第一章「洞窟のドラゴン3兄弟アル、ブル、チャル」

ドラゴンが住むといわれた森――
その森の中心に近い薄暗い洞窟に3頭の兄弟の竜がいた。
森に入った者がその姿をちょくちょく目撃しており、その国を治める長は
その存在を大変恐れて、たびたび討伐隊を組んでドラゴンを捜索させていた。
しかし発見してもうまく逃げられたり、尻尾でなぎ倒されたりと結果は散々だった。
「人間をさらう、食われる、慰み者にされる」
などの噂も流れており国の人々も大変恐怖していた。
ただ、実際にそういう被害報告はないのだが・・・

洞窟の奥の一室――
「ただいま」
アルはいつもの落ち着いた声で自分たちの洞窟へ帰ってきた。
いかにも冷静な様子はスマートな外見と白い体毛によく似合っていて
3兄弟の長男という自覚を常に持った賢いオスだった。
――しかし、洞窟に入ってその冷静さも崩れそうなほど驚くことがあった。
「おー、やっと帰ってきたか。今日はいいもの拾ってきたぜ」
ちょっと低めの声と同時に、奥から大柄な影が声をかけた。
「・・・なんだブル、その人間は」

真っ黒い体毛に、大柄な体、筋肉が付きすぎているほどの肉体。
アルとは兄弟と思えないほどのドラゴンだったがブルはこの3兄弟の次男だった。
そのブルの横に16〜17ほどの利発そうな女が寝ていた。
「最近人間どもがおれたちにやたら、ちょっかいをかけてくるだろ?
何もしてないのに。だからちょっとこらしめてやろうと町のでっかい建物に飛んで行ったら
なんか元気なお譲ちゃんが槍で突いてきたから気絶させてちょっと持って帰ってきちゃったぜ」
自慢げに自分の誘拐話を語るブル。
それを聞いてアルが大きなため息をついて肩を落とす。
「・・・・・なあ、ブル。おれたちは今人間たちに恐れられているよな?」
冷静にブルに問いただす。
「おう、だからもっと恐れさせて近寄らなくさせれば――」
「だから!なんでそういう考え方になるんだよ!こんな人間のメス
をさらってこれば余計人間たちが攻めてくるぞ!!」
いつも冷静なアルが久々に激怒した。

「た、ただいま・・・」
その兄弟喧嘩の最中に恐る恐る茶色い体の小柄な竜が入ってきた。
「なんでそんなに怒るんだよ!だったら返せばいいだけだろ!」
「返すだけで収まると思ってるのか!?今頃人間たちが怒って取り返す準備をしてるに
決まってるだろ!半分ボケてたおれたちのバアさんでさえ理解できることだぞ!」
アルとブルがまだ口論していた。
「たかが人間一人さらったくらいでそこまでしないって」
ブルがアルを落ち着かせようとするが、
「そのでかい建物は城って言って国の偉い人間が住んでる場所なんだよ!
だからその人間のメスも偉い人間の娘か何かに決まってるだろ!」
アルのその激怒っぷりにブルはやっとまずいことをしたと理解した。
「あの・・・何でケンカしてるの・・・?」

先ほどの小柄な竜がアルとブルに声をかけた。
「ああ!?・・・なんだチャル帰ってたのか」
この竜の姿を見てようやく冷静さを取り戻すアル。
このチャルと呼ばれた竜は3兄弟の3男で年は人間でいう12〜13歳くらいの
ブルとやや年の離れた兄弟だった。

チャルがいつもと様子の違うアルに完全にビビりながらブルの横の寝ている人間に気がつく。
「そ、その人誰・・・?」
ようやく一息ついた兄たちにたずねる。
「ふぅ・・・この人間はブルがさらってきたんだよ」
アルがいつもの冷静さでブルを睨みながら説明する。
「そ、そんな偉い人間には見えなかったから・・・チャル!
おれはどうすればいいんだ!」
急にブルに話をふられてわけが分からないチャル。
「ど、どうするって言われても・・・」

小一時間ほどしてようやくアルが打開策を発表した。
「仕方がないからおれは人間たちの城まで行って和解できるように説明してくる。
ブルはここまで人間たちが襲ってこないように森の周りを巡回して守るんだ。
チャルはここでこの人間の見張りだ。いいな」
「おう!」
「う、うん・・・」
アルが説明するとブルは気合のはいった声で答えたがチャルは完全に不安な顔をしていた。
「で、でもこの人間が目を覚ましたらどうするればいいの?」
チャルの不安そうな質問にブルが答える。
「バカだなチャル。おれたちは竜なんだぞ。「貴様は今、我らの竜の監視下にある。
下手な動きはしないほうが身のためだ」って脅してやればいいんだよ」
チャルを「バカ」というブルを冷めた目で見ながらアルが声をかける。
「まあそんな感じでここから出さなければ大丈夫だチャル。頼んだぞ。
おい、行くぞバカ」
チャルに優しい言葉をかけてブルの大きな耳を引っ張りながらアルとブルが出て行った。
その様子をまだ不安そうに見送ったチャルの後ろで突然声がした。
「うぅ〜ん・・・」


第二章:おてんば姫の逆襲

「うぅ〜ん・・・」
その声にチャルがビクッと尻尾を立たせる。
「あっ・・・・」
思わず小さく声が出て振り向く。
地面に横たわっていた人間が目を覚ましたようだ。

「き、貴様は今・・・えーと、我ら竜の・・・監視下・・・で、
その・・・下手に動くと身のためだぞ!」
先ほど兄からおしえてもらったおどし文句を必死に思い出して
チャルが精一杯の声を出す。
「・・・・」
その様子をじーっと見ていた人間がチャルの声を無視して
ゆっくりと立ち上がる。
さすがに城の姫だけあって気品がある立ち方で、気が強そうな
顔立ちだったのでチャルも思わず少し引いてしまった。

「あんたあの黒いドラゴンの仲間?」
そんな戸惑うチャルに人間が急に声をかけた。
黒いドラゴンとはおそらくブルのことであろう。
体格の全然違うチャルを見てまさか兄弟とは思わなかったようである。
「えっと・・・その・・・そ、そうだよ。だから・・・」
「ふ〜ん、やっぱり。それで私は何をすればいいの?あなたたちのエサ?」
チャルが口ごもっている隙に人間が話し始めてしまった。
どうやらチャルの恐れていた通り、主導権を握られてしまった感じである。

「ち、違うよ!人間さんはエサなんかのつもりじゃなくて・・・」
慌ててチャルが否定をする。
「あっそ。そりゃ良かったわ。じゃあなんで私はここにいなくちゃいけないの?」
度胸が据わっているのか、チャルの威厳が足りないのか、
ドラゴンを前にしても実にあっけらかんとした感じである。
「それは・・・兄さんが人間さんを間違えて連れてきちゃって・・・
もうすぐ帰れるから、もうちょっとここにいて欲しいんだけど・・・」

「なるほどね・・・。だいたいわかったわ。じゃあこの近くなら歩いてもいいんでしょ?あんたがいるんだし」
人間が腕を組み、チャルを上から見下ろす。
立ち上がって気づいたがどうやら小柄なチャルよりもやや背が高いらしい。
そのせいもありなんだかチャルのほうが人間に威圧されているように思える。
「え・・・うん、まあ近くなら・・・」
おもわずその迫力に押されOKを出してしまった。

「じゃあ水浴びでもしたいから近くの湖にでも連れてってよ
あんたの乱暴なお兄さんに掴まれていたせいで匂いがうつっちゃったし」
さすがに兄のせいだと言われるとチャルも断るわけにはいけなかった。
「わ、わかったよ。でも僕の近くにいてよね」

そんなやりとりのあと2人は湖にでかけることになった。
「あとあんた、私は人間さんって名前じゃなくてフィオって名前よ」
横を歩くチャルを横目で見ながら人間が声をかけた。
どうやらこのお嬢様はフィオという名前らしい。
「え、あ・・・ぼ、僕はチャル。よろしくね」
ぎこちない笑顔でチャルも自己紹介をする。
「ふ〜んドラゴンにも名前があるのね」
フィオは普通の人間の感性と違い、ドラゴンを特に恐れている様子はまったくなかった。
それどころかチャルを友人か召使いのような感覚で話していた。
兄達以外とほとんど会話をしたことがなかったチャルにとって、フィオとの会話はとても新鮮であった。

「ほら、ここだよ」
そうこうしているうちにチャルの行きつけの湖についたようだ。
「わぁー!すごいじゃないチャル!」
さすがにここの森一帯を仕切っているドラゴン(ほぼ兄達の力だが)なだけあって
縄張りの湖は最高にいい景観であった。
これにはフィオもテンションが上がって、初めて笑顔を見せた。
「えへへ。まあね」
自分の行きつけの場所を褒められチャルもなんだか嬉しくなった。

「じゃあ早速・・・」
そういうとフィオは履いていた高価そうな靴を脱ぎ捨て、ザブザブと湖に入って行った。
「あっ、フィオ!そこ急に深くなってるから―――」
ザバッ!
チャルが慌てて教えたときには遅く、フィオは落とし穴に落ちたように
不意打ちで胸あたりまで沈んでしまっていた。
「早く言いなさいよチャル!」
そう叫ぶとフィオが眉を八の字に曲げ、水を含んで重くなったドレスを引きずりながら
岸までUターンしてきた。
「ご、ごめんね。大丈夫?」
すっかりオロオロしているチャルにフィオがため息をつく。
「ふぅ、まあいいわ。どうせ水浴びで濡れるつもりだったし」

「じゃあこのドレス乾かしてきて」
チャルにすっかり警戒心を解いたフィオはドレスをドサッと投げ渡すと
また湖に戻っていった。
「お、重い・・・」
水を含んだ豪華なドレスは思った以上に重量があり、
乾かすために木に吊るすのも体の小さいチャルには一苦労だった。
「はぁ・・・僕も水浴びしよう・・・」
思わぬ運動をしたせいでチャルも汗で体毛がしっとりし、
水浴びをしにフィオのところへ戻っていった。

「おーいフィオー、僕もはいるー」
フィオが振り向くとチャルが大声で呼びながら向かってきた。
「ちょっとチャル!女の子がいるときは入っちゃだめなの!」
年頃の女の子が裸で水浴びをしているのだから当然の反応である。
だが、今まで兄達と普通に一緒に水浴びをしていたチャルにとって
急にフィオに叱られてわけがわからないという感じであった。

「え・・・でもいつも兄さん達と入ってるから・・・」
「男は女の子と入っちゃだめって決まってるの」
さすがにチャルに悪意がないとわかってフィオも冷静になる。
「だいたいね。チャルもオスなんだから女の子の裸を見たら
恥ずかしくなったり、変な気持ちにならないの?」
どうやらフィオのほうがお嬢様のくせに進んでいるらしい。
「なんで?全然」
「うそよ!こんなかわいい女の子が裸でいるのに!」
フィオの女としてのプライドを傷つけられ、今まで冷静だったフィオがむきになる。

「で、でも本当に興味ないし・・・」
その証拠にチャルのオス自身も体毛の中に埋まってあるかどうか
わからないくらいおとなしくしていた。
「くっ・・・!」
自分の裸を見られているのも腹が立つがその裸に一切興味を
持たないチャルにも腹が立っていた。

「へぇじゃあいいわ。見たお詫びにそのフサフサの体毛で私の
身体を洗いなさい」
フィオはチャルに自分の魅力を思い知らせてやろうと、
わざと自分に触るよう要求した。
「えっ、や、やだよ。ぼくだって早く洗いたいもん」
普通のオスならば願ってもない要求だったが、兄達から性教育を
教えてもらっていないチャルにとってはただの雑用そのものだった。
「いいから!早くしないとここから逃げ出しちゃうわよ。
チャルのお兄さんに怒られてもいいの?」
もちろんフィオはこんな深い森を逃げ出すつもりはなかったが、
こう言われるとチャルは拒否できなかった。

「もう・・・ぼくだって早く洗いたいのに」
しぶしぶ自分の両手を水で洗い、フィオの背中を後ろからこする。
「ふふっ、極上の毛皮で洗われてるみたい」
ドラゴンの体毛といえば硬くて剣も弾くイメージだが、
チャルくらいの年齢のドラゴンの体毛はまだ
キツネや犬と同じくらい柔らかかった。(チャルの毛質のせいもあるが)

「じゃあ前もね」
そういうとフィオはチャルの両手を持ち、自分の前に引っ張る。
「フィオ、なんかやわらかいものが・・・」
「胸なんかに興味ないんでしょ〜」
むにむにと両手の中でやわらかい感触が踊る。
「・・・」
チャルは初めて触るその不思議な感触に何か妙な気持ちになってきた。

「じゃあ次は私がチャルを洗ってあげようかな」
そういうとフィオはチャルのほうに向き直り、チャルの腹をさわさわと触ってきた。
「ぼ、ぼくはいいよ!」
慌てて手を引っ込めるチャル。
「早く洗いたいって言ってたじゃない。お互い洗えば早いわよ」
そう言いながらチャルの腹からどんどん下に手をすべらせていく。
「あっ!そこはやめてよ!」
チャルの制止を無視してフィオがどんどんと手を進める
興味津々で完全にその目はいたずらっ子の目だった。
「ほらお姉さんに見せて見なさい」
「やあっ、やめてよぉ」
フィオがそのチャルの敏感な部分を洗うという名目で、握ったりこすったりともてあそぶ。
その手の中で少しずつ大きくなるのが面白くてたまらなかった。

「ふふっこのおっぱいもさわりたかったらさわってもいいわよ」
そういうと片方の手で自分の胸をマッサージする。
まだ大きいとは言えないが片手で揉むくらいはできるくらいの大きさだった。
「う、うん・・・フィオ・・・」
チャルは涙目で股間から来る刺激と快感に耐えながら、
目の前の誘惑に手を伸ばしてしまう。

「どう?チャル。私のおっぱいは」
あいかわらずチャルの股間をいじりながらフィオが意地悪そうに聞く。
「で、でちゃう・・・」
そのやわらかい感触と股間からの刺激でチャルは絶頂寸前だった。
「あら、チャル何がでちゃうの?」
フィオもわかっていながら聞き返す。
「わかんないけど・・・何かでちゃう!」

「ふぅんじゃあ・・・おもいっきり出しちゃいなさい」
フィオはそう言うといきなりチャルのペニスを下にしごく。
敏感なペニスの周りの体毛を思い切り下に剥かれ、赤い先端部分が顔を出した。
「はぁん!」
チャルがその強烈な刺激で、フィオの胸を掴んだまま思い切り射精してしまった。
その熱い精液はフィオの手や胸に大量に付着する。
「あらチャルったら。興味ないなんて言ってたくせに」
胸の周りについた精液を指ですくい、舌で舐めながらフィオは意地悪く微笑んだ。
「あの・・・それは・・・」
あまりの恥ずかしさにチャルが下を向いてしまう。

「チャルが素直になったら・・・もっとしてあげてもいいんだけど」
下を向くチャルを下から覗き込むようにフィオがささやく。
「えっ?それって・・・」
「もっと気持ちよくしてあげるってことよ。チャルが素直に自分で言ったらね」
ドラゴンとして人間に弱い姿など見せたくなかったが、チャルにとってはそれ以上の甘い誘いであった。

「し、したい・・よ」
「あらぁ?何がしたいの?」
元々Sッ気があるのかフィオはわざと焦らせる。
「その・・・フィオの身体で・・・気持ちよくして欲しい・・・」
「ふふっえっちなドラゴンさんねチャルは」
そういうとフィオは湖から上がり、草むらに腰を下ろすと自ら足を開く。

「まずはここを舐めてから・・・そしたら入れさせてあげる」
「い、入れるって・・・何?」
どうやらチャルは交尾のの具体的な仕方も知らなかったようである。
「チャルってばそんなのも知らないの?いいからまずは舐めなさい」
と、半ば強引にチャルに愛撫を要求する。
「うん・・・」
もやもやした気持ちを自分ではどうすることもできないチャルは
おとなしくフィオの要求に従い、フィオの股間に顔をうずめる。
長い鼻先をフンフンを近づけ、恐る恐る舌を出した。

ピチャピチャと卑猥な水音があたりに響く。
「あはっ、けっこう・・・上手よ」
ドラゴンの長い舌は愛撫には適しているらしい。
だが頭がぼーっとして舐めるのに必死なチャルにはよく理解できなかった。
とにかく舐めていればフィオの気持ちよくしてくれるという言葉に従い、
舌を動かし続けた。

「はぁ・はぁ・・・チャル、お尻のほうも指で触ってよ」
フィオは普段一人で慰めているときに触っている後ろの穴への刺激も要求した。
「ふえ・・・?」
尻の穴など汚い場所だとしか思っていなかったチャルは
さすがに抵抗があったがこんな状況では従わざるをえなかった。
「爪を立てちゃだめよ・・・」
そういうとフィオは自ら指で肛門を広げる。
その小さな穴にチャルが恐る恐る指を入れていく。

小さな指のさわさわとした犬のような体毛の刺激でフィオが思わずのけぞった。
「あああっ!いいっ!チャル、舌も止めちゃだめよ」
不慣れな指の使い方だが、フィオには新鮮でたまらなかった。
ペチャ・・・ペチャ・・・
チャルは犬のように舌を必死に動かし、口の中に飛び込んでくる
甘酸っぱいような香りと味にしびれていた。
「チャル、も、もうだめ!イクーー!」
フィオがそう叫ぶと体を震わせ、秘部から蜜を飛ばした。
その愛液を顔中に受け、チャルの顔中ベタベタになってしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
肩で息をするフィオの顔は今まで味わったことがないくらいとても満足げだった。

「はぁぁ・・・良かったぁ」
イッた開放感で恍惚状態のフィオとは対照的に、
チャルは顔をベタベタにされ股間のものは爆発寸前であった。
「ねぇフィオ・・・・僕もう・・・・」
おあずけをくらった子犬のようにチャルがおねだりする。

「ふふっわかってるわよ。じゃあいよいよチャルも一人前のオスにしてあげる」
フィオが妖しい笑顔でチャルをゆっくり押し倒しささやく。
これからくるであろう快感にチャルは期待感と不安感でいっぱいだった。
「じゃあいくわよチャル」
「う、うん・・・」

フィオがチャルにまたがりゆっくりと腰をかがめていく。
「あっ・・・」
自分のペニスの先に暖かいものが当たり、チャルが思わず声を出した。
そしてそのままフィオが腰を下ろしていく。
ゆっくりとチャルの赤くてビクビクとした幼いドラゴンのペニスが、フィオのまだ若々しい
人間の膣内に飲み込まれていった。
「はぁっ・・・!あ・・・・っ」
まだチャルのペニスはドラゴンとはいえ、まだ子供サイズのためさほどの抵抗はなく
フィオの中にくわえ込まれてしまった。
フィオ自身も自分で慰める以外、触ったことがなかったが
チャルのものはなんとか許容できるサイズだった。

「くうっ・・・チャルの熱い・・・」
フィオが思わずチャルの上であえいでしまう。
チャルはそのヌルヌルとした感触と圧迫感で目をつむってその刺激に耐えていた。
「・・・ぁ、・・・フィオきつい・・・よ」
チャルの押し出すような声にフィオが下を向く。
「ハァ・・・ハァ・・・チャルったら・・まだ入れたばかりなのに。
ドラゴンなら・・・もう少し我慢してよ・・・!」
完全に人間とドラゴンの立場が逆転してしまっているが、
フィオが騎乗位の状態からゆるゆると腰を動かす。
チャルもオスドラゴンとしてのプライドとしてなんとかイカないように
耐えているが、ペニスを膣でしごかれると先ほどの数倍の刺激が伝わってきた。

「フィオの・・・すごく気持ちいい」
その初めて味わう快感にチャルはドラゴンとしてのプライドも忘れ、
素直にフィオとの交わりを味わう。
「私もっ・・・チャルと相性いいみたいっ・・・!」
フサフサの毛皮の上でフィオも初めての交尾を楽しんでいた。
チャルの赤いペニスがフィオの愛液でヌルヌルになり、さらにヌメりを良くしていく。

そのフィオの激しいピストンにチャルのペニスはすでに射精寸前だった。
「フィオっ、もう出ちゃう!」
「ああん!中に・・・中に出して!」
そう叫ぶとフィオはチャルのペニスを挿入したまま
思い切り奥まで腰掛けた。。
「出るっ!ああ〜〜っ!!」
その瞬間、チャルのしっぽがピーンと伸び、焦らされ続けたチャルの熱い精液が一気に噴出した。
「あっ・・・!かっ・・あっ・・・!」
ドラゴンの特濃の精液を子宮の奥でびゅくびゅくと感じて
フィオは口を大きく開けて息をするしかできなかった。

生まれて初めてのドラゴンとの性交は、フィオにとって気を失いそうなくらい刺激的だった。
射精したチャルのペニスをゆっくりと抜いたあとの膣内からドロリと濃い白濁液と愛液があふれていた。
チャルも同じだったようで射精のあとはしばらく動けなかったほどだった。

「何で中に出しちゃうのよ!」
ようやく放心状態から抜けたフィオがぐったりとうつぶせになっているチャルの尻尾を握りながら怒鳴る。
「だって・・・フィオが「中に出して」って叫んだんじゃ・・・」
チャルが尻尾を握られたまま振り返り反論する。
たしかにフィオが主導権をにぎり、フィオが率先して動き、フィオが中に出すように要求していた。
「だからってオスなら気を遣うのがマナーでしょう!」
なんとも無茶な理屈だが、フィオの迫力に押されチャルは文字通り尻尾を握られうまく言い返せなかった。

「う・・・ご、ごめん・・・」
「こうなったら責任とってもらうんだから!」
フィオが勢いでとんでもないことを言い出す。
「え・・・ええ!?責任って・・・?」
当然、チャルが驚いて聞き返す。
「このままチャルと一緒に暮らすってこと」
どうやらフィオはチャルのことが気に入ってしまったらしい。

「ええっ!!ぼ、ぼくもフィオは嫌いじゃないけど・・・そんなの急に」
「チャルに決定権はありません!」
フィオはもう完全にチャルと添い遂げるつもりらしい。
チャルは泣きたいような嬉しいような、よくわからない気持ちだったが、
とりあえず兄たちが帰ってきたらなんと言えばいいか考えていた。


第三章:不器用者ブル

自分たちの広大な縄張りの森を歩きながら見回りを始めて、小一時間がたとうとしていた。
「ふぅ〜・・・」
兄に命令されたとはいえ、こういう単調な作業はブルにとって苦痛でしかなかった。

いっそのこと人間が攻めてくれば面白いかも・・・
そんな不埒な考えさえよぎっていると、自分たちの縄張りを示す大きな大木にたどり着いた。
森を縄張りにするドラゴンたちは、大体が目印になる大きな岩や川などを境に暮らしている。
この3兄弟たちが住む森も木が多いので大木を目印にこの先へは行かないと兄弟で決めていた。
「(どうせこんだけ歩いても人間の気配もなかったんだし・・・)」
ブルはもう人間は来ないと決め付け、暇つぶしに縄張りの外へ行ってみることにした。

「いたぞ!こっちだ!」
そう叫び声が聞こえ、ブルが振り向くとヤリを構えた人間の兵士が
大声を出していた。
「よくも姫をさらいやがって!このバケモノめ・・・!
おーい!こっちにいたぞー!」
どうやら先ほどの人間を取り戻しに来たのか、仲間を呼んでいるらしい。

ひまをもてあましていたブルは、内心これでようやく面白くなってきた、
と密かに心躍った。
「見つけたぞ!観念しろ!」
「今退治してくれる!」
ブルがその光景を見ているうちに叫び声を聞きつけた兵士たち5〜6人に囲まれてしまった。

「くらえ!ドラゴンめ!」
そう叫ぶと兵士の一人がブルに向かって長いヤリをついてきた。
「よっ・・と!」
その突き出されたヤリを自慢の剛腕で掴むとボキリとへし折って囲む兵士に投げつけた。

「うっ・・・!こ、このバケモノめ!」
下っ端の兵士たちが腕自慢のブルにかなうわけもなく、その巨体を囲んで
遠巻きにヤリを構えるしかなかった。

「待て、お前たちでは無理だ」
ブルをもてあましている兵士たちの後ろから急に声が飛んできた。
そこには騎士のような人間が馬に乗ってこちらへやってくる。
「こいつは私が相手をしておくから、お前たちは城へ戻り応援を呼んでこい」
どうやら兵士たちの上官なのか、兵士たちに退却を命じ、
馬に乗ったままブルに近づいてきた。

「お前が我が国のフィオ姫君をさらったドラゴンか」
その人間は巨体のブルに臆することなく馬の上から高圧的に聞いてきた。
「あー・・・まあ・・・」
自分があのお姫様をさらったということが完全に見通されて
ばつが悪いようにブルが答える。

「私は貴様ら凶暴なドラゴン討伐の指揮を任命されたジーンだ。
おとなしく我が姫君を返すのだ」
どうやらこの騎士はジーンというようで奪還隊の隊長のようだ。
「あー・・・それが・・・なんというか・・・返す予定なんだけど、
まだダメというか・・・・・・」
今、兄のアルがそれを説明しに城へ向かったと伝えたかったのだが
頭の回転が兄より良くないブルはどう伝えればいいのか言葉に詰まってしまった。
その上、兄に(人間を刺激するな)と命令されていたので
どうすればいいのかかなり混乱している状態だった。

「・・・どうやら返す気はないようだな。ならば力ずくで姫君の居所を聞くしかないな」
ブルが言葉を濁している間にジーンは要求を却下されたと思い、
持っていたヤリをブルに向ける。
「ちょっ、ちょっと待ちなって!まだ話の―――」
勘違いだということを伝えようとしたが、ジーンはかまわず馬を華麗に操りヤリをついてきた。

「うわっ!まっ、待てって!」
ブルは力には自信があったが、ジーンのすばやい攻撃にやや戸惑い、
必死に避けていた。
「(仕方ない・・・兄貴、勘弁しろよ)」
心の中でアルに詫びると、ブルはその突いてくるヤリを掴んで力任せに一気に引っ張った。
「うわっ!!」
その怪力に引っ張られ両手でヤリを持っていたジーンが馬から引きずり下ろされる。

「・・・くっ、なんという怪力・・・」
武器を奪われ、馬からも落とされたジーンが落下の衝撃によろめきながらも
身をかばいながらブルを睨みつける。
「ふー・・・。だから勘違いなんだって」
ブルが奪ったヤリをへし折りながら何とか説明をする。
「何が勘違いだ!このドラゴンめ!」
動きにくい兜を外しながら、ジーンが叫ぶ。

「だからそれは―――
ってお前・・・メスなのか!?」
ブルが驚くのも無理はない。いままでブルはその腕前や立ち振る舞いからジーンを男だと思い込んでいた。
しかしその兜をとった中から出てきたのはまぎれもなく女の顔だった。
「・・・・・」
ジーンはその凛々しい端正な顔で睨んだまま、驚いているブルに戦闘態勢を続けていた。

自分のさらってきたあのお姫様といい、この国の人間はメスもみんなこのジーンのように気が強いのだろうか?
丸腰のはずなのに鎧を纏ったジーンにキッと睨み付けられて、ブルの脳裏にふとそんな思いが過っていく。
「どうした!かかってこないのか!?」
だがジーンはそんな呆けたブルの様子に業を煮やしたのか、
折れたヤリの代わりにでもしようというのか手近にあった木の枝を拾いながらなおもブルを挑発した。
「お、おい、もうやめとけって・・・お前に怪我なんかさせちまったら、後で兄貴になんて言われるか・・・」
「何だと!」
それを見たブルが慌ててジーンを制止しようとしたものの、情けをかけられたとでも思ったのか
兵長としてのプライドを傷付けられたジーンがなおも語気を強めてそう叫ぶ。

「あーもう・・・わかったわかった・・・お前の好きにしていいから、気が済んだら帰ってくれよ」
気の立っているジーンにこれ以上の説得は逆効果だと思ったのか、
ブルはそう言うとおとなしく地面の上に座り込んで静かにジーンの方へと自分の頭を差し出した。
「フン、ようやく観念したのか。いい度胸だな」
そしてそう言いながら、ジーンが手にした木の枝を大きく振り上げる。
あんな木の枝くらいだったら、多少殴られたり突かれたりしても大したことはないだろう。
ましてや相手は人間のメスだし、力だってそんなにあるはずが・・・

ブン!バキッ!
「ぐあっ!」
だが次の瞬間、生まれて初めて味わうような強烈な痛みと衝撃がブルの頭に叩き込まれていた。
少しばかり枯れていたとはいえ、その一撃でジーンの持っていた枝が真っ二つに折れてしまう。
「どうだ!思い知ったかドラゴンめ!」
「う、うぐぐ・・・い、痛た・・・なんてことするんだよ!」
「お前が好きにしろといったのだろう?だから、私の好きにしてやったまでだ」
余程全力を込めて殴り付けたのか少しばかり荒い息をついているものの、
ジーンは形勢が逆転したと思ったのか地面に蹲ったブルを腕を組んで見下ろしていた。
「じゃ、じゃあもういいだろ?あのお姫様はちゃんと後で返すから・・・」
「後でだと!?そうか・・・さてはお前・・・フィオ姫君をさらったのは慰み者にするためだな!」
「だから、どうしてどうなるんだよ!」

上手く説明できない自分が悪いのは重々わかっているのだが、
なかなか話を理解してくれないジーンにブルが思わず大声で怒鳴り散らしてしまう。
「違うというのなら、今すぐ姫君を返せ!姫君を返してもらうまで、私は帰らぬからな!」
流石は兵長というべきか、及び腰で相手にもならなかったそこらの兵士達とは覚悟が違うらしい。
でもこのままここにいたら、さっき逃げていった奴らがまた大勢仲間を連れてきちまうだろうし・・・
あまり細かいことを考えるのが苦手なブルにとって、この状況はとても頭の痛いものだった。
まあ、たとえ冷静なアルでも今のジーンを宥めすかすのは難しいだろう。
となれば、これ以上仲間を呼ばれて面倒なことになる前にブルができることは1つしかない。

「わ、わかったよ・・・それじゃあ、ついてきてくれ」
「フン、最初からそうやって素直に言うことを聞けば、痛い目にも遭わずに済んだものを・・・」
相変わらず高圧的な口調で好き勝手に言われながらも、
ブルはジーンを連れたまま自分達の縄張りの中へと入っていった。
だが、間違っても洞窟に近付くわけにはいかないだろう。
チャルが見張っているとはいえ、あのお姫様もそろそろ目が覚める頃だろうし・・・
それにチャルのことだから、案外あの強気なお姫様とも仲良くやっているのかも知れない。
万が一そんな所をジーンに見つかったりしたら、今度は一体どんな誤解をされることか・・・
再び新しい木の枝を拾い上げて油断なく自分の後をついてくるジーンの姿をちらりと一瞥すると、
ブルは大きく溜息を吐きたくなるのを堪えてある場所へと向かって森の中を歩き続けていた。

ザクッ・・・ザクッ・・・
人間に比べれば大柄な体を躍らせるようにして起伏に富んだ森の中を歩いているというのに、
ジーンがほとんどペースを落とすことなくブルを追い掛けてきている。
先程の枝の一撃もそうだったが、人間のメスのくせに随分と体は鍛えているのだろう。
やがて住み処とは別の場所にある小さな洞窟まで辿り着くと、
ブルは後ろにいたジーンの方をチラリと一瞥してからその暗がりの中へと入っていった。
日頃退屈を持て余しているお陰で、ブルはこういう隠れ家のような場所をよく知っている。
いつもは縄張りの内外を問わずあちこちに出掛けて行って色々とトラブルを持ち込んでくるのが常なのだが、
どうやら今回だけはその知識が役に立ちそうだった。
尤も、こんなことになったのも元はと言えばブルが人間達の城に出掛けて行ったのが原因なんだけれども。

「ここにフィオ姫君がいるのか?」
とその時、ジーンが片手で目の上を覆うようにしながらブルに声を掛けていた。
それまでの明るい森の中から急に薄暗い洞窟の中へと入ったせいで、ジーンの目はまだ闇に慣れていないらしい。
ブルはそんなジーンの隙を見て取ると、急にサッと彼女に飛び掛かっていた。
ドサッ!
「わっ!な、何をする!」
「い、いいから落ち着けって・・・暴れると危ないだろ」
そう言いながらジーンの両手を素早く地面の上に押さえ付けると、
パニックに陥っているジーンを落ち着かせようとブルが声を掛ける。
元々、本気になって戦えばブルにとっては人間など敵ではないのだ。
それでも硬い岩床でジーンが擦り傷を負わないように、ブルは精一杯手加減していた。

「わ、わたしをどうするつもりだ!?」
「別にどうもしないって・・・ただあのお姫様が城に帰れるようになるまで、ちょっと待ってて欲しいんだよ」
またしてもブルには上手い説明が思い付かなかったものの、ジーンは意外にも黙ってブルの顔を見つめていた。
流石に大きなドラゴンに組み敷かれているとあっては、彼女も大騒ぎすることはできなかったらしい。
「今度は、やけに素直なんだな」
「う、うるさい!離れろ、この卑怯者のドラゴンめ・・・」
フゥ〜・・・一体どうしたら、この男勝りで強気な彼女をおとなしくさせられるのだろうか・・・
アルもチャルも来ないような縄張りの外れにある洞窟で彼女を押し倒したまではよかったものの、
これではまるっきりオレが人間のメスをを襲っているような感じじゃないか。
「ひ、卑怯者ってことはないだろ?オレだってお前に怪我をさせないように、これでも結構必死なんだぞ!」
「な、何だと・・・?」

そう言われて、ジーンはようやくブルの手加減に気が付いたらしかった。
今までブルに軽くあしらわれていたのだという事実に、ジーンの顔が恥ずかしさで薄っすらと紅潮していく。
「なあ、だから信じてくれって・・・あのお姫様はちゃんと無事だし、もうすぐ返してやるからさ」
「フ、フン・・・ドラゴンの言うことを、信用などできるものか」
「ったく・・・人間のくせに、お前も随分と強情なメスなんだな」
そのブルの言葉に、ジーンが赤らめた頬を隠すようにしてプイッと顔を背けてしまう。
力では敵わないと知ったせいかもう抵抗することは諦めているようだが、
どうやらジーンは最後までブルに気を許すつもりはないらしい。
そんな彼女の様子に、ブルは何となく上手く言葉では言い表せない興奮が湧き上がってくるのを感じていた。

「な、何をジロジロ見ているのだ?」
そんなブルの不思議な視線に気が付いたのか、ジーンが不意に声を上げる。
「い、いや・・・別に何でも・・・」
ジーンに突然面と向かってそんなことを言われ、ブルは目のやり場に困ってフラフラと視線を泳がせた。
お互いに体を向き合うようにして組み敷いているのだから、
どうしたって間近からジーンの顔を覗き込むような姿勢になってしまうのだ。
「ま、まさかお前・・・この私まで慰み者にする・・・つもりなのか・・・?」
「え・・・?」
だが先程までとは打って変わって微かに声を震わせながらそう言ったジーンの言葉に、
ブルは思わず気の抜けた返事を返してしまっていた。

オレが・・・この人間のメスを・・・?
ブルはジーンにそう言われるまで1度もそんなことを考えたことなどなかったのだが、
いざ彼女から慰み者などという言葉を聞かされるとどうしてもその情景を頭の中に思い浮かべてしまう。
「な、何言ってるんだよ!オレはただお前におとなしくしててもらいたくて・・・」
「・・・本当か?」
そんなジーンのじっとりとした疑いの目が、うろたえるブルの顔に向けて真っ直ぐに注がれていた。
ジーンは初めドラゴンに慰み者にされることを恐れているかのような印象があったものの、
今はむしろあっさりとブルにそれを否定されたことに対して少しばかり怒っているようにも見える。
もしかして・・・その気があるのだろうか・・・?
「ほ、本当だって・・・だから・・・」
「だったら・・・もう暴れないから私の上からどけてくれないか?」
やがて先程までとは違う落ち着いた声でジーンにそう言われると、ブルはしぶしぶ彼女を離してやった

「ふぅ・・・お前は、随分と変わったドラゴンなのだな」
ブルはそれを聞いてどちらかというとジーンの方が人間のメスにしては変わっているような気がしたものの、
せっかく落ち着いた彼女をこれ以上下手に刺激するのもまずいと思って無言を保っていた。
だがそんなブルの心情を知ってか知らずか、自由を取り戻したジーンがじっとブルの顔を覗き込んでくる。
「どうかしたのか?さっきから、何だか口数が少ないぞ」
「そ、そんなことないって・・・それより、オレのことはもう信じてくれたのか?」
「まあ、な・・・お前に敵意が無いことはわかったし、お前が言うのなら姫君も本当に無事なのだろう」
それを聞いて、ブルがようやく少しだけ表情を和らげる。
「じゃあオレが森の外まで案内するから、今日はもう帰ってくれるんだな?」
「まあ待て・・・その前に・・・お前、本当はあまり女の経験がないんだろう?」
「え・・・ええ?」
これで何事もなくお姫様の捜索隊を追っ払えると思った矢先に、ジーンが突然ブルにそう問い掛けていた。
彼女は一体何を言っているんだろうという思いが、混乱したブルの脳裏を幾度となく通り過ぎていく。

「オスのドラゴンがこんな人気のない洞窟に人間の女を連れ込んでおきながら、その気がないわけないだろう?」
「い、いや・・・オレは別に・・・本当に何も・・・」
「いいから、少し楽にしろ。私は、自分より強いオスに出会ったのは久し振りなのでな・・・」
やがてそう言いながら、ジーンは半ば強引に大柄なブルの体を洞窟の地面の上へと横たえていった。
そしてブルが完全に仰向けに寝転がったのを確認すると、初めてメスに迫られたせいか無意識の内に
そそり立たせていたその太い肉棒をジーンが視界の端に捉える。
「ほぉら、立派なモノが立っているではないか」
「う・・・だ、ダメだってジーン・・・オレ・・・そんなつもりじゃ・・・」
「フフ・・・もう私の名を覚えてくれたのだな・・・嬉しいぞ」
ブルは内心どうしていいのか分からずに取り敢えずされるがまま身を任せていたものの、
不意にジーンの小さな手で肉棒を掴まれた拍子に驚いて飛び上がってしまっていた。

スリッ
「うあっ!」
何度も何度も剣を振り槍を突いたであろう鍛え上げられたジーンの手も、
やはり女性特有の肌理細やかな肌で覆われているだけあって滑らかに肉棒の側面を駆け上がっていく。
そして快感に身悶える無様な巨竜の様子に、ジーンは愉しげな笑みを浮かべてブルの腹へと凭れかかってきた。
「どうだ、気持ちがいいだろう?」
スリッ・・・スリッ・・・
「あっ・・・くぅ・・・ジ、ジーン・・・待って・・・はぅ・・・」
素早く肉棒を扱き上げてはゆっくりと撫で下ろしていくその緩急の付いたジーンの責めに、
ブルの中で何だか熱く滾る物がグルグルという低い唸りを上げる。
やがて人間のメスにいいようにあしらわれているという羞恥心がブルを更なる興奮の高みへ押し上げると、
とどめとばかりにきつく握りしめられたその肉棒から熱い白濁が勢いよく噴き出していた。

ビュビュ〜〜ッ
「う・・・熱っ・・・」
ブルの怒張から放たれた熱い熱い精が、肉棒を握っていたジーンの手を伝って溢れるように流れ落ちていく。
「くふ・・・ジ、ジーン・・・」
これまで自分以外の誰かに、ましてや人間のメスなどに責められた経験などあるはずもなく、
ブルは生まれて初めて感じるような甘い痺れにも似た快感にただただ身を任せていた。

グピュッ・・・グジュッ・・・
「うっ・・・くぅぅ・・・」
煮え滾る精に焼かれながらもジーンの手がなおも激しく肉棒を扱き上げ、
ヌルヌルとした粘り気が更にブルの性感を高めていく。
「フフフ・・・何も遠慮などしなくていいのだぞ?お前も、こんなのは初めてなのだろう?」
ブルは再び込み上げてきた射精の予兆に思わずジーンの手に自らの手を伸ばしかけたものの、
あまりの気持ちよさについつい全身の力が抜けてしまって上手く体が動かなかった。

「ジーン・・・だ、だめだ・・・また・・・ぐぅ〜〜・・・」
だがその容赦のない責めに2度目の屈服を迎えそうになった途端、ジーンが突然ブルの腹の上によじ登っていた。
そしてヌチャヌチャと精に塗れた限界一杯の肉棒から手を放すと、
何時の間にか下半身の鎧を脱ぎ棄てていたジーンが露わになった秘部をゆっくりと近付けてくる。
「ま、待てって・・・オレのなんて、ジーンの中には入らないだろ・・・!?」
「心配するな。お前には、私がそんな柔な女に見えるのか?」
「え・・・い、いや・・・だけど・・・」
そういう問題ではないような気がするのだが、ジーンはそんなブルの心配など全く気にも留めずに
太いドラゴンの肉棒へと自らの腰を勢いよく落としていた。

ズッ・・・ズブ・・・ズプ・・・
「く・・・ぐぅ・・・」
その瞬間、ジーンの苦しげな声が洞窟の中に響き渡る。
やはりいきなり受け入れるにはブルの肉棒は太すぎたのだろう。
だがそれでも破瓜の苦痛に耐えながらジーンが腰に体重を掛けると、
大量に纏わりついていたブルの精が潤滑油のように少しずつ雌雄の結合を深めていく。
グブッ・・・ズリュッ
「くあっ!」
「うおぉっ!」
そしてとどめとばかりに大きいモノが中程まで一気にジーンの中に埋もれてしまうと、
大柄なオスのドラゴンと逞しい人間の女がお互いに甲高い喜びの声を上げてしまう。

「だ、大丈夫か・・・?」
「フフ・・・なぁに・・・この程度の痛みなど・・・厳しい城での訓練に比べれば大したことはないな」
とは言うものの、押し潰さんばかりに肉棒を締め付けられる感触がブルにジーンの辛さを如実に伝えてくる。
「おい・・・あまり無理をするなよ」
「だ、黙れ・・・お前は、私が初めて見つけたこの身を許せる唯一のオスなのだ。それ以上・・・私を気遣うな」
やがて今にも裂けてしまいそうに張り詰めたジーンの膣がようやく若干の緩みを見せると、
ジーンがゆっくりと腰を前後に揺らし始めていた。
グリュッ・・・ギュブッ・・・
「あ・・・あぁ・・・!」
「うあっ・・・ジ、ジーン・・・!」
またしても重なり合う2つの蕩けた旋律が、図らずもその抽送のテンポを徐々に徐々に早めていく。
そして熱い交わりの興奮が最高潮に達すると、ジーンとブルはどちらからともなく抱き締め合って
初めて感じる幸福の余韻にじっと浸り続けていた。


第四章:王宮の姉妹

「・・・はぁ・・・」
大きい薄暗い部屋の中でかごの牢に閉じこめられているアルがため息をつく。
城で状況を説明し、人間の娘を帰す約束をして無事帰ってくる・・・
その考えは甘すぎたようだ。
城に飛んできて状況を説明しようとしたがあっという間に槍や弓を持った
兵士に囲まれてしまったのだ。
アルが本気を出せばその兵士をなぎ倒し、炎を吐いて逃げて来れたが
そうするとまた人間の敵対心を煽るだけで状況が悪化するとわかっていたので
あえておとなしく捕獲された。
「まあ・・・いざとなれば牢を壊して逃げればいいか」

コツ・・・コツ・・・

そんなことを考えているとアルの牢に近づいてくる足音が聞こえた。
一定のリズムで・・・複数の足音だと気づいた。
「これがそのドラゴンなの?」
「そうみたいね。真っ白でなかなか男前じゃない」
人間のメス・・・?しかも2人か。
アルが様子を見ているとさらに2人は近づいてきて、ようやく顔がわかる位置まで来た。
「おとなしく私たちの妹を返せば処刑の中止も考えてあげるわよ」
どうやらブルがさらった娘の姉たちのようだ。
「そのつもりで来たんだが・・・」
アルが冷静に言い返す。
「あら、そうだったの?乱暴にしちゃってごめんなさいね」
もう一人のほうが優しい声で牢の鍵を開ける。

「ちょっと姉さん!なんのつもりよ!」
どうやらこの元気なほうが次女らしい。
「だってあの子を返すって言ってるし・・・鎖もつながってるし・・・
なにより優しそうな顔のドラゴンさんだもの。ふふ」
そういうと髪の長い長女のほうが優しく頬をなでてくる。
「そりゃどーも・・・」
アルも抵抗するわけではなくおとなしくなでられている。
「白くてきれいな体毛ね」
香水なのか手から甘い匂いが伝わってきた。

「危ないってば!ドラゴンなんて信用できないわよ!
だいたいなんでうちの妹をさらったのよ!」
「(キンキンとでかい声を出す娘だ)」
うんざりしながらアルが説明する。
「あれは・・・バカな弟が勝手にやっただけだ。
だから返すために説明しにきたんだ」
説明の途中も長女のほうが興味しんしんで身体をさわってくる。
警戒心が薄いにもほどがある。
「・・・・・・」
次女の方は説明の途中もずっとこちらを睨んだままだ。

「じゃあ、早く返しなさいよ!あの子に傷一つあったらあんた
を剥製にするわよ!」
元気な次女のほうがまた怒鳴る。
「それを説明しにきたら、あんたたちに捕まったんだよ。
・・・それに妹さんはうちの弟が守ってるから大丈夫だ」
アルは長女にペタペタと触られながら落ち着いて説明をした。

「ですって。それを聞いて安心したわ。ところでかっこいいドラゴンさん?」
今までアルをずっと触っていた長女がようやく発言する。
「・・・なにか?」
睨み続ける次女から視線を外し、首を下げて長女に視線を移すアル。
「まだお名前を聞いてなかったんだけど、お名前はあるのかしら?
私はデリア。あの子はエルザって言うのよ」
どうやら自分と次女の自己紹介をしたかったようだ。
「・・・・」
なぜ自分の妹をさらったドラゴンの名前など聞きたがるのか。
アルはやや不審がりながら長女デリアの表情を見る。

「ふふ、ただ聞いてみただけよ。答えたくないならいいのよ・・・・」
デリアは再びその白くて細い指をアルの顔に触れ優しく微笑む。
とても人間に恐れられるドラゴンの前にいるとは思えない表情だった。
「・・・アル・・・だ」
その神秘的な雰囲気にアルは思わず自分の名前を口走った。

「アル・・・いい名前ね。じゃあエルザ、私はアルとお話があるから
2人にしてくれるかしら?」
そういうとデリアは、アルを睨んだままの妹に退室を促がした。
「ちょっ・・・ちょっと待ってよ!こいつはドラゴンなのよ!何されるかわからないわ、危ないわよ!」
当然ながら妹のエルザは姉の身を案じる。
「大丈夫よ、アルは私を食べちゃったりしないわよ。ねえ?」
アルの頬に指を滑らせ同意を求める。

「・・・ああ」
アルはこの娘が何を考えてるのかさっぱりわからなかったが、
とりあえず素直に食べる気はないことを伝えた。
「・・・姉さんがそういうなら・・・・。でも危なくなったらすぐ叫んでよ。
ドラゴンなんて危険に決まってるんだから」
エルザは昔から姉の言うことは素直にきく性格のせいで、渋々だが退室をした。
捨て台詞を残しながら。

「失礼な妹でごめんなさいね」
エルザが出て行ったあと、デリアはアルに妹の非礼を詫びながら顔を近づける。
「いや―――」
アルが何かを言う前にデリアの唇がアルの口をふさいだ。

ちゅぷ・・・
デリアの舌がアルの口に滑り込み、お互いの唾液が流れ込む。
デリアはアルの野生的な味を口いっぱいに感じ、
アルはデリアの高貴な甘い唾液を舌の上で感じた。
急な口づけにアルは何も出来ずされるがままだったが、
ようやくデリアがお互いの唾液をつたらせ口を離す。

「何を・・・」
アルはやや動揺しながらもいつも通り冷静を装う。
「ふふっ・・・、男前なドラゴンさんはキスもうまいのね・・・」
アルの話を聞いているのか聞いていないのか、デリアはうっとりとした表情で
アルの宝石のような赤い目を見続ける。
その息もずいぶん荒れているようだ。
「私の初めてキスはどうだったかしら?上手じゃなかった?」

「・・・!」
人間のしきたりなど詳しいことはわからないが、異性との初めての口づけは
大事なものということくらいはアルにもわかった。
「・・・なんで初めて会ったドラゴンなどにそんなことを・・・」
今までデリアにまともに興味を持っていなかったアルが、初めて自分から質問をした。
「私ね・・・もうすぐこの国のために、隣の国の王に嫁がなきゃいけないの・・・」
どうやらデリアは政略結婚に使われるらしい。

今まで常に微笑んでいたデリアの表情が曇る。
「だから・・・ドラゴンでもいい!優しそうなあなたに、アルに私の初めてをささげたい!」
デリアが目に涙を浮かべ、その思いをアルに訴える。
よく見るとその細い人形のような手も緊張のためかかすかに震えているようだった。
「・・・事情は詳しくは聞かないが・・・そなたのためになるなら・・・」
アルはまだ完全に不信感をぬぐえなかったが、それでもけなげに訴えてくるデリアを
拒むことは出来なかった。

「ありがとう・・・」
そうつぶやくと頬に涙をつたらせてデリアがアルに抱きつく。
ドラゴン特有の強い匂いだが、頼れる強いオスの匂いに抱かれ、
デリアはなぜか安堵のような気持ちに包まれていた。

アルも決心したように腕に力をこめてグッと引くと、
いままでアルの腕を拘束していた鎖が派手にちぎれた。
そして自分の胸に飛び込んできた少女の背中にそっとその腕を回す。

「ふふっ、やっぱりアルには意味のないものだったのね」
ようやくデリアが微笑みを戻してアルを見上げる。
「ああ、森に生えているツタのほうがよっぽど厄介だ」
アルなりの冗談だったのか、初めてアルもデリアに微笑を見せた。

そのアルの心遣いのおかげかようやくデリアの涙も止まったようだ。
(よくわからん娘だ・・・)
アルがそんなことを考えていた瞬間。
「くっ!?」
急な刺激がアルを襲う。

「うふふ、ごめんなさい」
デリアの手が、いたずらにアルの尻尾を握ったのだ。
「し、尻尾は・・触らないでほしいのだが・・・」
「あら・・・こんなに気持ちよさそうなのに?」

冷静を装っているが、デリアから見ても白い雪のようなアルの顔が紅潮しているのが確認できた。
「う・・・」
アルは思わず言葉に詰まり目を伏せる。
昔から尻尾だけは触られるとくすぐったい弱点であった。
しかも、人間のメスに握られているという初めての感覚に柄にもなく照れてしまった。

「それに・・・まあ、おっきい・・・」
デリアはようやく尻尾から手を離すと、思わず自分の口に手を当ててつぶやく。
「大きい・・・?」
アルがデリアの視線の先をたどると、自分のいきり立っている物が確認できた。

「あ!・・いや・・・これは・・・」
「・・・ドラゴンさんのはやっぱりすごいのね・・・」
そうつぶやきながらデリアがそのモノにゆっくり手を近づけてくる。
アルも心臓の鼓動が高鳴るばかりで、どうすればいいかデリアの手を遮ることができなかった。

いままで弟たちと生活していたアルはメスとの経験など皆無に等しく、
そのペニスの先端はきれいなピンク色が脈打っていた。

「アルとっても可愛い・・・好きよ・・・」
デリアがうっとりした目で、そっとその敏感な部分を握る。
「ぐっ・・・う・・・」
もちろんデリアも男性経験など初めてで、そのたどたどしい手の動きに
アルは歯を食いしばって快楽に耐える。
「私も初めてだから・・・痛かったら言ってね?」
デリアも緊張しているのか恐る恐る手を動かす。
「ん・・・あっ!」
とても答える余裕などなく、嬌声をあげてしまうアル。

「アルばっかりじゃずるいわよね・・・」
そう言うとデリアがようやくペニスから手を離した。
「はあっ・・・はあっ・・・」
ペニスへの甘い責めがようやく止まり、アルは安堵したのだが・・・。

「ふふっ・・人間のメスの身体は初めて見るかしら?」
デリアが着ていた上質の服の一部を解くと、しゅるりと脱げて地面に落ちた。
そしてデリアの傷ひとつない、アルにも負けないような白肌が姿を現した。
「・・・デリア・・・とても綺麗だ・・・」
初めて見たメスの裸体に、アルが思わず吐息のような声をあげる。
「うふふ・・・ありがとうドラゴンさん」

全裸になったデリアが棒立ちになっているアルの足元にひざ立ちになると、
またペニスへの刺激を再開した。
「う・・・」
デリアの完璧な裸体を見せられ、さらに快楽の波が押し寄せる。
「気持ちいいのねアル・・・うれしい」
丁寧な指使いで念入りにアルのペニスをこすりあげる。
「ふああっ!う・・・あ・・・」
先端の敏感な部分をこすられ、とても立っていられないほどだった。
「お願い・・・我慢しないで・・・」
潤んだ瞳でアルを見上げる。
「うあっ・・・もうっ・・・あああああっ!」
アルのドラゴンとしてのプライドでイくのをずっと我慢していたが、
デリアのその清楚な顔が含んだ媚態にたまらず限界をむかえる。

ビュルッ!・・・ビュッ・・・ピュ・・・

デリアの顔や絹のような白肌にアルの熱い精液が降りかかる。
「ああっ・・・はぁぁ・・・・熱い・・・」
それを恍惚の表情で受け止めながら、デリアは女として幸せな気持ちをむかえていた。

「これがオスの・・・すごい・・・」
その量の多さにおもわずデリアが驚く。
「ふう・・・う・・・」
その圧倒的な快感に脱力し、余韻に浸るアル。
初めてのメスの技に完全に屈服してしまった。

「うふふ・・・アルすっごく可愛かった」
妖しい笑顔を浮かべ、精液のかかったままのデリアがキスをしてくる。
アルも思わず舌を絡ませる。
「んっ・・・んはぁ・・・」
目をつぶり、相手の唾液をむさぼる。
激しい口づけにふたりとも床に崩れ落ちた。

「アルの口とってもおいしい・・・」
デリアが口の周りをべとべとにし、よだれのアーチを作る。
ようやく長いディープキスが終わると、デリアがアルの体勢を変えさせた。
「な、なにをするのだ・・・デリア」
うながされるまま仰向けにされるアル。
尻尾が尻の下からぴょこんと顔を出し、天を突くペニスが丸見えになった体勢で相当恥ずかしかった。
「ふふ・・・ドキドキしちゃう・・・」
そういうとデリアはアルの足に手を付き、腹の上にまたがる。

「アル・・・私の初めて・・・もらって・・・」
アルの下半身を下にして裸体のデリアがひざ立ちになっている。
アルもこれからどういうことになるのか予想が付いた。
「しかしデリア・・・本当に・・・いいのか?初めての相手をこんなドラゴンと・・・」
されるがままだったアルも思わずデリアを気遣う。
人間のメスが初めての相手に自分のようなドラゴンでいいのだろうか、と。

「アルのようなかっこよくて、紳士で・・・優しいドラゴンさんならね」
デリアは少し不安そうな微笑みを浮かべながらそうつぶやくとアルのペニスに腰を落とした。

ズブッ・・ブッ・・・

湿った水音とデリアの処女膜が破れる音がかすかにし、
アルの大きなドラゴンのペニスがデリアの膣内に収まった。
まさに串刺しのような形であった。

「痛っ!・・・ん・・・!」
「んああああっ!」
入れただけで動いてはいなかったが、ふたりには強すぎる刺激だった。

「ア、アルったら・・・女の子みたいな・・・声出し・・・ちゃって・・・ふふ・・・」
デリアが痛みを紛らわそうとなんとか声を絞り出す。
「デリア・・・だ、大丈夫か・・・?」
アルのほうもデリアのきつい膣圧に耐えながら心配し声をかける。
「ん・・・ふふ・・・も、もちろん・・よ・・・アルを・・・気持ちよくして・・・あげる・・・」
かすれるような声で苦しい笑顔を見せるとデリアが恐る恐る腰を動かす。
アルのペニスに、愛液と破瓜の血が混ざり絡み付いていく。

ヌチュッ・・・プチュッ・・・

「あああ・・・デリア・・・気持ちよすぎて・・・」
締め付ける圧迫感とヌルヌルの感触に初体験のアルは快楽の波に飲まれそうだった。
「んっ・・・んっ・・・はぁ・・・くぅっ・・・」
デリアもようやく痛みに慣れて息遣いのタイミングがわかってきたのか、
どうにかリズムよく腰を動かす。
無意識にアルもデリアの動きに合わせて腰をゆっくり動かしはじめる。

「ああん・・・アル・・・どうっ?・・・気持ちいいっ!?」
アルの巨大なモノに貫かれながら上からデリアが
嬌声を上げて問いかける。
「ああ、デリア・・・・とても・・・いいよ・・・」
デリアは名器だったようでドラゴンでさえメロメロになるほどの
快楽がアルのペニスを包んでいた。

「私もっ・・痛いけど・・・気持ちいい!アルと一緒で・・・うれしい・・・!」
デリアが騎乗位でつながったままアルに口づけをする。
「んんっ・・・デリア・・・愛しているぞ・・・」
ちゅぷ・・・ぴちゃ・・・
お互い愛の言葉をかけあいながら、またも激しい舌を絡ませたキスをする。

そのまま口を離さず、腰の動きはいっそう激しくなっていった。
「ああんっ・・・アル!いいっ!」
デリアも髪を振り乱し、アルに力いっぱい抱きつく。
そして抱きつかれた瞬間、アルのペニスを奥まで飲み込んだかと思うと
「デリアッ・・・・出る!ああああ!」

ドクッ!ドクッ・・ピュルッ・・・

「あああっ・・・・熱い・・・アルの・・・あああ・・・」
膣の一番奥でドラゴンの精液をもろに受け、その衝撃でデリアも絶頂を迎える。
その締め付けでアルの中にあった精液はすべて搾り取られた。
結合部分からは人間同士の性交ではありえない量の精液があふれ出し、
デリアの子宮が精液で満タンになった証拠でもあった。

「はあっ・・・はあっ・・・」
お互い強烈すぎる初体験で抱き合ったまま、息をするのがやっとであった。
「・・・ねえ、アル・・・しばらく・・・このまま・・・・」
「・・・ああ・・・私も・・・動けそうに・・・ない」

アルの胸のふさふさに身を任せて抱き合ったまま、
デリアは満足感でいっぱいだった。

それからどのくらい経っただろう。
デリアがようやく腰を上げると秘所からずるりと小さくなったペニスが抜ける。
先ほどより多量の淫液があふれ出す。
よほど大量の射精だったのか、床に水たまりを作るほどであった。

そしてデリアがもう一度キスをした。
今度は軽い子供のようなキスだった。

「ねぇ・・・アル・・・」
そしてデリアが顔を近づけたまま小さな声で話し始める。
「なんだ?」
アルも真っ直ぐデリアを見たまま答える。
「私を・・ここから連れ出して欲しいの。そしてアルと一緒になりたい」
デリアは真剣な目をして訴える。
最初にアルと会ったときとは別人のようだった。
「・・・・・・」

アルはしばらく見つめあったあと、静かにデリアに語りかける。
「もし・・・私と一緒になったら・・・すべてを捨てることになるのだぞ・・・」
諭すようにアルが聞く。
「・・・・・」
デリアは何も答えず、ただアルに抱きついたまま胸に顔をうずめた。

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