ビジネス会議を成功させるためのやり方・進め方のルール

上司や他部署に頼み事をしたいときや、重要な決定をしなければならないときには、会議の前にキーマンとなる人物に根回しをしておくことが必要です。会議という公式の場でいきなり聞いても、突然のことで相手もすぐに判断できず、了承してもらえなかったり、決定するどころかまったく決められなかったりします。利害関係者には事前に心がまえをしてもらったり、説得するための取引をしたりするなどして、会議でスムーズに決定できるようにしておくことが大切です。

また、会議の参加者に事前に議題とゴールについて相談をしておくことで、会議の参加者の主体性を引き出すことができます。自分の知らないところで決められた議題よりも、自分自身が関わった議題については無視できないものだからです。

そして対立意見を言う可能性がある人には「○○さんには先に知らせたほうが良いと思って……」、「○○さんなら何か良いアイデアがあると思って……」という切り出し方で相談しておくと相手の重要感を満たすことができます。そうすれば快く相談に乗ってくれ、会議でも味方になってもらえるでしょう。

さらに、根回しで大切なのが、役職者に対するご意見伺いです。役職者に相談せずに会議で決定をしようとすると、反対されることがあります。役職者抜きに重大な決定をすることで、役職者のメンツをつぶしてしまうことが原因です。役職者といえども人間なので、まわりから必要とされている、という実感を求めているものです。何ヶ月もかけたプランが役職者の気分によって台無しにならないよう、事前に相談をして「話を伺った」という形を作ることが大切です。

□ルール22 重要な議題はキーマンに根回しをしておく

□ルール23 役職者へのお伺いをしておく



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付録


プロフィール

高田ヨシノリ
システムエンジニア

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産業カウンセラー
PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)
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