乳搾りクエストA


穏やかな日差しの降り注ぐ昼下がり、レディエンス島の村中央にある広場でカーマインは一人ベンチに腰掛けていた。
戯れる小鳥達を眺める彼の容姿に周囲からは羨望の視線が向けられるも、当の本人は全く気にした素振りも見せず、足元にじゃれ付いてきた一匹の猫に視線を落とす。
「悪いが…食べ物は何も持ってないんだ」
虹彩の長い瞳を覗き込み告げるカーマインに、一声鳴いた猫は彼の膝の上に飛び乗り、ベンチの上にゴロンと仰向けになる。
さぁ撫でれと言わんばかりに見せ付ける腹を、さわさわと撫で回しながら彼は胸ポケットから一枚の紙切れを取り出す。
そして紙面に書かれた待ち合わせ時刻を確かめる彼の視界に、幾多の男の視線を引き連れたオーヴィアが姿を現した。
「あら?カーマイン君…ひょっとしてクエストを請けたのって貴方?」
ベンチに座るカーマインに手を振りながら、オーヴィアは羨望から嫉妬に変化していく視線の中を悠々と歩いていく。
そして彼女はベンチに座ったもう一方の先客に気づくと、さながら手品の様に取り出した煮干を猫へと見せ付けた。
「どこから…いや、それよりも何故オーヴィアさんがクエストの事を?」
目にした不可思議な光景に眉をひそめながらも、カーマインは嬉しそうに煮干にありつく猫の頭を撫で回し首を傾げる。
やがて煮干を食し上機嫌な鳴き声を上げる猫を抱き上げ、ベンチに座ったオーヴィアは彼の質問にクスリと楽しそうに微笑む。
「それは私がクエストの依頼人だもの…ん、カーマイン君なら全く大丈夫ね、ともあれ場所を変えましょうか」
その含みの有る言葉の真意を測りかねて怪訝な表情を浮かべるカーマインを、オーヴィアは妖しい視線で舐める様に見つめ返す。
そして嫉妬から敵意へと変わりつつある視線を余所に立ち上がった二人は、剣呑な空気の満ちる広場を後に歩き出した。
「どこまで行くんだ?」
「もうちょっと先に…ほら見えてきた」
村から離れ、ひたすら森の小道を奥へと向かいながら、カーマインは上機嫌に鼻歌を歌って歩くオーヴィアに話しかける。
その言葉に振り向いた彼女は、傍らに寄り添う様に肩を並べると、遥か遠くの木々の間から覗く一軒の家屋を指し示す。
やがて森を抜けた彼らの前に、ドンと姿を見せた屋敷と言っても過言ではない建造物に、オーヴィアは誇らしげな表情を見せた。
「ふふ♪ようこそ魔女の隠れ家へ…ささっ、どうぞ入って入って…」
隠れ家と言うには少々立派過ぎる作りの扉を開くと、オーヴィアは整った庭園を眺めていたカーマインを中へと招き入れる。
そして人気の無い居間に並ぶ手入れの行き届いた調度品を見回すカーマインに、いそいそとオーヴィアは話を切り出した。
「それじゃ着いた早々で悪いんだけど、お仕事の方に案内したいんだけど?」
「ん?あぁ、いつでも構わない」
返ってきた答えに満足そうに頷いたオーヴィアは、それじゃ…と手招きしてカーマインを二階へと案内する。
そのまま塵一つ無い廊下を歩き出した二人は、やがて一つの部屋の前で足を止め、真鍮のノブへと手を掛けた。



「…てな感じに連れて来ました」
「ん、チェンジ♪」
爽やかな表情でありながらも有無を言わさぬ迫力をもって、キッパリと言い切るリューンエルバに室内がシンと静まり返った。
凍りついた時が過ぎていく中でオーヴィアは額に汗を浮かべながら、喉から絞り出す様な声で重く圧し掛かる沈黙を打ち破る。
「いや……その先生……デリヘルじゃないし…」
「とりあえずこっちに……ね」
今も黙ったままのカーマインに座っているよう手振りで伝え、リューンエルバは寝室の隅へオーヴィアを引きずって行く。
そして部屋の角を向いたまま顔を付き合わせた彼女達は、ボソボソと小声ながらも激しい口論を交わし始めた。
「ちょっと!!よりにもよって何でカーマイン君なのよ!?あんな性欲大魔神を相手にしたら身体がどうにかなっちゃうわよ!!」
「(貴女がゆーな)いやぁ…ランクを低めにしたから社会経験の薄いエンディアか、万年2軍の疾風丸君あたりが来そうだなぁ…とか思ってたんだけど失敗だったわ」
エンディアは兎も角、疾風丸本人が聞けば愚痴のオンパレードが始まりそうな台詞を吐きつつ、オーヴィアは乾いた笑いと共に明後日の方向に視線を逸らす。
そんな二人の背を無言で見つめながら完璧に取り残されたカーマインは、やがて堪りかねたかの様に重い口を開いた。
「すまない…状況を説明してもらえると助かるんだが…」
抑揚の無いカーマインの声にビクリと肩を震わせた二人は、次の言葉を捜しながら今もジッと見つめる彼に振り向いた。
互いに目配せを交わしていた彼女達だったが、不意にフッと虚ろな笑いを浮かべた(面倒になった)オーヴィアに事態は急変する。
「えっとねー実はかくかくしかじかでー…」
「まるまるうまうまと言う事か…解った、じゃあ今すぐにでも始めよう」
簡単な説明を聞き終えるやカーマインは機敏に立ち上がると、流れるような動作で音も無くオーヴィアの横を通り過ぎる。
そして突然の暴露トークに腰を浮かせていたリューンエルバの手を取ると、体術さながらの動きでベッドの上に組み伏せた。
『はい?』
完璧な不意打ちに反応できず間の抜けた声を上げる二人を余所に、カーマインは慣れた手付きでスカートを脱がすと露わになった太股を優しく撫で上げる。
反射的に震えの走る背筋にハッと我に返ったリューンエルバは、じんわりと覚醒していく官能を押し殺しつつ狼狽の色が入り混じる声を上げた。
「あ、ちょっ…私は何も言ってな…こらぁ〜やめっ…んっ…くぅ」
「すまないが仕事として請けた以上は手は抜けない…満足してもらえるように全力を尽くそう」
下半身を撫で回す掌から逃れようと身を捩る身体を、カーマインは巧みに体勢を入れ替えながら幾度も捌き続ける。
それでいて決して止む事の無い緩急自在な愛撫に、抵抗するリューンエルバの動きは緩慢なものへと次第に変化していく。
そしてベッドの上で絡み合う二人に胸を高鳴らせつつ、ニヤリと微笑んだオーヴィアはそそくさと搾乳機の準備に取り掛かった。



ぴったりと閉じた太股を繊細なタッチで指先が往復するたび、リューンエルバは微かな喘ぎを漏らして肢体を震わせる。
大人の女の香りを放つ首筋を唇で撫でながら、カーマインは空いた方の手で豊かな膨らみを衣服の上から優しく揉み回す。
そして柔らかな胸を楽しむ掌が、愛撫に乱れた上着を捲り上げると、間髪入れずに興奮で汗ばむ乳房がポロンと零れ落ちた。
「こうやって見ると大きいのが解るな…それにマシュマロみたいに柔らかくて気持ちが良い…」
たっぷりと手に余る乳肉を持ち上げたカーマインは、先端で色付く大粒の突起を周囲の柔肉ごとキュッと摘み上げる。
そのプリプリとした触感の肉蕾は、痛みを感じさせない絶妙な力加減で捏ね回され、指と指の間で瞬く間に硬くなっていく。
やがて胸から伝わる甘美な痺れはリューンエルバの肢体へ徐々に広がり、ぶるっと脱力する両脚が閉じられた内股を弛ませた。
「ひぅっ!?ちょっとぉ…手付きがやらし過ぎ…いつもこんな事してるの…んっ!?」
瞬時に内股へと滑り込んだ掌に性感を刺激されながらも、リューンエルバは涙の浮かんだ瞳でカーマインを睨みつける。
彼女の言葉に対する返答か、カーマインはヌルリと滑る柔肌を撫で上げると、ジットリと熱くなったショーツの膨らみに触れた指を割れ目に沿って前後に動かし始めた。
「さぁ…どうだろうか?…何時も皆はこうすると悦んでくれるが…リューンエルバさんは違うのか?」
「やっ!!違っ…そんな事…はぅっ…聞いてるんじゃ……ひゃぅ!!…ないのぉ……ひあぁぁぁ!?」
下着ごと秘裂を割りほぐす指先を懸命に力を入れた太股で締め付けながら、リューンエルバは甘い悲鳴の混じった抗議の声を上げる。
ムッチリと締め付ける太股と熱く湿ったショーツの感触を感じながら、カーマインは立派に勃起した乳首を引っ張りながら布地越しに感じる肉豆を優しく揉み潰す。
途端にビリッと走る刺激に大きな嬌声を放ち、瞬時にギュッと身を硬くする彼女の尻へ回された手に、今や愛液に重くなったショーツは股間から手早く抜き取られた。
「ん……こっちの準備は大丈夫みたいだな…俺の方も万全だから早速始めよう」
「アッ!?ちょっ…まだ入れちゃダメだから!!ちょ、ちょっと待ちなさ…いひあぁぁぁぁぁぁっ!!??」
透明な糸を引きつつ姿を現した秘裂を掻き混ぜ、その濡れ具合を確かめるとカーマインはベルトを緩めたズボンから剛直を取り出す。
そして彼の勢いに面食らうリューンエルバの尻を高々と抱え上げ、まんぐり返しの体勢に持ち込むと熱く滾った肉棒が愛液を湛える蜜壷を貫いた。



「あぁ…はあぁん…だ、だから言ったのにぃ…ふあぁぁぁぁぁ」
秘肉を押し開いて打ち込まれた肉杭に、膣内を震わされたリューンエルバは、全身へと広がる甘美な痺れに濡れた吐息を吐き出す。
そして早くも迎えさせられた絶頂の余韻に浸る彼女に、楽しそうな笑みを浮かべたオーヴィアが搾乳機を構えて覆い被さった。
「一突きでイッちゃうなんて、よっぽと溜まってたんじゃない?さて…と、こっちも準備の方は出来たわよ」
手にした透明のカップをリューンエルバの乳房に取り付け、外れないよう確かめながらオーヴィアは搾乳機を作動させる。
それに合わせヴゥンと鈍い音と共に空気の抜ける吸引音が響き、パンパンに張り詰めた乳首はカップの中でビクビクと震え始める。
次の瞬間、乳頭から噴出した乳白の液体にカップの内側が白く染まり、ジュルジュルと吸い上げられるミルクがチューブを通ってタンクへと運ばれ始めた。
「聞いた当初は冗談かと思っていたんだが、本当に出るんだな…」
抱え上げた尻を戻し正常位の体勢になったカーマインは、射乳する乳首に感嘆の声を漏らすとリューンエルバの太股の間から身を乗り出し、搾乳のたびに揺れる双丘へ両掌を伸ばす。
そしてプルンと張った下乳を持ち上げると、ねちっこく動く10本の指でマッサージの如くに柔らかな乳肉を丹念に揉み立てる。
その巧みな指使いの刺激に合わせてミルクの分泌が促進させられ、一層張りの増した乳房からは噴水の様な射乳が放たれ始めた。
「んふふ〜♪先生のおっぱい気に入ったみたいねぇ…それでコッチの方の具合は如何なものかしら?」
ニッと艶やかな笑みを浮かべて顔を覗き込んでくるオーヴィアに、カーマインは挿入されたままの下半身へ視線を落とす。
彼女の言葉に双丘を捏ねる手は止めぬままゆっくりとしたテンポで腰を使いだすと、それに合わせて二人の結合部から粘ついた水音が響き始めた。
その秘穴を思うがままに往復する剛直に、リューンエルバは昂ぶる劣情のままシーツを握り締め、搾乳と挿入の快感に酔い痴れる。
「ん、そうだなリューンエルバさんのは…言うなれば大人の膣内だな…こっちの動きに合わせて巧い具合に動いてくれる良い感じだ」
刺突に対して柔らかくも熱烈に絡みつく肉襞の群れに、カーマインは楽しそうな表情で淫らに変化する名器を堪能し続ける。
そして快楽に表情を蕩けさせたリューンエルバに、頬を紅潮させたオーヴィアは興奮を隠す事無く、その逸る心のままに問いかけた。
「…だって、先生の方はどんな感じかしら?こんなにエッチな顔だもの…嬉しかったりするんでしょ?是非聞かせて欲しいなぁ♪」
「な、何言ってるのぉ…ひゃうん!!…へ、変なこと…聞かないでぇ…ひぅっ!?…ば、ばかぁ…」
身体中を駆け巡る快感の電流に、リューンエルバは呂律の回らぬ言葉を叫びながら、淫核へと手を伸ばす魔女を睨みつける。
その視線を受け止めたオーヴィアは指先に触れる肉蕾を弄びながら、今も腰を動かし続けているカーマインへと向き直った。
「ん〜…カーマイン君〜♪先生の方はイマイチ不満みたいよ〜?」
「ん?そうか、それは良くないな…なら少し激しくした方が…こんな感じで…っ!!」
そう言うや否やカーマインはムッチリとした尻肉を鷲掴みにすると、猛烈な勢いでピストンのペースを瞬く間に加速させていく。
彼の腰が力強く動くたび濡れた肉同士が打ち鳴らされる音がリズミカルに響き、それに合わせる様にリューンエルバの唇は止まる事無く淫らな旋律を紡ぎ続ける。
そして彼女の昂ぶりに呼応して愛液が溢れ返り絶え間なく蠢く膣道に、咥え込まれた剛直は滾る衝動のままに精の塊を吐き出した。



「くっ!?あ、すまない…つい(いつもの癖で)膣内に…大丈夫だったろうか、リューンエルバさん?」
襲い来る衝動が治まるまで続いた長き射精を終えてカーマインは、了承の得ぬままの膣内射精に謝罪の言葉を口にした。
対してリューンエルバの表情は下腹部に広がる生暖かい感触に恍惚の色へと染まり、その濡れた唇からは切なげな吐息を漏らしている。
「ん〜?危険日じゃないって聞いてるし大丈夫じゃない?…ところで1回出した事だし、先は長いから一旦休憩いれる?」
オーヴィアの提案に思案顔になったカーマインは、己の肉棒の納まる秘穴に視線を向け、ゆっくりと腰を前後に揺り動かす。
2度目の絶頂を迎えさせられた膣内は、往復する肉棒に刺激されて再び燃え立った肉欲に駆られて新たな精を求め始める。
そして下腹部からの疼きにリューンエルバの喘ぎが高くなっていく中、白濁と愛液を混ぜる肉棒は元の硬度を再び取り戻していた。
「はぁんっ!!やぁん…もう、またぁ…んっ、なのぉ?はぅんっ…もう少し…あぅっ、休ませてくれてもぉ…あひぃっ!?」
いきり立った肉棒が第2ラウンドとばかりに肉壷を揺らし始める中、僅かに眉を寄せたリューンエルバは自ら腰を踊らせるとグッと下腹部に力を込めた。
次の瞬間、彼女の膣内が大きくうねり咥え込まれた肉棒が緩急自在に締め付けられると、カーマインは予想外の快感に一声唸って腰を止める。
「んっ…ふふふっ…いつまでも…んんっ!!…受けに回ってる先生じゃ……くぅんっ!!…ないのよ?」
不敵な笑みを浮かべて膣を蠢かせるリューンエルバに、同じ様な笑みを返したカーマインは再び腰のピストンを開始させる。
そして打ち付けられる腰に合わせて跳ね回る乳房の片方を捕らえると、先端部に吸い付くカップをジュポンと引き剥がす。
吸引から解放された乳首は乳白のミルクに濡れたまま、淫靡な光沢を帯びてビクビクと脈打ちながら今もなお射乳を繰り返している。
その仄甘い芳香を放つ突起をカーマインの伸ばされた舌先が転がし、優しく噛み解す様な甘噛みと共に音を立てて吸い上げられた。
「はふっ…んむ?…なるほど美味しいな…こんなミルクなら毎朝飲ませて欲しいくらいだ…んんっ」
搾乳機の機械的な吸引とは違う柔らかく丹念な吸い上げに、リューンエルバは心地良さに頬を緩めて甘ったるい喘ぎ声を漏らす。
その一方で硬く尖った肉蕾の舌触りと、口の中を満たす甘露なミルクを味わいながら、カーマインは恍惚の表情を浮かべる彼女へと囁きかけた。
「んふっ…だ〜めっ♪カーマイン君には少し自重も覚えてもらわ…あっ!?ちょっ、いきなり…やはぁんっ!?」
自らの誘惑の言葉に微笑んで説教を返そうとするリューンエルバに、軽い悪戯心を覚えたカーマインは彼女の尻穴に指を伸ばし愛撫と同時に強く腰を突き上げる。
しかし不意打ちに近い刺突にもリューンエルバは楽しそうに嬌声を上げて、打ち込まれる肉棒の感触を腰をくねらせながら存分に堪能する。
目の前で絡み合う二人の痴態を観賞していたオーヴィアだったが、やがて溜め息を一息吐くと外されたままの搾乳機を拾い上げた。
「あのね〜?二人してお楽しみのところで何なんだけど、今回の趣旨の方を忘れて貰っちゃ困るんだけどなぁ?」
搾乳カップを片手に呆れた表情のオーヴィアに、絡み合ったままの二人の視線が向けられ、彼女のマイペースな様子に室内の空気がフッと緩む。
そして苦笑いを浮かべて身を起こすリューンエルバの傍らで、カーマインは不思議そうに首を傾げると抑揚の無い声であっさりと言い放った。
「ん?…搾乳を出来るのが片方だけなら、倍の数だけイカせれば問題ないな…じゃあ続けよう」
「はぃっ!?ちょっとカーマイン君何を言って…ま、待ち…ンアァァァァァァァッ!?」
2009年01月15日(木) 08:05:09 Modified by chaoswars




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