朝鮮人戦時動員、いわゆる強制連行に関するウィキです。

否定派の主張

鎌田沢一郎「朝鮮新話」には強制連行について「但総督がそれまで強行せよと命じたわけではないが、上司の鼻息を窺ふ朝鮮出身の末端の官吏や公吏がやつてのけたのである」とある。つまり強制連行を行ったのは朝鮮人自身だ。

反論

「強制連行」の責任を末端の人間に押し付けることはできない


朝鮮における連行には面の職員、巡査などが関わっており、その中には朝鮮人も日本人もいました。従って強制連行の責任を「朝鮮出身の末端の官吏や公吏」のみに押し付けるような「朝鮮新話」の記述は正しくありません。

それになぜ「乱暴な」連行が行われたのかと言えば、そこまでしなければ日本政府や企業が必要とする労働者を集めることが出来なくなったからです(強制などしなくても、日本へ来たがっていた朝鮮人は大勢いた)。そうである以上、連行に直接荷担した当事者のみならず、日本政府や企業の責任も問われなくてはなりません


また、朝鮮人の役人は地元の人との関わりが深く、人間関係のしがらみもあったため、必ずしも積極的に暴力的連行に荷担したわけではないようです(資料13資料25資料26) 。


末端の官吏・公吏は「上司の鼻息を窺」っていたというより、汚れ仕事・嫌われ役を押し付けられていたと見るべきでしょう。

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