エロ会話


「ええ、残念だけどまだ妊娠してないわ。」
「………」
「………」
 モニカの言葉にアナスタシアとミュウは絶句した。
「何?イキそうでイカないような微妙なアヘ面して、私は何か間違った事
言ったかしら?」
「……何気にものすごいこと言ってるわね」
「うんうん。」
 場所は食堂。ミュウが新作のお菓子を作ったので皇族であるアナスタシアに
 試食をしてもらっていた時にモニカがふらりと立ち寄ったのだ。
 色々と話をしているウチにお菓子の味から、甘い関連で好きな人の話、元の世界での
 恋話、そして恋いの悩みから一気に話題は『濃い話』へ。
「じ、実際さぁ…アンタ、そんな身体で本当にカーマインさんとしてるワケ?」
 とこれはアナスタシア。
「事実よ。貴方だって似たようなモノじゃない。鬼のチンポくわえ込んで大丈夫なの?」
「く、蔵人様は鬼じゃないわよ!ちゃんとした人間よ!」
「どうだか……」
 フフッと暗い笑みで返すモニカ。
「でもさぁ…カーマインさんが好きって事は……恋のライバルが多くない?」
 ミュウが二人に紅茶を入れながら言った。
「ライバルだなんて…雌豚よ。いつもいつもブヒブヒ言ってる豚共よ」
「ティピちゃんにジュリアンさん。あとディアーナさん、それに最近はヒロさんも」
 指折りしながら言うミュウ。モニカは紅茶を啜りながら、涼しげに言った。
「あのハエ(ティピ)は問題ないわ。あのサイズでカーマインとできないでしょ。
殺虫剤でも散布して滅殺するわ。それにあの雌豚騎士はバカで料理もできないし、
外見は男の格好をしてるから、ダサいし胸や尻もないからいいわ。今度、ゴブリンの巣窟に突っ込んでやろうかしら。
次にディアーナね…胸も尻もデカイうえに性格も◎。あのお尻は安産型。カーマインもあのお尻の形は好みだわ。
それから彼女は家事もできるみたいだから強敵ね。でもセックスに関する知識はないようだから、
違う知識を刷り込んでショタ属性になってもらうわ。オマケについてきたDVDでもガキに優しくしてたしね。
最後に問題なのがヒロ。豚騎士と違って頭が切れるし、勘も鋭い。さすが魔王の遺児ね。
力では何とも成らないわ。ピッチピチのインナースーツもカーマインは好物よ。
あの形くっきりの乳首や尻のラインは私もオカズにしたわ。しかもツンデレだから時代の波にのって始末が悪い。
セックスの関する知識はそこそこだけど体力が半端じゃないからどんなプレイも体位も
難なくこなせるわ。彼女を攻略するキーは魔王と姉と母の兄の魂を使って、自害に追い込むのが吉ね」
「その前にアンタが自害しなさいよ。」



「ア、アナスタシアちゃん、それは何でも言い過ぎじゃないだよ。モニカちゃんもせめて4Pとかで
済ませればいいんじゃないかな?あ、ティピちゃんもカーマインさんのを身体で扱くとかすれば5Pできるかも」
 押さえて押さえてと言うミュウもかなり痛い。
「……そういえば蔵人とか言う人…最近、あの赤髪のカレンとかいう女と仲良いわね」
「な…何ですって」
 アナスタシアがぎょっとする。
「まぁ、貴方と違って胸も尻もあるし、女軍人だったかしら?その割に薄着だし、ミニスカだし、太股丸見えだし、
もろパンチラだし…ウルっていう人が本命らしいけど、ウルはアリスと毎晩セックスしてるから、
かなり欲求不満のようね……食われてるわよ、彼。」
 これらは、もちろんモニカのデマだ。
「く、蔵人様はそんな人じゃないもん。私だけが好きっていってくれたもん!」
「貴方がお子ちゃまだからショッキングなのはわかるけど、落ち着きなさい。」
「アナスタシアちゃん、戦わなきゃ現実と!」
「うるさいわね、この飯盛り女!私は負けてないわよ!だいたいカーマインさんだって
女食いまくりじゃない!この前なんてオーヴィアさんや先生に呼び出されてたわよ!」
 モニカの脳にピシとガラスにひびが入ったような音がした。
「……詳しく聞こうかしら?」
 モニカはゴ○ゴで13な顔で言った。
「あのオーヴィアさんよ。ドージンシとか言って…私も蔵人様とソウシのBL買ってお世話になった魔女よ。
あのおっぱいでパイズリされて、口で吸い出されて、アナルにファックして…いやーもう、いやらしい」
 キャッキャとはしゃぐアナスタシア。ちなみにこの辺りの話は姉達から教授されたモノである。
「私の同人誌も出してたわね、あのエロ魔女。私がチンポでディアーナを強姦してたヤツ。あれにはお世話に
なったけど、その自慰現場をディアーナに見られてから、しばらく口を聞いてもらえなかったわ。」
「……その後、産卵モノとかあったわよね。」
 同人誌の中での被害者3人の空気が重くなる。そんな空気を排するかのようにミュウが明るい声で言った。
「そうだね。リーエ先生はおっぱいもでるから搾乳プレイも可だよ。」
「……妊娠してるの、あの女教師?」
 モニカの鋭いツッコミ。
「ううん。先生はほうじょーの女神だから、おっぱい出るんだって」
「豊穣の神…?作物や大地の恩恵を授ける神がなんでおっぱいを出すの?」
 アナスタシアの問いにミュウはあれ?という顔をして言った。
「だって豊穣の女神ってエロの女神を聞こえ良いように変えた言い方だよ。」
「ミュウ…さすが戦乱略に明け暮れる大陸から来ただけあるわね。好きよ、そういう思想は。」
「でもオーヴィアさんは、リィンちゃんや雫ちゃん、それにウルゼルさん達と同じで兵真君の
セックスフレンドじゃなかったっけ?」
「ああ、あの目つきの悪いリーダー?確かに、ツンと幼馴染みと野生女にエロ担当と属性は多いわね」
 アナスタシアがクッキーをほおばりながら言った。
「あ、あとエンディア君とシェリーちゃんもいるよ」
「ショタBLに幼女まで…完璧ね。カーマインには敵わないけど。きっとあのエンディアの決め台詞は
『ヒョウマ…ボク、男の子だよ』ね」
「あっ……ちょっと、濡れちゃった。」
 ミュウがてへっと笑っていった。
「そこ、笑うとこじゃないわ」
「何にせよ、ヒョウマは絶倫ね。今頃、あの野生女と野外プレイで顔に顔射してるんじゃない?」
「その時の台詞はこう『どうだ…シェリー、白く染めてやったぜ』で『ヒョウマの種…次はオレのココにくれ』って
アソコを開いてるはずよ。木に縋り付かせて、バックでガンガン突きまくってフィニッシュね。きっと、それから−−−」
アナスタシアに続いてモニカの妄想が爆発しそうになったとき
「兵真様がどうかしましたの?」
 と食堂にシェリーの声が響いた。




「どうしたもこうしたもないわ。」
「どういう事ですの?」
 シェリーが怪訝な顔をしてモニカに問う。
「あ、あのね、シェリーちゃん、今ね兵真君って人気あるねーって話をしていたの」
「ああ、そうだったのですか。失礼しましたわ。」
「……セフレが多いよねーって話を−−−ごぷっ」
 モニカの呟きにアナスタシアの肘打ちが飛ぶ。
「セフレって何ですの?」
「セーフティレバーの事だよ。」
「セーフティレバーって何ですの?」
「銃器の安全装置の事だよ。」
「銃器って何ですの?」
「アンタの親父の股について−−−おぐっ」
 モニカ=アレン、撃沈。
「引き金を引くと弾丸が飛んでいく武器の事だよ。」
「安全装置ってなんですの?」
「自分で調べろよ?」
「いやですわ。」
「………………」
 ミュウが笑顔のまま、天魔剣を取りだした。
「ミュウ、アンタそれどうすんのよ。やばい剣じゃなかったの?」
「うん、ちょっとシェリーちゃんに教育的指導したくなる病気にかかったんだ。」
「死ぬわよ、そ、その…ガキ。別…に…いい…けど。」
 モニカがぜェぜェと肩で息をしながら言った。みぞおちにはいったらしく
 かなりのダメージが蓄積されているようだ。
 鬼神の如きミュウをアナスタシアは何とか止めると、シェリーに向かって言った。
「もう、いいじゃん。ハーイ、お嬢様、ちょっとコッチに来なさい。この帝国第三皇女の
アナスタシア様が何を話していたか教えてあげるわ」
「貴女からは何も学ぶことはございませんわ。万年二軍娘。」
「アナスタシアちゃん、薪割り用のバトルアックス持ち出してどうしたの?」
「この娘に教育的指導と称して撲殺したくなる病気にかかったみたい」
 大魔神の如き形相のロシア娘をミュウとモニカは何とか止めると、モニカがあーあという感じで言った。
「いいわ。シェリー、兵真やライゲンの性生活について語り合ってたとこなのよ…仲間に入る?」
 モニカがジュースを飲みながら言った。
「喜んで参加させていただきますわ。」
「で、どうなのよ兵真とのHは?」
「『えっち』て何ですの?」



 アナスタシアは『はぁ?』という顔をして言った。
「アンタの膣口に兵真の勃起したチンポをねじ込んで射精したり、ぶっかけしたりする事よ。したことないの?」
「膣口?射精?ぶっかけ?」
「処女なの?」
 モニカはシェリーに問う。
「兵真様に『セックスを教えて下さいませ』とお願いしましたら、スカートを捲り上げられて、パンティーの横から
お尻に兵真様の太くて硬い棒を入れられましたわ。その後に前のおしっこをする所の下の穴に
同じ棒を入れられて、中に熱いホットミルクを注がれましたの。その後、『アフターピル』というお薬を飲まされましたわ。
それとHは同じ意味なのですか?」
「……鬼畜ね、あの男」
「最低だわ、女の敵ね」
「(カーマインさんの方が中出ししまくりだし、蔵人さんだってそうなんじゃないのかな?)」
 ミュウはそう思ったが、口にはしなかった。
「でも、この間、ゼオンシルト様とメルヴィナ様もそうされてましたわ。」
「あのラーゼ○ォン熟女?」
「ええ、お部屋が空いていたので隙間から覗きましたら、ストッキングとお羽が着いた頭巾だけ被って
『あッはああッゼ、ゼオンの槍、とっても凄いわ、私のアソコを突き上げてんん』
『メル、メルの胸は大きいな…んちゅ…はむ…ちゅ』
『あッ、あッ…あんん…そんなに吸っちゃ、おっぱい出る、おっぱいでちゃううう』
とゼオンシルト様の上で腰を振っていましたわ。おのお方はおっぱいとお尻がとても大きいですわね。
後ろからでもおっぱいがゆっさゆっさと揺れて、お尻がふるふる揺れているのがわかりましたわ。」
「確かにそうね。あんなダボダボな服でも胸と尻のラインはわかるもの。本当に栄養が
全部そっちに行ってるんじゃにかっていうくらいにボン、キュ、ボンだもの。
私もチンポがあればあの胸でパイズリして、膣と尻にねじ込んで5回くらい射精したいわ。」
「貴女の脳は腐っているのですわね」
 シェリーの辛辣な言葉にモニカが投擲しようとしているバヨネットをミュウは何とか止めた。
「あの国の人は皆ああなんじゃないの?」
 とこてはアナスタシア。
「私はどうなるの?」
 とモニカがものすごい眼で3人を睨んだ。
「巨乳・爆乳・美乳・美尻需要の副産物」
 とミュウ。
「要するに搾りカスという事ですわ」
 とシェリーのカミソリのような台詞。



「……モニカちゃん、中華包丁を持ち出してどうするの?」
「この触覚ぬいぐるみガキの脳天に振り下ろしたくなる病に掛かってしまったの」
 鬼気迫るモニカをミュウとアナスタシアは止めた。
「その後、ウル様のお部屋の前を通りましたら中から『あああっウルのチンポチンポ!アリスに種付けしてええ』
『出る出る出るうおおおおお』『びゅびゅうううって出てる出てるのウルの特濃ミルクすごいののの』
『アリス、アリスの膣内すごい、すごい気持ちいい』『ウルのウルのチンポでアリスいちゃううううううううううう』
という声が聞こえましたの。種付けって何ですの?」
 モニカはシェリーに微笑みをもって答えた。
「きっとアリスと一緒にウルが鉢に種を植えてるのよ。気にしないで今度、いきなり部屋を空けてみたらいいと思うわ」
「はい、そうしますの。」
「あとリィンさんの部屋の前を通ったらとても静かだったんですけど。すごい暗い魔力が漏れてましたわ。
鍵穴からそっと中を見てみましたら、部屋中に兵真様の写真が張り付けてあって、『ぐへへへ』と笑ってしましたわ」
「それは決して覗かない方がいいし、部屋の前も迂回して通る方がいいよ。
リィンちゃん、最近ダークサイドに傾倒してるみたいだから」
 ミュウが怖い顔で言った。
「それと昨日、カーマイン様の部屋の前を通りましたら中からヒロさんの声がしましたわ。」
「……話を聞こうかしら?」
 食堂の気温が絶対零度になった。
「朝食になっても来られないので、呼びに行きましたら部屋の鍵が開かないんですの。」
「ヒロはどんな声をしてたの?」
「『あん、あああっ、もう…もう限界…腰が』『あっくふっ…カーマイン、もう…腰がはいらな…んんんん』
と泣いてましたわ。きっと酷い腰痛に悩まされて女性の身体に詳しいカーマイン様に相談されてたと思いますの」
「ありがとう。後でヒロにゆ〜〜〜っくり話を聞いてみるわ。」
「あ…あーいいかなぁ…は、話は変わるけど、ここの面子ってお姉さん系とロリ系は多いと思うけど…その
ノーマルな属性の女の人ってあまりいないと思わない?」
「そうね。せいぜい小雪かミカ、それにMAKO…は全自動ダッチワイフか。
エミリーはリアライズすると巨乳になるし…サラシでも巻いてるのかしら?」
「小雪さんってリアライズするとリトル・スノーさんになるよ。あの人はネバーランドじゃあ伝説の人なんだ。
学園の歴史の授業で習ったんだけど、滅亡寸前の公国に魔族の男の人と一緒に現れて、瞬く間にその国を復興して
列強の一国に加えたんだって。でもその後、男の人は追放されて、魔王軍を立ち上げたらしいけど、その辺は
ヒロさんが詳しいと思う。きっとその男の人、触手プレイが好きだったから嫌われたんだとボクは思うけどね。」
「そうなるとミカは……逆ネ×××××ア?」
「何ですの、それ?」
「いいの。色々と問題になるからいいの。きっとミカはあの巨漢共を侍らしてるからああなのよ。
変なの寄生してるし。白髪だし。リアライズすると、少しグ○いし。ミカも公衆○女ね。」
 グレイヴが聞いたら、蜂の巣にされかねない台詞をモニカは気にもせず言った。
「でも、オーヴィアさんの同人誌でコリンちゃんにアナルセックスされてたよね。
その同人誌発売された後、コリンちゃんがグレイヴさん達に取り囲まれてたけど…
お尻はきっと天下一品だと思う。レザースーツみたいなのがエロイのかな?」
「美尻としてはね。でも総合的に見たらやっぱりエロ魔女か先生じゃないの?」
 とミュウにアナスタシア。
「痴女の座は譲るわ。私に相応しい位はカーマインの『妻』だもの。」
「でもカーマイン様は以前『ミカさんのお尻は綺麗な形だな。』と言っていましたわ。」
2009年01月15日(木) 08:02:40 Modified by chaoswars




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