中世・近世ヨーロッパ史(だいたい西暦1155〜1857)の歴史の研究および考証(意見・情報交換、議論など)をする研究会のwikiです。歴史の情報共有の場として、あるいは、単なる情報交換の場として。歴史好きの方、お待ちしております。認証されれば誰でも編集可能です。

タグ検索で駆け引き4件見つかりました。

衝撃と状態変化(続き)

る、という効果があります。戦いというのは駆け引きである以上、個々の実際の細かい損害よりも大局の趨勢の方が往々にして大事、ですから正面からまともに取っ組み合ってウーウーと力比べをするよりも、戦術的局面になんらかの転回(展開、スピン)を加えたほうが断然局面が打開しやすくなるもの、です。その場限りの力比べ、よりもより大局で勝つことのほうが重要で、そういう意味では相手の戦術的選択肢を狭めつつ、自軍の攻撃手段、オプションを確保する、それにつれて戦局全体のバランスを見つつ、相対的に有利、勝っている状態を作り出す、これ…

https://seesaawiki.jp/meha_method-ccpi/d/%be%d7%b7... - 2017年01月01日更新

政治的・戦略的駆け引きと大義名分

通商破壊・私掠船などによる)手段で戦略的駆け引きを開始するには必要不可欠、なくてはならないもの、でした。Casus Belliという言葉は開戦事由という訳語も当てはまるようですが、とにかく中世・近世において相手国に何かしらの、しかもかなり法的な言い掛かりをつける、あるいは所有権・領有権を主張することによってのみ、戦争開始が可能なものでした。中世・近世というとイタリアなどの小さな共和国は除いてほとんどの国が封建制、というか君主領主制の全盛期でしたから、君主制といえばその直轄王家の、主家の正統性(Legiti…

https://seesaawiki.jp/meha_method-ccpi/d/%c0%af%bc... - 2016年10月31日更新

法治主義と歴史認識問題

歴史認識問題がどこぞやの国で取り沙汰されて久しいですが、今日はそんな歴史認識にも関わる問題、ヨーロッパの法治主義とその領土問題等に対する適用について、です。法治主義という言葉は元々、長い間争いが繰り返されてきて歴史的に法が認識議論される機会が多かったとりわけ中世・近世からのヨーロッパにぴったりな言葉ですが、歴史認識問題や領土帰属問題が取り沙汰されるのなら、まずはそれそのものの法治主義的な側面、あるいはそれがlegal、つまりリーガル、法的にどうなのか、ということからまず問い直されていかなければならないこと…

https://seesaawiki.jp/meha_method-ccpi/d/%cb%a1%bc... - 2016年02月25日更新

兵法とArt of war

ういった背景だからこそ、計略や軍師同士の駆け引きで、戦局が二転三転する、というような場面も描きやすい、というかそういう状況になり易い、ということも考えられますが、そもそも、というかそれでも戦争における戦闘というものは概ね軍勢同士がぶつかった時点で勝負は決まっているもの、なのです。だからこそ欧米ではよく駒を並べるだけのボードゲームが戦争ゲームとしてよくありますが、ゲーム的に解釈すればそういう背景があるのです。また、三国志、ではありませんが孫子の兵法にも「九地」の喩えがあるとおり面倒や込み入った状況では戦って…

https://seesaawiki.jp/meha_method-ccpi/d/%ca%bc%cb... - 2016年02月06日更新

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