はこの作品のみ該当する段階を設けなければ不自然に見える程. 攻略には途中で折れない心を前提としても軽く数時間はかかる事を覚悟せよ. (筆者は初クリアに 3 時間半かかりました) 完全戻り復活でとにかく全ステージが半端じゃない長さを誇り, シールドが出ないため次の中間地点に向けて死にながら進むのが標準的なスタイルとなる. 最終面に至っては牛歩スクロールの究極形で殆どノーミスで進んでも 10 分以上かかるらしい… ミサイルを使いたい所だが初動の遅さを突かれて満足に活躍できない場面が多い. 戻り復活のためボスをレーザーボムで押し切る事も難しい. 反面チャージ速度が最速のため, "VIOLENCE BOY" を除けば実は全作品中でも稀有なキャノンが主力筆頭として活躍できる作品と言える. 一部にフレームレベルの超精密な動作を入力しなければ突破できない, 一般的なデザエモナーならばテストプレイの時点で「ああ, これは難し過ぎるから変えよう」とブレーキをかけるであろう, デザエモン禁断のギミックが情け容赦なく織り込まれている. また 4 ボスの強さは Select100 の全ボス中でも最強クラス. ミサイルを積んでも初動の遅さから勝ち目は薄く, ボムの速攻も通用しないため, 気合でキャノンを叩き込む以外に攻略法が無く純粋にプレイヤーのトップレベルな地力が試される. 例えれば "やどかりの家" のラスボスをノーミスで倒すレベルの技量が要求されるだろう. ただし Select100 中では最も難しいとは言え, デザエモンではこれより難しいゲームはいくらでも作りようがある事を忘れてはならない. 実際前述の超精密操作を要するギミックは実質 1 箇所のみにとどまっており, やろうと思えば幾重にも配置できた事を考えると寧ろ最大限の譲歩の末の構成と考えられなくもない. いやあ製作者は寛大だなー(棒) まあ当然難しければ良いというものではない訳で, 選評側もこの作品の位置付けにはかなり苦心したのではないだろうか. アマチュアだからこそできる難易度設定というものなのだろう. こんな難しいゲーム出した所で売れる筈ないしね… | |||||||||||||
コメントをかく