モザイク架空国家

臨時自治区では、インドネシア原産の生物と異星（名称未定）からの持ち込み生物のキメラが環境の殆どを占めている。
これは元々が不毛の地であった元惑星の土地に、原生生物が定着しなかったことが原因である。

臨時自治区の土壌は、転移前の惑星からごっそりと持ち込まれたものである。
そのため、元々ジャワ島に存在していた生物がおらず、惑星にて育てていた生物も急激な環境変化に耐えきれず死滅する個体が発生した。
転移段階では4割を本国からの配給で賄っていたこともあり、国民は食糧となる生物の不足に悩まされた。そこで、周囲の島から食えそうな生物を片っ端から捕獲、調理法と繁殖法の研究も行った。
それなりに美味しく食べられるようになったもののここで問題が発生、惑星の土が元のものと大きく違うせいで上手く定着しないと言うことが判明した。
現在の生物は、ごく一部を除きなんらかの改造が加えられている。

現在も大規模な実験段階にあり、「自生」する生物を作り上げる実験地などがそれなりに広く取られている。

問題を解決すべく、まずは微生物から調整を行うための土地。無事に調整が終わると農地や牧地への転用が行われる。

環境の激変に耐え抜いた数少ない穀物。国内では主食として親しまれている。が、本国から最初に持ち出す段階で加えられた加工により微妙に味が薄くなっており、そのままだとあまり美味しくないという声が多い。