作成者:ruslan

ここではアマチュアキックルールについての考えを書きます。

アマチュアキックは多種多様ですが、「クリンチ・首相撲禁止」であったり、首相撲がすぐにブレイクされるなど、K-1ルールのように試合スピード重視のルールとなっています。

時間は1R制も多いですが、やはり多数派である「2分2R制」を基本として考えています。

ちなみにアマチュアで取り入れられているルールは大体このような形式だと思います。

試合時間:1分30秒1R、2分1R、3分1R、2分2R(主流)
防具:レガース着用(新空手K2のみ外しても可)、ヒザサポーター、稀に肘サポーター、ヘッドギア(上のクラスは着用せず)
グローブ:12オンス(稀)、14オンス(主流)、16オンス
ジャッジ基準:アグレッシブ重視(なように感じます)

このように、アマチュアキックは試合展開が早く、グローブやレガースにより一発の殺傷力に欠けるため、一般に手数重視の突貫戦法が有利だと考えられていますが、私は一概に断定することは出来ないと考えています。

むしろアウトファイトもまた、有利なルールであると思っています。

・突貫戦法という定説 ・アウトファイトも有利だという考え


突貫戦法が有利だと言われているのは、試合時間が短いため、スタミナ配分を考慮するまでもなく、勢いで相手を飲み込むことが可能であるという考えに基づいています。
それは確かであり、一定レベルの試合までは、テクニック以前に、勢いや手数で押しきることも可能でしょう。

しかし、キックボクシングスキルに差があるように、当然フィジカルにも先天的な差があります。
細身体型でフィジカルに劣る選手は突貫戦法がとれず、アマチュアルールが向いていないのかというと、そうではないと考えています。


実際にアマチュアボクシングでは「3分3R」よりも「2分4R」のほうがアウトボクサーにかなり有利だと言われています。

その理由の一つとして、本来アウトファイトはインファイトよりも疲れるファイトスタイルであることが言えます。
足を使って距離を外し、手数を出し続ける=アウトファイトはベタ足で圧力をかけるインファイトと比べ、動作が多いのはもちろん、上体の揺れによりスタミナを浪費しがちです。
ですから「3分3R」よりも「2分4R」の方が時間も少なく、インターバルも長いので、スタミナという点から有利になります。

もう一点、短い時間でラウンドが終了してしまうとインファイターはアウトファイターを捕らえきれず、ラウンド終了によって展開をリセットされてしまうからです。

時間が短いからとは言え、インファイターは闇雲に攻めたところで攻撃に大きなモーションが伴えば、アウトファイターにとっては、容易に捌けるので"しめたもの"です。

この観点から見れば、アマチュアキックの「2分2R」という試合構成自体は、アウトファイターに有利とも言えるものです。

その上、アマチュアキックでは膝蹴りやミドルキックなど、相手を牽制できる技が多彩な分むしろアマチュアボクシングよりもアウトファイトが有利なようにさえ感じます…が、実際には問題点がいくつかあります。

<以後、加筆および修正中>

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