基本情報


略歴

クレアティボ王国出身の将軍。下級兵士から実力試験で抜擢された将であるが、彼女の戦歴は敗戦の一言に尽きる。
当時のクレアティボ国は、水上戦のみに特化した部隊、攻城戦のみに特化した部隊といった、様々な特化部隊が、試験的に結成されていたが、その中の一つとして、遠征にのみ特化したグローリー・ワルキューレ部隊が作られた。
だが、他の部隊と違い、遠距離移動だけが試されたこの部隊は、試験的ということもあり新人が多く編成された見かけ倒しの部隊となってしまった。更に指揮を任されたマーノは、各地の友好国・同盟国の戦いに参戦することこそが与えられた任務と誤認(実際は、遠征における時間、消費物資等のデータ収集だけでよかった)し、自身の任務を果たすべく、援軍要請もされていないリオネティアの戦いに自主的に参加。ろくに指揮官としての教育も受けていないことから手痛い敗北を喫した。
そのまま帰国する筈であったが、途中で立ち寄ったバーン国で、リアリッピの戦いが起こることを知ると、これに援軍として参陣。リオネティアの戦いでは臨機応変に動いた為失敗したと、今度は不動を貫いた。これが渡河する予定だったルティエ部隊を偶然にも警戒させるが、結局はルティエ部隊によって壊滅する。

その後、自国の戦いであるレフティアの戦いに参戦するも、直属の上司であるラドーニ将軍が戦死、なし崩し的に指揮官を後任するが、最初の任務はレセッソ国と戦端を開くための「口実」を作るため、最初から全滅されることを期待されて送り出された国境戦となり、皮肉にもその任務を全うして部隊は壊滅した。

結局、参戦する戦いという戦いほぼ全てに負け続けた。
これは彼女の能力もさることながら、この頃になると、当時のクレアティボ首脳陣が、彼女を捨て駒、敗戦の将と見下して、まともな支援も戦略も与えなかったことも大きい。その結果、彼女は無謀な戦いに先陣をきって投入されるという使い方を繰り返し強いられた。
最終的にはリルムの狂気に付き合わされる形でリーズライディの戦いまで参戦。グラーバルの突撃を受け、部隊の兵士ともども薙ぎ倒されて戦死している。

人物

  • 生涯、戦果らしい戦果を上げることはなく、兵士達に「常敗の女神」と陰口を叩かれるほど勝ち戦には恵まれなかった。後世においても「負け犬」として扱われる事も多い。
  • ガウデバの人知を超絶した能力を利用して敵軍を蹂躙する自軍の戦術、及び、ダルスバード艦隊で一方的に攻撃するヴァン・フレイ国軍の戦術については、ともに不快感を示していたという。と同時に力の応酬ゆえに使用はやむ得ないとの見解も示していた。このことから、正々堂々を心情としていた節があるが、そのまっすぐ過ぎる性格故に簡単に罠にかかり、敗戦を繰り返した。

関連項目

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