黒い太陽A

「ふん…他愛ない…太陽の子が聞いてお笑いだな」
 二本の刃がきらめき、力尽きて動けない少年に迫った。
「う…あ……うう」
 腕を押さえ、踞る少年が元ロイヤルガードの紅い騎士を見上げた。
「―――ほう、貴様…名は?」
「……う…エ、エンディア」

保管庫コンプ祝・SS『黒い太陽』

 ディアーナは少年の顎に手を宛い、商品の値踏みをするように言った。
「エンディアか…貴様、なかなか美しい顔をしているな…」
「な…うあ…く」
 ディアーナは唇を舐め、言った。
「気が変わった」
「……な…に」
「ふふふ…」
ディアーナはスカートに手を入れ、パンティーを抜き取った。
急に持ち上がるディアーナのスカートの布生地に少年の眼が見開かれた。
「ん…あは…生地でこすれて…」
「な…あ…貴方は…お、女の人じゃ――」
「そうさ、私はペニスを持った『女性』だ。普段は魔法枷で隠してはいるがな…ククク」
 スカートをゆっくりと持ち上げ、ディアーナは赤黒い男根を少年に見せつけた。
 既に先端からは透明な先走り汁が垂れ、脈打つ肉の凶器をてらてらと光らせていた。
「時間をかけて嬲ってやるから安心しろ…一人で退屈だったろう?溜まっているんじゃないか?
もう精通はしたか?自慰は覚えたか?ペニスは剥けているか?女を犯したことはあるか?」
 全くかみあわない問いを投げかけながら人の皮を被った紅い魔獣が少年へと近付いていく。
「い…いやだ…こ、来ないで…」
 本能的に危険を察知したのかエンディアは這ってディアーナから少しでも距離をとろうとした。
「あはは…床に自分のペニスを擦りつけているのか?おもしろい趣向だな」
「あ…ああっ!い、痛い…」
 後ろから頭を踏みつけられ、エンディアの空しい『逃亡』はそこで終わった。
「気持ちよくしてやると言っているんだ。無下に断る必要もないだろう?」
「や…やだ…ぼ、僕はそんなのいらない!」
 エンディアは叫んだ。



「はははは、堕とす甲斐がありそうなガキだ。あはははっ!」
 ディアーナは一頻り笑うと少年の身体を仰向けにし、そのズボンを
ずり降ろし、上着を引き裂いた。
「ああっ!や、やだやだやだぁ!」
「いいザマだな…ペニスがなければまるで少女だ。」
ディアーナはエンディアの下着を一気にはぎ取った。
エンディアの未発達な生殖器が情欲に飢えたディアーナの前にさらされた。
「まだ剥けてもいない包茎ペニス…」
「あ…ああ…や、やめて」
 ディアーナはエンディアの言葉を無視して肉棒を掴むと一気にソレに唇を被せた。
「あっ…あああ!」
 エンディアが喉を反らして嬌声をあげる。今まで排泄器官としてしか認識していなかった
 自分の生殖器が他人の熱い口内で嬲られ、みるみる内に硬く反り返っていく。
「あく…や、や…き、気持ち悪い…や、やめてやめてぇ!」
「あ…ちゅ…んん…ちゅう…」
白い手袋の布越しにさすられる睾丸と桃色の髪を持った女性が自分の股ぐらに顔を
突っ込み、生殖器をしゃぶっている姿にエンディアは言いようのない気持ちになった。
身体の内部からドロドロとしたわだかまりが出口を探しているような気持ち。
それはエンディアが初めて感じる『快感』であった。
舌で亀頭の鈴口を穿られ、剥けてもいない皮と亀頭の間に舌をねじ込む。
吸い込まれるような吸引にエンディアは自分の生殖器が溶かされてしまったのでは
ないか。という錯覚さえ覚えた。
「あは…硬くなったな…もうビンビンに反り返っている…」
ぷはっと口を離して、少年の肉棒と魔女の唇にねっとりとした唾液の糸が紡がれた。
「あ…ぼ、僕の…どうしておっきく…な、何で?」
「さぁ、どうしてだろうな?………『その包茎ペニスを剥いて射精するまで扱き続けろ』」
 戸惑うエンディアにディアーナは魔法をかけた。モニカに強姦されつくされ、
そのモニカを殺した後、高ぶる情欲のはけ口に妖精を二匹も犯し得た新たな力だ。
多種族と交わる事でその魔力を取り込めるようにこのイカレた世界はできているらしい。



「な、何を…あ、い、痛…ぼ、僕の手が!」
ディアーナが発した言葉と共に右手がエンディアの意志とは関係なく肉棒の先端を覆う
皮をぐにゅりと剥き出した。今まで外気に触れる事はなかった亀頭の部分がピクピクと
震える。痛みを伴う行為にエンディアは眉を潜めた。
「い、痛い…こ、こんな事…手が勝手に…あ、ああ…あああっ」
 ずりゅ…にゅるるとディアーナの唾液まみれの包皮がカリの部分まで
完全に剥け、未熟ながらも勃起した男の亀頭が天を向いた。
そして間髪おかずにソレを少年の手が扱きだした。
「い、いやだ!あっ…ああっ…ふんんん」
右手の親指と人差し指、それに中指で肉棒を摘み、シュッシュッシュッと強制的に自慰
を強いられているエンディア。初めての快感に自然に声が漏れた。
「あはっ、んあっ…んんっ」
「気持ちいいだろう?私に感謝するんだな。」
「いやっ!ダ、ダメ…ふっあああっ!―――――」
シュッシュシュと擦る度に言いようのない快感がビリビリと下腹部から昇ってくる。
中性的な少年が初めて自慰を行う姿はディアーナの獣じみた情欲をかき立てる
のに十分だった。
「はぁ…あはっ…わ、私も…私も」
ディアーナはエンディアのソレとは大きさも太さも長さも桁外れな肉棒を掴んだ。
少年の自慰に魅入られたディアーナはエンディアを跨ぎ、顔に擦りつけるようにして扱きだした。
「やめて!そんな…ち、近づけな…うっくううう!」
「ははっ…いいぞ、その顔…最高に興奮する」
ディアーナの凶悪な肉棒が頬や鼻に触れ、先走り汁が髪に降りかかる。しかし、その間も
少年の手は休むことはない。右手で、左出て、交互に扱きつつ、刺激を与えていく。
エンディアの嬌声が激しくなり、荒い息をつき始める。射精の前兆だ。
初めての自慰だけに加減がわからないエンディアは呪文の効果も手伝って
フィニッシュ直前のような速さで扱きまくっている。
「こ、こんな事…やあ!なんで…僕は…僕はいやだああ!」



「はあああっ…ん…あッ…そ、その顔だ!もっと鳴け、呻け!はああっ!くぅぅ――ふんうううっ!」
 エンディアに跨っているディアーナもその柔尻を振りたくりながら叫ぶ。
秘部からはトロトロと愛液が垂れ落ち、陰毛と少年の胸板を濡らしていく。
「うっ…うううん…っく…ひっく」
 涙を流しながら扱き続けるエンディアの下腹部がビクンビクンと波打った。
爪先がピンとなり、今までで一番手の動きが速くなった。
「あああっ!な、何かが…の、昇って…何か来る来る来る来ちゃう!ああ…ふっ!」
 エンディアが一瞬、眼を見開き、喉を仰け反らせた。弾ける涙。
そしてドピュッと最初の白濁液が勢いよく飛び出した。
「で、出る!ぼ、僕…お、オチンチンからお、おしっこ…おしっこ出ちゃううううう!」
続いてびゅるるるびゅるるびゅるっ…と堰を切ったように吐き出される白濁液。
“射精”という言葉と“性”についての知識がないエンディアにとって精子は
ただの排泄水でしかない。
2009年01月15日(木) 07:45:22 Modified by chaoswars




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