創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

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地球平板論者たちの一致点


地球平板論者たちが一致している見解は「地平線の彼方が見えるので地球は平板だ」のみである。

重力について、光線について、地球の形について、以下のように対立する意見が存在しているが、特に対立を解消する動きもなければ、そもそも対決する様子もない。

重力について
光線と地平線について
  • 光線は直進する(「地平線の彼方が見えるので地球は平板だ」)
  • 光線は曲がる(地平線は存在する)

地球の形について
基本的には「地球は平板である」ことを擁護するためのアドホックな仮説であるため、地球平板論者たちにとって重要ではないのかもしれない。

なお、Flat Earth Society (2004〜2009, 2013〜)はわりと凝った地球平板ネタを提示しているが、アフィ稼ぎ目的が多いYouTube動画制作者たちはPVを稼げる印象優先ネタ動画を作っている。これらの間には何の関係もないかもしれず、コンテンツは別物と思ってよいかもしれない。

不一致の例

地球平板論者たちを批判するFlatEarth.Wsによれば、たとえば以下のような違いがある:
地球平板論者のコミュニティは、国境、言語の壁、著名な宗教、指導者などによって世界中に分散している。その結果、ゆるやかに結びついているものの、それぞれ異なる派閥が存在する。地球平板説は事実に基づくものではなく、確信なので、それぞれの派閥がさまざまな「説明」や論点を考案し、支持してい。全員が同意しているのは、地球が平面であるという点だけで、それ以外の点については、ほとんど意見の一致がない。

地球平面論者の多くは、我々の説明を藁人形論法として否定するだろう。実際には、我々はすべての派閥からの地球平面論の誤情報に対処しており、特定派閥には存在しない誤情報にも対処することがあるかもしれない。しかし、これらは依然として人々が騙される可能性のある地球平面論の誤情報であり、暴く価値がある。

たとえば、TFES(The Flat Earth Society)は重力を「説明」するために、いわゆる「普遍加速」を考案したが、他の派閥の大半がそれを否定している。YouTubeの有名人たちは、重力を「説明」するために通常、密度と浮力を使うが、聖書の文字通りの解釈をする人たちは、地球が動くことに関する「説明」を一切望まない。重力の「誘電加速」の説明は、スペイン語圏のいくつかの無名の派閥で人気がある。「月は太陽の周りをまっすぐ回るべきだ」という論点は、インドネシア語圏の派閥でのみ見られるそして、キブラの方向[イスラム教徒が礼拝する方角]を使用して地球平板説を支持することは、明らかにイスラム教の宗派でのみ論じられている。



これらの地球平板論の派閥は、しばしば互いに影響力を争う。彼らは、他の派閥を詐欺師として非難し、いわゆる「統制された反対派」または「偽旗作戦」として否定する。「NASAは、地球平板説のコミュニティに侵入してコミュニティ全体の信用を失墜させるために、そのような派閥を作った」とかいった主張をする。

[ "Flat Earth Denominations and the Lack of Agreement Among Them" on FlatEarth.Ws ]






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