きれいな女神の堕とし方A


どこか遠くから聞こえてくる複数の男達の声…
暗く混濁した意識の中で、リューンエルバは頭の中で反響する声に、徐々に意識を覚醒させていく。
そして不意に鋭い苦痛が襲い掛かり、その痛みに否応も無く覚醒させられた彼女は反射的に身を捩らせる。
するとジャラリと耳障りな金属音が響き、ゆっくり開いた目に無機質なコンクリートの天井が飛び込んできた。
「なっ!?」
思わず起き上がろうとしたリューンエルバは、自らの手首と足首へ填められた枷に手足の自由を奪われている事に気づく。
そして左右の手足を繋いだ鎖に、変則的なブリッジの体勢でコンクリートの床に転がる中、自分を眺める視線に頭を巡らせた。
「あ、貴方達っ!!」
窓一つ無いコンクリートの部屋、その中で風体の悪い男達が粗末なテーブルを囲み、リューンエルバを見下ろしている。
彼らの凶悪な人相と下卑た目付きを目にした彼女の脳裏に、これまで気を失う以前の過程が鮮明に蘇った。


『エルシャント島で悪さをする無法者たちを懲らしめて欲しい』


ちょうどポケットマネー(酒代)が寂しくなっていた矢先、その依頼がゲート端末に上がったのは今朝のことだった。
極めて個人的かつ不真面目な理由の為に同行者を募る訳にもいかず、皆に知られれば止められる事は必定…
それ故にリューンエルバは兵真達に内緒で独り依頼を請けると、誰にも告げぬまま単身エルシャント島へと赴いたのだった。



現地へと辿り着いたリューンエルバは、さっそく目的の無法者集団が根城にする廃ビル地区へと侵入した。
幸いに幾つかのグループに別れて活動していた無法者達を、その卓越した剣技にて次々と壊滅させていく。
そして残り1グループまで無法者達を追い詰め、依頼完遂かと思われた直後、彼女の運命は奈落へと転落する事になる。
無法者集団の主要メンバーらしき男達は、手下達を壊滅させた仇敵に怒りを露わにし、一塊となって突進していく。
中でも先頭に立つ槍を携えたゴロツキが得物のリーチを生かし、粗雑ながらも強烈な一撃をリューンエルバに突き出した。
激しい一突きにも拘らず、風の様に軽く受け流すも技の勢いに押されたのか、彼女は僅かに体勢を崩し動きを鈍らせる。
その一瞬の隙が命取りとなったか、後続の無法者達が各々の武器を振り上げると、怒涛のラッシュを繰り出した。
嵐の様に繰り出される攻撃を巧みに耐え凌ぐも、状態異常と能力低下を備えた武器と技の連撃は確実に彼女の力を削ぎ落とす。
そして無傷に等しいながらも、戦闘力を大幅に低下させたリューンエルバを渾身の一撃が襲い、その意識を根元から断ち切った。

(ここは…無法者のアジト…?)

そして現在囚われの身となった彼女は冷たい床の上に転がり、その哀れな姿を無法者達の視線に曝け出している。
自らに向けられる複数の視線の中に共通して感じ取れるモノ、その黒い感情にリューンエルバの心には不安の色が広がり始めた。
「わ、私をどうする気…」
喉の奥から搾り出された問いに、ただ男達は何も答えずいやらしい笑みを浮かべ、彼らの中から覆面をした者が独り進み出てくる。
その者は横たわったリューンエルバの身体を引き起こすと、テーブルの仲間達に向かって正座させる様に座り直させる。
そして彼女の下半身を覆うスリットの深いスカートに手を掛けると、有無を言わさずにグイッと引き上げた。



「え?きゃあっ!!」
引かれたスカートに釣られてリューンエルバの下半身が浮き上がると、枷に付けられた短い鎖がジャラリと音を立てる。
そして枷に引かれて仰け反る上体に対して、前方に突き出されたスカートの中身に無法者達の視線が集中する。
扇情的な黒のガーターが飾る太股は美しい曲線を描き、股間を覆うシルクの黒い下着は狭い面積を僅かに包み隠している。
「ちょ…ちょっと離して!!離してってばっ!!」
羞恥に顔を赤く染めたリューンエルバはジャラジャラと鎖を鳴らし、スカートを掴む覆面男を睨みつけようと身を捩る。
そのたびに彼女の股間はリンボーダンスの様に上下し、小さな布切れが割れ目へ食い込んでいく様を男達は口笛を吹き囃し立てた。
「ふざけないで!!いい加減にしなさっ!?」
室内に響く怒声に辟易したのか、覆面男はポケットから小さな片刃のナイフを取り出すと、その刃を目の前の脚に押し当てる。
素肌に当たった冷たい刃の感触に、リューンエルバの唇から発せられていた怒声は短い悲鳴と共にピタリと鳴り止む。
冷たい輝きを放つナイフは彼女の肌を傷つけぬ様に膝から内股、内股から腰へと鋭利な刃で愛撫しながら太股を遡って行く。
そしてスカートのスリットまで到達すると、スカートの下へと潜り込み下着の紐ごと持ち上げるとプツリと斬り落とす。
同様の手順で逆の脚も撫で回しながら、残るスリットを切断すると釣り上げる物の無くなった尻がストンと床に落下した。
「あ!?やだっ、見な…っ!?」
スルリと舞い落ちる下着に足を閉じかけたリューンエルバだったが、その太股の間に覆面男のナイフを割り込まれる。
そして刃を避ける様に閉じたかけた脚がゆっくりと開かれ始めると、露わになった彼女の陰部に無数の視線が突き刺さった。



ナイフを避けて限界までに開かれた股間、その中央に位置する陰部に無法者達の熱い視線が絶え間なく注がれていた。
ふっくらと盛り上がった肉付きの良い恥丘は、手入れの行き届いた茂みが綺麗に生え揃い、男達の目を楽しませる。
そのリューンエルバの頭髪と同じ色をした鮮やかな毛並みを、白く輝く刃が梳る様に毛先をサラサラと上下に撫で付ける。
「く…はぁ……うぁ…うぅ……んっ」
股間を凝視する視線の群れと陰毛を擽るナイフのむず痒さに、リューンエルバは漏れそうになる喘ぎを必死に噛み殺す。
恥辱に耐える事に身体を震わせる彼女の姿を、テーブルから向けられる視線の主達は愉悦に顔を歪め観賞している。
その中で最初の一撃を入れた槍使いが、何かを思い付いたのかニィっと唇を吊り上げると、席から立ち上がり踵を返した。
彼は周囲の者達の視線を意に介さずに部屋から一時退出すると、すぐに細長い金属の筒を携えて戻ってくる。
その手にした筒をカシャカシャと音を立てながら、槍使いは大きく開脚したリューンエルバの傍へと近づいていく。
そしてナイフを弄ぶ覆面男の隣に腰を降ろすと、筒の先端にある細い管を眼前の茂みに突き刺し根元にあるボタンを強く押し込んだ。
次の瞬間プシュウゥゥゥとガスの抜ける音と共に、管の先端から白く細やかな泡が勢い良く噴出し始めた。
「んぅっ!?つ、冷た…いひゃあぁぁぁぁぁ…っ」
ひんやりとした清涼感を与える泡が股間全体に広がり、リューンエルバは堪らず悲鳴と共に尻を震わせる。
そして今より始まる見世物に心を躍らせた男達が、次々とテーブルから彼女の元へと移動していく。
彼等は白い泡にベッタリと覆われた股間を見つめ、いやらしく歪めた口から聞くに堪えぬ卑猥な文句を次々に言い放つ。
続け様に羞恥心を煽り立てる言葉責めは、やがて覆面男がナイフを持ち直したのを合図にピタリと静まり返る。
そして室内に静寂が満ちたのを確認すると、二本の指が添えられた刃が、ふっくらと盛り上がった泡の塊の中へ沈み込んだ。



興奮する男達の視線の先でリューンエルバの股間の上を、ナイフの刃が微かな音を立てながら上下へと這い回っている。
しっとりと濡れた刀身が往復するたび、桃色の毛が混じった泡がパタパタと零れ隠されていた恥丘の肌が姿を見せていく。
そして押し開かれた割れ目へナイフの腹に残った泡を塗り付けられ、疎らに生えていた繊毛も綺麗に残らず剃り落とされた。
剃り残しを確かめる為に押し開かれたままの割れ目に顔を近づけ、男達の熱い視線が綺麗な形の淫裂へと無遠慮に注がれる。
「やめ…そんなに近づいちゃ…んっ!!息が、かかって…んぁ!!」
泡の残した清涼感に敏感な粘膜は更に感度を増し、リューンエルバの身体は吹きかけられる吐息にヒクヒクと反応する。
その中で覆面男はスカートの残骸を拾う上げると、泡と陰毛の付着したナイフを丁寧に拭うと再び無毛の股間へと向けた。
そして男達の見つめる中でキラリと光る切っ先は、微かな大気の流れにも敏感に反応する淫裂へと少しづつ近づいていく。
「っ!?…ちょっと…え?何?…まさか…嘘でしょ…いやぁ!!やめっ!!…ひぅっ!?」
恐怖に駆られたリューンエルバの叫びが虚しく木霊する中、微かに湿り気を帯びた淫裂に鋭いナイフの先端が挿入される。
己の内部へ侵入した冷たい感触に、肢体を硬直させた彼女の膣内を傷つけぬ様に、ゆっくりとした速度で細い刀身が突き進む。
そして仲間達が息の飲んで見守る中、覆面男は震える蜜壷に柄の半ばまでナイフを収めると、一本一本慎重に指を離していく。
「う…そ…入っちゃ……こんな…こんなのって…あぁ…」
股間からナイフの柄を生やしたリューンエルバの滑稽な姿を眺め、男達はサディスティックな笑みを浮かべ観賞している。
そして別の男が新たなナイフを取り出し覆面男に手渡すと、彼は一瞬思案した後その切っ先を彼女の股間に近づけた。
「そ、そん…な…無理よ…二本なんて入る訳が無…ひんっ!!」
新しいナイフは既に一本埋まっている穴を通り過ぎると、その上方にある包皮を切っ先の峰を用いて器用に捲り上げる。
そして露わになった肉の真珠に対し水平に寝かせた刃を向けると、ギリギリ触れる否かの絶妙なタッチで愛撫を開始した。
2009年01月15日(木) 07:38:41 Modified by chaoswars




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