先日、大盛況をもって開催された
アメリカ大会において堂々の4位。
これまで数々の大会で4位を奪取し、『永世4位』の称号を確立したしげじい氏は、アメリカにおいても4位らしさが光る見事な対戦を見せてくれる。
アメリカにおいて攻撃力の面で最大の武器となるのは、やはりアッパー。スタミナ消費量は激しいが、一度喰らわせられれば、戦局の手綱を自らに引き寄せることができる。
動画を観ても分かる通り、しげじい氏は、そのアッパーをジャブの如く連打する。
スタミナ度外視……というほどではないにせよ、試合開始直後に挨拶代わりのアッパーを打ち、ここぞのタイミングではアッパー連打でダウンを奪う。
ときには「どこに打ってんねん!」とツッコミを入れたくなるほど、遠い間合いからアッパーを打っている。
しかしこれは、相手の前進に合わせたカウンターアッパーを狙っているのだろう。
SWO界随一とも目される高速移動を誇るしげじい氏は、相手が想定していない飛距離からもアッパーを狙えるわけだから、そこは積極果敢に打ってくるのだ。
おそらくだが、「多少は外れてもいい。結果的にそれが相手にとって圧力にもなるのだから」ということを熟知しているのだろう。
実際に、しげじい氏のアメリカと対戦すれば、それは痛いほどわかる。とにかく「いつアッパーが来るかわからねえ」と警戒心ばかりが募り、積極的に前進できなくなるのだ。
それは、しげじい氏のペースに引きずり込まれているということ。試合運びとして、実に理にかなっている。
アメリカの武器というか華は、やはりスピードと飛距離。
しげじい氏は、そのアメリカの華を最大限に引き出し、手に汗握る対戦を構築していく様が憎らしい。流石は永世4位。
「アメリカは体力が低いし、攻撃力もいまひとつ」と思い、敬遠している方は、しげじいアメリカの戦法を参考にしてみてはいかがだろうか?
半ば捨て身とも言えるダイナミックなアッパー攻撃を繰り出し、相手に圧力をかけまくれば、次第に「か,快感‥‥……」と気持ち良くなるはず。
思い切りの良い攻撃は防御にもなり得る。しげじいアメリカ戦法を脳裏に浮かべながら対戦してみると、新たなランドスケープが見えてくるに違いない!?
推論 : アメリカだって圧力はかけられる。アッパー連打で、相手をビビらせろ!
ちなみに、思い切りの良い攻撃は、アドレナリン分泌を促し、精神面にも良いという。とくにアメリカのアッパー連打は、分泌量が顕著だ(当社比)。
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