ゼオンシルト×メルヴィナ

「い、いくぅぅぅぅ!」
部屋に響く絶叫の声…
それは女神とも言われる、美しき体を持つメルヴィナの声であった…そして、それを獣の様に犯すゼオンシルト
同時期にエンディアに飛ばされ、別々となっていた恋人同士の二人は必然と言われる運命の巡り会わせで再び会えた
その夜でお互いの体を求め合うのも不思議ではない、激しく燃え上がり愛し合う二人…それはお互いの存在を確かめ合う為のやりとりかも知れない
「はぁはぁ・・・」
ゼオンシルトは自らの肉棒をメルヴィナの膣内から出す
「これで終わりじゃないでしょう・・・?」
自らの膣内にゼオンシルトの精液を出されたとは言え、まだまだ欲しがるメルヴィナ
「当たり前だろ、久し振りにたっぷりと愛してやるからな・・・メル」
「ゼオン・・・」
ゼオンシルトもまた愛するメルヴィナの返事を承諾する
何しろ召喚された時、コリンがいたゼオンシルトと違いメルヴィナはずっと一人であったから、この時ばかりは流石に運命を呪った
「…なら今度は私が奉仕するわ」
そういうとメルヴィナはゼオンシルトの肉棒を舐め始める
「うっ…」
先ほど精液を出したとは言え、メルヴィナの舌先が執拗にゼオンシルトの肉棒を舐め、容赦ない仕打ちが襲ってくる
「どうかしら…?平和維持軍にいた頃よりも勉強したのだけど…」
「あ、ああ…美味いよ…メル」
「今思うと…もっと性の事を調べれば良かったわ…」
「仕方ないさ」
今、思えば初めて結ばれた二人の初体験はぎこちない物で、苦労をした…
そのせいか二人は性について熱心に勉強している最中でもある
「うっ…そ、そろそろ…限界だ、メル…顔に出してもいいかい?君を汚したいんだ」
「いいわよ…ただし次は飲ませてね」
「ああ」
ゼオンシルトがそう言うとメルヴィナは舐めるのをやめ
「い、いく!メル!」
それを見計ったゼオンシルトの肉棒から精液が出て、メルヴィナの顔にかかる
「はぁぁぁぁぁ…」
顔は白く汚れるが、それでも美しかった…女神と呼ばれる原因もここにあるかも知れない
「はぁはぁ…メル…愛している」
「…私もよ…ゼオン…」
そして二人は休憩をはさみ、また愛し合う…しかしベットの下で
「(はぁ…完全に私がいる事を忘れているよね、この二人)」
一人で不満そうに言うコリンを完全に忘れていた
「(仕方ない、今日は見逃すけど…次からは私も入るんだから!待っててなさいよ、二人とも〜!)」
そう決めたコリンの決意を知らずに二人は愛し合っていた…



ヒロが暴走している一方その間…
広間にてメルヴィナがため息をついていた
「さて、どうしようかしら…はぁ…」
実はこの前、ミュウと雫がメルヴィナの事で話していたのだが
「何となくメルヴィナさんって、ヒロさんと被っているよねー」
「うんうん…確かに何となく似ているし後、羽帽子はルックスをさり気無く駄目にしていると思うし」
「しかも勘違いとは言え襲ってきたしね」
「だよねー」
「…」
それを密かに聞いていたメルヴィナはある意味、ショックを受けていた
確かに勘違いでミュウ達を襲った事やヒロと被っているのがよりも
羽帽子の事を言われてショックだったらしい
平和維持軍の皆ならまだしも、異世界の年下の子に言われたからでもある。
「はぁ、いっその事イメチェンしようかしら…」
「ならば私に任せろ」
はっと後ろから声をかけてきたのはジュリアンだった
「ジュ、ジュリアンか、後ろから驚かさないでくれるか?」
「ふふっ、すまない…悩んでいるメルヴィナを見ていたら昔の私を思い出してな」
「…昔の私?」
かつてジュリアン…嫌、ジュリアは男として育てられ女らしい格好はする事はなかったと言う
しかし後のマイ・ロード…カーマインと出会い、心が変化し初めて彼の前で女性の格好をしたと言う
「実はその衣装を今、持っている」
何処から取り出したのか、彼女がいつも愛用しているドレスが出て来た
「こ、これは際どいわね…」
ドレスを見てメルヴィナは感心した、確かに色んな意味で際どいだろう
「ふ、慣れれば問題はない」
そう言いながらジュリアンは威張っていた
「どうだ、メルヴィナ…これを着てみたらどうだ?」
「私が…?」
メルヴィナは迷っていた、着るべきか着ないべきかと…だが、しかし…
「着たらゼオンシルトが喜ぶだろうな…」
「!…わかったわ、喜んで着るわ」
即答であった、幾ら鬼…じゃなく聖女と呼ばれたメルヴィナでも
恋する力には勝てなかったのである。

数分後…

「ど、どうかしら…」
ジュリアンの衣装に着替えてきたメルヴィナが出て来た、照れているのは当たり前である
「うむ、流石は聖女と呼ばれる事はある!」
ジュリアンがガッツポーズをするぐらいにメルヴィナは美しかった
既にこのレベルは聖女ではなく女神ではないかとジュリアンは思った…



「ぜ…ゼオン、流石にこの格好は恥ずかしいんだけど…」
 ある日のお昼下がり。俺はメルヴィナと一緒に自分の部屋にいた。
 小さいながらも宛がわれた部屋はそれなりに住み心地よく、今では気に入っている。
 探索組は他の島に出かけているし、待機組のメンバーもそれぞれ自由に時間を過ごしている。
 
 さて、そんな俺とメルヴィナが何をしているかというと…
「いいじゃないか。メルヴィナ、凄く似合っているよ」
「ば、ばか言わないで!」
 いや、本当にこうして顔を真っ赤にして照れるメルヴィナは可愛いと思う。
 いつもは冷静沈着で、どこか年上らしい振る舞いをする彼女だが、こうしてみるとそこらの女の子たちよりもよっぽど女の子っぽい感じがする。
 俺だけが知る彼女のもう一つの顔。これが独占欲というものだろうか、こんな彼女を他の誰にも知られたくないと思うのは俺のエゴだろうか。
「…こ、こんな、肌の露出する下着のような…」
「だから、俺の部屋で見せてもらっているんだろ。…こんなに綺麗なメルヴィナを他の誰にも見せたりするもんか」
「ゼオン……」
 恥らうメルヴィナは戸惑いながらも、俺の言葉を嬉しく感じたのだろうか、笑顔を溢していた。
 そう、今彼女の格好は薄い布着れを身につけているだけだった。―――そう、水着と呼ばれるものである。
 細い紐でつなぎとめられている乳房を覆う逆三角形型の布地、そして股間にくいこみそうなパンツ。
 豊満な彼女の乳房や臀部は、より一層魅惑的に際立たせており、贔屓目抜きにしてもこの姿を見た男どもは放ってはおかないだろう。
 そして羽飾りの頭巾を外している彼女の顔は、いつもより新鮮に感じられた。

 俺たちの世界では、海にはスクリーパーと呼ばれる怪物が出没する。
 海に接岸する村はいくつかあるものの、裸に近い格好で海で遊ぶということは、俺の常識のなかにはなかった。
 だからもちろん、皆とのとある日の談笑で「海水浴」について話題が出たとき、そのことが新鮮に思えたのは言うまでもない。
 さて、そこで女性陣の水着姿についての話になったのだが、もちろん俺はメルヴィナの水着姿については想像することもできなかった。
 そのことを他のみんなに話したら、快く、というべきなのか、
 どうせなら水着をメルヴィナにプレゼントをしたらどうだという議題になり、わざわざメルヴィナの水着を買ってくれた。
 サイズに少々不安を覚えたが、カーマインさんが(何故か)上手いこと他の女の子たちからメルヴィナのサイズを聞き出して教えてくれたので、
 こうして着ることが出来たと言うわけだ。



「で、でも……その、やっぱり恥ずかしいわ…もういいかしら?」
 さすがに長時間素肌を晒すのは躊躇われるのか、もじもじとしながらメルヴィナはこちらをちらりと眺めた。
 あははは、ここで許すほど俺もオクテではない。そう、綺麗な女性をずっと眺めていたいと思うのは男の性だろう。
「ダメだ」
「う……」
 だから、つい強い口調で言ってしまった。そのためかメルヴィナは押し黙り俯いてしまっている。
 悪いことしてしまったな、と思いつつも、なぜか彼女は頬を赤らめて戸惑っている。
 それは水着姿を見られている羞恥とはまた違うものみたいだが……何故だろう?
「それとも、メルヴィナはこんな姿、俺に見られるのは嫌かい?」
「え…う……そ、それはないんだけど……褒めてくれる、し…」
 顔を真っ赤にさせたまま、そう呟くメルヴィナ。俺なんかの褒め言葉で喜んでくれるのは正直、嬉しい。
 照れくさげな彼女を見ていると、自然と微笑みも零れてきてしまう。

 まあ、当然のことながら、そんな魅惑的な彼女を見つめていたら情欲も沸いてきてしまうわけで。
「なあ、メルヴィナ」
「え、な、なあに?」
 ずっと俺に水着姿を見られていたためか、メルヴィナは気後れたような返事を返す。
「えーっと……」
 身体を重ねたのは今までも何度かあるが、そんなに回数を重ねているわけではない。
 さらに言えば、片手の指折りで数えられるぐらいだ。そうなれば、お互いぎくしゃくしてしまうのも当然で、
 メルヴィナもこれから俺が何を言おうとしているのか感じ取っているらしく、どこか不自然に視線を宙に彷徨わせている。
「その…いいかな?」
「だ、ダメよ……まだ昼なのに、みんなもいるのに…」
 メルヴィナはその肢体を隠すように胸の前で腕を交差させて、うろたえている。が、満更でもないというのは俺にも伝わってくる。
 でなければ、既に服に着替えているだろうし、こんな無茶な要求から自分の部屋へと逃げているだろう。
 いつもであれば、ダメならダメで仕方がないと思っていたのだが…
2008年03月05日(水) 03:06:05 Modified by chaoswars




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