メタグロス

No.376 タイプ：はがね/エスパー
通常特性：クリアボディ（相手に能力を下げられない）
隠れ特性：ライトメタル（体重が半分になる）
メガ特性：かたいツメ（接触技の威力が1.3倍になる）

	ＨＰ	攻撃	防御	特攻	特防	素早	合計
メタグロス	80	135	130	95	90	70	600
メガメタグロス	80	145	150	105	110	110	700

ばつぐん(4倍) ---
ばつぐん(2倍) ほのお/じめん/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2) ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4) エスパー
こうかなしどく

第三世代出身にして、非伝説の唯一竜でない600族。
特攻95がやや無駄な使い方な感もあるが、おかげで両刀で不意がつけるのはイロモノ好きには嬉しい。
せっかく130と高い防御ステータスを誇るが、種族値80のHPがやや控えさせる。それでも並のじしんやフレアドライブで一撃で落とすのは困難。
とくぼうに厚めに振ることで不一致だいもんじにも耐えるケースが多い。
積み技もなく素早さもこのクラスのポケモンにしては遅めということで爆発力こそ欠いているが、代わりにタイプ一致無効なし、竜では半減できない先制技バレットパンチがあり、
終盤の撃ち合いまでもつれ込むと一気に刈り取られる危険もある。
攻防ともに炎が苦手だが、単に炎を出すだけだとしねんのずつきもいたい。

第五世代にて

念願の積み技つめとぎを習得。命中アップまで含めて相性がいいのは確かだが、結局は積む暇も爆発力もないので採用は見送られがち。
ハッサムのほかにナットレイまで出てきたので環境に炎が増えた。とはいえ二倍どまりなので、めざパくらいでは落ちない。とくぼう振りがなお有効になったか。
かくれとくせいはただでさえ無価値感のあるライトメタルだが、体重依存の技威力さえかわらない。いくらなんでもあんまりだ。

第六世代にて

鋼タイプであく・ゴーストを半減できなくなったため、弱点が2個増えた。
一方で、ドラゴンに有効打を放ってくる新タイプフェアリータイプを半減できるのはうれしい。
メインウェポンコメットパンチの威力ＵＰ、命中ダウン。これは総合的にはマイナスだろうか。
あとは新アイテムのとつげきチョッキがおそらくうれしいはず。努力値調整まで含め、結構無茶な範囲まで耐えられる。
と、かなり大幅な変更にさらされたポケモン。
依然として強力なはずだが見る機会がむしろ減っている気がするのは、ゴースト・あくの一貫性を止められないからか、
じしんの通りがいいせいか。

・ＯＲＡＳにてメガシンカを獲得
やっぱりメタグロスが一番強くてすごいんだよね、となるかというとそうでもなかった。
ネックだったすばやさが改善され、特殊耐久も向上、とくせいもより火力ＵＰと、確実すぎる強化を受けているはずなのに、メガボーマンダに全部持っていかれた感がある。

第七世代にて

メガシンカしたターンからメガシンカ後の素早さで行動が可能に。
これにより初動が大きく改善された。
更に今作の強ポケ筆頭のカプ・テテフに強い。
一致技を両方半減いかにする上に、バレットパンチを妨害されてもコメットパンチ、アイアンヘッドなどの封じられないはがねタイプのメインウェポンがある。
更にメガシンカするならば素の素早さでも抜いている。
バレパンなしでも十分に行動できるところ、ほのおが４倍弱点でないところ、素の素早さで優っているところなどが、
今作ではバレパンマンに大きく水を開ける理由になりえるだろう。

スカーフ型

特性：クリアボディ
性格：ようき
努力値：攻撃252　素早さ252
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：コメットパンチ
選択肢：しねんのずつき　かみなりパンチ　れいとうパンチ　アームハンマー　じしん　いわなだれ　トリック

第四世代初期で主流だった130族抜き、の、スカーフグロス。
日本語が難しいがスカーフグロスが主流だったんでなくて、200族抜きが主流だったのよ、念のため。

見た目強そうだが、一貫性の低さとHPに振れないことで耐久面が不安定になるということで、攻防ともに今一歩使いこなすのが難しかった。
コメパンよりもしねんのずつきの方が頻繁に使われるくらい。
現行においても130族抜きという素早さもとくぼう無振りというデリケートさも全く環境に噛み合っていない。
だからこそささ…ればいいんだが、スカーフ込み201だと、逆にスカーフに上から叩かれるのでだめじゃないかな。
正直過去の遺物でしかないかもしれない。

余談。いじっぱりHA252、6振り時の素早さ91。これでスカーフ巻くと135で70族最速を抜ける。うわーありがたくねー。
でも最速諦めて111族抜く位までにして、あとHAっていうのは面白いかもしれない。面白いだけかもしれない。