最悪FF盗作剽窃家ナグナブロ＝あり＝ハル＝朝陽（ハル兄）まとめ

２０１１年　夏休み記念ギャグＬＡＳ短編　テンガロンハット！
（【最悪】朝陽（ハル兄）をヲチるpart2【盗作】の88〜94）




久々にナグナブロ作品（笑）を読んでみた。
「テンガロンハット！」これまた、酷い内容だった……orz
夏休み記念ギャグ短編と銘打たれているが……。








舞台はアメリカ西部。
ゴールドラッシュに湧く開拓時代とあるが、「湧く」ではなく「沸く」だと思う。
それと、こいつはよく「〜という」を「〜と言う」と書いている。
ここでは

彼には碇シンジと言う息子が居た。

この場合は「言う」ではなく「いう」の筈だ。




舞台がアメリカ西部なのに、登場人物が日本名なのはこの際いいとして次に進む。
どうやら、ゲンドウが町長を務める町は使徒の脅威に晒されているらしい。

”使徒”とは神の使いを名乗る武装集団で、ゲンドウが町長を務めるこの街にも上納金を要求して来た。 要するに使徒とは名ばかりのゴロツキの集団だったが、それでも街の者は逆らう事が出来なかった。

使徒に関する説明終わり。
人間の姿をしているっぽい？
具体的に何人位居るのか、どれ位強いのかもよく分からない。

冬月は不安そうにゲンドウに尋ねるのだった。

場面転換するなら間に何か持たせるか、上手く繋いで書けよと言いたい。
粗筋じゃないんだから。
せめて「一方」位付けろよ。

街で仕事をしていたシンジは、今まで街で見かけた事の無い美しい少女に声を掛けられる。

ゲンドウと冬月のやり取りの直後に唐突にシンジ登場。
一応最初にゲンドウの息子で射撃は不得意ではないが生き物は撃てないと説明があった。

「ねえ、そこのアンタ、アタシはこの街に来たばかりなんだ、案内してよ」

「えっ、でも僕は父さんに頼まれた仕事の最中だから」

「アンタね、こんな麗しいレディが声を掛けているのよ！　仕事よりエスコートを優先すべきでしょう」

「苦しい……」

少女に胸倉をつかまれたシンジは苦しそうにもがいた。

ここでももれなくアスカは基地外になっている。
基本的にナグナブロのアスカはビッチか基地外、もしくは両方。
初対面の人間に物を頼む態度ではないわ、「仕事の最中だから」と断られれば有無を言わさず暴力に出るわ、
自らを麗しいレディと称してるが、レディなら、こんな基地外染みた行動は取らない。
確かに横暴なヒロインってのはよくあるシチュエーションだが、こいつの場合度が過ぎていると言うか、只のキチガイになっていると言うか……。

「へえ、君の父さんは凄いガンマンなんだ」

「ええ、だからこの街の保安官として呼ばれたのよ」

アスカは自慢げに胸を張ってそう答えた。

「凄いなあ、僕は父さんの役に立つ事なんて雑用しか出来ないよ」

恒例のアスカマンセー。
だがちょっと待って欲しい。
シンジが凄いと言っている相手は誰なのか？
普通に考えればアスカの父親だが、それにしちゃ唐突に「僕は父さんの役に立つ事なんて雑用しか出来ない」と言っている。
つまり、アスカの父親は、ゲンドウの役に立てるから凄いと言っているのか？
何とも失礼な言い方だ。
それとも、「凄い」が「自分の父親の役に立てる」とするならば、「凄い」の対象はアスカなのか？
しかし、アスカが父親の為に何かしたか？
ただ父親自慢をしに付いて来ているだけだ。
それどころか、後で分かるが攫われて、足手まといになりそうだったのだ。
アスカは何も凄くない。
父親の雑用をこなすシンジの方が圧倒的に凄い。
どちらにしても不自然な文章である。

「アンタみたいなさえないのが町長の息子なの？　ちゃんちゃらおかしいわ」

強引に仕事を中断させた癖に、案内してくれるシンジに向けこの一言。
揚句シンジに射撃の腕前を見せろと、近くの鳥を撃てと命令。
シンジが外せばお腹を抱えて笑う。
本当にこのアスカはぶれないな！
自分はアンチアスカ小説を読んでいるのかと疑うレベルだ。




そうこうしている内にアスカの父親と使徒の対決。

アスカの父親の腕は確かに伝説級だった。 しかし、相手の使徒も伝説級の腕を持つガンマン、ラミ・エルだった事が最大の不幸だった。 銃声が鳴り響き、倒れ伏したのはアスカの父親の方だった。

ラミ・エルって誰……。
と言うか、どういう奴なのか全く説明がされていない。
元々エヴァの二次創作なんだから、使徒の形態が違うならきちんと説明しろよと言いたい。
そして役立たずのまま倒されるアスカパパ。
駆け寄るアスカ。

すると、使徒がアスカの体を持ち上げて自分が乗って来た馬へと載せる。

役立たずの父親の次は、足手まといの娘。
やっぱりアンチアスカだろ。
ついでにこの場合は「載せる」ではなく「乗せる」。

「この娘は神への捧げ物として貰って行くぞ」

使徒は神への捧げ物と言っているが、やつらのアジトに連れていかれたら、ひどい目に会わされるに違いないとシンジは思った。

「神への捧げ物」って別に良さそうな響きは無いが。
生贄とか碌でもない物としか思えない。
ついでにこの場合は「会う」じゃなくて「遭う」。


絶体絶命のアスカ、シンジに助けてと叫ぶ。
さっきまであれ程コケにした相手によくもまあそんな事を言えるものだ。
しかしシンジ、アスカの為に引き金を引く。

何とシンジの撃った銃弾はアスカを傷つけることなく、一発で馬と使徒の動きを止めた。 肩を撃たれてうめき声をあげる使徒を見ていた街の人々が取り押さえる。

状況がよく分からないが、馬と使徒の動きを止めるってどうやって？
肩に当たったらしいけど、肩位じゃ上手は動きを止めない、もしくは音にビビって暴走するのでは。
とりあえず動きを止める事は無いと思うのだが。
そして、実は周りに居たけどアスカ親子の為に動く者は一人も居なかった観衆の皆さん。

「シンジ、助けてくれてありがとう……」

アスカはシンジに抱きついてキスをした。

やっぱりここでもビッチアスカ。

見守っていた街の人々にも祝福のムードが漂う。

アスカ親子のピンチは見捨てた皆さんは、一応祝福はするらしい。

「俺が捕まったら、俺の兄弟達が黙っちゃいないぜ。それに全員が伝説級だ」

ラミ・エルの兄弟って事は、サキ・エルとかシャム・シエルとかが居るんだろう。
一目散に逃げる人々。
町長のゲンドウ、余程人気無いんだろうな。

シンジ、私はユイが愛したこの街を守る。お前は自分の愛する女を守り抜け」

「うん、分かったよ」

唐突にアスカはシンジの愛する女になっています。
いつそうなったんだろう？
さっきのキスのせいで？
その前の基地外行動はもう忘れたんだろうか。

シンジはゲンドウにうなずいて、アスカの手を取った。 そして裏口から逃げたシンジとアスカは、使徒たちがゲンドウに迫るのを見ていた。

散々使徒と戦うと言っていた二人だが、いつの間にか逃げようとしていたんだ。
ところで、アスカの父親は？
撃たれて倒れていたけど、死んだ？

しかし、ゲンドウは右手を前に差し出すと、ＡＴフィールドを張って銃弾を跳ね返した。 驚いたシンジは思わず叫ぶ。

「それってズルイよ、父さん！」

シンジが気が付いた次の瞬間、シンジは自分が部屋のベッドで寝ていた事に気が付いた。 あの西部劇のような世界は夢だったのだ。

「まったく、シンジがテンガロンハットなんかお土産に買って来るから変な夢を見たじゃない」

朝に顔を合わせたアスカはシンジにそう文句を言った。

と分かる様に夢オチなのだが、もう、順番に突っ込んで行く。
ATフィールドって何かの説明位しろよ。
何度も言われているが、面倒臭い所はとことん書かない奴だな。
そして今度はアスカの台詞。
さっぱり意味が分からない。
夢を見ていたのはシンジじゃなかったの？
さっきも言ったが場面転換する時は間を取るか、上手く繋げよ。
読んでいて意味が分からないから。
結局二人同じ夢を見ていたらしいけど、そういう記述は無いし説明も無い。
読んでいて非常に分かり難い。


最後は司令室に行って父親にATフィールドを張れるか質問するシンジ。

「な、何をバカな事を言ってる！」

「そ、そうだよね」

司令室をシンジが立ち去った後、冬月は大きくため息をついてつぶやく。

「碇、俺の寿命が縮んだぞ」

以上。
オチはどこ？
と言うか、ギャグは何処にあったのか？








総評：ギャグ短編と銘打ちながら、笑える要素が何一つ無い。


失笑なら出るけど。
タイトルのテンガロンハットも、夢の中では一度として出ていない。
これがキーアイテムにでもなれば、タイトルに付けるのも分かるけど。
それより前後の文の繋ぎ方、誤字の多さが気になる。
以前言っていた「ガリ勉タイプ」とは明らかに異なる。
竹取物語に関する書籍を読んだとか嘘吐くより、真面目に漢字の勉強でもしたら？