ビジネス会議を成功させるためのやり方・進め方のルール

発言を可視化することの重要性は既に説明しましたが、誰が板書をするかも重要です。板書は、会議の内容や背景、専門用語などを理解する人が望ましいでしょう。一般の会議では、書記は新人の仕事という風潮がありますが、議論の重要なポイントだけを抽出したり、発言を要約したりする能力が必要ですので、右も左もわからないような人に担当させてはいけません。

また板書をする人の心構えとして、発言はできるだけ編集したり加工したりしないことが大切です。発言のすべての言葉を書くことはできませんので、要点を書くことが必要ですが、発言と異なる言葉に変換したり、自分の解釈で意味の異なる言葉に置きかえたりしてはいけません。もし発言をうまくまとめられない場合は「もう一度説明してもらってもよろしいですか」と素直に聞き返しましょう。書いた内容に自信がなければ「この内容でよろしいですか」と確認しましょう。そして、板書の誤りを指摘された場合は素直に訂正に応じましょう。発言内容は発言者が一番良く理解しているので、発言者の意思を優先させることが大切です。

□ルール38 板書は議論を理解している人が行なう

□ルール39 発言を正しく捉えて板書する



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付録


プロフィール

高田ヨシノリ
システムエンジニア

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◎元気な仲間を増やす!
◎強いチームを作る!
◎楽しい職場に変える!

産業カウンセラー
PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)
ハーマンモデルファシリテーター

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