マトリクスがありません

作品情報



 
タイトルキュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎対応OSiOS端末 / Android端末
ジャンルランニングアクション発売日2014/8/7 (Android)
2014/8/18 (iOS)
発売元Dream Link Entertainment, Inc.備考無料 (アプリ内課金あり)

概要


チョロQ 35周年 + トランスフォーマー 30周年記念の一環として製作された,
伝説的クソゲーとして名高い "トランスフォーマー コンボイの謎"(1986) のリメイク作品.

スマートフォン向けのアプリのため, ゲーム性は原作のような単純なアクションではなく, お得意のラン & ジャンプ系に変更されている.
またスタミナ制が採用され, 1 プレイ毎に自然回復するクレジット (マトリクス) を消費する仕様になった.
更にマトリクスを即座に回復したり, ステージ途中からのリトライを行うには別途課金クレジット (エネルゴンキューブ) が必要.

ただし, なまじ原作を掘り進めた熟練プレイヤーが揃えて口にする,
コンボイの謎最凶最悪の問題要素 "9面の無限ループ" は悲しきかな, しっかりと受け継がれている. (採用ステージは異なる)

難易度


原作よろしく全面クリアまでの道のりは遠く, いわゆる初見殺しに近い理不尽な構成が数多く展開される.
(この原作を踏襲した理不尽さこそが売りである模様)
しかも無課金でプレイする場合は道中でのコンティニューが一切出来ない.
つまり 1 ミスでまた最初からやり直しとなってしまう.

一応無課金でもインストール時やメンテ毎にエネルゴンキューブが一定数支給されるが,
大多数のプレイヤーにとってはこの覚えゲーの化身の前には雀の涙でしかない.
余程の才能がない限りは初見で快適に進める事は出来ないため,
通しプレイを繰り返しながらちびちびとルート開拓を進めていく事になるだろう.

常時強制スクロールなので慎重に進めるもクソもないわけだが,
裏を返せばプレイヤーの操作はボタン 2 つだけな上, 全ての敵キャラの行動は毎回固定なので
実はパターン自体はかなり組みやすい部類.
状況再現自体は非常に簡単なので, 難所だろうとたった 1 回の偶然の突破がパターン化への糸口となるようなケースも珍しくない.
覚えゲーならば当然の話だが, ミスの積み重ねをきちんと糧としていければ
同じ場所で延々足踏みといった深刻なハマりに陥る事は少ないだろう.

等しくコンティニューを封印するなら原作の方がずっと難易度は高いと思われる.

問題はパターン化の道中で足枷となるスタミナ制限.
マトリクスを最大で 8 個までしかストックできない仕様が, にわかをふるいに掛けるかの如くライトユーザーの芽を摘んでくる.
どうしてもまとまった時間で一気に攻略を進めるスタイルを阻んでくるため, 長期的なモチベーションの維持が必要不可欠.
原作よりも覚えゲーとしての要素が強まっている事もあり, プレイヤーの根気がクリアまでの道のりに与える影響はより大きいと言える.
ルートを発掘していく事に楽しさを見出せなければ, 攻略は厳しいものとなるだろう.

  

間違いなく言えるのは, 誰にでも受け入れられるような万人向けのゲームではないという事.
クリアまでの道のりには, 選ばれし者として生き残る素質が必要だ.

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