ぱにぽに62話
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(2.非情な鬼でも頼まれれば嫌とは言えないものだということから、ましてや情のある人間であれば、誠意を持って頼めば誰であってもひどい扱いはしないものだということ。)
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ぱにぽに62話
(ぱにぽに5巻収録:初出Gファンタジー2003年12月号)タイトル
鬼も頼めば人食わず
(1.鬼に正面斬って自分を食べてくれと頼むと、却って食べないものだということから、相手の得意なことだから当然承知してくれるだろうと思って頼んだが、勿体ぶってやらないものの喩え。)(2.非情な鬼でも頼まれれば嫌とは言えないものだということから、ましてや情のある人間であれば、誠意を持って頼めば誰であってもひどい扱いはしないものだということ。)
- 演劇部的作戦
- 映画研究部的作戦
- 演劇部 行動するの巻
- 映画研究部 行動するの巻
- 演劇部VS.映研
- ベッキー乱入!! そして・・・
- 1年生白書
- チグハグバンバン
- 天岩戸in桃月
- 踊り子大作戦
内容・あらすじ
両部長の提案により、次回作にベッキーを起用しようと企画する演劇部・映画研究部面々。さっそくスカウト出向いたところ、研究室前で双方バッタリ。長年の確執によるいざこざにやがてベッキーも巻き込まれ…。登場人物
藤宮円・高見沢ハルカ・高瀬和也・麻生麻里亜・片桐姫子・篠原雅人・大滝鉄矢・レベッカ宮本・芹沢茜・来栖柚子オチ
芹沢&来栖見てみぬ振りオチノート
- 来栖が演劇に興味を持っていることがわかる。しかし、この時点で芹沢と来栖は互いにロボ子・ドジラで戦っていることを知らない。
- 麻里亜と円の会話が全くかみ合ってない。
- ベッキーが日本神話や大岡裁きの知識を駆使。そのような知識があるのは教授の影響だろう。
解説
演劇部と映画研究部の話が平行して展開する話。コマ割りも上半分が演劇部で、下半分が映研である。重箱のスミ
天の岩戸
天の岩戸のエピソードは神楽でもよく奏される題材である。
この話はぱにぽにだっしゅ!第12話でも使用された。ただしだっしゅ!では扉の向こうにいるのはベッキーではなく姫子、扉を開ける役が藤宮円・麻生麻里亜ではなくベッキーだった。ちなみに天の岩戸の伝説ではアメノウズメ(天宇受賣命または天鈿女命)が岩戸の前でほぼ全裸で踊る。
天の岩戸
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6...
大岡裁き
一人の子供をめぐって二人の女が現れ、どちらも自分の子供だと言って譲らない。
そこで名奉行の大岡忠相は「二人で子供の腕を片方ずつ持って引き合い、手にした方の子とする」と述べる。
これを聞き、二人の女は全力で子供を引っ張りあう。すると、子供は痛さで泣き始め、あわてて一人の女が手を離してしまう。
これを見て大岡忠相は「本当の母親なら我が子可愛さに手を離すはずである。よって手を離した方を母親とする」と判決を下し、一件落着となった。
ちなみにこれは、どうやら大岡本人によるものではないらしい。旧約聖書列王記内のソロモン王の裁きにほぼ同様のもの(こちらは子供を剣で真っ二つにするという過激なものだが)があり、中国故事にも似たようなものがある。
誤植
ぱにぽに5巻71頁で高見沢ハルカが麻生麻里亜のことを「真理亜」と呼んでいる。2文字も間違っているのは珍しい。<<ぱにぽに61話 ぱにぽに63話>>
2007年11月29日(木) 20:20:37 Modified by paniponi765