あらゆる架空国家が併存するモザイク世界

国名新生拓殖株式会社臨時自治区
国歌新星
首都擬島京本社周辺コロニー
人口約3万人
面積126,700㎢
通貨擬銭(仮名)

概要

ジャワ島に領土を置く「新生拓殖」の自治区。
コロニーの屋根は開けてある。
現在は本土に帰還するための研究と住環境整備に力を入れている。
再歴1606年、「三回」という星の「旭島」という国が領土拡大のため、株式会社「新生拓殖」を成立させ、宇宙へと乗り出した。
航海の末目的の星(名称未定)へと到達。開拓を進めていたところ、異世界転移が発生。本星との通信が途絶する。あと無人だったはずの周辺環境が突然いろんな国だらけになっている。
混乱の末、一旦は自身の生存と周囲の様子見もかねて、「臨時自治区」としてジャワ島に腰を据えた。

現在帰還のための研究を行っているが、進めれば進めるほど「この宇宙に三回がない」という結論しか出ない。諦めて定住を宣言し、人口の安定や教育、福祉整備などに力を入れ始めた。
定住を決めたのになぜか自治区の名前から「臨時」が抜けない。

主要人物

  • 社長(仮名) ひとまずのリーダー的ポジション。
  • 顧問弁護士(仮名) 司法の再整備を行った。
-
-

地理

およそ地球のジャワ島に準ずる。ただし島及び海抜-5km、領海5kmまでの土壌、地盤に関しては転移前の星のものとなっている。
社員(国民)からするとかなり高温多湿であるため、現在は巨大な除湿器を作動させ続けている。
住人はみな宇宙人だが「偶然」必要な酸素濃度などは一致していたため、大気組成も地球と同じものである。

植生等に関しては新生拓殖株式会社臨時自治区の環境を参照のこと。

本星共通単位であった「再歴」を採用しているが、一年の日数、1日の時間割り振りは地球のものに合わせ直している。現在は再歴1702年。
地球に転移してきてからはおよそ3〜40年となる。

歴史

再歴1605年、増え続ける人口を三回のみでは支えきれなくなったため、多くの国が周辺惑星の開拓に乗り出した。新生拓殖もそういった組織の一つである。
新生拓殖は、目的惑星に以下のもの(仮)を持ち込んだ。
  1. 住環境整備用の重機(主に移動と整地用)
  2. 敵生体がいた時のための撤退用装備
  3. 人間450組を含む組成改善用生物(現在コールドスリープから解凍)
  4. あと考え付いたら追加します

目的惑星の初期拠点は大量の水こそあれど大気がほとんどなく、まずはドーム状の屋根がついたコロニーの作成から始まったらしい。
大気の生成や土壌の安定化、水の解凍と頑丈な地盤の形成などを行い、農業を行える程度までは開拓に成功した。
しかしある日突然、周辺の環境が一変する。水は全部溶けているし湿度は高いし酸素もどこにでもあるし、何より未確認の生命体が大量に発生している。そして同時に本星との通信も途絶した。
大きな混乱ののち、「座標が突如転移した」ものと判明、緊急事態とみなし、本来の業務から「生存しつつ帰還する」ことへとシフトチェンジした。

社員の一部をコールドスリープ、コロニー外も生活できるようになったため農業用地の拡大と海洋生命体の食用解析、その他にもいろいろあって自給自足できるギリギリの資源を確保したのちは、「現状の確認と帰還のための研究」に進んだ。
この間に困窮や絶望により様々な問題が発生したため、「臨時自治区」として司法や福祉の整備にも手を入れなければならなかった。

ある程度余裕をもって生活することができるようになった頃に、「現在の技術では帰還は絶望的」とする声明が発表され、現在は定住のための施策を行っている。
持ち込みの人間を解凍することでの人口増加や、新たな娯楽文化の形成なども進んでいるところである。

最近やっと「三回」を知らない「新世代」が成長してきた。

政治・経済

基本的な法制は旭島のものに準ずる。およそ内閣制。
議論や決定に関しては一旦取締役会と持株会にて行っていたが、現在もそれを踏襲する形で投票権が「持ち株」と呼ばれ続けていたりする。
かなりざっとしか勉強できていないのであとから整備する。

試算機

転移前の星では普遍的に使われていたと言う、国土管理及び国策決定の補助計算機。さまざまなところに情報収集端末を設置し、データを保管。天気予報や施策シミュレーションができる……らしい。
新生拓殖も惑星開拓のため独立したサーバーを持ち込んでいた。しばらくは転移を認知できず天変地異と判断してしまったことによりとんでもない数のバグを吐いたが、現在は地球のデータを取り込みそれなりに稼働しているようだ。

経済系

本国との繋がりを失った事で経済にも問題が発生した。ごく初期は食料等の配給制を実施していたが、安定してきた頃から仮の銀行(仮名)を設立、貨幣経済を再開した。
ただし元が一つの会社であったため、給料などの仕組みをどう組み直すかの問題が発生している。
貨幣
本国のものにかなり寄せてあるが、もし仮に万が一帰還できた時に偽造の罪に問われないように一目で分かる程度には変えてある。
本国の金額単位が「銭」であるため、それにもどきをつけて「擬銭」と呼ばれている。

司法

内部監査室と顧問弁護士が、社内規則と本国の六法から作成し直した「新生拓殖自治特例法」を採用している。
刑法
本国では本来終身刑が最高刑なのだが、開拓の途中で食料すらまともに無い自治区では何十年も受刑者を拘束し続ける物理的余裕が無かった。その為、「労働刑」と言うものが一時期採用されていた。
主に違反時の危険が少ない労働(重要度の低い文章データの誤字修正など)を本国の労働法に引っかかるギリギリまで行わせるもので、作業自体への適性によってある程度(苦手なものに)振り分けられるようになっている。
免許・資格
本来旭島では、車・重機の操作や建造物の作成には国からの許可を得る必要がある。
しかし本国との通信が途絶え、また、なんの資格も持ち合わせない後進が育ち始めてきた事を鑑みて、「社内特別免許」制度を発足。資格試験などを作る下地は無かったため、安定するまでは「実験地での実践訓練、一定期間以上の無事故」を免許取得の基準としている。
将来的には様々な部分において学習基盤を作る事を目標としている。

軍備

転移当時の防衛設備をそのままメンテナンス、アップデートして使い続けている。移動能力はかなり低いものの、防衛、偵察に関しては過剰に積まれている。
単位初期の人員は一通り戦闘機の使用訓練を受けているが、専属の軍隊として配備されているものはかなり少ない。

インフラ

不毛の惑星で活動を行うための装備を充実させていたため、エネルギーや安全な移動手段は確保されている。

エネルギー

主に電力を用いる。人工衛星型の太陽光発電所と持ち込みの小型炉(原理不明)がメインの発電機関になっており、無線送電にて供給される。
事実上の国営となっているが、今のところは国民の税金(給与から天引き)で賄われている。

交通

陸海空路及びワープ装置が各都市に配備されている。

教育

教育が必要な年齢層が現れたのがつい最近である為まだあまり整っていないが、初等教育(保育)からおよそ高等学校までの設備は完成している。
コールドスリープから目覚めた人間への教育をする訓練を受けたものから選抜し、略式的な教員免許を与えている。
初等部、中等部までの9年間を義務教育とし、それ以降は広く浅く基礎知識を固めるか専門的な知識を身につけるかで進路が変わる。現在大学ランクの知識を教えられる者が国家整備業務にかかりきりとなっている為、ある意味では本社勤務が知識獲得の大きな道となっている。
少し古い知識で良ければ1年間のコールドスリープによりインストールすることも可能。地球仕様のアップデートがされていないため、推奨はされていない。

文化

転移時点では無人惑星を開拓し生活出来る様にする第一段階であり、文化の定着は「旭島」から人員をさらに呼び込んだ後に行うことを予定していた。その為、人員の知識が偏っており、本国の歴史や伝統文化などは詳しくない者が多かった。
結果として、側から見ても分かる謎のパチモン臭さを漂わせる文化が多数存在している。

食事

地球の米(ジャポニカ種)と似たような植物である「与祢」をさまざまな気候に耐えうるよう改良した「B与祢」を主食とする。
他にも様々な持ち込み食糧と、近隣の島から採取してきた動植物をより美味しく育て、食べる方法を今も模索している。

娯楽

転移時点で社員が持ち込んでいた本などの嗜好品をかき集め、アーカイブ化するプロジェクトが組まれている。それなりに膨大な情報がデータベース化され、アクセスできるようにされたようだ。
……シリーズものの3巻だけ抜けているなどの事例も多い為、鑑賞を始める時は要注意。

また、工業系の徒が多いためか、ロボコンや鳥人間コンテストなども盛んに行われている。

服飾

過ごしやすさを第一にしたものは幾らでも考えつくのだが、「おしゃれなデザイン」と言うものに少し疎い気配がする。

国民

人種、年齢比

元々旭島はほぼ単一民族の国家であり、そこからやってきた新生拓殖の社員は皆「長尺人種」と言う分類になる。ゴールドスリープから解凍した人類はもう少し幅が広い様だが、今は「新生拓殖社員」という事でひとまとめにされている。
年齢に関しては現在、転移タイミングで働いていた社員の高齢化が進み、ゴールドスリープの解凍が転移から期間を開けてしまったこともあり4〜50代がちょっとした空白世代になっている。ほとんどの社員が開拓に耐えられる様健康長期化手術は受けていたものの、およそ20年後には介護などの問題が一斉に出てくる可能性が高い。

性格面

ある種諦念にも近い空気が蔓延しており、置かれたところで咲こうとする精神が強い。
社員の中からもいったん休職して書籍の作成に腐心しているものが出たりしている。

宗教

「旭島」を神格化し、楽土として扱うような宗教が流行りつつある。

言語

「旭島語」と言う言語を使う。
異星系ではあるが、文法は日本語のそれに近い。音も現代日本で言う九州方言に似ている。
新生拓殖の社員は全国から集められて来た精鋭のため、訛りが爆発している支社もあるらしい。

新天地での命名について

若干雑である。新しく見つけたり作ったりしたものに対して、「擬+旭島にある似たものの名前」をつける傾向がある。例えば自治区における首都コロニーの名前は「擬島京」だが、これは旭島の首都から取って命名している。
タグ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます

メンバー募集!