モザイク架空国家

コモンウェルス・オブ・ニスカリマズ(英語：Commonwealth of Niskarimas)は、一般的にコモンウェルス(Commonwealth)と呼ばれ、ニスカリマ海上帝国の本土、準領土およびニスカリマ共和国の4の加盟国からなる政治連合である。この組織の主な機関は、政府間の関係に焦点を当てたコモンウェルス事務局(Commonwealth Secretariat)と加盟国間の非政府関係に焦点を当てたコモンウェルス基金(Commonwealth Foundation)である。第二地球への転移により世界各地に散らばったニスカリマを統一、共同繁栄を目的に、ニスカリマ海上帝国の提唱により設立された。

構想以前、ニスカリマ海上帝国とニスカリマ共和国の二国が正式なニスカリマを争いたびたび衝突していた。しかし、近年ニスカリマを統一し協調していくべきという声が広まっていた。ニスカリマ海上帝国は協調路線を歩むべくニスカリマ共和国へ同盟を持ちかけるものの、当時のニスカリマ共和国はニスカリマ海上帝国に比べ転移後の歴史が浅いことや、本来のニスカリマであるポルトガルを領土としていることから、ニスカリマ海上帝国への反感が高く、同盟成立にはいたらなかった。この関係に終止符を打ったのが、欧州における軍事的緊張の高まりであった。ニスカリマ海上帝国と比べ、資金力、軍事力、技術力などあらゆる面で劣るニスカリマ共和国にとって、欧州での軍事的緊張の高まりは危機でありニスカリマ海上帝国へ軍事的支援を求めるべく、同盟の結成を持ちかけた。ニスカリマの統一や欧州での本格的な軍事拠点を求めるニスカリマ海上帝国はこれに即座に賛同し、ニスカリマ統一軍事同盟を結成。これにより両国の関係は一気に良好となった。ニスカリマ海上帝国がニュージーランドを編入しミルフォード連邦を設立したことも契機となり、ニスカリマ海上帝国はニスカリマ共和国との共同体の結成を提唱。これにニスカリマ共和国は賛同し、ドミネスト連邦とミルフォード連邦を加えロイデン宣言により正式にニスカリマ連邦が成立した。

加盟国は加盟国間の一切の戦闘行為を禁止されており、また民主主義、人権などの共通認識、経済協力、文化的交流などさまざまな義務があり、これらはロイデン宣言および、ニスカリマ憲章に明記されている。

加盟国

加盟国には、国家元首として独自の大統領をおく国や、ニスカリマ皇帝を元首たる皇帝とする国(ニスカリマ連邦帝国)がある。後者は皇帝から任命された総督が皇帝の役割を代行しているが、実質的には首相による指名制である。ドミネスト連邦、ミルフォード連邦がこれにあたる。

加盟国間では通常の外交のように特命全権大使を交換せずに、高等弁務官を外交使節長として、大使館のかわりに高等弁務官事務所が置かれている。これは大使を国家元首の代理として呼ぶことが、同君連合も存在するなかでは不適切なためである。また通常の外交関係ではないということを明瞭に示すという狙いもある。

ニスカリマ連邦首脳会議は加盟国の国家元首により毎年行われるニスカリマ連邦の最上位機関。加盟国に影響のあることや国際的に解決の必要なことなどさまざまな議論がなされている。

コモンウェルス総会はニスカリマ連邦の最高決定機関。連邦が抱えるさまざまな問題が協議されている。また、連邦の行う活動は全てここの許可を得る必要がある。

ニスカリマ連邦では軍事に関する取り決めは加盟国間の戦闘行為の禁止以外一切存在しない。これは先に結ばれたニスカリマ統一軍事同盟で軍事関係の取り決めが全て決められているためである。

ニスカリマ連邦帝国は国家元首をニスカリマ皇帝としている国。ニスカリマ海上帝国のみが独自の政府を持っており、それ以外はニスカリマ海上帝国から自治権を与えられている。

共和国はニスカリマ皇帝からは独立した独自の共和制を敷いている国。国家元首を大統領としており、ニスカリマ皇帝の影響は及ばない。

国	最初の加盟日	領域	人口	政治システム
ニスカリマ海上帝国	2020年12月19日	オーストラリア、ソロモン諸島	98,137,265人	ニスカリマ連邦帝国
ニスカリマ共和国	2020年12月19日	ポルトガル	28,547,382人	大統領共和制
ドミネスト連邦	2020年12月19日	ダゲスタンを除く北コーカサス	12,206,801人	ニスカリマ連邦帝国
ミルフォード連邦	2020年12月19日	ニュージーランド	5,005,882人	ニスカリマ連邦帝国

本部はニスカリマ海上帝国の首都パースに置かれている。本館別館ともに二階建てレンガ造りの建物で、本館には事務官らの執務室とコモンウェルス事務局の施設があり、別館にはコモンウェルス基金の施設とコモンウェルス総会議会が入っている。


ニスカリマ連邦本部