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作者:ベリーメロン

「ねぇ、おねーちゃん?セラのあしでいじめられてどんな気持ち?」

 小柄な少女――セラの蟲惑魔がクスクスと笑う。可憐な見た目に反し、他の蟲惑魔同様に快楽主義者である彼女は目の前のオモチャをなぶることに一切の躊躇いがない。

「うる、さいっ、いい加減にやめなさいよっ」

 セラのモウセンゴケの粘液と毛に絡め取られた彼女は、セラの獲物ではない。同胞であるはずのアトラの蟲惑魔だ。本来蟲惑魔は同胞に捕らえられることなどありえないのだが、この時アトラは重大な失態をおかした後だった。

「そんなにおこっちゃだーめ。セラじゃなくてほかのおねーちゃんたちだったらもっとあそばれてたよぉ?」

 間抜けにも獲物に逃げられた挙げ句、反撃に受けた魔法で蟲惑魔としての力を失くしているのは誰だったか。それがセラのモウセンゴケに捕らわれたアトラである。

「んひぃっ」

 セラの柔らかい足が仰向けのアトラの股間を踏みしめる。強い衝撃にアトラが悲鳴を上げるがセラには非常に心地がいいものだ。

「これがアロメルスおねーちゃんだったらごーもんしてたかも?フレシアおねーちゃんだったらみんなを呼んでからオモチャにしてたかも?」

 自分もオモチャにしてる癖に。なんてアトラに言う暇はない。セラのモウセンゴケから分泌される粘液には、快感を強くする作用が入っている。蟲惑魔には無意味なそれも力を失ってしまったアトラにはあまりにも強すぎる。

「んっ!くうっほんっとやめなさひゃあんっ!?」

 土踏まずでクリトリスを擦るように動かしてやれば、減らず口を叩こうとしたアトラは容易く乱れてしまう。
 それがあまりにも面白くてセラの足の動きはエスカレートするばかりだ。

「そこっだめっ!?ほんとだめだからっ!」
「いつもみんなアトラおねーちゃんオモチャにしててセラもうらやましかったんだよぉ?だから今日はセラのばんなの♪」

 気が強く、反応もわかりやすいアトラは他の蟲惑魔にもそういう人気があった。スキンシップとばかりに身体を弄り回される姿も少なくない。ご褒美なんて言われてフレシアたちに揉みくちゃにされることもあった。
 蟲惑魔の中でもとりわけ非力なセラに遅れを取ることは今までなかったが、今回は力を失くし拘束されている。そんなアトラはセラにとっては絶好のオモチャだったに違いない。

「みんないってたよ?アトラおねーちゃんはかくれえむだって?えむってこうされるのがいいんだよね?」
「あ、あいつらぁっ……」

 いつもいきなり弄り回してきておいて、裏でそんなことを吹き込んでいたなんて。アトラがふつふつと怒りを沸かせるが、この状況では意味をなさない。
 思考を外に向けたアトラ。それに対してセラはその小さな足の指全体で蜜壺の入り口を擦り上げた。

「くひぃぃぃっっっっっ!?」
「ほーらグリグリ〜♪あははアトラおねーちゃんかわいー♪」

 柔らかいノコギリのような動きが繰り返され、苦痛じみた快楽がアトラを襲う。逃げたくてもモウセンゴケの粘液がそれを許さない。
 さらに追い討ちをかけるように、セラは空いた足で器用にもアトラのクリトリスを摘まんでみせる。

「あひぃっ!?やらっ、もうゆるひてっ、ほんとむりだからっ、らめっ、ゆるひてぇぇぇえええっ!」
「だーめっ♪」

 強気な姿勢すら崩されて、セラの足に好き放題玩ばれるアトラ。プライドを逆撫でされるような快楽地獄はセラが飽きるまで続けられるだろう。

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