2009年9月頃から活動を開始したエヴァ・空の軌跡・ハルヒの二次創作盗作剽窃家。 最近の二次創作界の高CQの中でも頭一つ抜いている驚くべき男。 そんなナグナブロ=あり=ハル=ハル兄(現HN・朝陽)の動向をヲチするスレまとめです。

(習作)悪魔の呪いと少女の笑顔(オリジナル短編)
【最悪】朝陽(ハル兄)をヲチるpart3【盗作】の827〜831)




これまた酷かった。




主役は「男戦士」と「女盗賊」。
男戦士、女盗賊と一々性別付ける辺りがゲーム脳っぽい。
そもそも、最初に二人の年齢や外見、過去について説明があったら、一々男戦士女盗賊と言わなくても想像出来るのだが、
そういう物は殆ど無い。
辛うじて女盗賊の方は少女の面影を残す等と書かれているだけ。
お陰で頭の中でドラクエ3のあのスッパマンみたいな戦士と、奇抜な格好のフェロモン盗賊で再生されていた。




冒頭からいきなり逃げる二人。盗賊の手には財宝が。
これ、結構大事です。


男戦士は冒険者ギルドの依頼を受けて調査にやって来たのだが、そこで捕まっている女盗賊を目撃してしまった。 信者達は女盗賊の心臓に刃を突き立て、その血を悪魔に捧げようとしている。


この書き方では、女盗賊の心臓に既に刃を突き立てている事になる。




間一髪、男戦士の活躍で女盗賊の命は救われた。


しかし、具体的な戦闘シーンはカット。
ヒロインを助けるヒーローのシーンなんて、とても重要だと思うのだが。
お陰で、信者達が何人居たのか、どういう風に助けたのか、殺したのか逃がしたのかも分からない。
男戦士が強いという事すら分かりにくい。


女盗賊は教団の財宝を狙ってアジトへと忍び込んだところを信者に見つかってしまったらしい。


女盗賊は何一つ語ってはいないが、そこまで分かってしまう男戦士。
と言うか、最初にあった様に、女盗賊は財宝を盗み出している筈なのだが忍び込んだ所を見つかったのなら、
それは不可能じゃないか?


信者達が血を流して息絶えると、女盗賊は心の底から安心した様子で男戦士に抱きついた。


先程疑問だった事に対する答えの一つ。
何と、皆殺しだったらしい。
目の前で人が殺され、しかもそれはどうやら自分を助ける為の物だった事に対して、このヒロインは初対面の男に抱き付くしかないらしい。
そもそも、男戦士の目的は冒頭にある様にあくまで調査。
そして女盗賊が捕えられて殺されかけていたのは、自業自得でしかない。
何しろ、窃盗目的で不法侵入している訳なのだから。


要するに、邪教と言っているだけで、本当に悪いのかどうかも分からない人々のアジトに窃盗目的で忍び込んだコソ泥と、
コソ泥が好みだったせいで、大勢の調査対象を何の躊躇いも無く皆殺しにする、プロ意識皆無な殺人鬼。
こういう話です。


そもそも、調査目的なら、一人位生かしておけよと言いたい。




手を取り合って邪教のアジトを出ようとした2人だが、女盗賊は先ほどの返答とは違い、その場を動こうとしなかった。


プロ意識の無い戦士は、せめて彼らが何をしようとしていたのか調べる事も無くビッチと逃げるつもりの様です。
任務放棄もいい所です。




所が、盗賊の様子がおかしい。


「我が信徒を殺したお前達をこのまま行かせるわけにはいかぬ……」


妙な事を口走る盗賊。


男戦士が床を見ると、倒れた信者達が床に流した血が描かれた魔法陣を濡らしている。 悪魔召喚の儀式は果たされてしまったのだ。


いつ魔方陣なんか描かれていたんだ?
要するに魔方陣に血が掛かったら悪魔召喚らしいが、
さっきは「心臓に刃を突き立て、血を悪魔に捧げようとしてる」とあっただけで、魔方陣なんて単語は無かったのだが。


「お前は……悪魔か?」
「いかにも、この娘の体は私が奪った」


何故分かるんだ。
仮に、さっきの儀式が悪魔召喚の為と、戦士が元から知っていたとして、
こいつは血に濡れたらやばい代物のすぐ側で殺人しまくっていたのか。


男戦士は両手を広げて、ゆっくりと女盗賊に近づいた。 女盗賊の突き出した短剣が男戦士の体を切り刻むが、男戦士は立ち向かった。


この戦士はゾンビの様です。
切り刻まれるという事は、当然血や肉片が飛び散っている訳ですが。
それでも平気な人間って何?
実は人間ではないというオチ?
この疑問への回答は無いままですw




そしてついに女盗賊が握っていた短剣を突き飛ばした。


短剣を突き飛ばす?
弾き飛ばすなら分かるんだが。


この後、女盗賊が「殺して」とか泣きながら襲い掛かったりして、男戦士が出来なかったりと、
ナグ的にお涙頂戴やりたいんだろうなというシーンがありますが、鬼畜なコソ泥と残虐な殺人鬼なので、ぶっちゃけ感情移入出来ません。


と、男戦士が絶望に包まれ掛けたその時、男戦士の視界に床に描かれた魔法陣が目に入った。
「そうか!」
男戦士は残る力を振り絞って、持っていた剣で魔法陣を削り取った。


何と、魔方陣を削り取るだけで呪いは解ける様です。
こんな単純な呪いしか出来ないとは、邪教の信者達は無能な人が多かった模様。
それとも、ただ単に馬鹿だったのでしょうか。
どちらにしても、それ程害は無かったと思われます。




さて、正気に返った女盗賊。


「うん……」
「お前は何も悪くないんだ」


悪いに決まっている。
何と言っても窃盗目的で不法侵入しているのだが?


「笑ってくれよ」
「えっ……?」
「お前の笑顔が好きになっちまったんだ」
「うん、分かった」


どうやら、皆殺しにされた邪教の信者達の死体が転がっている、血溜まりの中抱き付かれた事が相当お気に召した男戦士。


その後街に帰った2人は、冒険者ギルドにパーティとしての登録を申請したのだった。


任務を滅茶滅茶にした揚句あっさり放棄する様な戦士と、あんな無能集団にすら見つかってあっさり捕まる盗賊に、
今後まともな仕事が回って来るとは思えませんが。








総評:見事に脳足りんなDQN二人の物語。
自分達だけ居ればいいし、それ以外は何をしてもOKという匂いがぷんぷん漂って来る一品。


邪教の信者と悪魔について、悪い奴らだと語っている描写が何一つ無い。
確かに信者は女盗賊を殺そうとしたり、悪魔は体を乗っ取って襲わせたりしたが、
元々女盗賊が窃盗目的で(しかも、どうやら盗み終えていたらしい)侵入したのだから、余り文句は言えない立場だと思う。


後者については、完全に復讐。
仲間を皆殺しにされたから、(しかも自分を慕ってくれている)復讐しようと思う事がそれ程残酷だろうか?
つまり、悪役である筈の悪魔より、主役のスイーツ二人の方が遥かに極悪人になっているのだ。
殺害に関する罪悪感等欠片たりとも持ち合わせておらず、ただただ自分の感情優先。
見ようによっては、どうしようもないDQNが一家惨殺した揚句財産を持って逃げた物語に見える。


後、ゲーム脳なのかは知らないが、切り刻まれるというのはHPが削られているのとは違うぞ?

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